北海道のエアコン補助金 種類と金額早見表 2026年版
北海道でエアコンの補助金を使いたいんですけど、そもそも補助金ってもらえるんですか? 北海道って寒いイメージがあるから、エアコンにはあんまり手厚くないのかなって思って。
ほんとに? そう思う人、すごく多いんですよね(笑)。でも実は北海道でもエアコンの補助金、ちゃんとあります。個人向けは各市町村が独自にやってて、網走市・石狩市・登別市・松前町・木古内町など10以上の自治体で補助金を設けてるんです。
えっ、そんなにあるんですか! なんで北海道でエアコンが補助金の対象になるんですか?
最近の北海道、夏が暑くなってるじゃないですか。旭川市とか帯広市、岩見沢市では35度を超える日も出てきていて、熱中症で搬送される人も増えてる。それに加えて、省エネの観点からも高性能エアコンへの買い替えを推奨する流れになってきています。あと北海道特有の話として、エアコンを暖房代替として使う人も増えてますよね。
なるほど、冷房だけじゃなくて暖房にも使えるってことですね!
そうなんです。今の高性能エアコンって、外気温マイナス15度でも動く「寒冷地エアコン」があって、灯油暖房よりランニングコストが安くなるケースもある。北海道の補助金はそういうエネルギー転換のニーズも後押ししてる面があります。
じゃあ事業者向けと個人向けで、どう使い分ければいいんですか?
大きく分けると3つです。まず個人向けは各市町村の補助金、次に全国規模の国の住宅省エネ補助、そして事業者向けは北海道や国が出している設備導入補助金ですね。それぞれ対象者が違うので、自分がどれに当てはまるか確認するのが最初のステップです。
| 区分 | 主な補助金 | 対象者 | 補助上限 |
|---|
| 個人(市町村) | 石狩市家庭用省エネ機器購入補助金 | 石狩市民 | 4万円 |
| 個人(市町村) | 網走市エアコン設置工事費助成金 | 網走市民 | 3万円 |
| 個人(市町村) | 登別市おうちの省エネ創エネ促進補助金 | 登別市民 | 5万円 |
| 個人(市町村) | 松前町省エネエアコン購入支援補助金 | 松前町民 | 13万円 |
| 個人(市町村) | 木古内町エアコン購入費補助事業 | 木古内町民 | 10万円 |
| 国(リフォーム) | みらいエコ住宅2026事業 | 全国の住宅所有者 | 工事内容による |
| 事業者(道) | 省エネルギー設備導入支援事業費補助金 | 北海道内法人 | 500万円 |
| 事業者(国) | クーリングシェルター高効率空調導入支援 | 全国の建物所有者 | 1,000万円 |
エアコン補助金 申請の流れ(個人向け)
まず個人向けから教えてください。どの市町村が補助金を出してるんですか?
石狩市・網走市・登別市・松前町・木古内町・遠別町・秩父別町・豊頃町・雄武町・函館市などが代表的ですね。それぞれ補助率とか上限額が違うので、順番に見ていきましょうか。
全部チェックできるのは助かりますね。石狩市から教えてください!
石狩市の「家庭用省エネ機器購入補助金」は、エアコン本体と設置費の2分の1補助で上限4万円です。省エネ基準達成率100%以上のエアコンが対象で、2026年度は4月6日から受付開始していて、9月30日まで受付中です(先着順で予算が尽き次第終了)。重要なのが「購入前に申請が必要」という点で、先に買ってしまうと対象外になります。市内の店舗・事業所での購入が条件になっています。
そう、これ一番やりがちなミスなんで(笑)。「あ、補助金あったんだ!」って買った後に気づいても遅い。次の網走市はどうかというと、「エアコン設置工事費助成金制度」で、設置工事費の10%・上限3万円の助成が受けられます。2026年度は4月1日から2027年3月31日まで受付中で、先着順です。網走市内の業者による施工が条件で、自分で取り付ける場合は対象外になります。
網走市は工事費にかかるんですね。本体は含まれないんですか?
本体も工事費も合算した「設置工事費」全体が対象になりますよ。市外業者から本体を買って市内業者に工事してもらう場合は、工事費部分だけ対象になります。次は登別市。「おうちの省エネ創エネ促進補助金」で、補助率1/5・上限5万円(省エネ基準達成率100%以上かつ多段階評価点3.2以上の場合)です。2026年度からは買い替えだけでなく「新たに設置するエアコン」も対象になりました。
おっ、新設でもOKになったんですね。それは使いやすくなりましたね!
そうなんです。登別市は面白くて、省エネ性能が高い製品は上限5万円、それより低い製品は上限4万円と、エアコンのグレードによって補助額が変わります。同じ製品購入でも省エネ基準の高い機種を選ぶとトクになるわけです。
松前町はどうですか? 上限13万円って書いてあって目を引きました。
松前町の「省エネエアコン購入支援補助金」は実は太っ腹で、補助率1/2・上限13万円なんです。補助対象経費の上限が26万円なので、26万円のエアコン工事費に対して13万円もらえる計算です。ただし松前町内の事業者から購入する必要があって、ネット購入や町外業者はNG。1世帯1台限りで、1度補助を受けたら以降は使えません。
マジですか! 松前町に住んでる人は相当おトクですね。
ほんとそうですよ(笑)。木古内町の「エアコン購入費補助事業」も面白くて、町内業者×省エネエアコンなら上限10万円、町外業者なら上限5万円と、購入先によって補助額が変わります。町内業者を優遇する設計になってますね。これは「新設」が対象で、すでにエアコンがある住宅への追加設置も含まれます。
いろんな市町村で条件が違うんですね。複数の市町村をまたいで使えないですよね?
原則、自分が住んでいる市町村の補助金だけです。ただし市町村の補助金と国の補助金(みらいエコ住宅2026事業など)は、条件次第では併用できるケースもあります。ここは申請前に各市町村の担当窓口に確認するのが確実ですね。
道内の小規模自治体でも独自の補助金を設けているところが多いです。遠別町の「省エネ家電購入支援補助金」、秩父別町の「エアコン設置補助金」、豊頃町の「省エネ家電買換え支援事業補助金」、雄武町の「省エネエアコン購入支援事業」といった制度がありますよ。各自治体によって補助額・申請時期・対象機種の条件が異なるので、お住まいの町のホームページで最新情報を確認してください。
- 購入前の事前申請が必要な自治体が多い(先に買うとNG)
- 省エネ基準達成率100%以上のエアコンが条件
- 市町村内の店舗・業者からの購入を条件とする場合が多い
- 1世帯1回限りの制度がほとんど
- 先着順・予算が尽き次第終了(早めに申請が吉)
市町村補助金の他に、国の制度もあるんですよね? みらいエコ住宅2026事業というのが気になりました。
はい!「みらいエコ住宅2026事業」は国土交通省・環境省が実施している住宅省エネ支援の総合プログラムです。リフォームの項目に「空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置」が含まれていて、北海道民も使えます。
どんなエアコンが対象ですか? 普通のエアコンでも使えますか?
「空気清浄機能・換気機能付きエアコン」が対象なので、普通のルームエアコンとは違います。ダイキンの換気機能付きモデルや、空気清浄フィルターを搭載した機種がイメージとしては近いですね。補助額はリフォーム全体の合計で変わってきますが、断熱改修や窓リノベと組み合わせると補助が積み上がる設計になっています。
組み合わせると有利なんですね。申請はどこでするんですか?
みらいエコ住宅2026事業は「施工業者経由」で申請する仕組みです。業者さんが登録事業者になっていることが前提で、一般の人が直接申請するのではなく、工事してくれる業者さんに「みらいエコ住宅2026事業に対応してますか?」と確認して、そこから申請を進めてもらう流れになります。
なるほど、業者さんを通すんですね。DIYはダメな感じですか?
DIYは対象外です(笑)。プロの施工業者が工事した場合のみが対象です。あと「先進的窓リノベ2026事業」も北海道では特に使いやすい制度で、窓の断熱改修を支援します。住宅なら最大100万円、大規模な非住宅建築物なら最大1,000万円の補助が出ます。北海道の家は断熱性能を上げると暖房費が大幅に下がるので、エアコンと合わせて窓の断熱改修もやっておくと一石二鳥ですよ。
そうなんです。本州の人のエアコン補助金活用と違って、北海道は「断熱改修とセット」で考えると費用対効果が高くなる。夏の冷房だけじゃなくて、寒冷地エアコンを使えば暖房費も下がるので、投資回収が早くなります。
事業者向けはどんな補助金があるんですか? 工場とかビルに設置したい場合ですよね?
そうです。北海道の「省エネルギー設備導入支援事業費補助金(令和8年度)」は、道内の法人が業務用エアコンなどの省エネ設備を導入する場合に補助対象経費の1/2・上限500万円(コンソーシアム申請なら上限1,000万円)を補助します。
500万円は大きいですね! どんな法人が対象ですか?
北海道内に事務所または事業所を持つ法人で、会社法の会社・医療法人・社会福祉法人・学校法人・NPO法人なども対象になります。ただし条件がけっこう厳しくて、省エネ効果を「年率20%以上削減」できる事業であることが必須で、しかも単独建物への導入ではなく「複数の建物・街区・エリアに面的に取り組む事業」またはサプライチェーン全体での取組みが条件です。
複数の建物じゃないとダメなんですか? 1棟だと使えない?
残念ながら単一建物への設置だけでは原則対象外です。これはかなり難易度が高い。令和8年度の公募期間は2026年4月22日から6月12日までで、すでに始まっています。対象の法人さんは急いで公募案内を確認してください。
国のクーリングシェルター補助金っていうのは何ですか?
環境省の「クーリングシェルターの普及に向けた高効率空調導入支援事業」という補助金で、令和7年度補正予算版が現在公募中です。これは商業施設・公共施設・オフィスビルなど、一般の方が涼をとれる場所として開放する建物に高効率空調(エアコン)を導入する費用を補助するもので、
補助率1/3・上限1,000万円です。詳細は
クーリングシェルター高効率空調導入支援事業(令和7年度補正)のページで確認できます。
2024年4月施行の改正気候変動適応法で生まれた新しい制度で、市区町村が「暑い日に誰でも涼める場所」として指定した施設のことです。コンビニ・図書館・ショッピングモールとかが指定を受けてることが多い。この指定を受けた施設が高効率エアコンを導入する際に補助が出ます。
なるほど、商業施設とかが使える補助金なんですね。一般家庭は対象外ですか?
個人住宅は対象外です。あと、
天然ガス利用設備導入支援事業費補助金も北海道の事業者に関係ある制度で、コージェネレーションシステム・ガスエンジンヒートポンプエアコンの導入に補助率1/2・上限3億6,000万円という大型支援があります。ただしこれは非常に大規模な設備導入向けの制度ですね。
- 北海道省エネ設備補助は単一建物への導入だと対象外の場合が多い
- 申請には詳細な事業計画書・省エネ効果の試算書が必要
- GビズIDの事前取得が必要な場合がある(取得に2〜3週間かかることも)
- 補助金交付決定前に工事を始めると対象外になる(これ厳守)
申請でやりがちな失敗って何かありますか? さっきも「購入前申請」の話が出ましたけど。
一番多いのが「先に買ってしまうこと」ですね。市町村補助金のほとんどは「交付決定通知が届いてから購入」が条件で、これを守らないと全額自己負担になります。
エアコンを買おうと決めた段階で、まずお住まいの市町村の窓口かホームページを確認する。補助金があれば申請→決定通知→購入の順番で進める。決定通知は早い自治体で1〜2週間、遅いと1ヶ月かかることもあります。夏前に取り付けたいなら、4〜5月頃には動き出すのが安全です。
省エネ基準達成率100%以上って、どうやって確認するんですか?
GビズIDって聞いたことあるんですけど、エアコン補助金でも必要ですか?
個人向けの市町村補助金では不要な場合がほとんどです。事業者向けの国や道の補助金(Jグランツ経由で申請するもの)で必要になります。GビズIDは申請から取得まで2〜3週間かかるので、事業者の方は早めに作っておくといいですね。
省エネ基準達成率100%以上のエアコン機種を選ぶ(カタログまたは省エネ型製品情報サイトで確認)
交付申請書に見積書・写真等を添えて提出(購入前に申請!)
エアコン設置完了後、実績報告書・領収書・写真を提出
そもそも北海道でエアコンって必要なんですか? 昔は「北海道にエアコンはいらない」って言われてたような気がして。
20年前はそうでしたけど、今は違います。2024年8月の旭川市の最高気温は36度を超えた日もあって、北海道の住宅は断熱性が高い分、一度熱がこもると部屋の中が非常に暑くなりやすいんです。しかも北海道の家は冷房設備がないことを前提に建てられてることが多いから、エアコンを後から設置する人が増えてますよ。
冷房の需要は増えてますが、実は暖房目的も大きい。灯油価格が上がり続けているので、暖房費を下げるために寒冷地エアコンを入れる人が増えています。旭川市や帯広市の厳寒地でも動く機種(例 / ダイキン工業の「うるさらX」シリーズ等)があって、年間の光熱費を20〜30%削減できたというケースも多いです。
通常のエアコンより1.5〜2倍の価格になることが多いですね。でも北海道の市町村補助金と国の補助金を組み合わせれば、実質負担を大幅に下げられます。たとえば石狩市在住で20万円の寒冷地エアコンを設置する場合、石狩市の補助金で最大4万円、さらに省エネリフォームに合わせてみらいエコ住宅の補助も活用できれば、実質負担をかなり下げられます。
北海道の中でも、エアコン補助金がある市町村とない市町村が分かれるんですか?
そうなんですよ。札幌市はエアコン単独の補助金は現時点ではないんですが、省エネ住宅リフォームの支援策を持っている場合があります。補助金が無い市町村でも、国の住宅省エネ2026キャンペーン(みらいエコ住宅事業)を活用する道はあるので、まず国の制度から検討するのがいいですね。
同一工事に対して市町村と国の補助金を同時に使えないケースもあります。具体的には、みらいエコ住宅2026事業のような「国費が充当されている制度」と市町村補助金の重複は禁止されている自治体もある。これは申請時に必ず確認してください。ただし「時期をずらした別の工事」や「別の製品への補助」なら問題ないことも多いです。
今日は北海道のエアコン補助金、いろいろ教えてもらいましたね。特に印象に残ったのが「購入前申請」の重要性でした。
そこが一番大事で(笑)。補助金を使いたいなら「先に申請、後に購入」これを守るだけで失敗の9割は防げます。あとは市町村補助金の対象エリアかどうかを確認して、省エネ基準達成率100%以上の機種を選ぶ。北海道は寒冷地エアコンという選択肢もあるので、冷暖房両用の高性能機種を選ぶと年間の光熱費削減につながってお得ですよ。
中小企業・法人の方は北海道の省エネルギー設備導入支援事業費補助金(令和8年度は6月12日まで公募中)を急いでチェックしてください。単一建物への設置では難しいですが、複数の建物を持つ事業者さんには大きなチャンスです。国のクーリングシェルター補助(
クーリングシェルター高効率空調導入支援事業(令和7年度補正))も商業施設の方にはおすすめです。オフィスや倉庫など既存の事務所・商業施設をお持ちの場合は
民間建築物等における省CO2改修支援事業も使えます。補助率1/3・上限3,500万円と規模が大きく、省エネ設備への更新全般が対象です。
北海道内の自治体向けの取組みで何か使えるものはありますか?
小樽市の事業者なら
小樽市省エネルギー診断補助金が面白くて、省エネ診断の費用を上限5万円・全額補助してもらえます。診断を受けることでどの設備が非効率かが明確になるので、その後の補助金申請計画も立てやすくなりますよ。
北海道以外でもエアコン補助金って探せますか? 家族が他の県に住んでいるので気になって。
もちろんです! 都道府県ごとに市町村補助金や国の制度の使い方が違うので、お住まいの都道府県ページを見ておくのが一番早いですよ。いくつか代表的なページを紹介しますね。
たとえば、
山口県のエアコン補助金・助成金・給付金は、省エネ設備導入への補助が充実していて、中小企業向けの助成も手厚いんです。製造業の工場や店舗でエアコンを更新したい場合には特にチェックしてほしいページです。
青森県のエアコン補助金・助成金・給付金も要注目ですね。青森は冬が厳しい地域なので、暖房と冷房を兼ねる
寒冷地エアコン向けの補助が設けられている自治体もあります。電気代を灯油から切り替えたい方には参考になる情報が揃っています。
山梨県のエアコン補助金・助成金・給付金も見てみてください。山梨は夏の気温が高い地域なので、個人向けの熱中症対策補助金や省エネ機器導入補助が充実している市町村が多いですよ。お住まいの市区町村の補助を合わせて使えるかどうか、確認する価値があります。
ありがとうございます。都道府県ごとに傾向が違うんですね!
そうなんです。補助金は「国→都道府県→市町村」と重なっているので、自分の地域のページを確認しておくと、使える制度を漏らさずに済みますよ。