
佐藤
補助金エージェント編集長
室谷さん、神奈川県内で事業をしているんですが、会社のホームページを新しく作りたいんです。ホームページ制作に使える補助金って、神奈川県にはあるんですか?

室谷
代表取締役
佐藤さん、残念ながら神奈川県に限らず、ホームページ制作だけに特化した補助金というものは、現状では国や県を問わずほとんど存在しません。補助金は基本的に「新たな事業チャレンジ」「省力化・業務効率化」「売上向上」といった明確な事業目的に対して支給されるもので、ホームページそのものはあくまで手段ですからね。

佐藤
補助金エージェント編集長
そうなんですね…。では、ホームページ制作自体は補助金の対象にならないんですか?

室谷
代表取締役
いえ、全く使えないわけではありません。ポイントは「ホームページ単体ではなく、システムや業務改革の一部として申請すること」です。例えば、EC機能付きのホームページは「ネットショップ開設のためのシステム導入」として、予約システムを組み込んだサイトは「業務効率化システム」として申請することができます。つまり、ホームページ制作費を補助金の対象に組み込む設計が必要なんです。
神奈川県で活用できる国の大型補助金

佐藤
補助金エージェント編集長
具体的にはどんな補助金が考えられますか?神奈川県の企業向けに使えるものを教えてください。

室谷
代表取締役
まず、国の大型補助金で非常に注目すべきなのが、中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金(令和7年度補正‐基金設置法人公募)です。こちらは上限がなんと20,000,000万円(2,000億円)という国内最大級の予算規模で、省力化投資を通じた生産性向上と賃上げを目的としています。ホームページ制作を単にウェブサイトとしてではなく、例えば受注管理や在庫管理と連携した業務効率化システムの一部として位置づけることで、この大型補助金の対象になり得ます。

佐藤
補助金エージェント編集長
2,000億円規模!それはすごいですね。でも、そんな大きな補助金は中小企業にはハードルが高そうですが…。

室谷
代表取締役
確かにこの補助金は大規模投資向けですが、中堅・中小企業も対象です。また、同じ名称で別枠の中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金(令和7年度補正‐事務局公募)というものもあります。こちらは補助事業の事務局を公募するもので、一般企業が直接応募するものではありませんが、制度の全体像を理解しておくと良いでしょう。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。他にホームページ制作と関連しそうな補助金はありますか?

室谷
代表取締役
教育関連の事業をされているなら、地域未来人材育成支援民間サービス等利活用促進事業費補助金も視野に入ります。こちらはICT技術を活用した学校活動支援サービスを学校に導入する費用を補助するもので、上限約15億円、補助率定額(全額)です。学校向けの学習管理システムや保護者連絡システムなど、ウェブベースのサービスを開発・導入する場合に活用できる可能性があります。
神奈川ならではのポイント:政令市補助との組み合わせ

佐藤
補助金エージェント編集長
神奈川県ならではの特徴はありますか?

室谷
代表取締役
神奈川県は横浜市や川崎市という政令指定都市を抱えています。政令市は独自の補助金制度を持っていることが多く、国の補助金と組み合わせることで、より手厚い支援を受けられる可能性があります。例えば、横浜市では中小企業のデジタル化支援や販路開拓支援の補助金が別途用意されているケースがあります。川崎市も同様です。県全体の制度と市区町村の制度を上手く組み合わせるのが神奈川流の活用法と言えるでしょう。

佐藤
補助金エージェント編集長
具体的にどのような補助金があるんでしょうか?

室谷
代表取締役
残念ながら、現在のデータでは横浜市や川崎市の独自補助金の詳細は掲載されていませんが、公益財団法人神奈川産業振興センター(KIP)や神奈川県よろず支援拠点、横浜市経済局の相談窓口で最新情報を入手することをお勧めします。これらの機関は中小企業の補助金活用を専門に支援しており、ホームページ制作を含めた事業計画の策定相談にも乗ってくれます。
ホームページ制作を補助金で実現するためのステップ

佐藤
補助金エージェント編集長
では、最終的にホームページ制作を補助金で賄うには、どのように進めれば良いですか?

室谷
代表取締役
まず、自社の課題を明確にしましょう。単に「ホームページが欲しい」ではなく、「何を解決したいのか」を言語化します。例えば、「問い合わせが増えない」「受注業務が非効率」「人手不足の中で売上を伸ばしたい」といった具体的な課題です。その上で、解決策としてホームページを含むシステム導入を計画します。
次に、その計画を補助金の目的に合わせて申請します。先ほど挙げた大規模成長投資補助金は、省力化・賃上げが目的ですから、「このシステム導入で従業員の業務時間を削減し、その分を賃上げに回す」といったストーリーが必要です。また、補助金によっては経費の計上範囲が限られるため、ホームページ制作費のうち、デザインやコーディングだけでなく、サーバー代やドメイン取得費なども対象になるか確認しましょう。
次に、その計画を補助金の目的に合わせて申請します。先ほど挙げた大規模成長投資補助金は、省力化・賃上げが目的ですから、「このシステム導入で従業員の業務時間を削減し、その分を賃上げに回す」といったストーリーが必要です。また、補助金によっては経費の計上範囲が限られるため、ホームページ制作費のうち、デザインやコーディングだけでなく、サーバー代やドメイン取得費なども対象になるか確認しましょう。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。申請のハードルは高そうですが、専門家のサポートを受けながら進めれば良いんですね。

室谷
代表取締役
そうですね。神奈川県内にはKIPやよろず支援拠点といった無料の相談窓口があります。また、補助金申請のプロである行政書士や中小企業診断士に依頼するのも一つの手です。特に大型補助金は審査が厳しいので、事業計画書の作り込みが重要になります。
最新の公募情報をチェック

佐藤
補助金エージェント編集長
最後に、今回の記事で紹介した補助金の締切が近いものはありますか?

室谷
代表取締役
いくつか注意が必要な締切があります。まず、中堅・中小・スタートアップ企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金(令和7年度補正‐基金設置法人公募)と同・事務局公募は2026年1月20日締切です。また、地域未来人材育成支援民間サービス等利活用促進事業費補助金は2025年1月24日締切と、すでに過ぎているものもあります。最新の公募情報は必ず公式サイトで確認してください。

佐藤
補助金エージェント編集長
ありがとうございます。ホームページ制作単体では補助金がなくても、上手くシステム化して申請すれば可能性があると分かりました。まずは相談窓口に問い合わせてみます。

室谷
代表取締役
ぜひそうしてください。神奈川県の補助金を最大限活用して、素晴らしいホームページ制作を実現してくださいね。
