神奈川県の生活支援、どこから手をつければいい?


佐藤
編集長
室谷さん、最近物価が上がって生活が苦しいって人、周りでも増えてますよね。神奈川県でも何か支援があるって聞いたんですけど、実際どうなんですか?

室谷
代表取締役
そうですね、神奈川は人口も多いし、物価も都市部の水準なので、かなり手厚い制度が揃ってますよ。横浜市・川崎市・相模原市の政令指定都市がそれぞれ独自給付をやってて、県全体でかなりの種類があります。

佐藤
編集長
種類が多いって、具体的にどんなものがあるんですか?

室谷
代表取締役
大きく分けると2種類ですね。ひとつは「個人・世帯向けの給付金」、もうひとつは「事業者・NPO向けの補助金・助成金」。生活が苦しい方が探してるのはほとんど前者なんですけど、ひとり親家庭だったり高齢者だったり、自分の状況によって使えるものが変わるんで、整理してみましょうか。

佐藤
編集長
ぜひ!まず個人向けから教えてください。

室谷
代表取締役
一番重要なのが住居確保給付金です。仕事を失ったり収入が減ったりして家賃が払えなくなりそうな方に、家賃相当額を直接大家さんに払ってくれる国の制度で、神奈川全市町村で使えます。

佐藤
編集長
家賃って直接大家さんに払うんですね。金額はどのくらいですか?

室谷
代表取締役
世帯員数で変わるんですが、単身だと月41,000円、世帯員が増えると段階的に上限も上がります(市区町村によって異なりますが、4人以上世帯では50,000円以上のケースもあります)。原則3か月支給で、ちゃんと就活してれば最長9か月まで延長できます。

佐藤
編集長
9か月もあるんだ。それはかなり助かりますね。申請はどこでするんですか?

室谷
代表取締役
各市の相談窓口ですね。市にお住まいなら市役所、町村の方は県の窓口に連絡します。詳しくは住居確保給付金(家賃補助)のページで確認できます。
横浜市・川崎市・平塚市の独自給付金


佐藤
編集長
国の制度の他に、神奈川独自の給付金もあるんですよね?

室谷
代表取締役
あります!直近だと、横浜市が「ヨコハマ生活応援クーポン」として19歳以上の市民全員に1人5,000円相当の電子クーポンを給付してます。令和8年2月1日時点で横浜市に住民登録がある方が対象で、案内はがきが届いたら申し込む形ですね。

佐藤
編集長
全員もらえるの!? 所得制限とかないんですか?

室谷
代表取締役
ないんですよ(笑)!19歳以上なら全員もらえます。電子クーポン(28種類から選べる)か商品券かを選べて、スマホ決済とか映画館とか使い道も幅広いので、使いやすい給付金です。

佐藤
編集長
川崎市はどうですか?

室谷
代表取締役
川崎市は住民税均等割が非課税の世帯に1世帯1万円の物価高騰対策給付金をやってます。これは川崎市物価高騰対策給付金のページで詳細を確認できますよ。前の年に受給した世帯は手続き不要で自動振込されるので、忘れてる人も多いんで確認した方がいいですね。

佐藤
編集長
手続き不要はいいですよね〜。平塚市はどうですか?

室谷
代表取締役
平塚市も令和8年度は19歳以上の全市民に1人5,000円の平塚市物価高対応生活支援給付金をやってます。申請不要で世帯主宛に通知が来て、登録口座に自動振込されます。転入者も対象になる場合があるので確認してみてください。
神奈川の物価高騰対策給付金まとめ
- 横浜市: 1人5,000円(19歳以上全員、電子クーポンor商品券)
- 川崎市: 1世帯1万円(住民税均等割非課税世帯)
- 平塚市: 1人5,000円(19歳以上全員、自動振込)
- 各市の詳細は市の公式サイトまたは窓口で確認を

佐藤
編集長
住んでる市によってかなり違うんですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。これが神奈川のおもしろいところというか、住んでる市によって使える制度がかなり変わるんですよ。横浜市と川崎市の間でも全然違います。
川崎市のひとり親家庭支援が充実

佐藤
編集長
ひとり親の方向けにはどんな支援がありますか?

室谷
代表取締役
川崎市はかなり手厚いですね。まずひとり親家庭等医療費助成事業として、保険診療の自己負担額を全額助成してます。お子さんが18歳になる年の3月まで(障害がある場合は20歳未満まで)が対象で、医療証を窓口で出すだけでOKです。

佐藤
編集長
医療費が全額助成されるんですか!それは大きいですよね。

室谷
代表取締役
大きいですよ。で、もうひとつが通勤交通費助成金です。児童扶養手当をもらってるひとり親の方が就労する際、会社から通勤手当が出ない・一部しか出ない場合に、月9,000円上限で実費を助成します。

佐藤
編集長
就労を後押しする制度でもあるんですね。

室谷
代表取締役
まさに。ひとり親の方って収入を増やしたくても交通費が負担になって就労しづらいケースがあるので、それを解消するための制度です。令和7年1月からオンライン申請もできるようになったので、手続きのハードルも下がりましたよ。詳しくは川崎市ひとり親家庭等医療費助成事業と川崎市ひとり親家庭等通勤交通費助成金のページで確認を。

佐藤
編集長
川崎市以外の市でも、ひとり親向けの支援はありますか?

室谷
代表取締役
基本的にどの市も児童扶養手当は使えます。これは国の制度で、18歳未満の子どもを養育するひとり親に支給されるもので、1人目が月46,690円(全部支給の場合)、2人目が月11,030円加算されます。所得制限はありますが、かなり広い範囲の方が対象になります。
高齢者・年金受給者向けの支援

佐藤
編集長
高齢者の方向けにはどんな制度がありますか?

室谷
代表取締役
年金をもらってる方には年金生活者支援給付金がおすすめです。国の制度で、年金受給者のうち所得が低い方に毎月5,000円程度が年金に上乗せされます。相模原市在住の方向けに相模原市 年金生活者支援給付金のページで情報を確認できますよ。

佐藤
編集長
毎月5,000円って、年間6万円ですね。

室谷
代表取締役
そうです。物価スライドで毎年改定されます。大事なのが、申請しないと受給できないんですよ。日本年金機構からお知らせと請求書が郵送されてくるので、届いたら速やかに手続きしてください。忘れてる方が結構いるので要注意です。

佐藤
編集長
あー、郵便が来ても後でいいかってなっちゃうやつですね。

室谷
代表取締役
後でいいかじゃないんですよ(笑)。遡及受給も5年分までしかできないので、気づいたら早めに申請するのが絶対おすすめです。相談先は相模原年金事務所です。
年金生活者支援給付金の注意点
- 申請しないと受給できません(自動的には振り込まれない)
- 日本年金機構からのお知らせが届いたら速やかに手続きを
- 遡及受給は5年分まで
- 申請・相談先: 最寄りの年金事務所(神奈川内だと横浜・川崎・相模原等)
神奈川県の生活困窮者支援・緊急の相談窓口

佐藤
編集長
急に仕事を失ったとか、お金が全くないという緊急の場合はどうすればいいですか?

室谷
代表取締役
そういう場合は、まず神奈川県の生活支援総合相談窓口に電話してください。平日の9時から17時、電話045-285-0647で相談できます。住んでる市の相談窓口(自立相談支援機関)でも対応してもらえます。

佐藤
編集長
相談無料ですか?

室谷
代表取締役
無料です!秘密も守られます。一時的に住む場所がない・食べるものがないという状況でも相談できるので、恥ずかしいとか迷惑かけたくないとか思わず、まず電話してほしいですね。

佐藤
編集長
神奈川県にも「さぽなびかながわ」ってサポートサイトがあるって聞きましたが?

室谷
代表取締役
はい、「さぽなびかながわ」という総合サポートサイトがあって、暮らし・仕事・子育て・介護など生活の困りごとに関する制度や相談窓口を一元化してあります。どこに相談していいかわからない時に役立ちますよ。

佐藤
編集長
新生活を始めた人への支援もあるんでしたっけ?

室谷
代表取締役
あります。インターネットカフェに寝泊まりしてたり不安定な住居の方が新しく賃貸を借りる際に、神奈川県が家具・家電の購入費を補助してくれる「新生活応援家具家電等購入費補助」があります。寝具・照明・カーテンの購入費の半額、上限38,350円が出ます。

佐藤
編集長
それは知らなかった。自立相談支援機関に相談してから申請する感じですか?

室谷
代表取締役
そうです。自立相談支援機関が作ったプランに基づいて支援を受けていることが前提なので、まず相談窓口に行くことが第一ステップですね。
主な相談窓口
- 神奈川県 生活支援総合相談窓口: 045-285-0647(平日9〜17時)
- 各市の自立相談支援機関(市役所担当窓口)
- 神奈川県社会福祉協議会(生活福祉資金貸付)
- 最寄りの年金事務所(年金生活者支援給付金)
| 制度名 | 対象者 | 支援内容 |
|---|---|---|
| 住居確保給付金 | 離職・収入減で家賃が払えない方 | 家賃相当額(単身月41,000円〜)最長9か月 |
| 生活福祉資金貸付 | 低所得・障害者・高齢者世帯 | 生活費・教育費等の低金利貸付 |
| 新生活応援家具家電等購入費補助 | 不安定居住者で新たに賃貸入居する方 | 購入費1/2(上限38,350円) |
| 年金生活者支援給付金 | 低所得の年金受給者 | 月5,000円程度上乗せ |
| 川崎市ひとり親医療費助成 | 川崎市のひとり親家庭 | 保険診療自己負担額を全額助成 |
| 横浜市ヨコハマ生活応援クーポン | 横浜市に住む19歳以上 | 1人5,000円相当 |
生活福祉資金: 借りやすい低利貸付

佐藤
編集長
給付金ではなく「貸付」の制度もありますよね?

室谷
代表取締役
はい。神奈川県社会福祉協議会が窓口になってる「生活福祉資金貸付制度」があります。低所得・障害者世帯・高齢者世帯が対象で、一時的に資金を貸し付けてくれます。種類がいくつかあって、緊急小口資金は10万円以内を低利で借りられます。

佐藤
編集長
銀行より借りやすいんですか?

室谷
代表取締役
金利が低いし、担保なし・保証人なしで借りられるケースも多いです。お住まいの市区町村の社会福祉協議会に相談してください。

佐藤
編集長
まずどこに相談するかって大事ですよね。

室谷
代表取締役
本当にそう。市役所でも社会福祉協議会でもいいので、まず「生活が苦しい」と話すことが一番大事です。その後、使える制度を一緒に整理してくれます。実は複数の支援を重ねて使えるケースも多いので、一つだけ申請して終わりじゃないことも知っておいてください。
1自分の状況を整理(非課税世帯か、離職したか、ひとり親か等)
2最寄りの相談窓口へ(市役所・社会福祉協議会)
3対象になる給付金・支援を確認(複数使える可能性あり)
4必要書類を準備(身分証・収入証明・通帳等)
5申請・手続き完了(給付金は口座振込または大家直払い)
事業者・NPO向けの生活支援関連補助金

佐藤
編集長
ここまでは個人・世帯向けの話でしたが、生活困窮者支援をしているNPOや事業者向けには何かありますか?

室谷
代表取締役
あります。相模原市では介護老人福祉施設などの高齢・障害者施設向けに、物価高騰対応の支援金を実施しています。施設規模・種別によって5万円〜220万円程度が支給されます。

佐藤
編集長
施設の運営者向けですね。

室谷
代表取締役
そうです。施設コストが上がっても利用者への影響を抑えるためですね。その他にも、地域の生活困窮者支援の担い手であるNPOや社会福祉法人が応募できる助成金が全国レベルでもあるので、法人格を持つ支援団体の方は探してみてください。

佐藤
編集長
個人の方は、市の窓口に相談するのがまずは近道ということですね。

室谷
代表取締役
そうです。「生活支援」関係は特に、自分で調べていると情報が古かったり申請が終わってたりする場合も多いので、窓口に直接行くのが一番確実です。神奈川県の生活困窮者自立支援制度ポータルサイトにも窓口一覧が載ってます。

佐藤
編集長
ありがとうございます。他の目的で補助金を探したい方は神奈川県の補助金・給付金一覧もチェックしてみてください。