山形県の空調・エアコンに使える補助金を徹底解説

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、山形県でエアコンや空調設備を導入する際に使える補助金はありますか?最近、オフィスのエアコンが古くなって買い替えを検討しているんですが、少しでも補助金がもらえるなら活用したいです。
室谷

室谷

代表取締役

ありますよ。山形県内の事業者さんであれば、全国対象の国の補助金がいくつか使えます。特に事業者向けの制度が中心ですが、一般家庭向けではありませんので注意が必要です。今回は、クーリングシェルター向けの高効率空調導入支援や、災害に強い天然ガス利用設備の導入支援、さらにデータセンター向けの大型補助金など、山形県でも活用できるものをご紹介します。
佐藤

佐藤

編集長

ありがとうございます。まず、どんな制度があるのか教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

代表的なものとして、環境省の「クーリングシェルターの普及に向けた高効率空調導入支援事業」があります。これは、既存の建築物にクーリングシェルター(涼み処)を整備するための高効率空調等の導入費用を補助するものです。補助率は3分の1、上限は1,000万円です。熱中症対策と省CO2化を両立できるので、近年の猛暑対策として注目されています。
佐藤

佐藤

編集長

1,000万円も補助されるんですか?それは大きいですね。対象となる施設はどんなところですか?
室谷

室谷

代表取締役

主に、公共施設や商業施設、病院、学校など、地域住民が避難できる建物が対象です。2024年4月に施行された改正気候変動適応法に基づく「指定暑熱避難施設」として整備する必要があります。山形県内でも、避難所や公民館などで導入が進むと想定されます。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。他にも空調関連の補助金はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

あります。「災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」です。こちらは、停電対応型のガスエンジンヒートポンプエアコン(GHP)やコージェネレーションシステムの導入を支援します。補助率は1/2または1/3で、上限はなんと3億6,000万円と大型です。災害時に避難所や防災拠点となる施設が対象で、平時にエアコンとして使いながら、停電時にも空調と発電を継続できる点が特徴です。
佐藤

佐藤

編集長

3億6,000万円!それはすごいですね。ただ、中小企業でも使えるんでしょうか?
室谷

室谷

代表取締役

家庭用を除く全業種が対象です。補助率の内訳は「1/2または1/3」とされていますが、具体的な区分(中小企業が1/2、大企業が1/3など)は公募説明会資料や交付規程で確認してください。公募ごとに要件が変わることもあるので、最新の情報をチェックする必要があります。
佐藤

佐藤

編集長

わかりました。他にデータセンター向けの補助金もあると聞きましたが?
室谷

室谷

代表取締役

そうです。令和6年度補正予算や令和7年度予算で「データセンターのゼロエミッション化・レジリエンス強化促進事業」が実施されています。これは、データセンターに省CO2型空調設備や再エネ設備を導入する際の補助金で、補助率や上限は公募要領を参照する必要がありますが、大規模な設備投資にも対応しています。山形県内にデータセンターを運営する事業者さんは、検討する価値がありますね。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。ただし、石川県向けの補助金(石川県省エネ設備等導入支援事業)は山形県では使えないんですよね?
室谷

室谷

代表取締役

その通りです。石川県内の中堅・中小企業が対象です。山形県の事業者さんは、あくまで全国制度を利用することになります。また、今回ご紹介した制度は全て事業者向けで、一般家庭のエアコン購入には使えませんのでご注意ください。

各制度の詳細と申請のポイント

1. クーリングシェルター向け高効率空調導入支援

佐藤

佐藤

編集長

それでは、各制度をもう少し詳しく教えてください。まず、クーリングシェルターの補助金から。
室谷

室谷

代表取締役

はい。この事業は環境省が所管しており、複数回の公募があります。最新の三次公募は2025年9月26日締切で、補助率1/3、上限1,000万円です。二次公募(締切2025年7月25日)や初回公募(締切2025年5月9日)もまだ間に合うものがありますが、締切が近いので注意が必要です。

対象は既存建築物への高効率空調等の導入で、指定暑熱避難施設として位置づけられることが条件です。山形県内の自治体が指定する避難所や、地域のコミュニティ施設などでの活用が想定されます。申請には、設備の仕様書や工事見積もり、クーリングシェルターの指定に関する書類が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

申請は難しいですか?
室谷

室谷

代表取締役

比較的シンプルな手続きですが、公募期間が短いため、事前に準備を進めることが重要です。詳しくは環境省の公式サイトや、事業を運営する委託機関のページを確認してください。

2. 災害対策と空調を両立:天然ガス利用設備導入支援

佐藤

佐藤

編集長

次に、天然ガスの補助金ですが、エアコンにも使えるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。停電対応型のガスエンジンヒートポンプエアコン(GHP)が補助対象です。GHPはガスエンジンでコンプレッサーを駆動する方式で、停電時でもガス供給が続けば運転可能です。補助金は、コージェネレーションシステムや燃料電池も含め、最大3.6億円まで。

公募は何度も行われており、最新の三次公募(令和7年度)は2025年11月6日締切、その他にも二次公募(2025年6月17日締切)などがあります。ただし、これらの公募は既に締切を過ぎているものもあるので、現時点で応募可能なのは2025年11月6日締切の三次公募が有力です。
佐藤

佐藤

編集長

補助率が1/2または1/3とありますが、どちらになるかはどうやって決まるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

詳細は各公募の交付規程や説明会資料に記載されています。一般的には、中小企業等が1/2、大企業が1/3となるケースが多いですが、設備の種類や設置場所によっても変わる可能性があります。必ず最新の公募要領を確認してください。

3. 大型データセンター向けゼロエミッション化補助金

佐藤

佐藤

編集長

データセンター向けの補助金は、普通のオフィスビルには使えないんですか?
室谷

室谷

代表取締役

対象はデータセンター(DC)に限定されています。ただし、山形県内にDCがある事業者や、これからDCを建設する事業者にとっては大きな支援になります。令和6年度補正及び令和7年度の事業として二次公募(締切2025年7月29日)と初回公募(締切2025年5月30日)がありましたが、現在は応募可能なものはないかもしれません。また、令和7年度補正予算の「地域共生を目指したデータセンター脱炭素化設備導入支援事業」は、2025年12月15日締切で、上限が実質無制限という破格の制度です(補助率は要確認)。
佐藤

佐藤

編集長

すごいですね。ただ、DCを持っていない企業には関係ないですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。事業者向けという点では、先ほどのクーリングシェルターや天然ガス補助金の方が身近でしょう。

補助金申請の共通注意点

佐藤

佐藤

編集長

これらの補助金を申請する際の注意点はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

いくつかあります。
  1. 締切厳守: 各公募には締切があり、書類の不備で遅れると受理されません。余裕を持って準備しましょう。
  2. 事前確認: 各制度の公式サイトや公募説明会で、最新の要件を確認してください。特に補助率や上限額、対象設備の条件は変更されることがあります。
  3. 書類の準備: 見積書、図面、事業計画書などが必要です。専門家(補助金申請支援会社や行政書士)に相談するのも手です。
  4. 重複注意: 複数の補助金を併用できる場合もありますが、制度ごとに禁止されていることもあります。必ず確認してください。
佐藤

佐藤

編集長

山形県独自の補助金はないんですか?
室谷

室谷

代表取締役

今回ご紹介したのは全て国の制度です。山形県や市町村独自の補助制度が存在する可能性もありますが、当サイトでは掲載していません。お住まいの市区町村の役所や商工会議所などで確認されることをおすすめします。
佐藤

佐藤

編集長

わかりました。最後に、今回紹介した補助金のリストをもう一度見せてください。
室谷

室谷

代表取締役

はい。こちらが主な制度です。

これらの補助金は事業者向けですので、エアコン導入をご検討の際は、ぜひ条件をご確認ください。