令和5年度「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金(ルール形成を用いた社会課題解決型市場形成促進事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
初回公募は上限2,500万円で再公募より高水準
本件(初回公募)の補助上限は2,500万円です。再公募版(上限1,500万円)と比較して1,000万円多く、より大規模なフォーラム標準構築プロジェクトへの対応が可能です。大型の標準化プロジェクトを計画している場合は初回公募が有利です。
社会課題解決型という広範な対象分野
省エネルギー特化の65643と異なり、本件は環境・デジタル・医療・社会インフラ等、社会課題全般を対象とします。SDGs関連、カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーション、少子高齢化対応など、多様な分野でのフォーラム標準構築が支援対象となります。
補助率2/3で国際標準化コストを大幅軽減
対象経費の2/3以内(上限2,500万円)が補助されます。国際会議への参加・文書作成・専門家招聘等の標準化コストの大半をカバーでき、日本企業・団体の国際ルール形成参加の経済的障壁を大幅に引き下げます。
コンソーシアム形式で業界横断の標準化を支援
単独企業だけでなく、複数の企業・業界団体・大学等がコンソーシアムを組んで申請できます。社会課題解決には複数の業種・ステークホルダーの協力が必要なケースが多く、横断的な標準化活動に適した仕組みです。
ポイント
対象者・申請資格
基本要件
- 日本に拠点を有していること
- 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
- 本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、資金管理能力があること
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置または指名停止措置が講じられていないこと
対象となる申請主体
- 次の要件を満たす民間団体等(企業・業界団体・研究機関・大学等)
- 業種・規模の制限なし(全業種が対象)
コンソーシアム申請の場合
- 幹事法人を決定し、幹事法人が事業提案書を提出すること
- 幹事法人は業務の大部分を他者に再委託することは不可
- 幹事法人が補助金の管理責任を負う
対象となる活動の要件
- 社会課題の解決と事業の持続可能性を両立させる国際的なルール形成に向けて実施されるフォーラム標準の構築活動
- フォーラム標準とはISO/IEC等を経ない、特定利害関係者コンセンサスで制定される基準
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:社会課題とフォーラム標準のマッピング
自社・自団体が取り組む社会課題を特定し、その課題解決にフォーラム標準がどう貢献するかを整理します。既存の国際標準化活動との差別化も明確にします。
ステップ2:コンソーシアム組成または単独申請の判断
社会課題解決には複数業種の連携が有効な場合が多いです。必要に応じてコンソーシアムを組成し、幹事法人・参加法人の役割分担を決定します。
ステップ3:事業提案書の作成
対象社会課題の定義・フォーラム標準の設計・期待される市場形成効果・実施体制・スケジュールを具体的に記載した事業提案書を作成します。
ステップ4:申請書類の提出
申請期間(2023年4月19日〜5月11日)内に、経済産業省産業技術環境局基準認証政策課(bzl-rulemaking-support@meti.go.jp)宛に提出します。
ステップ5:審査・採択・交付決定
事業の社会的意義・実現可能性・日本産業への波及効果等が審査されます。採択後、交付決定を受けて事業を開始します。
ポイント
審査と成功のコツ
社会課題の深刻さと解決策の独自性
市場形成への具体的な道筋
日本企業のリーダーシップ戦略
実施体制の信頼性
ポイント
対象経費
対象となる経費
標準構築活動費(3件)
- フォーラム会議の企画・開催・運営費
- 標準文書の作成・改訂・翻訳費
- 国際会議・ワークショップへの参加費・旅費
専門家活用費(3件)
- 標準化コンサルタント・専門家への委託費
- 国内外の専門家招聘費・謝礼
- 法律・知財・規制対応の専門家相談費
調査・実証費(3件)
- 社会課題の実態調査・分析費
- 標準案の技術的検証・実証費
- 市場規模・波及効果の調査費
普及・広報費(3件)
- 標準化成果のセミナー・シンポジウム開催費
- 成果物の制作・配布費
- 業界・国際機関への周知活動費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- フォーラム標準構築と直接関係しない一般管理費・人件費
- 土地・建物の取得費・賃借料
- 補助交付決定前に発注・契約した業務・費用
- 消費税及び地方消費税
- 業務の大部分を他者に再委託する費用(幹事法人が直接担うべき業務)
- 社会課題解決と無関係な一般的なロビー活動・政治活動費
よくある質問
Q省エネルギー関連の65643との違いは何ですか?
65643は省エネルギー分野に特化したフォーラム標準構築を支援するのに対し、本件(65644)は社会課題全般を対象としています。環境・デジタル・医療・福祉・社会インフラ等、省エネ以外の分野での社会課題解決型フォーラム標準を構築する場合は本件が対象となります。なお担当部署と申請期間は両補助金で共通です。
Q補助上限2,500万円(初回)と1,500万円(再公募)の違いは何ですか?
本件は初回公募で補助上限2,500万円です。同制度の再公募版は上限1,500万円と1,000万円少ない設定になっています。大規模な国際標準化プロジェクトを計画している場合は初回公募での申請が有利です。ただし初回公募は申請期間が短いため、準備が不十分な場合は再公募で申請内容を磨いて挑戦する戦略も有効です。
Q「社会課題解決型」としてどのような分野が対象になりますか?
本事業が想定する社会課題には、環境(気候変動・プラスチック汚染等)、デジタル(情報格差・データ連携等)、医療・介護(高齢化・地域医療格差等)、防災・インフラ(老朽化・自然災害対応等)、食料(食品ロス・フードセーフティ等)など幅広い分野が含まれます。重要なのは「課題解決の価値が市場で評価される仕組みをフォーラム標準として構築できること」です。
Q大学や研究機関も申請できますか?
はい、申請可能です。本補助金の申請主体は「日本に拠点を有する民間団体等」であり、企業・業界団体だけでなく大学・研究機関・NPO等も含まれます。ただし補助金の適正管理ができる組織体制と経営基盤を有することが要件です。大学・研究機関がフォーラム標準構築のリーダーとなり、産業界とコンソーシアムを組む形での申請も有効な戦略です。
Q既に国内で進んでいる業界標準活動との違いは何ですか?
既存の国内業界標準(JIS等)と本補助金が対象とするフォーラム標準は異なります。本事業が支援するのは、国際的な利害関係者が参加する「国際的なフォーラム標準」の構築です。国内だけの標準化ではなく、海外の業界団体・企業も参加する国際的なコンセンサス形成プロセスを経ることが必要です。既存の国内標準化活動を国際展開させる取り組みも対象となり得ます。
Q採択後の実施期間はどのくらいですか?
補助事業の実施期間は公募要領で定められており、通常は交付決定日から当該年度末(翌年3月31日)または翌年度にかけての期間となります。フォーラム標準の構築は通常数年かかるため、本補助金は標準化プロセスの初期フェーズへの支援として位置づけられます。複数年にわたる標準化プロジェクトの場合は、毎年申請が必要になる場合があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金で構築したフォーラム標準を実際の市場に展開する段階では、複数の支援策との組み合わせが有効です。例えば、環境・脱炭素分野のフォーラム標準を策定した場合は、GX関連の実証事業補助金や環境省の気候変動対策関連補助金と連携することで、標準の社会実装を加速できます。デジタル分野の標準化を行う場合は、デジタル庁のDX推進関連補助金や総務省のICT関連補助金との組み合わせが考えられます。また標準化の成果を特許・知的財産として保護する場合は、特許庁の知財支援補助金の活用も検討に値します。ただし同一活動への複数補助金の重複適用は禁止されているため、活動フェーズ(標準構築フェーズ・普及・社会実装フェーズ)を明確に分けた上で各補助金の適用範囲を整理することが重要です。
詳細説明
事業の背景と目的
少子高齢化、脱炭素、デジタル格差、社会インフラの老朽化——日本が直面する社会課題は多様かつ深刻です。これらの課題を解決する製品・サービスが次々と生まれていますが、その「価値」が市場で正当に評価されない、あるいは評価基準が国によってバラバラで国際展開の障壁になるという問題があります。
本補助金が支援するフォーラム標準の構築は、この問題を解決するアプローチです。業界の利害関係者が集まってコンセンサスで「社会課題解決の価値を測る基準」を定め、それが国際的に広まれば、日本が強みを持つ分野での競争優位を確立できます。
フォーラム標準が生み出す市場形成の仕組み
本事業のロジックは以下の流れです。
- 社会課題(例:高齢者の孤独死防止、食品ロス削減等)を特定する
- その課題解決に有効な技術・サービスの評価基準(フォーラム標準)を業界主導で構築する
- 標準に準拠した製品・サービスが「課題解決の証明書」として市場で評価される
- 評価基準が国際展開することで日本企業の海外市場への参入が有利になる
このサイクルにより、社会課題解決が「コスト」ではなく「市場での付加価値」として認知される新しい市場が形成されます。
補助対象の活動と条件
補助対象となるのは、社会課題解決型のフォーラム標準構築活動に係る経費です。
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 補助上限額:2,500万円(初回公募)
- 申請期間:2023年4月19日〜5月11日
申請主体は日本に拠点を有する民間団体等(業種・規模不問)で、コンソーシアム形式での申請も可能です。幹事法人が申請書を提出し、業務の大部分を自ら担う必要があります。
再公募版との違い
本件は初回公募(補助上限2,500万円)です。同制度の再公募版(補助上限1,500万円)と比べて補助上限が1,000万円高く設定されています。大規模な標準化プロジェクトを計画している場合は、初回公募での申請が有利です。
問い合わせ先
経済産業省産業技術環境局基準認証政策課(担当:浜田・石田)
E-mail:bzl-rulemaking-support@meti.go.jp
参照URL:https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2023/k230419001.html
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