申請フロー図: 高知県まちづくり補助金を申請するステップ
高知県でNPOや地域団体がまちづくり活動に使える補助金って、実際どんな制度があるんですか?
やっぱりまず押さえておきたいのが、高知県独自の「地域活性化支援事業費補助金」ですね。高知県内に事務所か活動拠点があるNPOや任意団体が対象で、補助額は下限50万円・上限200万円(目安)という制度です。
しかもこの補助金、ちょっと変わったしくみで、財源にクラウドファンディング型のふるさと納税を使ってるんです。寄付が目標額に達した場合に補助金が交付されるAll-or-Nothing型なので、CF達成が条件なんですよ。
えっ、補助金でありながらCFも必要なんですか!(笑)それ、難しくないですか?
そう聞くと難しそうですよね。ただ、ふるさと納税の税額控除が使えるので、通常のCFよりも寄付が集まりやすい面があるんです。応援したい団体が高知にあれば「実質2000円でその団体を支援できる」と伝えると寄付者も動きやすい(笑)。
なるほど、うまくできてるんですね。対象事業ってどんなものが認められるんですか?
幅広いですよ。まちづくり・伝統文化の保存・自然環境保全・安心安全な地域づくり・福祉・地域間交流・人材育成、どれも対象です。申請は通年受付で、予算額に達し次第終了という仕組みなので、早め早めに動くのがコツですね。
通年受付って珍しいですよね。問い合わせ先はどこになるんですか?
高知県総務部政策企画課が窓口です。TEL 088-823-9563、または
高知県公式ページ で確認してください。
高知って山間部も多いじゃないですか。そういう地域特有の補助金って別にあるんですか?
はい、あるんです!「高知県中山間地域生活支援総合補助金」というのがあって、これは中山間地域で住民の生活を支える取り組みを支援するものです。特に生活用品確保や買い物支援に焦点を当てていて、見守り活動と組み合わせた地域内事業と広域連携事業の2種類があります。
そうです!市町村やNPO法人・地縁組織が対象で、高知県の地域課題に直接対応した制度ですね。移住・定住支援絡みだと「高知県移住促進事業費補助金(NPO等支援事業)」もあって、移住希望者を高知に呼び込むための活動をするNPO等を支援しています。
移住支援まで!高知県って地方創生に本気なんですね(笑)。
高知は人口減少が深刻ですからね。県全体で関係人口・移住促進にかなり力を入れています。さらにもう一つ、「高知県地域課題解決起業支援事業費補助金」も面白くて、地域の課題をビジネスで解決しようとする起業家を支援する補助金です。まちづくり系の社会的企業にピッタリの制度ですよ。
へえ、起業支援まで絡んでくるんですね。全部まとめると高知には何種類くらい地域振興系の補助金があるんですか?
国・県・市町村を全部合わせると、今このページに87件掲載されています。これだけあると「どれが自分に使えるか」を探すだけで大変ですよね(笑)。
主要補助金の比較カード: 補助額・対象・補助率を一覧
高知県独自制度以外に、全国共通で使えるものもあるんですよね?
たくさんあります。まずNPO・地域団体にわかりやすいのが「AKATSUKIプロジェクト(地域の若手人材発掘育成支援事業費補助金)」ですね。地方でIT人材や起業家を発掘・育成するプログラムを立ち上げる団体を支援していて、補助上限3,000万円、開発支援費は10/10全額補助という手厚さです。
3000万!すごいですね。どんな団体が使えるんですか?
地域のIT人材不足って高知でも課題ですよね。次は?
「地域の人事部支援事業」(中小企業支援事業補助金)も見逃せません。複数の地域企業を束ねて一体的に人材確保に取り組む事業者を支援するもので、
補助上限1,300万円、補助率2/3・1/2・1/3の3段階です。地域ぐるみの人材問題を解決したい商工会や地域金融機関、NPO的な支援組織にも使えます。詳細は
地域の人事部支援事業の補助金ページを参照ください。
そうなんですよ。人が来ない・残らないとまちづくりも空洞化しますから。あと環境省系も見ておきたくて、「地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共避難施設・防災拠点への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業」は、太陽光発電や蓄電池を避難所に入れる自治体や施設管理者を支援する補助金です。高知は南海トラフ地震のリスクがある地域ですから、特に重要度が高い制度ですね。
観光と地域づくりを絡めた補助金って何かありますか?高知って観光資源豊富ですよね。
まさに!「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」(観光庁)が使えますよ。地域固有の文化・自然・歴史をコンテンツ化して観光客を呼び込む取り組みを支援するもので、地域DMOや自治体が活用できます。高知の豊かな自然環境や伝統文化をコンテンツとして発信したい団体にはぴったりですね。詳細は
地域観光資源のコンテンツ化促進事業の補助金ページをご覧ください。
いろんな切り口の補助金があるんですね。まちづくり目的だと事業者向けの補助金を使うイメージが強かったんですが、NPOや地域団体でも申請できるものが多いんですね。
そこが最近の傾向で、「地域活性化」という目的なら民間営利企業でなくてもOKの補助金が増えてきてるんです。ただ、補助金によって「誰が申請できるか」が全然違うので、自分の団体の法人格と対象要件をまず照らし合わせることが大事ですよ。
| 補助金名 | 補助額上限 | 補助率 | 対象 | 特徴 |
|---|
| 高知県地域活性化支援事業費補助金 | 200万円(目安) | 定額(CF型) | NPO・任意団体 | 高知県独自・CF連携 |
| AKATSUKIプロジェクト | 3,000万円 | 開発支援費10/10・人件費2/3 | 民間・NPO等 | IT人材育成 |
| 地域の人事部支援事業 | 1,300万円 | 2/3・1/2・1/3 | 民間・地域支援団体 | 人材確保・育成 |
| 防災拠点エネルギー設備導入推進事業 | 上限なし | 事業内容による | 自治体・施設管理者 | 防災×脱炭素 |
| 小規模事業者持続化補助金ビジネスコミュニティ型 | 50万円 | 定額 | 小規模事業者グループ | 若手・女性経営者向け |
- 高知県地域活性化支援事業費補助金は通年受付: 予算に余裕がある早い時期に動く。CFの目標設定を低めにして達成確率を上げるのも戦略
- 対象「法人格」を事前確認: NPO法人・任意団体・一般社団法人など、補助金によって対象が違う。法人格がない任意団体でも対象になる制度もある
- Jグランツ(電子申請)の事前準備: 国の補助金は原則Jグランツ経由で申請。GビズIDの取得に2〜3週間かかるので早めに申請
補助金の要件確認(対象者・対象事業・対象経費を必ず読む)
GビズIDの取得(国の補助金はGビズIDが必要。取得に2〜3週間かかる)
事業計画書の作成(補助金の目的・期待効果・予算計画を明確に記述)
採択結果を待ち、交付申請・事業実施・報告書提出の流れを確認
- 対象経費に「人件費」が含まれない補助金は多い(高知県地域活性化支援事業費補助金も人件費・食料費は対象外)
- 補助金は「後払い」: 事業実施後に実績報告して初めて振込になるため、つなぎ資金の確保が必要
- 複数年度にわたる事業は「単年度採択」の補助金では対応できない場合がある
後払いなのは知らなかった人、多いんじゃないですか?
これ、よく驚かれます(笑)。NPOや中小団体だとキャッシュフローが苦しいので、自己資金やつなぎ融資で乗り越えないといけない。日本政策金融公庫の「ソーシャルビジネス支援資金」とセットで考えると動きやすいですよ。
それは賢いですね!せっかく採択されても資金ショートで事業できないじゃ本末転倒ですもん。
あと高知は市町村レベルでも独自の補助金が出ていることが多いので、高知市・南国市・四万十市・土佐清水市なんかの行政窓口にも確認を。NPOの方なら高知県NPOサポートセンターに相談するとよいですよ。
今日いろいろ教えていただきましたが、高知県のまちづくり・地域振興補助金って思った以上にバラエティがありますよね。
そうですね。高知県独自の地域活性化支援(CF型・最大200万円)から、国の大型補助金(AKATSUKIプロジェクト・3,000万円)まで幅広い。重要なのは「自分の団体の法人格・活動内容・事業規模」を整理して、それに合った補助金を選ぶことです。
そうです。あとは早めの動き出し。補助金は公募期間が短いものも多いので、情報収集を日常化することが大事ですね。今日ご紹介した制度はこのページの一覧でも確認できますし、他の都道府県と比べたいなら
まちづくり・地域振興の補助金一覧ページも参考にしてみてください。