経済産業省「令和4年度ヘルスケアサービス社会実装事業費補助金」業界団体等が自主的にヘルスケアサービスに関するガイドライン等の策定を行うための事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
業界自主ガイドラインの策定・改訂に特化
本補助金は、ヘルスケアサービスに関する業界自主ガイドラインの新規策定または改訂のみを対象としています。業界団体が主体的にサービス品質の基準を定めることを国が後押しする仕組みであり、規制ではなく自主的な品質向上を促進する点が特徴です。
経済産業省の指針に基づく体系的アプローチ
申請にあたっては、経済産業省が策定した「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」という指針を踏まえる必要があります。この指針は品質評価の枠組みを体系的に示しており、業界横断的な整合性を確保しながらガイドラインを策定できます。
少数精鋭の採択方式(3件程度)
採択件数は3件程度と限られており、提案内容の質が厳しく評価されます。逆に言えば、採択された場合はヘルスケア業界のガイドライン策定における先導的な事例として位置づけられる可能性が高いです。
業界団体が主体となる共同事業
個別企業ではなく、ヘルスケアサービスを提供する2以上の事業者・団体で構成される業界団体が申請主体です。業界全体の品質向上に寄与する公益性の高い事業が求められます。
ポイント
対象者・申請資格
団体要件
- 法人格を有する団体または有限責任事業組合(LLP)であること
- 地方公共団体や法人格を有しない団体は対象外
- ヘルスケアサービスを提供する2以上の事業者・団体で構成される業界団体であること
事業内容要件
- 経済産業省の「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」(指針)を踏まえたガイドライン策定・改訂であること
- 業界自主ガイドラインの新規策定または改訂が対象
- 既に策定完了したガイドラインの普及展開費用は対象外
ヘルスケアサービスの定義
- 健康の保持及び増進、介護予防を通じた健康寿命の延伸に資する商品の生産・販売または役務の提供
- 個別法による許認可等が必要な商品や役務等は除く
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:指針の理解
経済産業省が公開している「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」を熟読し、自団体のガイドライン策定方針との整合性を確認します。
ステップ2:業界団体の要件確認
申請主体となる業界団体が要件(法人格、2以上の事業者で構成等)を満たしているか確認します。要件を満たさない場合は、団体の組成や法人化が必要です。
ステップ3:ガイドライン策定計画の策定
策定するガイドラインの対象範囲、策定プロセス(有識者委員会の設置、パブリックコメント等)、スケジュール、予算を具体的に計画します。
ステップ4:申請書類の作成・提出
公募要領に沿って事業計画書、経費見積書等を作成し、指定された方法で提出します。指針との整合性と業界への波及効果を明確に記載します。
ステップ5:審査・採択
提出された提案は審査され、3件程度が採択されます。事業内容の質、費用の妥当性、業界への貢献度が評価されます。
ステップ6:事業実施・ガイドライン策定
採択後は計画に基づきガイドラインを策定し、完了後に実績報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
経産省の指針との整合性を明確に示す
業界全体への波及効果を定量的に訴求する
有識者・消費者の参画プロセスを設計する
既存の業界基準との差別化を明確にする
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(2件)
- ガイドライン策定委員会の事務局スタッフ人件費
- プロジェクトマネージャーの人件費
謝金(3件)
- 有識者委員への謝金
- 外部アドバイザーへの謝金
- 消費者代表委員への謝金
会議費(3件)
- 策定委員会の会場費
- ワーキンググループの開催費
- パブリックコメント説明会の運営費
調査費(3件)
- 国内外の先行事例調査費
- 利用者アンケート調査費
- 市場動向調査費
委託費・外注費(3件)
- ガイドライン原案の作成支援委託費
- 法務レビューの外注費
- デザイン・編集の外注費
印刷製本費・通信費(3件)
- ガイドラインの印刷製本費
- 通信費
- 郵送費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 既に策定完了したガイドラインの普及展開費用
- 認証制度の運用・維持に係る費用
- 消費税および地方消費税
- 団体の通常運営に係る経費
- 飲食費・接待費
- 個別法による許認可が必要なサービスに関するガイドライン策定費
- 事業完了後に発生した経費
よくある質問
Q個別の企業でも申請できますか?
いいえ、申請できるのはヘルスケアサービスを提供する2以上の事業者・団体で構成される業界団体に限られます。個別企業や地方公共団体は対象外です。
Q補助率と補助上限額はいくらですか?
補助率は補助対象経費の1/2以内で、補助上限額は1件あたり150万円程度です。補助対象経費ベースでは300万円程度の事業が想定されています。
Q既に策定済みのガイドラインの普及活動も対象ですか?
いいえ、既に策定・改訂が完了しているガイドラインや認証制度の普及展開費用は補助対象外です。新規策定または改訂のプロセスに係る費用のみが対象です。
Qヘルスケアサービスの定義は何ですか?
健康の保持及び増進、介護予防を通じた健康寿命の延伸に資する商品の生産・販売または役務の提供です。ただし、個別法による許認可等が必要な商品や役務は除かれます。
Q採択件数はどのくらいですか?
3件程度の採択が予定されています。提案された事業内容と事業費を精査の上、最終的な金額と件数が決定されるため、変動の可能性があります。
QLLP(有限責任事業組合)でも申請できますか?
はい、法人格を有する団体に加えて、有限責任事業組合(LLP)も申請可能です。
Q指針はどこで確認できますか?
経済産業省のウェブサイトで「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」(令和3年6月9日改訂)が公開されています。申請前に必ず熟読してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
ヘルスケアサービス社会実装事業費補助金は経済産業省の補助金であり、同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、本補助金でガイドラインを策定した後、その普及展開に関しては別の支援制度を活用することが可能です。例えば、厚生労働省の健康増進関連事業や、各自治体のヘルスケア産業振興施策との連携が考えられます。また、ガイドラインに基づく認証制度を構築する段階では、別途の予算措置や業界内の会費徴収などで対応することになります。本補助金の上限額は150万円と比較的小規模のため、ガイドライン策定に必要な費用の一部を業界団体の自己負担で賄い、補助金は外部有識者の謝金や調査費など外部調達が必要な経費に重点配分する戦略が有効です。
詳細説明
ヘルスケアサービス社会実装事業費補助金とは
本補助金は、ヘルスケアサービスを提供する業界団体が自主的にガイドライン等を策定・改訂する費用を支援する経済産業省の制度です。健康寿命の延伸が国家的課題となる中、ヘルスケアサービス市場は急速に拡大していますが、サービスの品質にばらつきがあり、利用者が安心して選択できる環境の整備が求められています。
背景:なぜ業界自主ガイドラインが必要なのか
ヘルスケアサービスは医療行為とは異なり、多くの場合個別法による規制の対象外です。そのため、サービスの品質や安全性の確保は事業者の自主的な取り組みに委ねられています。しかし、個社レベルの取り組みだけでは業界全体の信頼性向上には限界があり、業界共通の品質基準としてのガイドラインが必要とされています。
経済産業省は「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」(指針)を策定し、業界自主ガイドラインに盛り込むべき要素を体系的に示しています。本補助金は、この指針に基づくガイドライン策定を具体的に支援する制度です。
補助金の条件
- 補助率:補助対象経費の1/2以内
- 補助上限額:1件あたり150万円程度(補助対象経費で300万円程度)
- 採択件数:3件程度
- 事業期間:単年度
対象となるヘルスケアサービス
本補助金における「ヘルスケアサービス」の定義は以下の通りです。
健康の保持及び増進、介護予防を通じた健康寿命の延伸に資する商品の生産・販売または役務の提供
ただし、個別法による許認可等が必要な商品や役務等は除かれます。具体的には以下のようなサービスが該当します。
- フィットネス・運動指導サービス
- 健康食品・サプリメントの製造販売
- リラクゼーション・癒しサービス
- 予防医学に基づく健康管理サービス
- 介護予防プログラムの提供
申請主体の要件
申請できるのは業界団体です。ここでいう業界団体とは、ヘルスケアサービスを提供する2以上の事業者・団体で構成される法人格を有する団体を指します。個別企業や地方公共団体は対象外です。
注意事項
以下の点に特に注意が必要です。
- 既に策定・改訂が完了しているガイドラインの普及展開費用は対象外
- 採択件数は3件程度と限られており、競争率が高い
- 提案された事業内容と事業費を精査の上、最終的な金額が決定される
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