北海道のドローン補助金、まずは全体像

佐藤
補助金エージェント編集長
室谷さん、北海道でドローンを導入するときに使える補助金ってどんなものがあるんですか?農業のイメージが強いですけど、それ以外でも使えるんでしょうか?

室谷
代表取締役
そうですね、北海道は全国屈指の農地面積を誇るため、農業用途の補助金が中心になりがちです。ただ、経済産業省や総務省が提供する補助金の中には、ドローン航路の整備やインフラ点検など、農業以外の分野でも活用できるものがいくつかあります。今日はその中から特に注目の3つの制度を詳しく解説します。

佐藤
補助金エージェント編集長
ぜひ教えてください。まずどの補助金が一番規模が大きいですか?

室谷
代表取締役
圧倒的に規模が大きいのが、令和7年度デジタルライフライン整備加速事業です。これは経済産業省が実施する補助金で、ドローン航路の整備を目的としています。補助上限はなんと66,902万円、補助率は定額。つまり、航路の設計やデータ整備といった事業に対して、最大約6.7億円が支給される可能性があるんです。これは北海道のような広大な地域でドローン物流を実現したい事業者にとって、大きなチャンスです。

佐藤
補助金エージェント編集長
6.7億円!それは大きいですね。でも、航路整備となると、個人や中小企業にはハードルが高そうですね。

室谷
代表取締役
おっしゃる通りです。この補助金は主に、自治体や大企業、あるいは複数の事業者が連携したコンソーシアム向けですね。ただ、北海道でドローンを使った配送サービスを計画している企業は、ぜひ視野に入れてほしい制度です。
【最大66,902万円】ドローン航路整備に使える補助金

佐藤
補助金エージェント編集長
具体的にどんな事業が対象になるんですか?

室谷
代表取締役
「ドローン航路整備事業」として、国内に新たなドローン航路を整備するための事業性評価、データ整備、航路設計などが対象です。例えば、北海道の広大な農地や山間部で、農薬散布や物流に使える航路を設計するといったイメージですね。補助率が定額なので、採択されれば実質的に全額補助されることになります。締切は2026年3月6日とまだ先ですが、計画は早めに立てることをおすすめします。
【最大5,000万円】インフラ点検向け「スマート保安」補助金

佐藤
補助金エージェント編集長
では、もう少し中小企業でも手が届きそうな補助金はありますか?

室谷
代表取締役
あります。それがスマート保安実証支援事業費補助金です。これは経済産業省が実施するもので、ドローンを使ってインフラ設備を点検する技術実証を支援します。補助上限5,000万円、補助率は2/3(または1/2)。北海道には水力発電所やガス設備、鉄塔など、点検が必要なインフラが数多くあります。人手不足のなか、ドローンで遠隔点検を実証したいという企業に最適です。この補助金は毎年複数回公募されています。例えば、令和7年度は第1回(締切2025年7月14日、id389)と第2回(締切2025年8月19日、id334)があります。さらに令和6年度も第1回から第5回まで実施されました。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。ドローンでインフラ点検をするときの実証費用を補助してくれるんですね。でも、この補助金を使うにはどんな条件があるんですか?

室谷
代表取締役
対象は中小企業・中堅企業、または地方公共団体(水力発電所設置者に限る)です。ITベンダーなどと連携して、スマート保安技術を導入・実証することが求められます。補助率は中小企業が2/3、中堅企業等が1/2です。北海道の広範囲に点在する設備をドローンで効率的に点検する実証には、ぴったりの制度と言えるでしょう。

佐藤
補助金エージェント編集長
他にも似たような補助金はありますか?

室谷
代表取締役
はい、実は同じスマート保安分野で、令和6年度スマート保安実証支援事業費補助金なども過去に実施されています。また、令和8年度の執行団体公募もあり、こちらは補助上限1億円、補助率定額(10/10)と非常に手厚いですが、執行団体向けの公募なので一般企業は直接申請できません。しかし、今後一般公募が行われる可能性もあるので注目です。
【FAQ】北海道のドローン導入でよくある質問

佐藤
補助金エージェント編集長
ここで読者の方からよくある質問をいくつかお聞きしますね。まず、北海道の大規模農家が農薬散布ドローンを導入する場合、どの補助金が使えますか?

室谷
代表取締役
現時点で当サイトに掲載されている補助金の中には、農業専用のものはありません。しかし、スマート保安補助金は、農業用施設(例えば大規模ハウスや貯蔵施設)の点検にドローンを使う実証であれば対象になり得ます。また、北海道農業公社(https://www.haf.or.jp/)では、地域の農協や市町村単位で独自の補助制度がある場合もありますので、そちらも併せてご確認ください。

佐藤
補助金エージェント編集長
次に、ドローンの操縦資格取得に補助金は使えますか?

室谷
代表取締役
直接的に資格取得だけを補助する制度は、掲載されている中にはありません。ただし、ドローン導入全体の計画の一環として、操縦訓練費を補助対象経費に含められる可能性はあります。例えば、デジタルライフライン整備加速事業では航路設計のための人材育成費が対象になるかもしれません。いずれにせよ、各補助金の公募要領で対象経費を確認することが重要です。

佐藤
補助金エージェント編集長
農業以外の用途(インフラ点検・測量)でドローンを導入する場合は?

室谷
代表取締役
北海道の広大なインフラ設備の点検には、スマート保安補助金が最も適しています。また、測量用途であれば、情報通信技術利活用事業費補助金(スマートシティ推進事業)も関連する可能性があります。こちらは総務省の補助金で、スマートシティの一環としてドローン測量データを活用する事業が対象になりえます。補助率は1/2です。

佐藤
補助金エージェント編集長
最後に、北海道でドローン導入について相談できる窓口はどこですか?

室谷
代表取締役
相談窓口と申請のポイント

佐藤
補助金エージェント編集長
最後に、補助金を申請する際のポイントを教えてください。

室谷
代表取締役
まず、補助金には締切があるので、余裕を持って準備することが大切です。特にデジタルライフライン整備加速事業は2026年3月までですが、大規模な計画になるので早めに動きましょう。スマート保安補助金は毎年複数回公募があるので、チャンスは多いですが、その分競争も激しいです。実証計画の具体性と、実現可能性をしっかりアピールする必要があります。

佐藤
補助金エージェント編集長
この記事を参考に、北海道でドローンを導入する際の選択肢を広げていただければと思います。本日はありがとうございました。

室谷
代表取締役
ありがとうございました。ぜひ補助金を有効活用して、北海道のドローン活用を加速させてください。
