室谷さん、岡崎市にあるちょっと変わった補助金を見つけたんですが、「プラットフォーム活用事業」ってなんですか?
あー、これは岡崎ものづくり支援補助金の中の一区分ですね。製造業の会社がビジネスマッチング系のプラットフォームサービスを使う費用を、最大50万円・補助率2分の1で支援してくれる制度です!
マッチングプラットフォームって、要はバイヤーとサプライヤーをつなぐやつですか?
そうそう、まさにそれです。BtoB向けの企業間マッチングサービスの利用費が補助されるんですよ。登録費用、月々の利用料、さらに伴走支援費用まで含まれるのでかなり手厚い!
出るんです。コーディネーターが商談をセッティングしてくれるような費用も対象になるので、「登録したけど誰とも商談できなかった」という失敗を防ぐためのコストまで補助してもらえる仕組みです。
補助対象経費インフォグラフィック
| 経費区分 | 具体的な内容 | 補助対象 |
|---|
| 登録費用 | 初期登録料、アカウント開設費用 | 対象 |
| 運営機能費用 | 月額・年額利用料、機能オプション費用 | 対象 |
| 伴走支援費用 | 商談支援費用、マッチングコーディネーター費用 | 対象 |
| 振込手数料 | 各種支払いの振込手数料 | 対象外 |
| 一般ECサイト利用料 | 小売りが主目的のプラットフォーム | 対象外 |
振込手数料だけが対象外なんですね。それ以外はほぼカバーされてる感じ?
そうです!ただし大前提として、補助対象になるプラットフォームには2つの条件があって、「小売りを主目的としないこと」と「登録企業数が50社以上あること」が必要なんですよ。
アマゾンとかメルカリは全然対象外ということですね。
完全に対象外です。BtoBの企業間取引・技術マッチングに特化したサービスが対象なので、製造業向けのサプライヤー検索サービスや、バイヤーと技術企業をつなぐプラットフォームが典型的な活用先ですね。
誰でも申請できるわけじゃないんですよね?どんな条件があるんですか?
申請要件は3つあって、全部満たす必要があります。製造業(日本標準産業分類の大分類E)であること、岡崎市内に本社か工場を6か月以上継続して持っていること、岡崎市の市税を完納していることです。
製造業というのは具体的にどんな業種が入るんですか?
食品製造・繊維・木材・鉄鋼・機械・電子部品・自動車関連といった幅広い製造業が入ります。岡崎市は自動車関連や精密機器の会社が多いエリアなので、まさにそういった企業が主なターゲットですね!
製造業以外が混在している会社、たとえば製造と卸売の両方をやってる場合はどうなりますか?
主たる事業が製造業かどうかで判断されます。卸売が主業で製造が従業務という場合は対象外になる可能性があるので、窓口に確認するのが確実です。
- 業種: 日本標準産業分類の大分類E(製造業)に該当する法人または個人事業主
- 所在地: 岡崎市内に本社機能または製造を行う工場を6か月以上継続して設置
- 納税: 岡崎市の市税を完納していること(滞納ゼロ)
上記3点をすべて満たす場合のみ申請可能。一つでも欠ける場合は申請不可。
中小企業者でない大企業も申請はできるんですが、申請開始が令和7年12月1日(2025年12月1日)からと遅くなります。中小企業は令和7年4月1日(2025年4月1日)からスタートしてるので、大企業は時期が半年以上ずれるんですよね。
なるほど!中小企業のほうが有利なんですね。実際に申請できる時期もわかりました。次は補助額の詳細を教えてもらえますか?
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助上限額 | 50万円 |
| 補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
| 申請回数 | 補助限度額まで何回でも申請可能 |
| 終了条件 | 予算がなくなり次第終了 |
| 申請期間 | 令和7年4月1日〜令和8年1月31日 |
上限50万円、補助率2分の1ということは、100万円のプラットフォーム費用に申請すると50万円もらえるってことですか?
そういう計算です。ざっくり100万円かけたら50万円補助されます。ただし予算がなくなったら締め切りより前に受付終了するので、早めの申請が絶対ですね!
何回でも申請できるっていうのはどういう意味ですか?
年間複数回プラットフォームの費用が発生した場合、累計で上限50万円まで繰り返し申請できる、ということです。最初の申請で20万円、次の申請で20万円、さらに次に10万円という使い方もできるんですよ。
それは便利ですね!プラットフォームを複数使っている会社も合算できるんでしょうか?
複数プラットフォームの費用を合算できる可能性はありますが、これは窓口次第なので必ず事前に確認してください。一方的に「合算できる」と判断して申請するのは危険なので。
申請から交付までのフロー図
プラットフォームを選定する
活用したいBtoBマッチングプラットフォームを選ぶ。「小売り主目的でない」かつ「登録企業数50社以上」を確認。料金表・見積書を入手する。
岡崎ものづくり推進協議会に事前相談
申請前に必ず事務局へ相談する。選定したプラットフォームが補助対象かどうかを確認。電話番号 0564-53-6191(土日祝除く午前10時から午後5時まで)。
申請書類を準備して提出
交付申請書(所定様式)、事業計画書、プラットフォームの料金表・見積書、会社概要・登記簿謄本、市税完納証明書を揃えて窓口へ提出。
交付決定後にプラットフォームを利用開始
交付決定通知を受け取ってから費用を支払うこと。決定前に支払いを済ませてしまうと補助対象外になる。
実績報告書と領収書を提出
プラットフォーム活用後に実績報告書・収支精算書・領収書等を提出。審査を経て補助金が振り込まれる。
Step4が超重要ですね。交付決定の前に払ってしまうと全部アウトになるんですか?
その通りです!交付決定日より前の支払いは絶対に補助対象外になります。既に払ってしまった分を後から申請しても通りません。手順を守ることが合格の最低条件ですね。
岡崎ものづくり推進協議会の公式サイトからダウンロードできます。ビジネスマッチング事業(プラットフォーム活用事業)の交付申請書と記載例が置いてあるので、記載例と見比べながら作成するのが確実ですよ。
- 補助対象になるのは交付決定日以降に支払った費用のみ
- 申請書提出〜交付決定まで審査期間がある
- プラットフォームへの登録・支払いは必ず交付決定後
- 既存プラットフォームの更新費用を申請したい場合は更新日前に相談
審査ってどのくらい厳しいんでしょう?落ちることもあるんですか?
補助額が小さくて要件も明確なので、要件を満たしていれば基本的には通りやすいと思います。ただし事業計画書の書き方で評価が変わってくるので、しっかり準備するに越したことはないですよ。
一番大事なのは「このプラットフォームを使ってどんな成果を目指すのか」を具体的に書くことです。「登録するだけ」ではなく、何社と商談して、どんな受注につなげたいのかというKPIを入れると評価が高まります!
- プラットフォームの補助対象適合性: 「小売り主目的でない」証拠(利用規約等)を添付し、BtoBマッチング機能を明記する
- 具体的な目標設定: 商談件数・受注目標など数値のKPIを設定する(例 半年間で10社と商談、2社以上と取引開始)
- 伴走支援の活用計画: プラットフォーム提供者の支援サービスを積極的に使う計画を含める
そうです。補助金を使いながら「実際の商談成果」につなげることが重要です。補助金をもらって終わりじゃなくて、そのプラットフォームで何件受注できたかまで追いかける姿勢を見せると、評価が高まるし実際のビジネス成果にもなりますよ。
申請するプラットフォームの選び方で何かポイントはありますか?
製造業向けのBtoBマッチングプラットフォームは複数あるので、自社の得意分野・ターゲット業種に合ったサービスを選ぶのが大事です。例えば自動車サプライヤー向けに特化しているものもあれば、技術提携全般を扱うサービスもある。複数を比較検討して、自社にマッチするサービスを選定することが審査でも高評価につながりますよ!
この補助金ってプラットフォーム活用事業だけじゃないんですか?
他にも5つの事業区分があって、それぞれ別の補助金として申請できます。全部まとめて「岡崎ものづくり支援補助金」という総称で呼ばれていますよ。
補助上限が事業によって違うんですね!依頼試験事業と共同研究事業も50万円なんですね。
そうです。別の経費であれば複数の事業区分に同時に申請できる可能性もあります。例えば特許出願しながら展示会にも出展するケースとか。ただし同一費用への重複申請は不可なので、窓口で確認が必要です!
なるほど!同じシリーズの補助金を組み合わせて使えるんですね。岡崎の製造業にとってかなり充実した支援体制になっているんですね。
まさに。岡崎市は製造業の集積地なので、こういった複合的な支援策が充実しています。販路開拓から技術開発まで、段階に応じて活用していくのが賢い使い方ですよ。
ちょっと細かいところを確認させてください。どんなプラットフォームが対象になるか、もう少し詳しく教えてもらえますか?
BtoBの企業間マッチングサービス、技術・商談マッチングサイト、サプライヤー・バイヤーマッチングプラットフォームなどが典型例です。登録企業が50社以上いて、小売りが主目的じゃないサービスですね。具体的なプラットフォーム名は事前相談で確認するのが確実です!
「小売りが主目的」かどうかって、どうやって判断するんですか?
サービスの利用規約や概要ページを見て、主な用途がBtoB取引・技術マッチングに特化しているかで判断します。アマゾン等の一般ECは明らかにアウトですが、グレーゾーンのサービスは窓口判断になるので、必ず事前相談を!
既に使っているプラットフォームの費用を遡って申請することはできますか?
残念ながら交付決定より前に支払った費用は対象外です。ただし、継続利用中のサービスの次回更新費用を対象にする形で申請できる可能性があるので、更新日前に相談してみてください!
岡崎市内の企業同士のマッチングに限定されるんですか?
いいえ、市内に限定されていません。プラットフォームを通じて全国の事業者とマッチングすることを想定しています。岡崎市内のものづくり企業の販路拡大・パートナー探しを広く支援するための制度なんです!
できます!製造業の個人事業主の場合は、税務署に「個人事業の開業・廃業届出書」を提出していることが条件になります。法人と同じ扱いで申請できますよ。
- 利用予定のプラットフォームが補助対象かどうかを窓口で確認(事前相談)
- 市税の完納状況を確認し、滞納があれば解消する
- 岡崎市内に本社または工場が6か月以上あることを確認
- プラットフォームへの登録・支払いは交付決定後まで待つ
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助金名 | 岡崎ものづくり支援補助金(プラットフォーム活用事業) |
| 補助上限額 | 50万円 |
| 補助率 | 補助対象経費の1/2以内 |
| 申請期間 | 令和7年4月1日〜令和8年1月31日 |
| 対象地域 | 愛知県岡崎市(本社または工場を6か月以上) |
| 対象業種 | 製造業(日本標準産業分類 大分類E) |
| 実施機関 | 岡崎ものづくり推進協議会 |
| 問い合わせ | 0564-53-6191(土日祝除く午前10時から午後5時まで) |
| 窓口所在地 | 岡崎市竜美南一丁目2番地(岡崎商工会議所内) |
| 公式サイト | 岡崎ものづくり推進協議会 |
| jGrants | Jグランツで確認 |
そうです。岡崎市内に製造業の会社がある方なら、いちど岡崎ものづくり推進協議会に電話して「プラットフォーム活用事業について話を聞きたい」と言えばOKです。事前相談は申請の要件でもあるので、どうせやらなきゃいけないからさっさと連絡するのが正解ですよ!
わかりました。最後に、この補助金と組み合わせて使える制度はありますか?
先ほど紹介した岡崎ものづくり支援補助金の他の事業区分(
知的財産権取得事業・
見本市等出展事業等)との組み合わせが最もシンプルです。同一費用への重複申請はNGですが、別費用であれば並行申請が可能です。また、ITシステムとして対象になる場合はIT導入補助金との棲み分けも検討する価値がありますよ!
岡崎市以外にも、愛知県内で使える補助金ってたくさんあるんですか?
ありますよ!愛知県全体で使える補助金と、各市区町村独自の制度が並行して存在しています。
愛知県の補助金一覧から関連制度を確認してみてください。岡崎市の製造業は自動車・精密機器の集積地だからこそ、販路開拓支援が充実しています。積極的に活用していきましょう!