茅野市のインターンシップ等促進事業補助金って、最近よく聞くんですけど、これって何をしてくれる制度なんですか?
インターンシップを受け入れた企業に対して、指導にかかった人件費を補助してくれる制度です!学生1人を1日受け入れるごとに補助が出る仕組みで、茅野市内に事業所がある会社ならほぼどの業種でも使えます。
えっ、指導した人の人件費を補助してくれるんですか?それは珍しいですね。
そうなんです!普通のインターン受け入れ補助金って「学生に払う交通費」を補助するものが多いんですが、この補助金は指導担当者の人件費を出してくれるのが特徴です。自社の社員が指導にかけた時間の分だけ補助が受けられます。
なるほど!でも茅野市って長野県の山の中にある市ですよね。なんでこういう補助金を作ったんでしょう?
茅野市は製造業・精密機械・IT系の企業が集積しているんですが、若手人材の確保が本当に大変で。都市部に学生が流出してしまう構造的な問題があります。だから学生と地元企業を結びつける橋渡しとして、この補助金が設けられたんですよ。
大きく2種類の補助があります。「インターンシップ事業」と「学生等向け魅力発信活動事業」です。インターンシップ事業の方は、年間上限10万円で学生1人1日あたり1万円が基本です。
茅野市インターンシップ補助金 学生種別補助単価比較
そうです!諏訪東京理科大学の学生だけ優遇されていて1日1.5万円になります。一般学生の1.5倍ですね。
| 区分 | 補助単価 | 受入日数上限 | 年間上限 |
|---|
| 大学・高専・短大・専修学校の学生 | 1人1日 10,000円 | 1人5日まで | 1事業者 10万円 |
| 公立諏訪東京理科大学の学生 | 1人1日 15,000円 | 1人5日まで | 1事業者 10万円 |
| 高校生・中等教育学校・特別支援学校 | 1人1日 6,000円 | 1人3日まで | 1事業者 10万円 |
| 障害者 | 1人1日 6,000円 | 1人3日まで | 1事業者 10万円 |
茅野市の隣、諏訪市にある公立大学なんです。理工系・医療福祉系の学生が多くて、地元の製造業やIT企業にとって非常に相性がいい。地元企業と地元大学の産学連携を制度として後押ししているんですよ。
そういう戦略的な意図があるんですね。魅力発信活動事業の方はどうですか?
こちらはインターンシップとは別に、会社説明会や採用広報動画の制作など、学生に向けた情報発信活動に使えます。単独申請なら1事業者1.5万円で年2回まで、事業者グループ(3社以上)での申請なら5万円が出ます。
| 申請種別 | 補助額 | 年間回数上限 | 補助率 |
|---|
| 単独事業者 | 15,000円 | 年2回まで | 対象経費の1/2以内 |
| 事業者グループ(3社以上) | 50,000円 | 年1回まで | 対象経費の1/2以内 |
| 主として諏訪東京理科大生対象(参加実績あり) | 上記と同額 | 同上 | 対象経費の10/10以内(全額) |
諏訪東京理科大生向けだと補助率が10割になるんですか!それはすごいですね。
そうなんです!通常は経費の半分しか出ないのに、諏訪東京理科大学の学生に向けた活動だと全額補助になるんです。この大学との連携は本当に手厚い優遇になっています。
この補助金を受けられる企業の条件はどんな感じですか?
茅野市内に本店・支店・店舗等の事業所があれば、業種は問いません!製造業・IT・観光・飲食・農業と、ほとんどの業種で使えます。
従業員数の制約はないんです。ただし国・地方公共団体は対象外で、市から団体運営補助金を受けている団体も外れます。あと障害福祉サービス事業者も対象外になっています。
はい!受け入れる学生側に障害者が含まれていても問題ありません。障害者を受け入れた場合の補助単価は1日6,000円です。対象外なのは「障害福祉サービスを事業として行っている事業者」の方です。
- 事業所の場所: 茅野市内に本店・支店・店舗等があること
- 業種: 制限なし(ほぼ全業種OK)
- 対象外事業者: 国・地方公共団体、市から団体運営補助を受けている団体、障害福祉サービス事業者
- インターン場所: 市内事業所、または市内本店を持ちながら長野県内の大学生を受け入れる場合は国外事業所も可
長野県内の大学生なら国外でインターンを受け入れても対象になるんですか?それは意外ですね。
ちょっとレアなケースですが、市内に本社がある企業が海外拠点でインターンを受け入れる場合にも使えるんです。グローバルな人材育成を促進したいという意図が読み取れますね。
「指導人件費」と言われても、具体的にどんな経費が対象なんですか?
インターンシップ事業では、学生を指導する担当者の人件費が対象です。実際には指導時間に対応する給与相当額を計算して申請することになります。資料作成や評価にかかった時間の労務費も含まれます。
- 指導担当者の給与・賃金: インターン指導時間に対応する人件費
- 指導資料作成の労務費: 業務マニュアルや説明資料の作成にかかった人件費
- 学生評価・フィードバック対応の人件費: 振り返りや評価にかかった担当者の時間
会場使用料・出展費用・装飾費・郵便・宅配費・資料作成費などが対象です。会社説明会を開催する場合の会場代、採用広報パンフレットの印刷代、イベント参加費などをイメージしてください。交通費も一定条件で含まれます。
以下は補助対象になりません。申請前に必ず確認してください。
- 学生への交通費・食費・実習材料費: 学生に支払う費用は対象外
- インターンに関係ない設備投資: パソコンや机の購入費など
- 同一経費への重複申請: 他の補助金と同じ経費には申請できない
- インターンの実態がない受け入れ: 名目上だけの受け入れは不可
学生に渡す交通費は出ないんですね。あくまでも指導する側の費用なんですね。
そうです!この補助金の設計思想がそこに出てます。「受け入れる側のコストを下げる」ことで、より多くの企業がインターンを受け入れやすくするという考え方です。
インターンシップ事業と魅力発信活動事業で申請タイミングが全然違うので、ここは本当に注意が必要です!
茅野市インターンシップ補助金 申請タイミングの違い
インターンシップ事業は「事後申請」、魅力発信活動事業は「事前申請」なんです。これを混同すると補助が受けられないので要注意です!
1インターンシップの受け入れ計画を策定する(指導担当者・受け入れ期間・学生数・プログラム内容を決める)
2インターンシップを実施する(指導日誌・勤怠記録・写真など証拠書類を日々記録する)
3インターンシップ終了後30日以内または年度末(2027年3月31日)のいずれか早い方までに申請書類を提出する
4必要書類を提出する(交付申請書・依頼書や実施報告書・在籍証明等・市税納税証明書)
2活動実施の2週間前までに交付申請書を提出する(事前申請が必須)
4活動終了後30日以内または年度末のいずれか早い方までに実績報告書を提出する
インターンシップは後から申請、魅力発信活動は先に申請するんですね!これは確かに間違えやすそう!
特に魅力発信活動の方は2週間前までに事前申請が必要なので、「説明会が終わった後で申請」では絶対に受け付けてもらえません。スケジュール管理が命です。
インターンシップの場合、主に交付申請書(学生か障害者かで様式が違う)・学校からの依頼書または就業体験報告書・在籍証明書・市税の納税証明書・交付請求書が必要です。学校からの依頼ではなく自主開催の場合は就業体験報告書と写真の添付も求められます。
要件を満たしていれば基本的に交付される制度ですが、「インターンシップの実態を証明できるか」が重要になります。書類の不備や実態の疑義で減額・不交付になるケースがあるので注意が必要です。
- 指導記録を徹底管理する: 指導日誌・業務日報・学生の成果物など、インターンシップの実態を証明できる書類を毎日残す。記録がないと補助対象日数が減額される可能性がある
- プログラム内容を充実させる: 「ただ会社に来ただけ」ではなく、実際の業務体験・指導・フィードバックがある質の高いプログラムを設計する
- 大学側と連携する: 学校依頼の場合は大学キャリアセンターからの依頼書が必要。諏訪東京理科大学をはじめ、地域の大学と事前に連絡を取っておくとスムーズ
計画内容や補助対象経費を変更したいときは、必ず事前に変更承認申請書を出してください。事後報告だと補助が受けられなくなる場合があります。
一番大事なのは「大学キャリアセンターと関係を作ること」ですね。特に諏訪東京理科大学とコネクションを作れると、毎年安定的に学生を紹介してもらえます。最初は補助金目当てでも、続けているうちに採用ルートとして機能し始めるんです。
まず、1回のインターンで何人まで受け入れられますか?
人数の上限は特に定められていませんが、補助上限が年間10万円なので、一般学生(1人1日1万円)なら年間で10人日分が補助の上限になります。5人を2日間受け入れると10人日で10万円、という計算です。
ほんとに?諏訪東京理科大生だともっと少なくなりますね。
そうです!諏訪東京理科大生は1.5万円なので、約6〜7人日で上限に達します。受け入れ計画を立てる時に事前に計算しておきましょう。
インターンシップが終わったら必ず採用しないといけないんですか?
そんな義務はないです!インターンシップはあくまでも「学生の就業意識向上」と「企業の人材確保につながる関係構築」が目的で、採用の結果は問われません。
魅力発信活動とインターンシップ指導費は同時に申請できますか?
両方使えます!前半に魅力発信活動(会社説明会)で学生との接点を作り、後半に実際のインターンシップ受け入れにつなげるという流れが理想的な活用法です。それぞれ別申請になりますが、組み合わせて使うことで採用活動の効果が最大化されます。
なるほど!採用までの一貫した流れを補助金で支援できるんですね。では他にも茅野市で使える人材関連の補助金はありますか?
ありますよ!茅野市には「雇用促進奨励金」や「中小企業人材育成等支援補助金」なども整備されています。インターンで発掘した学生が入社した後の育成支援にも使えるので、採用→育成の流れで組み合わせるといいですよ。
他の自治体でも似た制度はありますが、茅野市のものは「指導側の人件費補助」という点が特徴的です。あとは諏訪東京理科大学との連携優遇が他市にはない独自設計ですね。
インターンで来た学生を採用して、その後は人材育成補助金を使って育てるという流れが組めるんですね。
まさに!茅野市の補助金群を「採用前→採用→定着育成」という視点で体系的に使うのが賢いやり方です。インターンシップ補助金はその入口として位置付けられます。
厚生労働省の「トライアル雇用助成金」や「キャリアアップ助成金」と組み合わせる方法もあります。ただし同一経費への重複申請は不可なので、経費の区分を明確に分けて活用することが大前提です。
同一の経費に対して複数の補助金を申請することは禁止されています。複数の補助金を組み合わせる場合は、必ずそれぞれの経費区分を明確に分離してください。不正申請は補助金の返還だけでなく、将来の申請資格にも影響する場合があります。
今日はいろいろ教えてもらってありがとうございました!改めてポイントをまとめると?
この補助金のポイントを3つにまとめます。まず指導担当者の人件費を補助してくれる珍しい制度であること。次に諏訪東京理科大学との連携で補助額アップ・補助率アップという優遇が使えること。そしてインターンシップと魅力発信活動を組み合わせて使うと採用活動全体を支援できることです。
茅野市内の企業さんで人材採用に悩んでいる方には、まず相談してみるべきですね。
そうですね!茅野市 産業経済部 商工課 商業労政係(TEL 0266-72-2101 内線434・435)に連絡して、自社の状況を相談してみてください。具体的な申請書類の書き方もアドバイスしてもらえます。
長野県内の他の市町村でも似た補助金があるんですか?
長野県全体の補助金情報や、長野県のエリアページも参考にしてみてください。地域ごとに異なる補助金があるので、自社のある市区町村の支援制度を調べてみるといいですよ。
長野県の補助金一覧もぜひチェックしてみてください!
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 茅野市インターンシップ等促進事業補助金 |
| 対象地域 | 長野県茅野市 |
| 募集期間 | 2026年3月31日〜2027年3月31日 |
| 補助上限額(インターンシップ) | 年間10万円(1事業者) |
| 補助上限額(魅力発信単独) | 15,000円(年2回まで) |
| 補助上限額(魅力発信グループ) | 50,000円(年1回まで) |
| 実施機関 | 茅野市 産業経済部 商工課 |
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