東京都のエコ・SDGs補助金、何から手をつければいい?

東京都 エコ・SDGs補助金 比較マップ 2026年
東京都 エコ・SDGs補助金 比較マップ 2026年
佐藤

佐藤

編集長

最近「SDGs対応しないと取引先から声がかかりにくくなった」って話、ちょこちょこ聞くんですよね。東京の中小企業って、どんなエコ・SDGs系の補助金が使えるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

ほんとに増えましたよね、そういう声。東京は国の補助金に加えて、東京都中小企業振興公社が運営する独自の助成金がいくつかあって、かなり充実してるんです。大きく3つのカテゴリで考えると整理しやすいですよ。
佐藤

佐藤

編集長

3カテゴリ!それぞれ教えてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

まず「製品・技術開発」「販路開拓」「省エネ改修」です。ゼロエミッション関連の製品を開発したいなら都の助成金、省エネ改修なら都か国の補助金、SDGsファイナンスに挑戦したいなら都独自の補助金、という感じで組み合わせ方が違うんですよ。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど!じゃあどれが一番使いやすいんですか?
室谷

室谷

代表取締役

規模感で変わりますね。1,000万円以上の開発予算があるなら「ゼロエミッション製品開発助成金」、ちょっと販促したいだけなら「ゼロエミッション販路拡大助成金」、建物の省エネ改修なら「東京都既存非住宅省エネ改修促進事業」あたりが現実的です。
カテゴリ代表的な補助金補助上限補助率
ゼロエミッション製品開発ゼロエミッション製品開発助成(単独)1,500万円2/3以内
ゼロエミッション販路拡大ゼロエミッション販路拡大助成金150万円2/3以内
省エネ改修(建物)東京都非住宅省エネ改修促進事業上限なし最大23%
SDGs金融SDGsファイナンス(グリーンボンド)200万円2/10
SDGs金融SDGsファイナンス(ブルーボンド)500万円7/10
省エネ設備(大規模)先進的省エネルギー投資促進支援事業110億円定額
GX産業転換自律型資源循環システム強靱化事業200億円要項参照

東京都独自のゼロエミッション助成金を詳しく教えてください

佐藤

佐藤

編集長

さっき出てきた「ゼロエミッション製品開発助成金」、もうちょっと詳しく教えてもらえますか?ゼロエミッションって何でもOKなんですか?
室谷

室谷

代表取締役

対象分野が7つあって、再生可能エネルギー・ゼロエミッションビル・電動モビリティ・水素・サーキュラーエコノミー・フロン対策・気候変動適応策、この7分野のどれかに該当する製品・技術の開発なら対象になるんですよ。
佐藤

佐藤

編集長

結構幅広いですね!金額は最大1,500万円ってことですか?
室谷

室谷

代表取締役

単独申請なら最大1,500万円で補助率2/3以内です。共同申請だと最大3,000万円に跳ね上がります。2社以上で共同申請するとその分上限額が上がるんですよ。ただ共同申請は調整コストがかかるので、スピード重視なら単独の方がいいですね。
佐藤

佐藤

編集長

ゼロエミッション製品開発助成の詳細はこちらで確認できますよね。販路拡大助成金も気になってるんですが、こっちはどんな場合に使えますか?
室谷

室谷

代表取締役

販路拡大は150万円上限・2/3補助で、ゼロエミッション関連製品・技術・サービスをすでに持っている会社が対象です。展示会の出展費用、ECサイトの出店費用、販促物の制作費、海外展開費用なんかが対象になるんです。
佐藤

佐藤

編集長

製品開発はできてるけど売り方に困ってる会社にはピッタリですね!
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。開発助成と販路拡大助成を組み合わせて「つくって→売る」の両方を補助してもらえるんですよ。ゼロエミッション販路拡大助成の詳細はこちら。東京都中小企業振興公社への問い合わせもしやすいですし。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、組み合わせ技か!

ゼロエミッション助成金の申請ポイント

  • 単独申請は最大1,500万円(2/3補助)、共同申請は最大3,000万円
  • ゼロエミッション東京戦略「Beyondカーボンハーフ」の7政策分野いずれかに該当すること
  • 都内で実質的に事業を行う中小企業が対象
  • 製品開発助成と販路拡大助成は別々の公募なので、タイミングを合わせて申請可能

東京都の省エネ改修補助金、ビル・事務所に使える?

佐藤

佐藤

編集長

製品開発じゃなくて、「うちのビルや事務所の光熱費を下げたい」という場合はどうですか?
室谷

室谷

代表取締役

それなら「東京都既存非住宅省エネ改修促進事業補助金」が狙い目ですね。省エネ診断・省エネ設計・省エネ改修の3ステップ全てに補助が出るのが特徴で、診断と設計は対象経費の2/3、改修工事は23%が補助されます。
佐藤

佐藤

編集長

診断と設計で2/3って、かなり手厚いですね。
室谷

室谷

代表取締役

しかも「まず診断だけ使う」という使い方もできるんです。診断してみてから「やっぱりやろう」という判断ができるので、中小企業にはやりやすい仕組みですよ。詳細は東京都非住宅省エネ改修促進事業のページで確認できます。
佐藤

佐藤

編集長

改修費の23%って、額によっては大きいですよね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。例えば5,000万円の改修なら1,150万円が補助される計算です。2030年までに温室効果ガス50%削減「カーボンハーフ」を目指す東京都の本気度が出てますよ。

国の大型エコ・SDGs補助金、東京の事業者も当然使える

佐藤

佐藤

編集長

都の補助金はわかりました。国の補助金で、東京の事業者が特に注目すべきものってありますか?
室谷

室谷

代表取締役

いくつかあります。まず工場・事務所の省エネ改修なら「SHIFT事業(脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業)」です。環境省の事業で、中小企業のCO2削減設備投資を大規模に支援してくれるんですよ。
佐藤

佐藤

編集長

SHIFTって何の略なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

「Sustainable Healthy and Innovative Future Town」の略です。ちょっと無理やりな気もしますけど(笑)。内容は本格的で、工場・事業場のエネルギー診断から設備更新まで、多岐にわたる用途に対応してます。SHIFT事業の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

ESGリース促進事業ってのも聞いたことあります。
室谷

室谷

代表取締役

それも環境省の事業ですね。脱炭素設備を購入するお金がなくても、リースで導入できる仕組みを支援するという発想で、初期費用ゼロで環境投資できるのが最大の特徴です。ESGリース促進事業の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

初期費用ゼロはありがたいですね!GXってよく聞くんですが、補助金もあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

ありますよ。「GXサプライチェーン構築支援事業」は水電解装置・浮体式洋上風力・ペロブスカイト太陽電池・燃料電池などGX分野の製造基盤強化を支援する国の大型事業で、最大25億円の定額補助です。GXサプライチェーン事業の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

25億円!スケールが違いますね(笑)。
室谷

室谷

代表取締役

ですよね。これはかなり大型の研究開発・製造投資向けですね。中小企業が単独で取れるかというと難しいですが、大企業との連携やコンソーシアムで参画するという使い方もできます。

省エネ設備投資の国の大型補助金

佐藤

佐藤

編集長

省エネ設備投資で使えるデカい補助金も教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

「先進的省エネルギー投資促進支援事業費」は経産省の事業で、最大110億円・定額補助です。工場や建築物の省エネ設備導入を大規模に支援してくれます。先進的省エネルギー投資促進支援事業の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

110億円って、うちには関係ないか(笑)。
室谷

室谷

代表取締役

大企業・大規模法人向けですね(笑)。もっと身近なところだと、「中小企業等エネルギー利用最適化推進事業(診断事業)」があります。エネルギーの使い方を専門家に診断してもらえる補助で、まず現状把握から始められるんですよ。エネルギー診断補助の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

診断から入れる、それはいい!
室谷

室谷

代表取締役

「まず診断してみる」→「課題が見えたら設備更新の大型補助に申請する」という段階的なアプローチが、失敗しないコツですよ。

SDGsファイナンスに挑戦したい事業者へ

佐藤

佐藤

編集長

SDGsファイナンスって、具体的に何ができるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

東京都独自の「SDGsファイナンス支援事業補助金」があって、グリーンボンドやグリーンローンを発行するための「外部レビュー費用」を補助してくれるんです。最大200万円、補助率2/10です。
佐藤

佐藤

編集長

外部レビューって何ですか?
室谷

室谷

代表取締役

グリーンボンドを発行する時に「このお金が本当に環境のために使われるか」を第三者機関に証明してもらう費用ですね。これがないとESG投資家に買ってもらえないんですよ。グリーンボンド補助の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

ブルーボンドってのもありましたよね。
室谷

室谷

代表取締役

ブルーボンドは海洋環境保全に特化した債券で、補助率が7/10と格段に高いんです!最大500万円で、外部レビュー費用の70%を補助してくれます。東京が港湾都市でもあることを考えると、使えそうな企業は意外と多いですよ。ブルーボンド補助の詳細はこちら
佐藤

佐藤

編集長

7/10とは手厚い!どんな会社が対象になりますか?
室谷

室谷

代表取締役

ブルーボンドならではですよ。SDGsファイナンス系の補助は「自社の取り組みを見える化して、社会にアピールしたい」というフェーズに入った企業に特に向いてます。銀行や投資家との関係強化にもつながりますよ。

サーキュラーエコノミー・資源循環の補助金

佐藤

佐藤

編集長

「サーキュラーエコノミー」ってキーワードも最近よく聞くんですが、補助金あるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

あります!経産省の「自律型資源循環システム強靱化促進事業」は補助上限200億円という国内最大級の規模で、廃プラスチック・廃棄物のリサイクル設備やサーキュラーエコノミー推進のための大型投資を支援します。
佐藤

佐藤

編集長

200億円はインフラ投資規模ですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。これは中小企業だと「コンソーシアムへの参画」という形が現実的です。ただ自律型資源循環事業の詳細を見ると、大企業と中小企業が連携したモデルも多いので、大企業の下請けや連携先としての参画チャンスがあります。
佐藤

佐藤

編集長

「デコ活」って聞いたことありますか?なんか可愛い名前ですよね(笑)。
室谷

室谷

代表取締役

「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の略称ですね(笑)。環境省が推進してる事業で、国民や企業が脱炭素行動を取るための啓発・支援プログラムです。デコ活推進事業の詳細はこちら

申請の流れとポイント

エコ・SDGs補助金 申請ステップ 2026年版
エコ・SDGs補助金 申請ステップ 2026年版
佐藤

佐藤

編集長

実際に申請するとき、どういう順序で動けばいいですか?
室谷

室谷

代表取締役

まず「自社の課題が製品開発系か、省エネ系か、SDGsアピール系か」を整理することですね。それによって使う補助金が全然違います。
1課題の整理 - 「製品開発・省エネ改修・販路開拓・SDGsアピール」のどれか
2対象補助金の絞り込み - 東京都独自 vs 国の補助金、規模感の確認
3GビズIDの事前取得 - 国の補助金はほぼ全てGビズIDが必要。最低3週間前には申請を
4公募スケジュールの確認 - ゼロエミッション系は年1回程度の公募。逃すと1年待ち
5申請書の作成 - 「事業の目的×SDGsへの貢献」を定量的に示すことがポイント
6採択後の報告義務の把握 - 完了報告・実績報告が必要。これを怠ると返還が発生
佐藤

佐藤

編集長

GビズIDって準備に時間かかりますよね?
室谷

室谷

代表取締役

登記簿謄本が必要で、書類が郵送で届くまで3週間くらいかかることがあります。いざ公募が始まってから「GビズIDがない!」という事業者さんを何人も見てきたので(笑)、早めに取っておくのが鉄則ですよ。

申請前に必ず確認すること

  • GビズIDは最低3週間前に申請(紙での申請は郵送で時間がかかる)
  • 補助金の対象経費に「すでに発注したもの」は含まれない(採択後の発注が原則)
  • 補助金によっては「東京都内に実質的な事業拠点があること」が必須条件
  • ゼロエミッション系は「ゼロエミッション東京戦略の7政策分野に該当すること」が審査基準
佐藤

佐藤

編集長

実際に申請して採択されやすい会社ってどんな特徴がありますか?
室谷

室谷

代表取締役

「定量的なCO2削減効果を示せる会社」ですね。例えば「この設備を入れると年間○トンのCO2を削減できる」という試算を出せると審査員も評価しやすいんです。逆に「なんとなくエコです」だと弱いんですよ。
佐藤

佐藤

編集長

数字で示すのが大事なんですね。
室谷

室谷

代表取締役

もう一つは「すでに何か環境関連の取り組みをしている」実績があると加点要素になりやすいです。ISO14001取得やゼロエミッションチャレンジへの参加歴なんかが評価されることがあります。

東京都のエコ・SDGs補助金まとめ比較

佐藤

佐藤

編集長

補助金が多くて混乱してきました(笑)。ざっくり整理してもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

規模別に一覧にするとわかりやすいですよ。
補助金名対象上限額補助率特徴
ゼロエミッション製品開発(単独)中小企業1,500万円2/3製品開発全般
ゼロエミッション製品開発(共同)中小企業グループ3,000万円2/3複数社の連携
ゼロエミッション販路拡大中小企業150万円2/3展示会・EC出店
東京都非住宅省エネ改修中小企業等上限なし最大2/3建物改修
SDGsファイナンス(グリーンボンド)債券発行事業者200万円2/10外部レビュー費用
SDGsファイナンス(ブルーボンド)債券発行事業者500万円7/10海洋保全特化
SHIFT事業工場・事業場要項参照要項参照CO2削減加速
ESGリース促進事業事業者全般要項参照要項参照初期費用ゼロで導入
GXサプライチェーン構築支援GX分野製造業25億円定額水素・太陽電池等
先進的省エネ投資促進支援大規模事業者110億円定額大型省エネ投資
佐藤

佐藤

編集長

こう並べると、小さい会社から大企業まで、規模別に使える補助金があるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんですよ。東京の場合は「都独自 + 国」の二重構造があって、うまく組み合わせると相当な支援を受けられます。特にゼロエミッション関連は東京都中小企業振興公社が相談窓口になっているので、まず相談に行くだけでも情報収集になりますよ。
佐藤

佐藤

編集長

東京都中小企業振興公社への相談、無料なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

相談は無料です。専門のコーディネーターがいるので、「自社はどの補助金に向いているか」を一緒に整理してくれます。補助金申請って最初のハードルが高く感じますが、相談してみると意外とハードル低いですよ(笑)。

東京都のエコ・SDGs補助金を使いこなすコツ

  • まず東京都中小企業振興公社に無料相談(ゼロエミッション関連は振興公社が窓口)
  • GビズIDは今すぐ取得しておく(最低3週間かかる)
  • 自社のCO2削減効果を試算しておく(数字で示せると審査通過しやすい)
  • 製品開発と販路開拓の補助金は組み合わせ申請が可能
  • 国の補助金は環境省・経産省の両方をチェック(分野によって担当省庁が違う)
佐藤

佐藤

編集長

最後に、どんな会社が「今すぐ動くべき」ですか?
室谷

室谷

代表取締役

3つのタイプですね。取引先からSDGs対応を求められている会社、省エネ設備を更新したいけど投資資金が足りない会社、ゼロエミッション関連製品を開発中または計画中の中小企業です。どれか当てはまるなら、ぜひ早めに動いてください!
佐藤

佐藤

編集長

ありがとうございます。東京の場合は都の補助金も充実してるので、国と都の両方を見ておくのが大事ですね。東京以外のエコ・SDGs補助金が気になる方はエコ・SDGs補助金 全国一覧ページもぜひチェックしてみてください。