
佐藤
補助金エージェント編集長
室谷さん、福島県で事業を営む中小企業です。最近人手不足で賃上げを検討しているんですが、使える補助金や助成金はありますか?

室谷
代表取締役
はい、いくつかあります。今回は賃上げや処遇改善に直接役立つ国の補助金を中心にご紹介します。福島県の事業者様でも全国共通で使える制度が充実しています。
まずは定番の業務改善助成金

佐藤
補助金エージェント編集長
業務改善助成金とは何ですか?

室谷
代表取締役
厚生労働省が実施する制度で、事業場内最低賃金を30円以上引き上げ、生産性向上のための設備投資を行った場合に費用の一部を助成します。補助率は3/4〜4/5、上限600万円です。対象は全業種の中小企業・小規模事業者です。
具体的には、機械設備の導入やPOSシステムの導入、業務効率化のためのソフトウェア購入、店舗改装などが対象になります。最低賃金の引き上げに伴うコスト増を、補助金でカバーしながら生産性も向上できる、まさに一石二鳥の制度です。
具体的には、機械設備の導入やPOSシステムの導入、業務効率化のためのソフトウェア購入、店舗改装などが対象になります。最低賃金の引き上げに伴うコスト増を、補助金でカバーしながら生産性も向上できる、まさに一石二鳥の制度です。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。これは全業種が対象なんですね。福島県の中小企業でも使いやすそうです。

室谷
代表取締役
そうですね。特に小規模事業者にとっては、設備投資の負担を減らしながら賃上げを実現できるのが魅力です。最新の令和7年度分は2026年3月31日まで申請を受け付けています。詳細は業務改善助成金(令和7年度)をご確認ください。
ものづくり補助金で設備投資と賃上げを両立

佐藤
補助金エージェント編集長
ものづくり補助金も賃上げに使えると聞きました。

室谷
代表取締役
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称ものづくり補助金)は、経済産業省の補助金で、革新的な設備投資や試作品開発を支援します。補助上限は最大4,000万円、補助率1/2または2/3です。賃上げに取り組む事業者は加点されるケースがあり、実際に賃上げを計画している事業者には有利な制度です。
19次締切(2026年9月28日)、20次締切(2026年12月28日)、21次締切(2027年3月23日)と複数の回が設定されており、計画的に応募できます。製造業だけでなく、サービス業や小売業など全業種が対象です。
19次締切(2026年9月28日)、20次締切(2026年12月28日)、21次締切(2027年3月23日)と複数の回が設定されており、計画的に応募できます。製造業だけでなく、サービス業や小売業など全業種が対象です。

佐藤
補助金エージェント編集長
補助上限4,000万円は大きいですね。福島県の製造業だけでなく、商業・サービス業でも使えるのがいいです。

室谷
代表取締役
はい。特に働き方改革やインボイス制度に対応するための設備投資に活用できます。例えば、ものづくり補助金(19次締切)や21次締切が現在募集中です。
大規模な投資で大幅賃上げを目指すなら大規模成長投資補助金

佐藤
補助金エージェント編集長
大規模成長投資補助金というものも気になります。

室谷
代表取締役
中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金は、補助上限50億円という国内最大級の大型制度です。補助率1/3以下で、人手不足解消と賃上げを目的とした大規模な設備投資に使えます。第4次公募(2025年8月8日締切)と第5次公募(2026年3月27日締切)が募集中です。
ただし、10億円以上の投資計画が必要などハードルは高いですが、それに見合う効果が期待できます。福島県内で工場の新設や大規模な省力化投資を計画している企業に適しています。
ただし、10億円以上の投資計画が必要などハードルは高いですが、それに見合う効果が期待できます。福島県内で工場の新設や大規模な省力化投資を計画している企業に適しています。

佐藤
補助金エージェント編集長
50億円というと、かなり大きな会社向けですね。

室谷
代表取締役
その通りです。中小企業でも、成長意欲が高く、大きな投資ができる企業にはチャンスです。制度の詳細は大規模成長投資補助金(4次公募)や5次公募で確認できます。
その他の補助金(持続化補助金、成長加速化補助金)

佐藤
補助金エージェント編集長
他にも賃上げに間接的に役立つ補助金はありますか?

室谷
代表取締役
小規模事業者持続化補助金<共同・協業型>は、地域の小規模事業者が共同で商品開発や販路開拓を行い、賃上げに対応する取組を支援します。補助上限5,000万円、補助率定額または2/3で、第2回公募が2026年2月27日までです。商工会議所や協同組合などが申請主体となり、10者以上の事業者が参画します。
また、中小企業成長加速化補助金は、売上高100億円を目指す中小企業向けで、補助上限5億円、補助率1/2以内です。2次公募が2026年3月26日までで、「100億宣言」をポータルサイトに公表することが条件です。
また、中小企業成長加速化補助金は、売上高100億円を目指す中小企業向けで、補助上限5億円、補助率1/2以内です。2次公募が2026年3月26日までで、「100億宣言」をポータルサイトに公表することが条件です。

佐藤
補助金エージェント編集長
持続化補助金は共同で行うものなんですね。福島県内の商工会などと連携すれば活用できそうです。成長加速化補助金も、将来の成長を見据えた投資に使えますね。

室谷
代表取締役
はい。それぞれの制度は小規模事業者持続化補助金<共同・協業型>第2回公募や中小企業成長加速化補助金(2次公募)で詳細を確認してください。
まとめと相談窓口

佐藤
補助金エージェント編集長
どの制度を選べばいいか迷います。アドバイスをお願いします。

室谷
代表取締役
まずは自社の投資規模や賃上げ計画を整理しましょう。小規模で最低賃金引き上げが中心なら業務改善助成金、中規模の設備投資と賃上げを両立したいならものづくり補助金、大規模な投資で大幅な賃上げを目指すなら大規模成長投資補助金が候補です。
また、これらの補助金は併用できる場合もあります。例えば、業務改善助成金で一部の設備投資をカバーし、ものづくり補助金で別の投資を行うことも可能です。ただし、同一経費の重複はできませんので注意が必要です。
また、これらの補助金は併用できる場合もあります。例えば、業務改善助成金で一部の設備投資をカバーし、ものづくり補助金で別の投資を行うことも可能です。ただし、同一経費の重複はできませんので注意が必要です。

佐藤
補助金エージェント編集長
相談できる窓口はありますか?

室谷
代表取締役
福島県産業振興センターよろず支援拠点や厚生労働省の業務改善助成金の窓口で、個別の相談ができます。ぜひ活用してください。

佐藤
補助金エージェント編集長
ありがとうございます。まずは自社の状況を整理して、最適な補助金を見つけたいと思います。
