令和5年度働くパパママ育業応援奨励金【もっとパパコース】
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
人数連動の支給額設計:最大170万円
男性育業取得者の人数に応じて支給額がスケールアップする設計が最大の特徴です。2名取得→80万円、3名→110万円、4名→140万円、5名→170万円と、取組の規模に比例した報酬が得られます。複数の男性従業員が同期間・異なる期間を問わず30日以上育業を取得すれば対象となるため、計画的な取組により支給額の最大化が可能です。
30日以上の育業取得が条件
各男性従業員の育業取得期間が30日以上であることが要件です。育児・介護休業法上の育休と比較して設定されたこの期間は、日本の男性育業取得の実態(平均取得日数が非常に短い)を踏まえた、実質的な取組の深さを問う設計です。30日は約1か月に相当し、業務の一定期間の代替体制整備が必要となります。
都内中小企業等限定の手厚い支援
対象は東京都内の中小企業等で、大企業では実施が難しい「全員で取り組む」育業文化の醸成を後押しします。特に10〜100名規模の中小企業において、複数の男性従業員が同年度に育業を取得するケースで高い効果を発揮します。経営陣のコミットメントが従業員全体に波及しやすい規模の企業に最適です。
定額奨励金で使途自由
経費の種別を問わない定額奨励金のため、代替要員の確保費用、業務効率化ツールの導入、育業取得促進キャンペーンの実施費用など、企業のニーズに合わせた活用が可能です。育業制度の整備・運用に伴う負担を実質的に軽減する財源として柔軟に活用できます。
ポイント
対象者・申請資格
企業要件
- 東京都内に主たる事業所を有する中小企業等であること
- 常時雇用する労働者数が一定規模以下であること(申請要領で確認)
- 就業規則等に育業制度が適切に規定されていること
対象従業員要件
- 男性の従業員が対象
- 育児・介護休業法に基づく育業(育児休業)を30日以上取得していること
- 育業期間中に雇用関係が継続していること
複数名取得要件
- 育業取得する男性従業員が2名以上であること
- 各従業員それぞれが30日以上の育業を取得していること
- 取得期間は同時・時差を問わず、申請期間内の取得が対象
制度整備要件
- 就業規則等に育業制度(男性も取得可能な内容)が規定されていること
- 育業取得を促進する職場環境の整備に取り組んでいること
ポイント
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申請ガイド
STEP 1:育業取得計画の策定
育業を取得予定(または取得済み)の男性従業員を特定し、各人の育業開始日・終了日・取得日数(30日以上か)を確認します。申請締切(2024年3月29日)前に要件を充足する従業員数を把握します。
STEP 2:申請書類の準備
東京しごと財団の申請要領を入手し、必要書類一覧を確認します。男性従業員ごとの育業申出書・育業期間を証明する書類(雇用保険給付関係書類等)、就業規則(育業規定)、賃金台帳・出勤簿などを収集します。
STEP 3:申請書の作成・提出
取得者全員分の書類をまとめ、申請書を作成します。申請期間(2023年12月18日〜2024年3月29日)内に東京しごと財団へ提出。郵送・窓口どちらで提出するかを事前に申請要領で確認してください。
STEP 4:審査・支給決定
書類審査後に支給決定通知が届き、指定口座への振込が実行されます。取得者数に応じた支給額が決定されるため、申請時に取得人数を正確に申告することが重要です。
ポイント
審査と成功のコツ
観点1:取得者数の最大化計画
観点2:30日以上を確実に達成する設計
観点3:代替体制の事前構築
観点4:就業規則・制度整備の先行対応
ポイント
対象経費
対象となる経費
奨励金(定額支給)(2件)
- 男性従業員2名以上が30日以上育業取得した場合の定額奨励金(2名→80万円・3名→110万円・4名→140万円・5名→170万円)
- 複数名の育業取得取組に対する企業への定額支給
対象となる育業の形態(3件)
- 育児・介護休業法に基づく育業(育児休業)
- 男性従業員1名あたり30日以上の育業取得
- 2名以上の複数名による育業取得
対象企業の取組(3件)
- 就業規則への男性育業制度の規定・整備
- 育業取得促進に向けた職場環境整備(代替体制の構築等)
- 男性従業員への育業取得勧奨・啓発活動
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 特定の設備・機器の購入費(本奨励金は経費補助ではなく定額支給のため)
- 外注費・委託費(経費補助制度ではないため対象外)
- 広告宣伝費・PR費用(経費に紐づく補助制度ではないため対象外)
- 育業期間中の代替要員の人件費(直接の経費補助は対象外)
- 研修・セミナー費用(経費補助ではなく取組への奨励金のため対象外)
よくある質問
Q「30日以上」の育業期間はどのように計算しますか?
育業の取得期間は、育業開始日から終了日までの暦日数で計算します。土日・祝日を含む30日以上が要件となります。育業申出書や雇用保険給付(育児休業給付金)の記録で確認できます。育業期間が29日以下の場合は対象外となるため、取得日数の確認を徹底してください。
Q2名の男性従業員が取得した場合と5名取得した場合では支給額がどう違いますか?
支給額は取得者数に応じて段階的に増加します。2名取得の場合は80万円、3名取得では110万円、4名取得では140万円、5名取得では170万円が支給されます。取得者が1名増えるごとに約30万円の増加となるため、取得可能な男性従業員を最大限に動員することで財務的メリットが高まります。
Q男性従業員が同時期に育業を取得する必要がありますか?
申請期間内(2023年12月18日〜2024年3月29日の申請締切)に育業取得の要件を満たしていれば、同時期の取得でなくても問題ありません。ただし、各従業員の育業取得が完了し、30日以上の要件を充足していることが申請の前提となります。取得のタイミングは申請要領で詳細を確認してください。
Q育業を取得した男性従業員が育業終了後に退職した場合はどうなりますか?
育業期間中の雇用関係の継続が要件となっています。育業終了後の退職については、支給要件への影響を申請要領で確認するか、東京しごと財団に直接お問い合わせください。なお、育業取得後の継続勤務を要件とするコース(働くママコース等)と要件が異なる場合があります。
Q他のコース(働くママコース等)と同時に申請できますか?
「もっとパパコース」は男性従業員の複数名育業取得を対象とし、「働くママコース」は女性従業員の1年以上育業取得・原職復帰を対象とするため、対象要件が異なります。それぞれの要件を満たす事例がある場合は、各コースに別々に申請できる可能性があります。ただし申請要領に複数コース申請についての規定がある場合はそちらに従ってください。
Q男性育業取得者が途中で育業を中断した場合はどうなりますか?
育業の中断・取消しが生じた場合、当該従業員の取得日数が30日未満となる可能性があります。その場合、対象人数から除外されるため支給額が減額されることがあります。育業スケジュールを確定させてから申請することが望ましく、取得予定日数には余裕を持った計画が安全です。
Q就業規則に男性育業の規定がない場合、申請前に整備する必要がありますか?
はい、就業規則等に育業制度(男性従業員も取得できる内容)が規定されていることが申請要件の一つです。法令上、育児・介護休業法により育業制度の設置は義務付けられていますが、就業規則への明記が必要です。未整備の場合は社会保険労務士に相談しながら速やかに就業規則を改訂し、労働基準監督署への届出も行ってください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本奨励金は東京都・東京しごと財団が実施する男性育業推進制度であり、他の助成金・補助金との併用については各制度の規程に照らして個別に確認が必要です。国が実施する「両立支援等助成金」(厚生労働省)の「出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)」は、男性従業員の育業取得を対象とした類似制度のため、同一の育業取得事実を根拠とした二重受給となるかを事前に東京しごと財団および社会保険労務士に相談することを推奨します。一般的に、助成金・奨励金の性質・目的・支給根拠が異なれば併用が認められるケースがありますが、確認なしに申請することはリスクを伴います。また、東京都が実施する「働くパパママ育業応援奨励金」の他のコース(働くママコース、パパと協力!ママコース)は、対象従業員・要件が異なるため、それぞれの要件を満たす場合は別途申請できる可能性があります。同一企業での複数コース申請の可否についても申請要領で確認してください。
詳細説明
制度の概要
「令和5年度働くパパママ育業応援奨励金【もっとパパコース】」は、東京都および公益財団法人東京しごと財団が都内中小企業等を対象に実施する、男性従業員の育業(育児休業)取得を組織的に推進するための奨励金制度です。2名以上の男性従業員が各30日以上の育業を取得した場合、企業に対して人数連動で奨励金が支給されます。
支給額(人数連動)
- 2名取得:80万円
- 3名取得:110万円
- 4名取得:140万円
- 5名取得:170万円
特定の経費への補助ではなく、育業取組の規模に応じた定額支給です。取得者が多いほど支給額が増加するため、計画的な取組が財務的に有利となります。
対象企業の要件
- 東京都内に主たる事業所を有する中小企業等
- 就業規則等に育業制度(男性も取得可能)が規定されていること
- 育業取得促進に向けた職場環境整備に取り組んでいること
対象となる育業の要件
- 対象は男性従業員
- 育児・介護休業法に基づく育業(育児休業)を30日以上取得していること
- 育業取得者が2名以上であること
- 育業期間中に雇用関係が継続していること
申請期間
申請受付期間:2023年12月18日〜2024年3月29日
活用シナリオ:取得人数の最大化
本制度は取得人数が多いほど支給額が増加するため、経営陣・人事部門が積極的に男性育業取得を促進することが効果的です。育業を検討している男性従業員全員にアプローチし、30日以上の取得を計画的にスケジューリングすることで、最大170万円(5名取得)の奨励金受給が可能となります。
申請手続きの流れ
- 1. 育業計画の確認:対象男性従業員の育業開始・終了予定日と30日以上の達成を確認
- 2. 書類準備:育業申出書・取得期間証明・就業規則・賃金台帳を従業員ごとに収集
- 3. 申請書作成・提出:申請期間内に東京しごと財団へ提出
- 4. 審査・支給:取得人数の確認審査後、対応する金額が振込まれる
制度活用のメリット
本コースへの取組は、男性育業取得率の向上という社会的課題への貢献と同時に、企業の採用競争力・従業員エンゲージメント向上という経営的メリットをもたらします。特に若い世代の求職者は「育業が取りやすい職場かどうか」を重視する傾向があり、取組の実績を採用PRに活用することで長期的な人材確保効果も期待できます。
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