【京都府商工会連合会】令和2年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型> 第5回受付締切 [全国商工会連合会分(商工会地区に事業所のある方のみ)]
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
伝統産業・観光業の再生を後押しする手厚い補助額
京都府は西陣織・京焼・京漆器・京友禅など世界的にも評価される伝統工芸産業を擁し、観光業は府内経済の柱でもあります。コロナによるインバウンド観光客の消失と国内旅行自粛は、これら産業に壊滅的な打撃を与えました。本補助金は補助率最大3/4・上限100万円に加え、事業再開枠50万円・クラスター対策枠50万円で最大200万円の支援が受けられ、伝統工芸の販路転換や観光関連事業者の非対面化に必要な投資を力強くサポートします。
3類型によるコロナ対応の必須化と京都らしい活用例
補助対象経費の1/6以上をコロナ対応3類型(サプライチェーン毀損対応・非対面型転換・テレワーク環境整備)のいずれかに充当することが必須です。京都では例えば、西陣織の機屋が原材料(絹糸)の輸入停止に対応する設備投資(サプライチェーン対応)、京焼窯元がオンライン販売・ライブコマースに転換(非対面転換)、京料理店がデリバリー・テイクアウト体制を整備(非対面転換)といった活用が典型例です。
京都府商工会連合会による地域密着サポート
京都府内には伏見・亀岡・城陽・木津川など多数の商工会が存在し、申請書類の作成から採択後の実績報告まで伴走型支援を提供します。伝統工芸や観光など業種特有の課題に精通した担当者が多く、京都ならではのビジネスモデル転換計画の策定をサポートします。
インバウンド依存からの脱却支援
2019年まで訪日外国人で賑わっていた京都の商店街・工房・体験施設では、2020年のコロナ禍で来客が9割以上減少した事業者も少なくありませんでした。本補助金の非対面型転換枠を活用することで、インバウンド依存から国内EC・オンライン体験・サブスクリプションモデルへの事業転換が可能です。
和菓子・京料理・観光業の感染対策との一体的支援
クラスター対策枠(50万円)を活用することで、店舗内の感染防止設備(仕切り・換気・消毒設備等)も補助対象となります。店内の安全確保と非対面サービスの強化を一体的に進めることで、コロナ後を見据えた持続可能な事業基盤を構築できます。
ポイント
対象者・申請資格
事業者規模の要件
- 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く):従業員5人以下
- 宿泊業・娯楽業:従業員20人以下
- 製造業・その他(伝統工芸・食品製造等含む):従業員20人以下
- 会社および個人事業主(職人・作家・工房主等含む)が対象
所在地・所属の要件
- 京都府内の商工会地区に事業所があること
- 商工会議所地区(京都市・舞鶴市・宇治市・宮津市・京丹後市等)は対象外
- 申請時点で商工会員でなくても申請可能(事前相談は必須)
コロナ特別対応型の必須要件(3類型)
- サプライチェーン毀損への対応:原材料(絹糸・陶土・漆等)の調達困難への対応設備、代替素材の活用投資等
- 非対面型ビジネスモデルへの転換:ECサイト構築、オンライン体験・工房見学システム、テイクアウト・デリバリー体制整備等
- テレワーク環境整備:在宅勤務対応のPC・クラウドサービス・Web会議ツール等の導入
- 上記いずれかに補助対象経費の1/6以上を充当すること
除外される事業者
- 過去にコロナ特別対応型で採択済みの事業者
- 確定申告未実施の事業者(新規開業の場合は別途要件あり)
- 風俗営業等に該当する事業者
- 農業(一次産業)そのもの(農産物加工・直売は可)
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:地元商工会への事前相談
事業所所在地の商工会(伏見商工会・亀岡市商工会・城陽市商工会・木津川商工会等)に相談します。伝統工芸・観光業など業種の特性や、コロナによる影響の状況を伝え、適用できる類型と活用方針を確認しましょう。
ステップ2:事業計画書の作成
「経営計画書」「補助事業計画書」を作成します。京都の産業特性(伝統工芸・観光・食文化)を活かし、コロナの影響と対応策を具体的に記載することが採択のポイントです。商工会担当者による添削・支援を積極的に活用しましょう。
ステップ3:商工会による確認・支援計画書の発行
作成した計画書を商工会に提出し、「支援計画書」を発行してもらいます。この書類は申請の必須書類です。締め切り(2020年12月10日)の2〜3週間前には相談を開始し、余裕をもって取得してください。
ステップ4:電子申請または郵送申請
申請書・経営計画書・補助事業計画書・支援計画書・直近の確定申告書等を揃えて申請します。電子申請システムの利用が推奨されています。
ステップ5:採択後の事業実施・報告
採択通知後、補助事業期間内(採択〜翌年3月末頃)に事業を実施します。伝統工芸の設備導入や観光施設のシステム整備など、施工・納品スケジュールを確認してから着手しましょう。完了後に実績報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
京都の伝統産業・地域文化を前面に出した計画書
コロナ影響の数値化と現実的な回復目標
伝統工芸のサプライチェーン問題の具体化
補助対象経費の適切な設定と見積りの取得
観光業者は感染対策枠との組み合わせを検討
ポイント
対象経費
対象となる経費
機械装置等費(4件)
- 伝統工芸の代替素材加工・製造のための専用設備
- テイクアウト・デリバリー対応の調理・梱包機器
- 非対面型受付・決済対応の機器(キャッシュレス端末等)
- テレワーク対応のPC・タブレット・周辺機器
広報費(4件)
- 伝統工芸品・京都土産のオンライン通販向けカタログ・写真撮影費
- 多言語(英語・中国語等)対応の広報ツール制作費
- SNS・動画広告(Instagram・YouTube等)の運用・制作費
- 新サービス告知のチラシ・DM・ポスター制作費
ウェブサイト関連費(4件)
- 伝統工芸品・特産品のECサイト構築費
- オンライン体験(工房見学・和菓子作り等)予約システムの導入費
- 多言語対応ホームページのリニューアル費
- コンテンツ管理システム(CMS)の導入・設定費
展示会等出展費(3件)
- オンライン工芸展・バーチャル物産展への参加費
- 海外バイヤー向けオンライン商談会の参加費
- 展示ブース装飾・作品展示物の制作費
開発費(3件)
- オンライン体験コンテンツ(伝統工芸・京料理・茶道等)の制作費
- 新商品(伝統素材を活用した現代向け製品)の試作・検証費
- 非対面サービス提供のためのアプリ・システム開発費
借料(2件)
- 補助事業実施に必要な設備・機器のレンタル費
- 撮影・配信機材のレンタル費
感染防止対策費(クラスター対策枠)(3件)
- 店舗・工房内のアクリルパーティション・仕切り設置費
- 空気清浄機・換気設備の導入費
- 非接触型体温検知システムの設置費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 人件費(代表者・従業員の給与・役員報酬)
- 不動産の取得・改修費用(建物・土地の購入、大規模修繕等)
- 飲食・接待・交際費
- 補助事業と直接関係のない汎用消耗品(マスク・手袋等の日用品)
- 税金・保険料・ローン返済・延滞金等
- 補助事業期間外に発生した経費
- 見積・発注・納品・支払い手続きが不完全な経費
- 農業(一次産業)に用いる農機具・農業用設備
よくある質問
Q京都市内の事業者は申請できますか?
京都市(左京区・中京区・下京区・上京区・東山区・伏見区等の全区)は商工会議所地区のため、本補助金(商工会連合会版)の対象外です。京都市内の小規模事業者は京都商工会議所が窓口となる「小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>(商工会議所版)」に申請してください。府内の亀岡市・城陽市・木津川市など一部地域は商工会地区が含まれる場合もあるため、事業所の管轄を確認してください。
Q西陣織の機屋(個人事業主の職人)は申請できますか?
はい、伝統工芸の職人・機屋・窯元などの個人事業主も対象です。製造業として従業員20人以下であれば申請できます。確定申告書(直近1年分)の提出が必要です。コロナによる原材料調達困難(絹糸・陶土等)や販路消失の状況を具体的に記載し、サプライチェーン毀損対応または非対面型転換の計画を策定することで申請できます。地元商工会(京都府内の各商工会)にご相談ください。
Q観光体験施設(茶道体験・着物レンタル等)は対象になりますか?
はい、商工会地区に所在し従業員数が要件を満たす事業者であれば対象です。宿泊業・娯楽業は従業員20人以下、それ以外のサービス業は5人以下が上限です。インバウンド消失による売上激減を記載したうえで、オンライン体験コンテンツへの転換(非対面型転換)やキャッシュレス・予約システムの導入を計画することが典型的な申請内容となります。
Q和菓子店がオンライン通販を始めるための費用は対象になりますか?
はい、ウェブサイト関連費(ECサイト構築費)として補助対象になります。また梱包設備・冷凍・冷蔵対応の発送機器(機械装置費)、通販カタログや商品写真の制作費(広報費)なども対象となります。これらは「非対面型ビジネスモデルへの転換」類型に該当し、補助率3/4が適用されます。補助対象経費の1/6以上をEC・通販転換に充当することが条件です。
Q補助金を受け取るまでの資金繰りはどうすればよいですか?
本補助金は後払い方式のため、採択後に自己資金または借入で事業を実施し、実績報告・審査を経て補助金が交付されます。採択から入金まで6〜12ヶ月程度かかる場合があります。京都府では日本政策金融公庫のコロナ特別貸付、京都府制度融資、地域の信用金庫によるコロナ対応融資など低利の資金調達手段があります。事業実施前に手元資金または融資の確保を行っておくことを推奨します。
Q伝統工芸品の製造機械は補助対象になりますか?
コロナ対応類型(サプライチェーン毀損対応または非対面型転換)の要件を満たす設備であれば、機械装置費として補助対象になり得ます。例えば輸入原材料の代替として国内産材料を使うための加工機械、ECサイト向け商品撮影のための照明・カメラ設備などが該当します。高額機械の場合は相見積もりが必要です。具体的な適否は地元商工会に確認してください。
Q文化財・歴史的建造物に指定された店舗・工房での改修費は対象になりますか?
文化財・歴史的建造物の改修は文化財保護法等による別途許可が必要な場合があり、補助対象外となることもあります。また補助事業としての不動産改修は原則対象外です。ただし感染防止設備(移動式パーティション等)や機器の設置(空気清浄機等)は内装改修とは別に補助対象となる場合があります。個別のケースについては地元商工会に詳細を確認してください。
Q海外バイヤー・インバウンド客向けのオンライン販路開拓は対象になりますか?
はい、多言語対応のECサイト構築費、海外向けオンライン商談会・バーチャル展示会への参加費、多言語カタログ制作費などは補助対象となります。非対面型ビジネスモデルへの転換として、海外顧客向けのオンライン販路開拓は本補助金の趣旨に合致した典型的な活用例です。特にコロナ前にインバウンド観光客への直販に依存していた伝統工芸・土産物業者にとって有効な申請内容です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>は、京都府内の事業者が活用できる他の支援策と組み合わせることで、コロナ禍からの回復と事業転換をより効果的に進めることができます。 国の支援策との組み合わせ:雇用調整助成金(厚生労働省)は従業員の休業手当補助であり、本補助金(設備・システム投資支援)とは目的が異なるため並行して活用が可能です。IT導入補助金との役割分担も有効で、クラウドサービス・業務ソフトはIT導入補助金、ECサイト・ハードウェア・広報・コンテンツ開発は本補助金と整理することで、より広範な投資をカバーできます(同一経費の重複申請は不可)。 京都府独自の支援策との連携:京都府では伝統産業・観光業向けの各種補助金や、中小企業向け制度融資(京都府中小企業制度融資)が用意されています。また京都市・宇治市など各市町村でも独自の事業者支援策が設けられている場合があります。本補助金と府・市町村の独自支援を組み合わせることで、投資に必要な自己負担分を大幅に圧縮できます。 日本政策金融公庫・地域金融機関との連携:京都信用金庫・京都中央信用金庫などの地域金融機関やゆうちょ銀行の特別融資と組み合わせることで、本補助金の自己負担分の資金を低利で調達できます。日本政策金融公庫のコロナ特別貸付も積極的に活用を検討してください。 注意点:同一の補助対象経費に対して複数の補助金を重複申請することは禁止です。各制度の申請時期・補助対象・補助率を確認し、商工会や専門家(中小企業診断士等)に相談して組み合わせを検討してください。
詳細説明
小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>とは
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、国は小規模事業者がコロナに対応しながら事業を継続するための取り組みを支援するため、通常の持続化補助金に加えて「コロナ特別対応型」を設けました。京都府では京都府商工会連合会が窓口となり、府内の商工会地区に所在する小規模事業者の申請をサポートします。
京都府の産業とコロナ禍の影響
京都府は世界遺産の寺社仏閣・嵐山・祇園などを擁する日本有数の観光地であると同時に、西陣織・京焼・京漆器・京友禅・京組紐などの伝統工芸産業、和菓子・京料理の食文化産業、精密機械・半導体関連の中小製造業など多彩な産業が集積しています。コロナ禍ではとりわけ以下の分野で深刻な影響が発生しました。
- 伝統工芸業(西陣織・京焼・京漆器等):百貨店・土産物店・観光施設向けの販路が消失し、職人・機屋・窯元の受注が激減。インバウンド観光客向けの直売工房も来客ゼロに近い状況となりました。
- 観光関連業(土産物店・体験施設・宿坊等):訪日外国人の消失と国内観光自粛で来客が9割以上減少した事業者が続出。着物レンタル・茶道体験・工房見学など体験型サービスは特に壊滅的な影響を受けました。
- 飲食業(和菓子・京料理・茶屋等):外出自粛・宴会自粛・修学旅行キャンセルにより売上が激減。観光地近辺の小規模飲食店は特に長期化する影響に苦しみました。
- 製造業(精密部品・電子機器等):グローバルサプライチェーンの寸断により部品調達が困難になり、受注・生産の両面で影響を受けた中小サプライヤーが多数発生しました。
補助金の主な概要
- 補助率:2/3(コロナ対応3類型で1/6以上充当の場合は3/4)
- 補助上限:100万円(事業再開枠50万円・クラスター対策50万円で最大200万円)
- 対象:京都府内の商工会地区に所在する小規模事業者(商工会議所地区を除く)
- 申請期間:2020年10月12日〜2020年12月10日(第5回)
コロナ特別対応型の3類型と京都での活用例
- サプライチェーン毀損への対応:中国産絹糸の輸入停止に対応した国内産絹糸活用の加工設備導入、陶土・釉薬の調達多様化のための在庫管理システム等。
- 非対面型ビジネスモデルへの転換:西陣織・京焼のECサイト構築、和菓子のオンライン販売・サブスクリプション導入、工房・茶室体験のオンライン配信システム整備、テイクアウト・デリバリー対応設備の導入等。
- テレワーク環境整備:事務スタッフのリモートワーク対応PC・クラウド会計・受発注管理システムの導入等。
京都府での活用事例(モデルケース)
- 西陣の機屋(サプライチェーン対応):中国産絹糸の輸入が困難になったため、国産絹糸対応の織機設備を調整。地元農家・養蚕農家との直接取引システムを構築し、安定調達体制を確立。
- 清水焼の窯元(非対面型転換):土産物店・百貨店経由の販路消失に対応し、独自ECサイトと動画工房見学コンテンツを整備。海外のコレクター向けオンライン販売も開始。
- 祇園周辺の和菓子店(非対面型転換):観光客・修学旅行生向けの来店販売が消失したため、全国通販対応の梱包設備とECサイトを導入。季節の和菓子セットの定期便サービスも開始。
- 亀岡市の精密部品メーカー(テレワーク環境整備):営業・設計スタッフのリモートワーク対応として、CADソフトのクラウド化とWeb会議システムを一括導入。受注対応力を維持しながら出社人数を削減。
京都府特有の注意事項
- 商工会議所地区の除外:京都市(全区)・舞鶴市・宇治市・亀岡市・城陽市の一部・宮津市など商工会議所が所在する地区は対象外です。各商工会議所が窓口となる別スキームを確認してください。
- 伝統工芸の経費認定:専門的な工芸機械・設備の価格や補助対象の適否は事前に商工会に確認が必要です。高額品は相見積もりが求められます。
- 文化財・歴史的建造物の改修:文化財・歴史的建造物に指定されている店舗・工房の改修は別途許可が必要な場合があり、補助対象外となることもあります。
申請の流れ
- 1. 地元商工会への相談:伏見・亀岡・城陽・木津川・久世など府内各地の商工会へ相談。
- 2. 事業計画書の作成:京都の産業特性を活かした経営計画書・補助事業計画書を作成。
- 3. 支援計画書の取得:商工会から発行してもらう必須書類。
- 4. 申請:電子申請または郵送で必要書類一式を提出。
- 5. 採択後の実施・報告:補助事業期間内(翌年3月末頃まで)に事業を完了し実績報告。
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