募集終了
普通
準備期間の目安: 約60

【熊本県】令和7年度_中小企業等海外展開支援事業費補助金(海外出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2025-09-01 〜 2025-09-26
対象地域熊本県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉

この補助金のまとめ

熊本県が実施する海外出願支援事業は、県内中小企業の知的財産を海外で戦略的に保護するための補助金です。外国への特許・実用新案・意匠・商標の出願費用の半額(最大300万円)を助成します。独自技術や自社ブランドを持つ中小企業が海外市場に進出する際、現地での模倣品対策や権利確保は事業成功の鍵となります。本補助金は出願手数料だけでなく、代理人費用や翻訳費用もカバーするため、初めての海外出願でも費用負担を大幅に軽減できます。特に注目すべきは冒認対策商標(第三者による抜け駆け出願への対策)も補助対象となっている点で、海外での知財リスクに包括的に備えることができます。事務局は一般社団法人くまもとデザイン協議会が担当しており、きめ細かなサポートが期待できます。

この補助金の特徴

1

補助率1/2・最大300万円の手厚い支援

外国出願にかかる費用の半額を補助し、1企業あたり最大300万円(複数案件の場合)まで支援を受けられます。案件単位では特許150万円、実用新案・意匠・商標各60万円が上限です。海外出願は国内出願の数倍のコストがかかるため、この補助は資金力に限りがある中小企業にとって大きな後押しとなります。

2

特許・実用新案・意匠・商標すべてに対応

知的財産権の種類を問わず幅広く対応しているのが特長です。製造業の技術特許から、食品・工芸品の意匠、地域ブランドの商標まで、熊本県の多様な産業の海外展開を包括的に支援します。PCT出願(国際出願)も条件付きで対象となります。

3

冒認対策商標にも対応

第三者による抜け駆け出願(冒認出願)への対策としての商標出願も補助対象です。上限30万円と控えめですが、海外での商標トラブルは事業展開に致命的な影響を与えるため、予防的な権利確保を低コストで行える貴重な機会です。

4

出願関連費用をトータルカバー

外国特許庁への出願手数料に加え、国内代理人・現地代理人の費用、翻訳費用も補助対象です。海外出願では特に現地代理人費用と翻訳費用が高額になりがちなため、これらを含めて補助を受けられるのは実用的です。

ポイント

海外出願は1件あたり数十万〜数百万円のコストがかかり、中小企業にとって大きな投資判断となります。本補助金は費用の半額を補助するだけでなく、複数案件にも対応しているため、複数国への同時出願戦略も現実的に検討できます。海外展開を見据える熊本県の中小企業は、まず自社の知財ポートフォリオを整理し、優先すべき出願国・出願種別を明確にした上で活用することをお勧めします。

対象者・申請資格

企業規模・形態

  • 中小企業者(中小企業基本法に定める中小企業)
  • 中小企業者で構成されるグループ(構成員の2/3以上が中小企業者)
  • 地域団体商標の出願については商工会議所、商工会、NPO法人等も対象
  • 「みなし大企業」は対象外(大企業の出資比率や役員比率に関する5つの除外要件あり)

地理的要件

  • 熊本県内に事業所を有すること
  • グループの場合は構成員が熊本県内に事業所を有すること

出願要件

  • 応募時に日本国特許庁に対して特許・実用新案・意匠・商標のいずれかを出願済みであること
  • 採択後にその出願を基礎に優先権主張をして年度内に外国出願を行う予定であること
  • 商標は優先権なしの外国出願も可
  • PCT出願は日本への国内移行予定のものに限る
  • ハーグ出願は日本国を指定締約国に含むものに限る

その他の要件

  • 先行技術調査等の結果から外国での権利取得の可能性が否定されないこと
  • 外国で権利が成立した場合に事業展開を計画していること
  • 外国出願に必要な資金能力・資金計画を有していること
  • 課税所得の年平均額が15億円を超えないこと

ポイント

本補助金の対象者要件で最も重要なのは「応募時に日本での出願が済んでいること」です。まだ国内出願をしていない段階では申請できないため、海外展開を検討し始めたら早めに国内出願を進めておきましょう。また、みなし大企業の除外要件が細かく設定されているため、親会社や出資関係がある場合は事前に確認が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:国内出願の確認

まず日本国特許庁への出願が完了していることを確認します。特許・実用新案・意匠・商標のいずれかの出願番号が必要です。未出願の場合は、本補助金の申請前に国内出願を済ませてください。

2

ステップ2:出願計画の策定

どの国に何の権利を出願するか計画を立てます。先行技術調査の結果も踏まえ、権利取得の可能性と事業展開計画を整理します。複数案件を申請する場合は案件ごとに計画が必要です。

3

ステップ3:jGrantsでの申請

jGrants(電子申請システム)で基本情報を入力します。ただし、jGrants上の入力だけでは申請受付とならない点に注意してください。

4

ステップ4:交付申請書の提出

交付申請書および添付書類を、電子メール・郵送・持参のいずれかで事務局(くまもとデザイン協議会)に提出します。申請様式はくまもとデザイン協議会のHPからダウンロードできます。Word版の交付申請書は電子メールでも送付が必要です。

5

ステップ5:採択・交付決定

審査を経て採択が決定されます。採択された場合は企業名・所在地等が公表されます。

6

ステップ6:外国出願の実施

交付決定後、年度内に外国出願を実施します。出願手続きは国内代理人・現地代理人を通じて行います。

7

ステップ7:実績報告・補助金受領

出願完了後、実績報告書を提出し、審査を経て補助金が交付されます。事業完了後5年間のフォローアップ調査(状況調査・ヒアリング等)があります。

ポイント

申請で最も注意すべきは「jGrantsだけでは申請完了にならない」点です。jGrantsでの入力に加えて、交付申請書と添付書類を事務局に別途提出する必要があります。また、採択後5年間のフォローアップ調査が義務づけられているため、短期的な権利確保だけでなく中長期的な事業展開計画を持って臨むことが重要です。

審査と成功のコツ

出願国の戦略的選定
闇雲に多くの国に出願するのではなく、自社製品・サービスの市場性が高い国、模倣品リスクが高い国を優先して選定しましょう。特にASEAN諸国や中国は知財リスクが高い一方で市場成長も著しく、熊本県の製造業・農業関連企業にとって重要な出願先となります。
先行技術調査の徹底
外国出願前の先行技術調査は審査要件でもありますが、それ以上に費用対効果を高めるために重要です。権利取得の見込みが低い出願に補助金を使っても意味がないため、特許事務所や知財総合支援窓口を活用して調査を十分に行いましょう。
信頼できる代理人の選定
海外出願の成否は現地代理人の質に大きく左右されます。弁理士会の海外知財相談や、INPIT(工業所有権情報・研修館)の支援サービスを活用して、出願先国の実績がある代理人を選びましょう。代理人費用は補助対象なので、質の高い代理人を選んでも費用負担を抑えられます。
複数案件の一括申請を検討
1企業あたり最大300万円まで利用できるため、複数の権利を同時に出願することで効率的に知財ポートフォリオを構築できます。特許と商標を組み合わせた出願戦略など、包括的な知財保護を検討してください。
申請スケジュールの逆算
申請期間が約1か月と短いため、出願計画・先行技術調査・必要書類の準備は前もって進めておく必要があります。特に翻訳や代理人の見積もり取得には時間がかかるため、早めの準備が成功の鍵です。

ポイント

海外出願は「出して終わり」ではなく、権利取得後の活用戦略まで見据えることが重要です。本補助金は出願費用の支援ですが、採択にあたっては「権利を活用した事業展開計画」が求められます。海外での販路開拓、ライセンス供与、模倣品対策など、権利取得後のビジネスプランを具体的に描いておくことが採択率向上につながります。

対象経費

対象となる経費

外国特許庁への出願手数料(4件)
  • 各国特許庁への出願料
  • 審査請求料
  • PCT国際出願手数料
  • ハーグ国際出願手数料
国内代理人費用(3件)
  • 国内弁理士への出願手続き委任費用
  • 明細書・出願書類の作成費用
  • 中間処理対応費用
現地代理人費用(3件)
  • 出願先国の代理人への委任費用
  • 現地での手続き対応費用
  • 現地代理人による中間処理費用
翻訳費用(3件)
  • 出願書類の外国語翻訳費用
  • 明細書・請求項の翻訳費用
  • 補正書類の翻訳費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 国内特許庁への出願に関する費用
  • 出願前の先行技術調査・特許調査にかかる費用
  • 出願後の権利維持費用(年金・更新料等)
  • 訴訟・異議申立て等の紛争対応費用
  • 自社の人件費・旅費
  • 補助事業期間外に発生した費用
  • 消費税および地方消費税

よくある質問

Qまだ日本で特許出願をしていないのですが、この補助金に申請できますか?
A

いいえ、申請できません。本補助金の応募要件として、応募時点で既に日本国特許庁に対して特許・実用新案・意匠・商標のいずれかの出願が済んでいることが必要です。まだ国内出願をしていない場合は、先に日本での出願手続きを完了させてから本補助金にご応募ください。国内出願から海外出願までの優先権主張期間は、特許・実用新案で12か月、意匠で6か月、商標で6か月ですので、スケジュールを逆算して計画的に進めることが重要です。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

中小企業基本法に定める中小企業者であれば申請可能です。個人事業主も中小企業者に含まれるため、熊本県内に事業所を有し、その他の要件を満たしていれば対象となります。ただし、「みなし大企業」に該当する場合は対象外となります。具体的には、大企業からの出資比率が高い場合や、課税所得の年平均額が15億円を超える場合などが除外されます。

QPCT出願(国際出願)は補助対象になりますか?
A

はい、PCT出願も条件付きで補助対象となります。ただし、日本の特許出願を優先権主張の基礎にしないダイレクトPCT出願を含め、日本への国内移行を予定しているものに限られます。また、優先権がないハーグ出願については、出願時に日本国を指定締約国に含むものに限り対象となります。PCT出願は多くの国への同時出願が可能なため、複数国での権利取得を検討している場合に有効な出願形態です。

Q補助金の上限額はどのように計算されますか?
A

上限額は案件単位と企業単位の二段階で設定されています。案件単位では、特許150万円、実用新案・意匠・商標各60万円、冒認対策商標30万円が上限です。企業単位では、複数案件を合わせて最大300万円が上限です。例えば、特許1件(上限150万円)と商標2件(上限各60万円)を申請すれば、最大270万円の補助を受けられる計算になります。いずれも補助対象経費の1/2以内が補助されます。

Q申請期間はいつですか?次回の公募はありますか?
A

令和7年度の申請期間は令和7年9月1日(月)から9月26日(金)17:00必着です。現在この公募は締め切られています。次回の公募については、熊本県やくまもとデザイン協議会のホームページで最新情報をご確認ください。例年、年度前半に公募が行われる傾向がありますが、予算状況等により変更される場合があります。

QjGrantsでの申請だけで完了しますか?
A

いいえ、jGrants上の入力だけでは申請受付となりません。jGrantsでの入力に加えて、交付申請書および添付書類を事務局(一般社団法人くまもとデザイン協議会)に電子メール、郵送、または持参のいずれかの方法で別途提出する必要があります。また、Word版の交付申請書は電子メールでの送付も必要です。要件や申請様式はくまもとデザイン協議会のHPで確認できます。

Q他の補助金と併用できますか?
A

同一の出願案件について、INPIT(工業所有権情報・研修館)等の他の補助金と重複して申請することはできません。ただし、異なる出願案件であれば、本補助金と他の支援制度を使い分けることは可能です。例えば、ある特許出願は本補助金で、別の商標出願はINPITの支援でカバーするといった活用方法が考えられます。詳細は事務局にご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が実施する「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」と同様の制度設計ですが、同一案件での重複申請はできません。ただし、異なる案件(異なる出願)であれば、本補助金とINPITの支援を使い分けることが可能です。例えば、特許出願は本補助金で、商標出願はINPIT支援で、といった活用が考えられます。また、熊本県の他の海外展開支援施策(海外販路開拓支援、海外見本市出展支援等)との併用も検討に値します。知的財産の権利化と販路開拓を組み合わせることで、海外事業展開を総合的に推進できます。なお、他の国・自治体の補助金と同一経費での重複受給は原則として認められないため、申請前に事務局に確認することをお勧めします。

詳細説明

制度の概要

本補助金は、熊本県内の中小企業等が海外での知的財産権を確保するために行う外国出願の費用を支援する制度です。グローバル化が進む中、海外市場での模倣品対策や技術保護は中小企業の競争力維持に不可欠となっています。

補助内容の詳細

補助対象となる知的財産権は特許・実用新案・意匠・商標の4種類で、それぞれ案件ごとの上限額が設定されています。

  • 特許:1案件あたり最大150万円
  • 実用新案・意匠・商標:それぞれ1案件あたり最大60万円
  • 冒認対策商標:1案件あたり最大30万円
  • 1企業あたりの総額:最大300万円(複数案件の場合)

補助率はいずれも対象経費の1/2以内です。

対象となる出願形態

以下の出願形態が補助対象となります。

  • パリルートによる各国への直接出願
  • PCT(特許協力条約)に基づく国際出願(日本への国内移行予定のものに限る)
  • ハーグ協定に基づく国際意匠出願(日本国を指定締約国に含むものに限る)
  • マドリッド協定議定書に基づく国際商標出願

申請の流れと注意点

申請はjGrants(電子申請システム)と紙書類の二段階で行います。jGrants上での入力だけでは申請受付とならず、交付申請書および添付書類を事務局に別途提出する必要があります。

提出方法は電子メール、郵送、持参のいずれかで、Word版の交付申請書は電子メールでの送付も必要です。

事務局・問い合わせ先

本補助金の事務局は一般社団法人くまもとデザイン協議会が担当しています。

  • 所在地:熊本県熊本市中央区上通町5-1 4階
  • 電話:096-277-1569(10:00〜16:00)
  • メール:office@kd21.or.jp

採択後の義務

採択された場合、以下の点にご留意ください。

  • 企業名・所在地等が公表されます
  • 事業完了後5年間のフォローアップ調査(状況調査・ヒアリング等)が実施されます
  • 補助金の適正な使用について報告義務があります