令和5年度【新規】地域復興実用化開発等促進事業費補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
大型支援規模
上限7億円という国内でも最大級の補助規模を誇ります。福島浜通り地域の産業復興という特殊事情を踏まえ、大規模な実用化開発・実証事業にも対応できる支援額が設定されています。単なる研究開発補助ではなく、実際の事業化・産業集積を見据えた実践的な開発支援です。
福島イノベーション・コースト構想との連動
廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙の6つの重点分野を対象としており、国が描く福島復興ビジョンと完全に連動した補助金です。これら分野での技術開発・実用化を目指す企業に最適な制度です。
浜通り地域等への産業集積促進
補助対象地域として福島県浜通り地域等を重視しており、地元企業との連携や現地での事業展開が評価されます。外部企業も地元企業との共同事業体制を構築することで申請可能です。地域産業の裾野拡大にも貢献します。
令和5年度新設の最新制度
本補助金は令和5年度に新たに創設された制度であり、最新の政策ニーズを反映した要件・評価基準が設定されています。既存の復興補助金と比較して、より実用化・事業化フェーズに特化した支援内容となっています。
多様な事業形態に対応
単独企業だけでなく、複数企業・機関によるコンソーシアム形式での申請も可能です。大学・研究機関との産学連携、地元企業との共同開発など、様々な事業形態に対応した柔軟な制度設計となっています。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体要件
- 福島県内(特に浜通り地域等)に拠点を持つ企業または設置予定の企業
- 地元企業と連携した共同事業体(コンソーシアム)
- 福島イノベーション・コースト構想の重点分野での事業を行う法人
- 株式会社、合同会社、協同組合等の法人格を有する団体
事業内容要件
- 廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙の重点6分野に関連する実用化開発
- 浜通り地域等での産業振興・雇用創出に資する事業
- 研究段階ではなく、実用化・事業化を見据えた開発・実証フェーズの事業
除外要件
- 純粋な基礎研究のみを対象とした事業
- 福島イノベーション・コースト構想の重点分野と無関係な事業
- 他の復興補助金と重複申請となる場合(一部制限あり)
ポイント
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申請ガイド
STEP1: 事業計画の策定
福島イノベーション・コースト構想の重点分野における自社の技術・強みを整理し、浜通り地域での実用化開発計画を具体化します。産業復興への貢献度、雇用創出計画、事業化までのロードマップを詳細に検討します。
STEP2: 地元連携体制の構築
浜通り地域の地元企業・機関との連携体制を早期に構築します。単独申請より共同申請の方が評価される傾向があるため、地元企業・大学・研究機関との役割分担を明確にします。
STEP3: 公募情報の確認と申請書類準備
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)または経済産業省の公募情報を確認し、必要書類(事業計画書、収支計画、実施体制図等)を準備します。
STEP4: 申請書類の提出
公募締切までに所定の申請システムまたは郵送にて書類を提出します。記載内容の整合性や数値根拠の明確性を事前チェックします。
STEP5: 審査・採択通知
書類審査・ヒアリング審査を経て採択結果が通知されます。採択後は交付申請・補助事業の実施・実績報告という流れで事業を進めます。
ポイント
審査と成功のコツ
福島復興への具体的貢献を数値で示す
重点分野との明確な関連性を示す
実用化フェーズであることの証明
地元企業との実質的連携体制
事業化後の自立性・継続性
ポイント
対象経費
対象となる経費
研究開発費(4件)
- 試験・分析・評価費
- 技術導入費
- 外注・委託費(研究開発関連)
- 専門家活用費
設備・機器費(3件)
- 実証用機械装置費
- 試験・研究用設備費
- 計測・分析機器費
人件費(3件)
- 研究開発従事者の人件費
- プロジェクトマネージャー費用
- 技術専門員費用
建物・施設費(2件)
- 実証施設の建設・改修費
- 実験スペース整備費
事業化推進費(3件)
- 市場調査費
- 実証フィールド確保費
- 知的財産関連費用
管理費(2件)
- 間接経費(直接費の一定割合)
- プロジェクト管理費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 基礎研究のみを目的とした費用
- 福島イノベーション・コースト構想重点分野と無関係な開発費
- 代表者・役員の人件費(上限超過分)
- 交際費・接待費
- 汎用性の高い消耗品(事務用品等)
- 他の補助金で既に計上している費用
- 補助事業期間外に発生した費用
- 不動産取得費(土地購入費)
よくある質問
Q福島県外の企業でも申請できますか?
申請は可能ですが、浜通り地域等への事業展開・産業集積への貢献が審査で重視されます。福島県外の企業が申請する場合は、地元企業との連携体制を構築し、地域への経済効果・雇用創出を具体的に示す必要があります。単独での県外企業申請より、地元企業とのコンソーシアム形式の方が採択率は高いと考えられます。
Q補助率はどのように決まりますか?
補助率は事業内容、実施体制、地域連携の度合い、技術の独自性等を総合的に評価して決定されます。詳細な補助率については公募要領を確認するか、事前相談を活用してください。地元企業比率が高い共同事業体や、地域への貢献度が高い事業は有利な補助率が適用される傾向があります。
Q7億円の上限は単独企業向けですか?
上限7億円はコンソーシアム形式を含む事業全体の上限です。単独企業での申請でも7億円まで申請可能ですが、事業規模・内容に見合った合理的な申請金額が求められます。コンソーシアム形式の場合は、各参加機関への配分も含めた総額が上限内であれば申請できます。
Q実用化開発と基礎研究の違いは何ですか?
本補助金は実用化開発フェーズの事業を対象としています。一般的に技術準備レベル(TRL)が4以上、つまり実験室レベルでの技術実証が完了し、より実環境での実証・製品化に向けた開発段階が対象です。純粋な基礎研究(TRL 1-3)は対象外となりますので、自社技術の開発段階を事前に確認してください。
Q複数の重点分野にまたがる事業は申請できますか?
複数の重点分野にまたがる事業も申請可能です。ただし、主たる分野を明確にした上で、各分野への貢献を具体的に示す必要があります。分野横断型の事業は、福島の複合的な産業復興に資するとして高く評価される場合もあります。
Q採択後の実績報告はどのように行いますか?
採択後は中間報告・最終報告の提出が義務付けられます。補助事業期間中の支出については証拠書類(請求書・領収書等)の保管が必要で、実績報告時に提出します。不正使用・目的外使用が判明した場合は補助金の返還を求められる場合があります。補助金管理の専任担当者を置くことを推奨します。
Q知的財産権の帰属はどうなりますか?
補助事業で生まれた知的財産権の帰属については、公募要領・補助金交付規程で定められます。一般的に、事業者側に帰属しますが、国に対する実施許諾義務が課される場合があります。複数者での共同申請の場合は、事前に知財の帰属・利用に関する取り決めをコンソーシアム内で合意しておくことが重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は福島復興を目的とした特殊な補助金であるため、他の一般的な補助金との併用については個別確認が必要です。ものづくり補助金やIT導入補助金など経済産業省系の補助金との重複受給は原則として認められません。ただし、異なる補助対象経費に対する補助であれば、複数の補助金を受給できる場合があります。福島復興関連の他の補助制度(福島県独自の補助金等)との併用については、各制度の規定を確認した上で申請してください。なお、税制優遇(研究開発税制等)との組み合わせは一般的に可能であり、補助金受給と税制優遇を組み合わせた総合的な資金計画を立てることを推奨します。具体的な併用可否については、事前に担当省庁・執行機関に問い合わせることを強く推奨します。
詳細説明
令和5年度地域復興実用化開発等促進事業費補助金とは
東日本大震災・原発事故から12年以上が経過した現在も、福島県浜通り地域の産業復興は道半ばです。本補助金は、福島イノベーション・コースト構想が掲げる重点分野において、地域の実用化開発・実証事業を強力に支援する令和5年度新設の制度です。
支援対象となる重点分野
- 廃炉関連:廃炉作業を支援するロボット・AI技術、遠隔操作システム等
- ロボット・ドローン:農業・インフラ点検・物流等への応用技術
- エネルギー・環境・リサイクル:再エネ・省エネ・資源循環技術
- 農林水産業:スマート農業、風評被害払拭に資する高付加価値化
- 医療関連:医療機器、遠隔医療、健康管理技術
- 航空宇宙:ドローン・UAM、宇宙産業関連技術
補助規模と補助率
上限7億円という国内最大級の補助規模を誇ります。補助率は事業の内容・実施体制・地域連携度合いによって設定され、大型の実用化開発・実証事業にも対応できます。
申請にあたっての重要ポイント
採択審査では以下の観点が重視されます:
- 福島イノベーション・コースト構想との整合性
- 浜通り地域への産業集積・雇用創出への貢献度
- 地元企業・機関との実質的な連携体制
- 技術の実用化可能性と事業化見通し
- 補助期間終了後の自立・継続性
地元連携の重要性
単独申請より、浜通り地域の地元企業・大学・研究機関との共同申請が審査で高く評価される傾向があります。形式的な連携ではなく、各者の強みを活かした実質的な役割分担を明確にした連携体制の構築が採択の鍵です。
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