令和5年度 系統用蓄電池等導入・配電網合理化等再生可能エネルギー導入加速化事業費補助金(配電事業等の参入を見据えた計画策定支援事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
マイクログリッド計画策定を支援
実際のマイクログリッド設備投資ではなく、計画策定段階(フィジビリティスタディ、事業計画書作成)を支援する点が本事業の特徴です。設備投資前の計画段階から公的支援を受けられるため、参入リスクを低減しながら検討を進められます。
災害時の地域独立系統運営が目標
本事業は通常時の電力需給管理にとどまらず、大規模災害時に系統から独立して地域内で電力を自立供給できる「独立系統」の構築を最終目標としています。防災・レジリエンス強化という社会的意義が評価されます。
最大2,000万円・補助率1/2の計画策定費補助
補助上限2,000万円・補助率1/2は、計画策定フェーズへの支援としては比較的大型です。専門コンサルタントへの委託費用、フィジビリティスタディ費用、シミュレーション費用等の計画策定経費が対象となります。
1次公募で先行優位を確保
本事業は1次公募のため、採択実績がまだない段階です。早期に採択されることで、類似の2次公募申請者に比べて実証実績・ノウハウを先行して蓄積できます。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体
- 法人格を有する事業者(全業種対象)
- 地方自治体、民間企業、地域新電力会社等
- 配電事業参入を検討する事業者
- マイクログリッド構築の構想・意欲を持つ組織
事業内容要件
- 配電事業参入を見据えたマイクログリッド構築計画の策定であること
- 災害時の地域独立系統運営を目標とした計画であること
- 地域の再生可能エネルギーを活用した地産地消型の電力システム設計が含まれること
地域・ネットワーク要件
- 計画対象エリアにおける地域関係者(自治体、地域企業、電力需要家等)との合意形成の見通しがあること
- 一般送配電事業者との事前協議を行う意向があること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:SII公募情報の確認
SIIウェブサイトで1次公募の公募要領・申請様式を入手し、対象地域、計画策定の要件、採点基準を確認します。
ステップ2:地域関係者との協議
計画対象エリアの自治体、地域企業、電力需要家等と計画策定の趣旨・方向性を共有し、協力の合意を得ます。
ステップ3:計画策定の基本方針策定
マイクログリッドの対象エリア、活用する再エネ電源(太陽光・風力等)、蓄電池・制御システムの概要、独立系統運営のシナリオを検討した基本構想を作成します。
ステップ4:専門コンサルタントの選定
電力系統設計、事業計画、法規制調査等の専門家を選定し、計画策定の実施体制を整えます。
ステップ5:申請書作成・提出・審査
申請書類(計画策定の目的・内容・スケジュール・経費)をまとめてSIIに提出し、採択審査を受けます。採択後は計画策定業務の実施・完了報告という流れで進みます。
ポイント
審査と成功のコツ
地域の必要性を具体的なデータで示す
自治体との連携・合意を明示
実現可能な計画策定スケジュールの提示
計画策定後の事業化見通しを示す
ポイント
対象経費
対象となる経費
調査・分析費(3件)
- 電力需要・再エネ賦存量調査費
- 地域の災害リスク調査費
- 事業性・経済性分析費
設計・シミュレーション費(3件)
- マイクログリッドシステム設計費
- 電力需給シミュレーション費
- 独立系統運営シナリオ検討費
専門家委託費(3件)
- 電力系統専門コンサルタント委託費
- 法規制調査委託費
- 事業計画書作成支援費
合意形成費(3件)
- 地域関係者協議費用
- 説明会・ワークショップ開催費
- 資料作成費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 実際の設備・機器の調達・設置費用(計画策定段階のため)
- 土地・建物の取得・賃借費用
- 計画対象地域と無関係な調査費用
- 接待・交際費
- 補助事業期間外に発生した経費
- 消費税(課税事業者の場合)
よくある質問
Q1次公募と2次公募(65630)の違いは何ですか?
同一制度の公募回が異なります。1次公募(本事業)は先行公募であり、採択実績がない段階での申請です。2次公募では1次採択事業の情報が参照可能になるため、申請者は1次採択傾向を踏まえた差別化戦略を立てやすくなります。逆に言えば、1次公募で採択されることで業界内でのパイオニア的立場を確立できます。
Q計画策定のみで終わっても補助対象になりますか?
はい、本事業の補助対象はあくまで「計画策定」であるため、計画書を完成させて提出することで補助金の精算が可能です。ただし、計画策定後にマイクログリッドを実際に構築するという意欲・見通しがあることが採択審査での評価を高めます。計画策定で終わることを前提とした申請は採択されにくい可能性があります。
Q自治体と共同申請することはできますか?
自治体との連携は採択評価を高める要素となりますが、申請主体(幹事)は法人格を持つ民間事業者または自治体のいずれかとなります。自治体が申請主体となる場合も、民間事業者が申請主体で自治体が協力者となる場合も、連携の内容と役割分担を明確にすることが重要です。具体的な申請形式は公募要領で確認してください。
Q計画策定に専門的な知識がない場合はどうすればよいですか?
電力系統設計・エネルギーマネジメントシステム設計等の専門知識が必要な場合は、外部の専門コンサルタントへの委託費用も補助対象となります。実際の多くの申請では、地域事業者がプロジェクトマネジメントを担い、電力系統の専門コンサルタントに技術的な計画策定を委託する形が取られています。信頼できるコンサルタントを申請前に選定しておくと、申請書の実施体制欄を充実させることができます。
Q補助対象となる具体的な計画策定業務の範囲を教えてください。
主な補助対象業務としては、対象エリアの電力需要・再エネ賦存量調査、マイクログリッドシステムの基本設計・シミュレーション、経済性・事業性評価、法規制調査(電気事業法・配電事業参入要件等)、地域関係者との合意形成支援、事業計画書・フィジビリティスタディ報告書の作成等が含まれます。いずれも計画策定に直接必要な業務が対象で、実際の機器調達・工事費用は対象外です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業(計画策定支援)を活用した後、実際のマイクログリッド設備投資段階では別途補助制度の活用が考えられます。具体的には、蓄電池設置については「系統用蓄電池等実証支援事業」(本事業と同じSII事務局)、再エネ設備については「再生可能エネルギー導入支援補助金」等との連携が有効です。また、自治体が主体となる場合は、地方交付税措置や防災・減災強化のための補助制度(内閣府・国土交通省等)との組み合わせも検討できます。計画策定段階(本補助金)→実証段階(系統用蓄電池補助等)→事業化段階(地域新電力の事業融資等)という段階的な支援活用が最も効果的な戦略です。なお同一経費への重複補助は不可のため、各段階での経費区分を明確にしてください。
詳細説明
配電事業等の参入を見据えた計画策定支援事業(1次公募)とは
SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)が事務局を担当する本事業は、災害時でも地域内で自立して電力供給できるマイクログリッドの構築計画策定を支援するものです。補助上限2,000万円・補助率1/2で、全業種の法人が対象です。
「計画策定」段階への支援
本事業の最大の特徴は、実際の設備投資ではなく計画策定(フィジビリティスタディ・事業計画書作成)段階への補助である点です。マイクログリッド構築に興味はあるが、実現可能性の精査や専門家による設計が必要という段階の事業者に適しています。
1次公募としての意義
本公募は2次公募(別ID:65630)と同一制度の1次公募です。早期に採択されることで、計画策定ノウハウと先行実績を確立できます。1次公募の採択事業の情報は2次公募申請者にも参考とされるため、業界内でのプレゼンス確立にも貢献します。
マイクログリッドと防災レジリエンス
本事業の核心は「災害時の地域独立系統運営」の計画です。台風・地震等の大規模災害時に、広域系統から切り離された状態でも再エネ電源と蓄電池を活用して地域内の電力需要を賄えるシステムの構築を目指します。地域住民・行政の安全・安心に直結するインフラの検討です。
対象地域・申請者
地方自治体、地域新電力、地域エネルギー会社、配電事業参入を検討する企業等が主な申請主体となります。地元自治体との連携や地域の再エネポテンシャルの活用が計画に含まれると高評価を得やすい傾向があります。
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