令和3年度 災害時の強靭性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(四次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
災害対応と環境対策の両立
停電時にも発電・空調を継続できる天然ガス設備の導入を支援する制度で、BCP強化と平時のCO2削減を同時に実現できます。災害リスクへの備えを投資に変える戦略的な補助金です。
最大2億4,000万円の手厚い支援
補助上限額が2億4,000万円と大型で、大規模施設への設備導入にも十分対応できます。補助率は設備種別によって1/2または1/3が適用され、導入コストを大幅に抑制できます。
多様な設備タイプに対応
ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池によるコージェネレーションシステムに加え、停電対応型GHPエアコンも対象です。施設の規模や用途に応じて最適な設備を選択できる柔軟性があります。
天然ガスステーションの機能強化も対象
天然ガス自動車向けのステーション設備の機能維持・強化も補助対象に含まれており、天然ガスインフラの整備促進にも寄与します。
ポイント
対象者・申請資格
設備要件
- 天然ガスを主原料とするガスを燃料とした設備を導入すること
- 中圧導管または耐震性を向上させた低圧導管によるガス供給を受けること
- 系統電力の停電時に発電または空調を開始・継続できる設備であること
- 導入後に運転状況を確認するための専用計測装置を取り付けること
設置場所の要件
- 災害時に避難所として活用される施設
- 病院、社会福祉施設などの防災拠点
- 工場、事業所等のBCP対策が必要な施設
申請者の要件
- 設備の所有者または管理者であること
- 事業を確実に遂行できる体制を有すること
- 反社会的勢力でないこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:ガス供給方式の確認
取引先のガス会社に連絡し、自社施設が中圧導管または耐震性向上済み低圧導管によるガス供給を受けているか確認します。
ステップ2:導入設備の選定
コージェネレーション(ガスエンジン・ガスタービン・燃料電池)またはGHPの中から、施設の規模・用途に適した設備を選定します。設備メーカーやエンジニアリング会社に相談し、概算見積もりを取得しましょう。
ステップ3:GビズIDの取得
jGrantsでの電子申請に必要なGビズIDを取得します(取得に2〜3週間)。
ステップ4:申請書類の作成
公募要領に基づき、事業計画書・設備仕様書・見積書・設置場所の図面等を作成します。停電時の運転計画や災害対応シナリオも具体的に記載します。
ステップ5:jGrantsで電子申請
必要書類を添付してjGrants経由で申請します。やむを得ない場合は電子メール・郵送でも申請可能です。
ポイント
審査と成功のコツ
停電時の具体的な運用シナリオを示す
平時の省エネ効果を定量化する
地域の防災計画との連携を示す
導入後の計測・報告体制を明確にする
ポイント
対象経費
対象となる経費
コージェネレーション設備費(4件)
- ガスエンジン発電設備
- ガスタービン発電設備
- 燃料電池設備
- 排熱利用設備
GHP設備費(3件)
- 停電対応型ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン
- 室外機・室内機
- 停電対応ユニット
付帯設備費(4件)
- 専用計測装置
- 制御盤・配電盤
- ガス配管工事
- 電気配線工事
天然ガスステーション設備費(3件)
- 圧縮機の更新・補修
- ディスペンサーの更新
- 貯蔵設備の機能強化
工事費(3件)
- 設備の搬入・据付工事
- 基礎工事
- 防振・防音対策工事
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地の取得費用
- 建物の新築・増築費用
- 既存設備の撤去・廃棄費用のみの事業
- 消費税及び地方消費税
- 交付決定前に着手した経費
- 日常的な維持管理費・燃料費
- LPガス(プロパンガス)を燃料とする設備
よくある質問
QLPガス(プロパンガス)を使っている施設は対象になりますか?
残念ながら、LPガスを燃料とする設備は本補助金の対象外です。本事業は都市ガス(天然ガス)の中圧導管または耐震性向上済み低圧導管によるガス供給を要件としています。LPガス施設の場合は、別途経済産業省の「石油ガス災害バルク等の導入支援事業」など、LPガス向けの補助金制度を検討されることをお勧めします。
Q既存のコージェネレーション設備の更新・機能強化も対象ですか?
はい、既存設備の機能維持・強化も補助対象に含まれます。老朽化した設備の更新や、停電対応機能が付いていない既存コージェネレーションへの停電対応ユニットの追加なども対象となる可能性があります。具体的な対象範囲は公募要領で確認してください。
Qマンションや集合住宅への導入は可能ですか?
マンションの共用部に設置する場合は対象となる可能性があります。特に災害時の避難所として活用される集合住宅やマンションの管理組合による申請が想定されます。ただし、個人住宅向けの小型設備は対象外です。設置場所が防災拠点としての役割を果たすかどうかが判断基準となります。
Q補助率1/2と1/3はどのように使い分けられますか?
補助率は設備の種類や設置場所、事業者の規模等によって異なります。一般的に、避難所等の公共性の高い施設への設置は1/2、それ以外の民間施設は1/3が適用されるケースが多いですが、詳細は公募説明会資料をご確認ください。公募説明会への参加で最新の補助率情報を入手できます。
QjGrantsが使えない場合の代替申請方法はありますか?
やむを得ない理由によりjGrantsを利用できない場合は、電子メールまたは郵送等による申請が認められています。公募要領内の資料に従い、必要書類を期限内に提出してください。なお、jGrants利用時はChrome、Firefox、Edge、Safariの最新版を推奨ブラウザとしており、Internet Explorerは使用しないよう注意が必要です。
Q申請から設備導入完了までどのくらいの期間がかかりますか?
申請から交付決定まで1〜2ヶ月程度、その後設備の設計・調達・施工に6ヶ月〜1年程度が一般的です。大型のコージェネレーション設備の場合は受注生産となるため、さらに期間を要する場合があります。補助事業の実施期間(通常は年度内)に完了する必要があるため、スケジュールに余裕を持った計画が重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省(資源エネルギー庁)所管ですが、同一設備に対する他の国庫補助金との併用は原則不可です。ただし、異なる設備や事業内容で切り分ければ、他の補助金と組み合わせた総合的な防災・環境対策が可能です。例えば、本補助金でコージェネレーション設備を導入し、環境省の「再エネ設備導入補助金」で太陽光発電を別途導入するといった組み合わせが考えられます。また、中小企業向けには経済産業省の「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」や「ものづくり補助金」との戦略的な使い分けも有効です。地方自治体が独自に設けている防災設備導入助成金との併用も検討の余地があります。なお、税制面ではエネルギー需給構造改革推進投資促進税制(エネ革税制)との併用も可能な場合があり、補助金と税制優遇のダブルメリットを享受できます。
詳細説明
事業の目的
災害時の電力供給停止に対応するため、天然ガスを活用した自立型エネルギーシステムの導入を支援する補助金です。東日本大震災以降、エネルギーの多様化と災害時の強靭性向上が重要課題となる中、中圧ガス導管の高い耐震性を活かした天然ガス利用設備の普及を促進します。
対象設備
本事業の対象となる設備は大きく2つに分類されます。
- 災害時対応型天然ガス利用設備:停電対応型コージェネレーションシステム(ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池)および停電対応型GHP(ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン)の新規導入や既存設備の機能強化が対象です。
- 天然ガスステーション設備:天然ガス自動車向けのスタンド設備の機能維持・強化が対象です。天然ガスシフトの促進と災害時のエネルギー供給の多様化を図ります。
補助率・補助上限額
補助率は設備種別により1/2または1/3が適用されます。補助上限額は2億4,000万円です。詳細な補助率は公募説明会資料で確認してください。
ガス供給方式の要件
申請の前提条件として、以下のいずれかのガス供給を受けていることが必要です。
- 中圧導管によるガス供給:都市ガスの中圧供給は地震に強く、阪神・淡路大震災でも中圧導管の被害はゼロでした。
- 耐震性を向上させた低圧導管による供給:ポリエチレン管等の耐震性の高い材質で整備された低圧導管も対象です。
期待される効果
天然ガスコージェネレーションの導入により、災害時には停電時の電力・熱供給が確保され、避難所や事業所の機能維持が可能になります。平時には発電時の排熱を冷暖房・給湯に活用することで、一次エネルギー消費量の削減とCO2排出削減に貢献します。
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