【経済産業省】令和元年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金〔一般型・グローバル展開型〕(7次締切)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
1,000万円までの大型設備投資を強力サポート
補助上限1,000万円・補助率最大2/3(小規模事業者)という大型補助金です。機械設備の購入はもちろん、システム構築費・専門家経費・クラウド利用費など幅広い経費が対象となり、設備投資の資金負担を大幅に軽減できます。第7次締切も一般型・グローバル展開型の両方が対象です。
事業計画の「革新性」が採択の鍵
審査で最も重視されるのは「革新的なサービス・製品の開発または生産プロセスの改善」という革新性です。同業他社との差別化・新付加価値の創出・市場への新たなアプローチなど、単なる設備更新を超えた取り組みが求められます。事業計画書で革新性を明確に訴求できるかが採否を分けます。
認定支援機関の確認書が必須要件
申請書類の一つとして、認定経営革新等支援機関(税理士・中小企業診断士・商工会議所等)による事業計画の確認書が必要です。支援機関に早期に相談することで、事業計画の精度向上と確認書の取得をスムーズに進められます。
グローバル展開型は補助上限3,000万円
海外展開を志向する企業向けのグローバル展開型では補助上限が3,000万円まで拡大されます。輸出拡大・海外直接投資・インバウンド向けサービス開発等を検討している場合は、グローバル展開型への申請が有利です。
毎年複数回の公募で継続的にチャンスあり
第7次の後も第8次・第9次と継続的に公募が行われており、今回の申請結果を問わず次回以降への挑戦が可能です。過去の採択事例・審査コメントを参考に計画書を改善することで、採択率を向上させることができます。
ポイント
対象者・申請資格
中小企業(製造業・建設業・運輸業等)
- 資本金3億円以下、または常時使用する従業員数300人以下
- 革新的な製品・サービス開発または生産プロセス改善のための設備投資を予定
- 全業種対象(一部業種では規模基準が異なる)
中小企業(商業・サービス業)
- 資本金5,000万円以下、または常時使用する従業員数100人以下
- 新サービス開発・システム投資・生産性向上のための設備導入を予定
- 業種別の中小企業基本法上の規模基準を満たすこと
小規模事業者(補助率優遇あり)
- 製造業等:従業員20人以下
- 商業・サービス業:従業員5人以下
- 小規模事業者は補助率2/3の優遇が受けられる
個人事業主
- 青色申告を行っている個人事業主も申請可能
- 法人と同様の要件を満たすことが必要
対象外となる事業者
- 大企業またはみなし大企業(大企業の子会社等)
- 過去に補助金の不正受給があった事業者
- 公序良俗に反する事業を営む者
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の熟読と事業方向性の検討
第7次の公募要領を確認し、審査基準・加点項目・対象経費等を把握します。「革新的な取り組みとは何か」「自社でどのような革新性を訴求できるか」を明確にします。所要期間:2〜4週間
ステップ2:GビズIDプライムの取得
電子申請にはGビズIDプライムアカウントが必要です。未取得の場合は速やかに申請してください(郵送による確認等で2〜3週間かかる場合があります)。所要期間:1〜3週間
ステップ3:認定支援機関の選定・相談開始
商工会議所・税理士・中小企業診断士等の認定支援機関に早めに相談します。支援機関は事業計画のブラッシュアップと確認書の発行を行います。所要期間:1〜2週間(選定・初回相談)
ステップ4:事業計画書の作成・精緻化
補助金事務局の様式に従って事業計画書を作成します。「現状と課題」「革新的取り組みの内容」「数値目標(付加価値額・労働生産性)」を具体的に記述します。認定支援機関と複数回の修正を重ねます。所要期間:3〜5週間
ステップ5:申請書類の最終確認と電子申請
確認書・事業計画書・決算書等の書類を揃えて電子申請します。締切直前はシステムが混雑するため、余裕を持って提出することを強く推奨します。
ポイント
審査と成功のコツ
革新性の「見える化」が採択を左右する
数値目標は「根拠のある現実的な設定」が重要
加点項目の事前取得で有利に
設備の必要性と導入効果の論理的説明
認定支援機関の「質」も採択率に影響
ポイント
対象経費
対象となる経費
機械装置・システム構築費(4件)
- 工作機械・加工機器・生産設備の購入費
- 産業用ロボット・自動化設備の導入費
- 生産管理・業務管理システムの構築費
- IoT機器・センサー類の導入費
技術導入費(3件)
- 特許権等の知的財産権の使用許諾料
- 技術ノウハウの導入費用
- ライセンスソフトウェアの取得費
専門家経費(3件)
- 技術コンサルタントへの委託費
- 専門家指導に係る謝金・旅費
- 海外専門家の招聘費用(グローバル展開型)
運搬費(2件)
- 補助対象設備の搬入・運送費用
- 機器設置のための作業費用
クラウドサービス利用費(3件)
- 補助事業期間中のクラウドサービス利用料
- SaaS型業務支援ツールの利用費
- データ分析・AI活用基盤の構築費
外注費(3件)
- 設計・デザインの外部委託費
- 試作品製作の外注費
- ソフトウェア・システム開発の外注費
知的財産権等関連経費(2件)
- 補助事業期間中の特許出願・取得費用
- 実用新案・商標等の出願費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地・建物の購入費、不動産の賃借料
- 汎用パソコン・スマートフォン等(もっぱら補助事業以外で使用するもの)
- 補助事業に直接関係しない人件費・労務費
- 中古設備・中古品の購入(原則として新品のみ対象)
- 車両の購入費(業務用でも対象外となる場合が多い)
- 通常の運転に必要な消耗品・材料費
- 補助事業期間終了後に発生した経費
よくある質問
Qものづくり補助金第7次と第8次は内容が違いますか?どちらを参考にすべきですか?
第7次(締切:2021年8月17日)と第8次(締切:2021年11月11日)は同一プログラムの異なる公募回です。基本的な制度設計(補助上限・補助率・対象経費・審査基準)は共通していますが、細部の要件や加点項目は公募回によって変更されることがあります。将来の申請に向けた準備をする場合は、最新の公募要領を参照してください。ものづくり補助金は毎年度更新されており、制度変更が生じる場合があります。
Q第7次で不採択になりました。次の締切に再申請する場合、何を改善すればよいですか?
不採択の場合、事務局から審査結果に関するフィードバックが提供される場合があります。主な改善ポイントは「革新性の説明不足」「数値目標の根拠が不明確」「事業化見通しの不明確さ」が多いです。認定支援機関と一緒に不採択理由を分析し、(1)革新性の具体的な記述強化、(2)数値目標の根拠データの充実、(3)事業計画書の構成見直し(審査員が理解しやすい流れにする)を中心に改善することを推奨します。加点項目の追加取得も有効な対策です。
Q一般型とグローバル展開型のどちらを選ぶべきですか?
グローバル展開型は補助上限が3,000万円と大きいですが、海外展開の具体的な計画(海外市場調査・取引先候補・現地拠点計画等)を詳細に示す必要があり、審査ハードルが高い傾向があります。海外展開が事業計画の核心にある場合はグローバル展開型を、国内での革新的製品・サービス開発が主目的の場合は一般型を選択することが基本的な判断基準です。海外展開の計画がまだ固まっていない段階では一般型での申請を推奨します。
Q採択率を高めるために「加点項目」として何を準備すればよいですか?
主な加点項目としては、(1)経営革新計画の承認(都道府県知事への申請・承認取得)、(2)事業継続力強化計画の認定(経済産業大臣の認定)、(3)賃上げ・最低賃金引き上げへのコミットメント、(4)デジタル化・DXへの取り組み実績、(5)災害等緊急事態に対応した計画、などがあります。いずれも申請前に取得・実施しておく必要があります。公募要領で最新の加点項目一覧を確認し、取得可能なものを優先的に準備してください。
Q補助対象設備は必ず国内メーカーの製品でなければなりませんか?
補助対象設備に国内メーカー限定という制限は原則としてありません。海外製の機械・設備でも補助対象となります。ただし、設備の導入が日本国内での事業活動のためのものであること、適切な見積書・仕様書の提出が必要です。また、中古品は原則として補助対象外です。輸入設備の場合は為替リスク・納期遅延のリスクも考慮した上で調達計画を立てることを推奨します。
Q補助金の支払いまでどのくらいの期間がかかりますか?
採択通知から補助金受領まで、一般的に1〜2年程度かかります。採択→交付申請→交付決定→設備購入・導入→実績報告→確認審査→補助金支払いという流れです。交付決定後でなければ設備発注・購入ができないため、タイムラインの管理が重要です。補助金受領前に必要な自己資金・融資を確保しておく必要があります。資金繰りについては事前に金融機関や税理士に相談することをお勧めします。
Q採択後に設備の仕様を変更することはできますか?
採択後の設備仕様変更は、軽微なものであれば事務局への届け出のみで対応できますが、補助対象経費が大きく変わる場合や設備の根本的な変更は事前承認が必要です。変更申請が認められない場合や補助金額が減少する場合もあります。採択後は速やかに交付申請を行い、設備の仕様・調達先・金額を確定させることが重要です。納期遅延などやむを得ない事情が生じた場合は早めに事務局に相談することを推奨します。
Q補助事業が終わった後も義務はありますか?
補助事業終了後5年間、毎年度の事業化状況報告が義務付けられています。報告内容は売上・付加価値額・雇用者数等の実績で、目標値との対比が確認されます。大幅な下方乖離が続く場合は補助金の一部返還を求められることがあります。また、補助金で取得した設備を補助事業期間中(原則として耐用年数期間中)に売却・廃棄・目的外使用する場合は事前に事務局の承認が必要です。不正があった場合は全額返還を求められます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
ものづくり補助金(第7次)も他の補助金・助成金との組み合わせについては「同一経費への重複補助禁止」の原則が適用されます。 【IT導入補助金との組み合わせ】ものづくり補助金でハードウェア(製造機器・設備)を申請し、IT導入補助金でソフトウェア・クラウドサービスを別途申請することは、経費が重複しなければ可能です。製造現場のIT化を促進する場合、設備とソフトウェアを別々の補助金で賄う方法は合理的な資金調達戦略です。 【事業再構築補助金との組み合わせ】事業再構築補助金は業態転換・新分野展開を対象としており、ものづくり補助金の「革新的製品・サービス開発」と目的が近い場合があります。同一事業・同一経費への重複申請は認められませんが、異なる事業領域・経費について別々に申請することは可能です。ただし、両者の事業計画の整合性と一貫性を保つことが重要です。 【持続化補助金との組み合わせ】持続化補助金(上限50万円)は販路開拓・広報活動向けの補助金であり、ものづくり補助金(設備投資)とは対象経費が異なります。大型設備投資をものづくり補助金で、販促活動を持続化補助金で申請するという組み合わせは実務的によく活用されています。 【税制優遇(中小企業経営強化税制)との組み合わせ】ものづくり補助金で導入した設備は、経営力向上計画の認定を受けることで中小企業経営強化税制(即時償却または10%税額控除)との組み合わせが可能です。補助金で補填された部分を除いた自己負担分に対して税制優遇が適用されるため、実質的な資金調達コストをさらに低減できます。
詳細説明
ものづくり補助金(第7次締切)とは
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称「ものづくり補助金」)第7次締切は、2021年8月17日を応募締切とした公募回です。中小企業・小規模事業者が革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に向けた設備投資を行う際の費用を国が補助する制度で、補助上限1,000万円・補助率最大2/3という日本の中小企業支援策の中でも最大規模の補助金の一つです。
第7次締切の概要
- 申請締切:2021年8月17日
- 補助上限額:一般型1,000万円、グローバル展開型3,000万円
- 補助率:中小企業1/2、小規模事業者2/3
- 対象業種:製造業・商業・サービス業等(全業種)
補助対象となる事業
次のいずれかに取り組む事業が対象です。
- 一般型:革新的な製品・サービス開発または生産プロセスの改善。認定支援機関の確認書が必要
- グローバル展開型:海外展開を伴う革新的製品・サービス開発。補助上限3,000万円
審査のポイント
採択審査は「技術面」と「事業化面」の二軸で評価されます。
- 技術面:取り組みの革新性・独自性、技術的な優位性、現状技術との差異
- 事業化面:市場ニーズの明確さ、事業計画の実現可能性、収益化までの道筋、経営陣の実行力
加点項目として、経営革新計画の承認、事業継続力強化計画の認定、賃上げへのコミットメント、DX・デジタル化への取り組みなどが設定されています。
対象経費
- 機械装置・システム構築費(製造設備、業務システム等)
- 技術導入費(特許権使用許諾料等)
- 専門家経費(コンサルタント費用等)
- クラウドサービス利用費
- 外注費(試作品製作、ソフトウェア開発等)
- 知的財産権等関連経費(特許出願費等)
申請上の注意点
- GビズIDプライムアカウントが電子申請に必要(取得まで数週間かかる場合あり)
- 認定経営革新等支援機関の確認書が必須添付書類
- 交付決定前の発注・購入は補助対象外
- 補助金は後払い方式(先に自己資金または融資で設備投資を実施)
- 採択後5年間の事業化状況報告義務あり
継続的な公募について
ものづくり補助金は毎年複数回の公募が実施されており、第7次締切を逃した場合でも次回以降に申請できます。各回の採択傾向・審査ポイントを把握しながら、最も準備が整った段階で申請することが採択率向上につながります。直近の公募要領を確認し、最新の要件・加点項目に対応した事業計画書を作成してください。
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