広島県の燃料対策補助金 業種別比較図
燃料費って、事業をやってると本当に重くのしかかりますよね。広島県でこの問題を抱えてる事業者って、どんな業種が多いんですか?
広島って、実は燃料消費量がかなり多い県なんですよ。造船・海事産業、マツダを中心とした自動車製造業、そして日本一の牡蠣産地として知られる漁業。この3つが広島の主要産業で、どれも燃料費が経営に直撃する業種です。
そうなんです。造船は国交省系のゼロエミッション船補助、製造業はEV・脱炭素系、漁業は農水省系の省エネ漁船補助がメインになります。業種を絞って探した方が効率がいいですね。
事業規模と業種でだいたい方向性が決まります。「どの補助金が自分に合うか」を整理するために、ひろしま産業振興機構に相談するのが一番早い。無料で省エネ診断や補助金相談を受けてくれます。
- 国の補助金: 造船・EV・省エネ等の大型制度が充実(数億〜数百億円規模)
- 広島県独自補助: エネルギー価格高騰対策の創エネ設備助成(投資額の50%補助)
- 業種特化: 造船・製造業・漁業それぞれに適した制度が存在
- 窓口: ひろしま産業振興機構が補助金相談・省エネ診断を無料提供
呉の造船所ってすごく大きいですよね。あそこで使える補助金ってあるんですか?
ゼロエミッション船って、電気推進とか水素燃料の船のことですか?
そうです。電気推進・LNG・水素・アンモニア燃料対応の船舶建造費の一部を補助してくれる大型制度です。令和7年度は約300億円規模の予算が組まれていますよ。
300億円!それは大きい。でも中小造船所でも申請できるんですか?
内航船・フェリー・作業船など比較的小型の船舶も対象に含まれるので、地場の造船事業者でも受注している案件に合わせて申請できるケースがあります。申請窓口は国土交通省海事局か中国運輸局です。
造船所の工場内の機械はどうですか?フォークリフトとかクレーンの燃料も馬鹿にならないですよね(笑)
そこは
産業車両等の脱炭素化促進事業が使えます。造船所の広大な敷地内で稼働するフォークリフト・搬送車両を燃料電池化・EV化する費用を補助してくれます。LPG・軽油の燃料費を一気に削減できる施策ですね。
造船所って車両の数もすごいですもんね。費用対効果が高そうです。
まさに。造船所は一カ所に多数の産業車両が集中しているので、まとめて転換すると効果が大きい。複数台をまとめて申請すると審査でも有利になります。
| 補助金名 | 対象 | 補助の目安 | 窓口 |
|---|
| ゼロエミッション船等の建造促進事業 | 造船事業者 | 建造費の一部(大規模) | 国土交通省海事局・中国運輸局 |
| 産業車両等の脱炭素化促進事業 | 造船所内車両保有事業者 | 導入費の一部 | 環境省・執行団体 |
| ハイブリッドトラック・バス導入支援 | 運搬車両保有事業者 | 差額の1/2 | 北海道環境財団(全国対応) |
省エネ効果の定量的な数値を揃えることです。「この設備に替えると年間○kL燃料削減になる」という計算書が審査でかなり重視されます。ひろしま産業振興機構の省エネ専門家派遣を使うと、この計算書の作成支援も受けられますよ。
マツダが本社を置いてる広島は自動車関連企業が多いですよね。燃料費削減の補助金はどんなものがありますか?
えっ、1,100億円ですか! それは桁違いですね(笑)
会社の社用車や配送車をEV・FCVに転換する費用を補助してくれます。令和7年度補正予算で措置された制度で、最新の公募状況は
次世代自動車振興センターに確認してください。
中小のサプライヤーだとどうですか?大型設備投資は難しいところも多いですよね。
比較的申請しやすい制度です。Scope 3削減対応を求める取引先に「うちも動態管理で燃費改善してます」とアピールできる証拠にもなります。
製造業・サプライヤーの燃料費削減 3つのアプローチ
- 社用車・配送車のEV転換: クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(1,100億円規模)
- 大型設備の燃料転換: 製造プロセス転換支援事業(最大25億円)
- 配送トラック省エネ: 動態管理システム補助(補助対象経費の1/2以内)
広島県の独自の補助金ってありますか?国の制度と組み合わせられそうなやつ。
ありますよ。広島県の企業立地促進対策事業<エネルギー価格高騰対策>助成金が注目です。太陽光・蓄電池などの創エネ関連設備導入に対して投資額の50%を助成してくれます。中山間地域だと20%上乗せされる場合もあります。
50%って手厚いですね。これは毎年募集しているんですか?
令和7年度は1月17日から31日の募集でした。予算があれば毎年度実施される傾向があります。広島県 商工労働局 県内投資促進課(電話: 082-513-3377)に問い合わせると次回の募集時期を教えてもらえます。
広島の牡蠣養殖って有名ですよね。漁業の燃料費補助はどんなものがありますか?
広島は日本有数の牡蠣産地で、いかだ・筏の管理から収穫・出荷まで漁船を多用するので、燃料費は経営コストに直結します。
農林水産省の「水産業競争力強化設備投資支援事業」があります。養殖施設のエアレーター・ポンプ等の省エネ設備への更新費用を補助してくれます。漁業所得の安定向上に資する設備投資として申請するのがポイントですね。
省エネ型エンジンへの更新や、可変ピッチプロペラ・船体コーティング等の省エネ航行機器の導入も補助対象になります。漁協を通じた申請が基本なので、広島県漁業協同組合連合会に申請スケジュールを確認するところから始めてください。
そうです。漁協がまとめて申請した方が採択率が高くなる傾向があります。個別に動くより漁協に相談して「一緒に申請しませんか」と持ちかける方が採択されやすいです。
漁業は申請経験のある漁協とそうでないところで情報格差が大きい分野です。広島漁連に相談すれば担当職員が一緒に動いてくれるケースも多い。
広島って離島や中山間地も多いですよね。地域のガソリンスタンドが廃業したら困りますよね。
そうなんです。離島や中山間地のSSは廃業リスクが高く、地域のエネルギー供給インフラが失われると生活・産業基盤に直撃します。ここを支援する国の制度が充実しているんです。
業界では1,000万〜数千万円かかる場合もある。この補助がなければ廃業を選ぶスタンドも多い。広島の離島の事業者が申請しやすいように、過疎地等向けの専用枠もあります。
過疎地専用ってことは、広島の江田島とか大崎上島とかの事業者が優先されるんですか?
スタンドが複合エネルギー拠点に転換する場合はどうですか?EV充電器を設置するとか。
- 石油関連の補助金の多くは執行団体公募型(国→執行団体→スタンド、という間接補助)
- 直接申請は不可。必ず執行団体(石油業者団体等)を通じた申請が必要
- 石油業者団体(広島県石油商業組合等)に相談するのが先決
災害のときの燃料確保も問題になりますよね。広島って土砂災害も多いし。
自治体だけでなく、病院・社会福祉施設・電力・通信等の社会的重要インフラを運営する民間事業者も対象です。令和8年度は最大25億円超の予算規模です。
それは
天然ガス利用設備導入支援事業費補助金が対応します。停電対応型のコージェネレーションや燃料電池の導入費用の1/2または1/3を補助。最大3億6千万円まで出ます。病院や福祉施設が避難所に指定されているケースでの申請が多いですね。
3億6千万円って大きい。広島市内の大型病院でも申請できますか?
できます。申請条件は中圧導管か耐震性強化した低圧導管でのガス供給を受けていること。広島ガスのサービスエリア内の施設なら確認しやすいです。
広島県 燃料対策補助金 申請フロー図
たくさん補助金があってどれを選べばいいか迷いますね。整理してもらえますか?
業種・規模・目的で絞るのが一番分かりやすいです。横断比較してみましょう。
| 補助金名 | 対象業種・事業者 | 補助額目安 | 補助率 | 公募状況 |
|---|
| クリーンEV自動車導入促進補助金 | 全業種(車両導入) | 車両ごと | 定額 | 令和7年度補正実施(次回公募確認要) |
| 充電・充てんインフラ導入促進補助金 | 全業種(EV充電設備) | 最大510億円(全体) | 定額 | 令和7年度補正実施(次回公募確認要) |
| ゼロエミッション船建造促進事業 | 造船・海運 | 最大300億円(全体) | 1/2 | 令和7年度実施(次回公募確認要) |
| 産業車両脱炭素化促進事業 | 製造業・物流 | 設備費の一部 | 定額 | 令和7年度実施(次回公募確認要) |
| 天然ガス利用設備導入支援 | 全業種(防災・BCPで) | 最大3.6億円 | 1/2〜1/3 | 令和7年度三次公募実施(次回公募確認要) |
| 燃料備蓄推進事業(防災インフラ) | 自治体・重要インフラ | 最大25億円超 | 定額 | 令和8年度実施(次回公募確認要) |
| SSネットワーク維持・強化支援 | ガソリンスタンド | 〜約120億円(全体) | 定額 | 令和7年度実施(次回公募確認要) |
| SS過疎地流通体制整備 | 過疎地SS | 〜約5億円(全体) | 定額 | 令和8年度実施(次回公募確認要) |
| 広島県創エネ設備助成金 | 製造業等(広島県内) | 投資額の50% | 50% | 令和7年度実施(次回募集は県に確認) |
| ハイブリッドトラック・バス導入 | 運輸業 | 差額の1/2 | 1/2 | 令和7年度実施(次回公募確認要) |
| 動態管理システム補助(トラック) | 運輸業 | 補助対象経費の1/2以内 | 1/2 | 令和7年度実施(次回公募確認要) |
これを見ると、業種によって全然違う補助金が使えるんですね。
そうです。複数の補助金を組み合わせることもできますが、同一の設備・車両に対する重複交付は原則できないので、事務局への確認が必須です。
3つあります。まず省エネ効果の定量化。「年間何kL削減できる」という数値を出して申請書に入れること。次に事前相談の徹底。公募が始まる前に事務局に要件確認をしておく。そしてGビズIDの事前取得。国の補助金申請のほとんどに必要で、取得に2〜3週間かかるので早めに動くべきです。
1ひろしま産業振興機構に相談する(省エネ診断・補助金情報の収集)
3GビズIDを事前取得する(国の補助金申請に必須、2〜3週間かかる)
GビズIDって初めて聞きました。何のためのIDですか?
法人向けの行政手続き共通認証基盤です。国の補助金申請システム(jGrants等)にアクセスするのに必要で、取得まで時間がかかります。補助金の公募が始まってから慌てて申請すると間に合わないことがある。余裕を持って動くのが大事です。
全部一人でやると大変ですよね。相談できる窓口はどこがいいですか?
まずは公益財団法人ひろしま産業振興機構が起点になります。省エネ診断・補助金相談・専門家派遣を無料で提供していて、幅広い業種に対応しています。
造船・海運の補助金は中国運輸局、漁業関係は広島県漁業協同組合連合会が専門性が高いです。業種特化した窓口の方が申請実績も多く、採択のコツを知っていますよ。
石油関連の補助金は広島県石油商業組合か中国経済産業局が窓口になります。執行団体公募型の補助金が多いので、業界団体経由の申請が必須ですね。
ひろしま産業振興機構の省エネ専門家に依頼するのがベストです。複数制度の申請実績を持つ専門家が個別に対応してくれます。「まず1本申請して実績を作る」というアドバイスをもらえることも多いですよ。
燃料費が経営を圧迫している事業者にとって、補助金は本当に使うべきですよね。
まさに。特に広島は造船・製造・漁業・SSと、燃料コストが重い業種が集中している県です。使える補助金を把握して、計画的に申請していくことが大事です。広島の産業を守るためにも、補助金制度はフル活用してほしいです。
今日はたくさん教えていただきありがとうございました!まずひろしま産業振興機構に電話するところから始めます(笑)
ぜひ!窓口に問い合わせるだけで補助金の全体像がかなり見えてきますよ。広島県の補助金をもっと幅広く調べたい方は
広島県の補助金・助成金・給付金一覧もあわせて参考にしてみてください。