【北九州市】米国関税措置に対する新規チャレンジ支援事業助成金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
幅広い取り組みに活用できる汎用性の高さ
この助成金の最大の特徴は、「新たな事業展開」に関わる費用であれば、効率化・高収益化、新分野展開・事業再構築、新商品・新サービス開発、販路開拓・新規顧客拡大に向けた販売促進活動など、多岐にわたる取り組みを対象としている点です。単一の用途に限定されず、各企業の状況に合わせた柔軟な活用が可能です。
補助率3分の2以内・上限100万円の充実した支援水準
補助率が3分の2以内という高い補助率が設定されており、事業者の自己負担は総費用の約3分の1程度に抑えることができます。上限100万円の助成額は、初期的な新規チャレンジを実行するうえで十分な規模感であり、資金調達の一助となります。
個人事業主も含む幅広い対象者
中小企業基本法に定める中小企業者に加え、個人事業主も対象に含まれています。法人格の有無にかかわらず北九州市内に事務所・事業所を有し事業継続の意思がある方であれば申請資格を持ちます。業種についても漁業・農業から製造業・ITまで21業種にわたり、ほぼ全業種が対象です。
計画認定後から着手可能な迅速な支援体制
申請後は先着順に順次審査が行われ、計画認定を受けた段階から事業に着手できます。採択を待つ間に機会を逸することなく、タイムリーに新規チャレンジを開始できる点は、スピードが求められる市場環境において重要なメリットです。
原則市内事業者への発注による地域経済循環
助成を受けた事業における発注は原則として北九州市内事業者へ行うことが求められます。これにより地域内での経済循環が促進され、市全体の産業力強化につながる設計となっています。
ポイント
対象者・申請資格
法人・個人事業主の要件
- 中小企業基本法に規定する中小企業者であること(法人・個人事業主を問わない)
- 北九州市内に事務所または事業所を有し、事業継続の意思があること
- 市税(市民税・固定資産税等)の滞納がないこと
売上減少要件(いずれかを満たすこと)
- 直近3ヶ月の売上高が前年同期比5%以上減少していること
- 直近1ヶ月の売上高が前年同月比5%以上減少し、かつ今後2ヶ月も前年同期比5%以上減少が見込まれること
対象業種(21業種)
- 漁業、農業、鉱業
- 建設業
- 製造業
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 情報通信業
- 運輸業
- 卸売業、小売業
- 金融業、不動産業
- 学術研究
- 宿泊業、飲食サービス業
- 生活関連サービス業、複合サービス事業、サービス業
- 教育、医療、福祉
ポイント
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申請ガイド
ステップ1: 要件確認と売上減少証明資料の準備
まず、直近3ヶ月または直近1ヶ月+見込み2ヶ月の売上高データを整理し、前年同期比5%以上減少していることを確認します。売上証明として試算表・月次損益計算書・確定申告書等を用意してください。
ステップ2: 事業計画書の策定
新たな事業展開の取り組み内容、目標、スケジュール、必要経費の見積もりを記載した事業計画書を作成します。効率化・新分野展開・販路開拓など、取り組みの目的と期待効果を具体的に記述することが重要です。
ステップ3: 申請書類の作成と提出
北九州市産業経済局中小企業振興課(TEL: 093-873-1433)に問い合わせ、申請書類一式を入手・作成して提出します。先着順の審査となるため、できるだけ早期に提出することが重要です。
ステップ4: 審査・計画認定
提出後は順次審査が行われ、要件を満たす場合に計画認定が通知されます。認定後から事業に着手できますが、認定前の経費は助成対象外となるため注意が必要です。
ステップ5: 事業実施と実績報告
認定された計画に基づいて事業を実施します。発注は原則として市内事業者へ行います。事業完了後に実績報告書と経費証明書類を提出し、確認を経て助成金が支払われます。
ポイント
審査と成功のコツ
売上減少の因果関係を明確に示す
新規チャレンジとしての事業展開の新規性を強調する
実現可能性の高い事業計画を策定する
早期提出による先着順対応
市内事業者への発注計画を明記する
ポイント
対象経費
対象となる経費
販路開拓・マーケティング費用(4件)
- 新規顧客獲得のための広告宣伝費(Web広告・チラシ等)
- 展示会・商談会への出展費用
- ECサイト構築・運営費用
- 市場調査・マーケティングリサーチ費用
新商品・新サービス開発費用(4件)
- 試作品製造・開発費
- 外部専門家への開発委託費
- 新サービス導入に係るシステム開発費
- 知的財産権取得費用(特許・商標等)
設備・IT導入費用(3件)
- 新事業に必要な機械・設備の購入費
- 業務効率化のためのITツール・ソフトウェア導入費
- クラウドサービス初期導入費
新分野展開・事業再構築費用(3件)
- 新規事業立ち上げに係るコンサルティング費用
- 新事業に必要な資格取得・研修費
- 外部専門家活用費(弁護士・税理士等の業務範囲内で)
効率化・高収益化に向けた費用(3件)
- 業務プロセス改善のためのシステム導入費
- 生産性向上ツールの購入・導入費
- DX推進に係る外部専門家活用費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 既存事業の維持・継続のみに使用される経費(新規性のない費用)
- 他の助成金・補助金と重複して申請する経費
- 計画認定前に着手・発注した事業に係る経費
- 北九州市外の事業者への発注(原則として不可)
- 土地・建物の購入費・賃借料
- 代表者・役員・従業員への人件費(給与・報酬等)
- 飲食費・接待交際費・慶弔費
- 市税(市民税・固定資産税等)の滞納がある場合の全経費
よくある質問
Q米国関税措置の影響を受けているかどうかの判断はどのようにすればよいですか?
直接的な輸出停滞・受注キャンセルだけでなく、仕入れ先の価格転嫁による原材料コスト増加や、取引先企業の事業縮小による受注減少など間接的な影響も含まれます。具体的には直近3ヶ月の売上高を前年同期と比較し、5%以上の減少があれば要件を満たす可能性があります。判断が難しい場合は、まず北九州市産業経済局中小企業振興課(TEL: 093-873-1433)に事前相談することをお勧めします。
Q個人事業主でも申請できますか?
はい、申請できます。中小企業基本法に定める中小企業者には個人事業主も含まれており、法人格の有無は問いません。北九州市内に事務所または事業所を有し、市税の滞納がなく、売上減少要件を満たしていれば申請資格があります。開業届の提出状況や業種によって要件の適用が異なる場合がありますので、詳細は担当窓口にご確認ください。
Q「新たな事業展開」とは具体的にどのような取り組みが該当しますか?
効率化・高収益化(業務プロセス改善・DX推進等)、新分野展開・事業再構築(異業種参入・既存事業転換等)、新商品・新サービス開発(試作・サービス設計等)、販路開拓・新規顧客拡大に向けた販売促進活動(EC開設・展示会出展・Web広告等)が該当します。既存事業の単純な継続費用は対象外ですが、従来と異なる新たな取り組みであれば幅広く認められる傾向があります。具体的な取り組みが対象になるかどうかは事前相談で確認することをお勧めします。
Q補助金・助成金の後払い方式とはどういう意味ですか?資金繰りへの影響は?
本助成金は「後払い方式」を採用しており、事業を実施・完了させた後に実績報告書と経費証明書類を提出し、審査確認を経て助成金が支払われます。つまり、事業実施中は自己資金または借入金で経費を立替払いする必要があります。上限100万円・補助率3分の2の場合、最大150万円程度の経費を一時的に自己負担することになります。資金繰りが懸念される場合は、日本政策金融公庫や北九州市・福岡県の制度融資(セーフティネット貸付等)との併用を検討してください。
Q先着順とのことですが、申請受付枠数や締め切りはありますか?
申請枠数や公式な締め切り日については、北九州市産業経済局中小企業振興課(TEL: 093-873-1433)に直接お問い合わせください。先着順審査のため、予算上限に達した時点で受付が終了する可能性があります。要件を満たしていると判断した場合は、できる限り早期に申請準備を進め、書類が整い次第速やかに提出することを強くお勧めします。
Q他の補助金と併用することはできますか?
同一経費に対して他の助成金・補助金を重複して受給することは認められていません。ただし、本助成金の対象経費と明確に区分された別の経費について、他の制度を活用することは可能な場合があります。例えば、本助成金で販路開拓費を申請し、別の補助金で設備投資費を申請するといったケースは、担当窓口に確認した上で対応可能な場合があります。必ず事前に北九州市産業経済局中小企業振興課に相談の上、申請してください。
Q北九州市外の業者に発注しても助成対象になりますか?
本助成金では、発注先は「原則として北九州市内の事業者」とされています。市外業者への発注が必要な場合は、市内に同等のサービスを提供できる事業者がいないなど合理的な理由が必要となる可能性があります。市外発注を計画している場合は、事前に担当窓口へ確認し、計画認定時に明記しておくことが重要です。
Q事業完了後の実績報告にはどのような書類が必要ですか?
一般的に実績報告に必要な書類としては、実績報告書(所定様式)、経費に関する領収書・請求書・振込記録のコピー、成果物や取り組みの状況を示す写真・資料等が求められます。具体的な必要書類の一覧は北九州市産業経済局中小企業振興課(TEL: 093-873-1433)に確認してください。経費の証明書類は事業実施中から整理・保管しておくと実績報告がスムーズになります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金の備考に明記されている通り、他の助成金・補助金との併給(同一経費への重複申請)は不可とされています。ただし、異なる経費を対象とする別制度との組み合わせについては、事前に北九州市産業経済局中小企業振興課(TEL: 093-873-1433)へ確認することをお勧めします。 本助成金と組み合わせを検討できる可能性がある制度として、国の「小規模事業者持続化補助金」(販路開拓費が対象)や「ものづくり補助金」(設備投資・試作開発が対象)があります。ただし、これらとの経費の重複は許容されないため、本助成金で申請する経費と明確に区分して計画することが必要です。 日本政策金融公庫や福岡県・北九州市の制度融資(セーフティネット貸付等)は補助金・助成金ではなく融資であるため、資金調達手段として本助成金と並行して活用可能です。特に後払い方式の本助成金では、事業実施中の一時的な資金需要に対応するため、融資との併用が有効な選択肢となります。 福岡県が実施する中小企業向け各種補助金についても、同一経費の重複申請に注意しながら、対象外経費や自己負担分を補完する形での活用を検討してください。
詳細説明
助成金の背景と目的
米国の追加関税措置(いわゆる「トランプ関税」を含む一連の貿易政策)は、輸出依存度の高い日本の中小企業に深刻な影響を与えています。北九州市は製造業・物流業・貿易関連業が集積する産業都市であり、直接・間接的に影響を受ける市内中小企業の競争力維持・強化を目的として本助成金が創設されました。
単なる損失補填ではなく、「新たな事業展開」への取り組みを支援する点が本制度の本質です。現状維持ではなく、この危機を新たなビジネスチャレンジの契機と捉えて行動する事業者を後押しします。
助成の対象となる取り組み
- 効率化・高収益化: 業務プロセス改善、デジタル化推進、生産性向上施策など
- 新分野展開・事業再構築: 既存事業の転換、新規事業領域への参入
- 新商品・新サービス開発: 試作品開発、新サービスの設計・構築
- 販路開拓・新規顧客拡大に向けた販売促進活動: 国内外の新市場開拓、ECサイト活用、展示会出展など
これらの取り組みは単独でも組み合わせでも申請可能であり、企業の実情に合わせた多様な活用が期待されています。
支援内容(助成額・助成率)
- 助成上限額: 100万円
- 助成率: 対象経費の3分の2以内
- 例: 150万円の事業を実施する場合、最大100万円の助成(自己負担50万円)
助成金は後払い(実績報告後の支払い)となるため、事業実施期間中の資金繰りには注意が必要です。制度融資との並行活用も検討してください。
申請要件の詳細
以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 中小企業基本法に定める中小企業者(個人事業主含む)
- 北九州市内に事務所または事業所を有し、事業継続の意思があること
- 市税(市民税・固定資産税等)の滞納がないこと
- 米国関税措置の影響による売上減少要件を満たすこと(下記参照)
売上減少要件(交付要件)
以下のいずれかを満たすことが必要です。
- 要件A: 直近3ヶ月の売上高の合計が、前年同期比で5%以上減少していること
- 要件B: 直近1ヶ月の売上高が前年同月比5%以上減少し、かつ翌2ヶ月分も同様の減少が見込まれること
売上減少の原因が米国関税措置の影響によるものであることを示す説明資料の準備も重要です。
申請手続きの流れ
- Step 1: 要件確認・事前相談(北九州市産業経済局中小企業振興課 TEL: 093-873-1433)
- Step 2: 売上減少証明資料の整備(試算表・月次損益計算書等)
- Step 3: 事業計画書の作成・申請書類一式の提出
- Step 4: 先着順による審査・計画認定通知の受領
- Step 5: 認定後に事業着手(認定前の着手は助成対象外)
- Step 6: 事業完了後に実績報告書・経費証明書類を提出
- Step 7: 審査確認後、助成金の支払い
注意事項
- 先着順のため、要件を満たしている場合は早期申請が重要です
- 計画認定前の着手・発注は助成対象外となります
- 発注は原則として北九州市内の事業者へ行うことが求められます
- 他の助成金・補助金と同一経費への併給はできません
- 助成金は後払いのため、事業実施中の資金調達を事前に検討してください
問い合わせ先
北九州市産業経済局 地域経済振興部 中小企業振興課
TEL: 093-873-1433
申請前の事前相談を強くお勧めします。申請書類の不備防止や審査通過率の向上に役立ちます。
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