介護保険の住宅改修費って何?まずは制度の基本を教えてください

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

室谷さん、「介護保険住宅改修費の支給」って制度を聞いたんですが、これって何ですか?バリアフリーの工事にお金が出るんですか?
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです!要介護・要支援の認定を受けた方が自宅をバリアフリーにする工事をすると、費用の7割〜9割が介護保険から支給される制度です。支給限度基準額が20万円なので、1割負担の方なら最大で18万円が戻ってくる計算ですね。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

えっ、そんなに返ってくるんですか!18万円って、かなり大きいですよね。
室谷

室谷

代表取締役

でかいですよ!手すり一本つけるくらいなら、ほぼ全額カバーできますから。「自己負担が少なくて済む」というのが、この制度の最大の魅力です。段差解消やトイレの洋式化なんかにも使えるんですよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

へえ!どんな工事が対象なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

介護保険で定められた6種類の工事が対象です。具体的には、手すりの取り付け、段差の解消、床材の変更(滑りにくい素材に変える)、扉の引き戸への取替え、便器の洋式化、そしてこれらに付帯する工事ですね。いわゆる「介護リフォーム」と呼ばれるものです。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

なるほど、住み慣れた自宅で安全に暮らすための工事なんですね。

対象になる主な工事

  • 手すりの取り付け: 廊下・トイレ・浴室・玄関などへの設置
  • 段差の解消: 居室間の敷居、浴室・玄関の段差をなくす
  • 床材の変更: 滑りにくい素材への変更、通路の材料交換
  • 扉の取替え: 開き戸を引き戸・折り戸などに変更
  • 便器の取替え: 和式から洋式への変更(設置のみの電動便座は対象外)
  • 上記に付帯する工事: 配管工事、クロスの張り替えなど付随する作業
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

「付帯する工事」まで含まれるのは助かりますね。では、この制度は誰でも使えるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

介護保険の要介護認定または要支援認定を受けた方が対象です。要支援1・2、要介護1〜5の認定があれば使えます。京都市の場合は、京都市在住で認定を受けている方が対象になります。

給付額はどれくらい?自己負担との関係を解説

介護保険住宅改修費の自己負担額比較
介護保険住宅改修費の自己負担額比較
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

具体的に、いくらもらえるんですか?計算方法が少し難しそうで。
室谷

室谷

代表取締役

わかりやすく整理しますね。支給限度基準額が20万円で、そこから自己負担割合を引いた分が給付される仕組みです。自己負担が1割の方なら、20万円の工事をしたとき2万円だけ払えば、残り18万円が介護保険から出ます!
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

2万円の自己負担で18万円の工事ができる、ってことですよね。マジですか!
室谷

室谷

代表取締役

そういうことです。自己負担の割合は所得によって1割・2割・3割が決まっています。こんな感じのイメージです。
自己負担割合支給限度基準額最大給付額最低自己負担額
1割負担20万円18万円2万円
2割負担20万円16万円4万円
3割負担20万円最大14万円6万円
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

3割負担の方は少し自己負担が増えますが、それでもかなり助かりますね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。工事費が20万円を超えた分は全額自己負担になります。たとえば25万円の工事をした場合、限度額の20万円部分は給付の対象で、超過した5万円は全部自己負担という扱いですね。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

20万円を超える工事はちょっと注意が必要、と。
室谷

室谷

代表取締役

あと重要なのが「複数回に分けてOK」ということです!20万円以内なら、一度に使い切る必要はなくて、たとえば最初は手すり設置で5万円分使い、次に段差解消で10万円分…と分割して使えます。残額がある限り複数回申請できますよ。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

それは柔軟でいいですね。では逆に、限度額を使い切った後はもう使えないんですか?
室谷

室谷

代表取締役

原則そうなんですが、2つの条件でリセットされます。ひとつが「転居(住民票を移した場合)」、もうひとつが「要介護度が3段階以上上がった場合」です。たとえば要支援1→要介護3以上になると、また20万円分の限度額が復活します。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

転居したときも復活するんですね。では次は申請の方法を教えてください!

申請フローを徹底解説!工事前の事前申請が最重要

介護保険住宅改修費の申請フロー
介護保険住宅改修費の申請フロー
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

申請が少し複雑そうなイメージがあります。どんな流れで進めるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

重要なのは「工事前に必ず事前申請をする」こと!これを知らないで先に工事をやってしまうと、給付が受けられなくなります。まずそこを覚えてください。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

えっ、工事前に申請しないとダメなんですか!それは大事なポイントですね。
室谷

室谷

代表取締役

はい、手順を追って説明します。まずケアマネジャーに相談するところから始まります。担当のケアマネジャー(要支援の方は地域包括支援センター)が現地を確認して、「住宅改修が必要な理由書」を作成します。この理由書がないと申請が進みません。
1

ケアマネジャーに相談する

まず担当のケアマネジャー(または地域包括支援センター)に住宅改修の希望を伝える。現地確認をしてもらう

2

施工業者を選定し見積もりをとる

工事費見積書と住宅改修箇所の見取図を準備する(通常は業者が作成)

3

改修予定箇所の写真を撮影

撮影日が入った写真(日付入り)が必須

4

事前申請書類を提出

書類一式を京都市介護認定給付事務センターへ提出(電子申請も可)

5

承認通知を受け取る

事前申請が受理されると「事前申請確認のお知らせ」が届く

6

工事を開始・完了する

承認後に工事を実施し、施工業者に支払いをする

7

事後申請書類を提出

工事完了後に領収証(原本)・内訳書・改修後の写真を提出

8

給付金を受取る

審査後に支給額が決定し、受取る

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

2段階(事前と事後)で申請するんですね。書類は多そうですが、ケアマネジャーや業者が一緒に動いてくれるから助かりますね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです!書類の多くはケアマネジャーや施工業者が作ってくれます。利用者側が用意するのは申請書や同意書くらいです。借家の場合は家主の承諾書も必要になりますよ。

工事前に申請していないと給付対象外になります

事前申請の承認より前に工事を開始してしまうと、原則として介護保険の給付を受けられません。急ぎの場合もまずはケアマネジャーか京都市介護認定給付事務センターへ相談してください。現地確認日が理由書・見積書の作成日以前であることも必須条件です。

必要書類と事前・事後申請の違いを整理

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

事前申請と事後申請で書類が違うって言っていましたよね。もう少し整理してもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

もちろんです!まず事前申請では、こちらの書類が必要になります。
書類誰が準備するか
住宅改修費支給申請書利用者
住宅改修が必要な理由書ケアマネジャーが作成
工事費見積書施工業者が作成
改修予定箇所の写真(日付入り)利用者または業者
住宅改修箇所見取図施工業者が作成
借家の場合 - 住宅改修に係る承諾書家主から取得
代理提出の場合 - 提出依頼状兼同意書ケアマネジャー等
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

代理で出してもらえるのは助かりますね。事後申請はどうですか?
室谷

室谷

代表取締役

工事が終わったら、以下の書類を追加で提出します。
書類備考
事前申請確認のお知らせ事前申請受理時に交付
工事費内訳書施工業者が作成
領収証(原本)後日返却あり
改修後の写真(日付入り)改修日以降撮影のもの
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

領収証は原本が必要なんですね。でも後日返してもらえるなら安心です。受領委任払いの場合は追加書類があるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

受領委任払いを選んだ場合は、「住宅改修費の受領に関する委任状」も追加で必要です。委任状の日付が領収証の日付以前であることも確認してくださいね。あと申請様式はすべて京都市のホームページで入手できます。電子申請(マイナポータルの「ぴったりサービス」)にも対応しています。

償還払いと受領委任払い、どちらがお得?

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

支給方法が「償還払い」と「受領委任払い」の2種類あるって書いてありましたが、何が違うんですか?
室谷

室谷

代表取締役

大きな違いは「いつ自己負担を支払うか」です!償還払いは工事費全額をいったん施工業者に支払い、後から保険給付分(7〜9割)が戻ってくる方式。受領委任払いは最初から自己負担分(1〜3割)だけ支払えばOKという方式です。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

受領委任払いのほうが、先に大金を用意しなくていいから楽ですよね?
室谷

室谷

代表取締役

そうなんですよ!たとえば20万円の工事で1割負担の場合、償還払いなら20万円を全部立て替えた後に18万円が戻ってくる流れ。受領委任払いなら最初から2万円だけ払えばいい。断然こちらの方が楽ですよね。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

それはわかりやすい!じゃあ全員が受領委任払いを選べばいいんじゃないですか?
室谷

室谷

代表取締役

選べればそうなんですが、受領委任払いには条件があります。施工業者が「事業専用口座(個人口座は不可)」を持っていることが必要で、すべての業者が対応しているわけではないんです。業者を選ぶときに受領委任払いに対応しているか確認するといいですよ。

償還払いvs受領委任払い 比較まとめ

  • 償還払い: 工事費全額を先払い → 後日7〜9割が戻る。一時的にまとまったお金が必要
  • 受領委任払い: 自己負担分(1〜3割)のみ支払えばOK。市が保険給付分を業者に直接支払う
  • 選ぶポイント: 受領委任払いは業者が事業専用口座を持っている場合のみ利用可能。業者選びの際に確認を

給付金詐欺にご注意ください

介護保険の給付金詐欺にご注意

「介護保険の住宅改修費を申請するためにATMを操作してください」「手続きのために個人情報を電話で教えてください」は全て詐欺です。介護保険の手続きでATMを使うことはありません。不審な連絡は京都市介護認定給付事務センター(電話 075-708-7711)に確認してください。

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

最近詐欺も多いので、これは大事な情報ですね。役所や公的機関を名乗る電話は要注意ですよね。
室谷

室谷

代表取締役

公式から来る通知は書面(郵便)で来ます。電話でお金の話が出たらまず疑ってほしいですね。給付金の受取は口座振込で、ATMは絶対に関係ありません。

よくある質問

佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

いくつか「ここが気になる」という声を聞いたので、まとめて質問させてください!
室谷

室谷

代表取締役

どうぞ!
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

要介護認定を受けていない場合でも申請できますか?
室谷

室谷

代表取締役

それはできないんです。要介護または要支援の認定が必須です。認定を受けていない方は、まず市区町村の介護保険窓口で申請することから始めてください。認定は申請から大体1ヶ月程度かかります。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

では「要介護度が上がったとき」に限度額がリセットされる条件をもう少し詳しく教えてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

具体的に言うと、住宅改修を使った時点の要介護度と比べて、3段階以上上がった場合にリセットされます。たとえば「要支援1」のときに使った場合、「要介護3以上」になるとリセット。「要介護1」で使ったなら「要介護4以上」でリセットされます。ただし、要支援2と要介護1は同区分扱いで注意が必要です。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

要支援2と要介護1が同じ区分というのは複雑ですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです!わかりにくいので、担当のケアマネジャーに確認してもらうのが一番確実です。転居の場合は、新しい住所地に住民票を移したタイミングで自動的にリセットされます。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

生活保護を受けている方も使えますか?
室谷

室谷

代表取締役

使えます。ただし申請手続きが通常と少し異なります。担当の生活保護ケースワーカーに事前相談のうえ、各区役所・支所の生活福祉課に必要書類を提出する流れになります。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

電子申請はできますか?
室谷

室谷

代表取締役

対応しています!マイナポータルの「ぴったりサービス」から申請できます。マイナンバーカードと署名用電子証明書の暗証番号が必要で、添付書類もPDF等でアップロードできます。もちろん紙での申請も引き続き受け付けています。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

最後にまとめとして、この制度を使う際の一番大事なポイントを教えてください!
室谷

室谷

代表取締役

ズバリ「工事前に事前申請を必ず済ませること」です!これだけは絶対に守ってください。後から「申請していなかった」となると給付がまるで受けられなくなります。ケアマネジャーと二人三脚で進めれば、書類のほとんどは任せられますから安心してくださいね。

この制度の基本情報まとめ

項目内容
対象者要介護・要支援認定を受けた京都市在住の方(要支援1・2、要介護1〜5)
支給限度基準額20万円(生涯1回。条件次第でリセット可)
給付割合工事費の7〜9割(自己負担1〜3割)
最大給付額18万円(1割負担の場合)
申請方法事前申請(工事前必須)+ 事後申請(工事後)の2段階
申請先京都市介護認定給付事務センター(電子申請も可)
申請期間通年(工事前の事前申請が必須)
支給方法償還払い または 受領委任払いを選択
問い合わせ京都市介護認定給付事務センター 電話 075-708-7711
公式情報京都市公式ページ

申請窓口・問い合わせ先

  • 機関名: 京都市介護認定給付事務センター
  • 電話: 075-708-7711
  • ファックス: 075-708-6061
  • 開庁時間: 平日 午前9時から午後5時(土日祝・年末年始を除く)
  • 電子申請: マイナポータル「ぴったりサービス」から申請可能

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佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

この住宅改修費のほかにも、高齢者向けの介護関連の給付金ってあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

ありますよ!介護保険にはいくつかの費用軽減制度が組み合わさっています。知らないと損することも多いので、ぜひ確認してみてください。たとえば、介護サービスの自己負担が月の上限を超えたときに戻ってくる「高額介護サービス費」、施設入所の居住費・食費を軽減する「負担限度額認定」、在宅介護を続けている家族に支給される「在宅介護慰労手当」などがあります。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

住宅改修費と組み合わせると、もっと充実した支援が受けられるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです!介護にかかる費用は家計への負担が大きいので、使える制度は全部使ってほしいですね。ケアマネジャーや市の窓口に「他に使える制度はありますか」と聞いてみるのが一番確実です。
佐藤

佐藤

補助金エージェント編集長

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