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準備期間の目安: 約60

令和4年度【新規】地域復興実用化開発等促進事業費補助金

基本情報

補助金額
7億円
補助率: 募集要領をご参照ください
0円7億円
募集期間
2022-02-04 〜 2022-04-04
対象地域福島県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

福島浜通り地域のイノベーション・コースト構想を推進する補助金の「新規申請者向け」トラック。上限7億円で廃炉・ロボット・農林水産業・エネルギー等の重点分野での実用化開発を支援。初めて応募する事業者、または過年度採択者が全く異なるテーマで応募する場合が対象。継続トラック(ID 65722)と同一プログラムだが、新規ゆえに前年度実績ではなく技術シーズの独自性・事業化ビジョン・地域貢献の具体性が審査の軸となる。福島復興を担う新たなプレーヤー発掘という政策意図が強い。

この補助金の特徴

1

新規参入者に開かれたトラック

本補助金は初めて応募する事業者または異なるテーマで応募する過年度採択者が対象。継続トラック(ID 65722)が実績評価重視であるのに対し、新規トラックは技術・事業の将来性・革新性を評価する設計。浜通り復興に新たな視点・技術をもたらす事業者の参入を期待している。

2

上限7億円・大型支援の入口

研究段階を超えた実用化開発に7億円規模を投じることができる。新規事業者でも大型予算にアクセスできる点が特徴だが、それに見合った技術的根拠・事業化計画の充実度が求められる。審査通過のハードルは継続より高い面もある。

3

浜通り地域との真のパートナーシップ

新規申請では「なぜ浜通りでやるのか」という地域との必然性の説明が不可欠。地元企業・研究機関・自治体との連携が形式的ではなく実質的であることを証明する必要がある。

4

実用化フェーズへの明確な見通し

「実用化開発」補助金として、開発完了後の製品化・市場投入の具体的見通しが採択評価の核心。学術的研究や概念実証(PoC)にとどまらず、市場に出せる状態への到達計画が必要。

ポイント

新規トラックでは「この団体・技術が今まで浜通りになかったもの」というユニークネスを示すことが差別化の鍵。継続事業との競合で採択枠を争う場合、革新性・インパクトの大きさが評価される。

対象者・申請資格

申請者の基本要件(新規トラック)

  • 本補助金(地域復興実用化開発等促進事業費補助金)に初めて応募する事業者
  • または過年度採択者であっても前回と全く異なる新たなテーマで応募する事業者
  • 法人格を有すること(株式会社・一般社団法人・財団法人等)

地域要件

  • 福島県浜通り地域(双葉郡・相馬郡等)に本社・事業所を有する企業
  • または浜通り地元企業と実質的に連携(共同開発・技術移転・製造委託等)している企業
  • 連携の場合は地域貢献(雇用・技術習得・取引)の実質性が問われる

事業分野要件(イノベーション・コースト構想重点分野)

  • 廃炉関連技術、ロボット・ドローン、エネルギー(再生可能エネルギー等)
  • 農林水産業(スマート農業・6次産業化等)、医療・介護、航空宇宙等

ポイント

「異なるテーマで応募する過年度採択者」という条件は微妙なグレーゾーン。テーマの「異なる」の定義は公募要領次第。既採択者が応募する場合は継続vs新規の判断を所管部局に事前確認することを強く推奨。

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申請ガイド

1

Step 1: 技術シーズの整理と浜通り適合性の確認

自社が持つ技術・製品のシーズと、イノベーション・コースト構想重点分野との整合性を確認。「なぜ浜通りでやるか」という地域必然性を明確化する。

2

Step 2: 地元連携パートナーの確保

浜通りの地元企業・研究機関・自治体等との連携先を特定し、具体的な連携内容(技術移転・製造委託・共同研究等)を事前に合意しておく。連携合意書・意向書の準備が申請前から必要。

3

Step 3: 事業化ロードマップの策定

開発フェーズ(設計→試作→実証→製品化)のタイムライン・マイルストーンを設定。補助事業期間中の達成目標と、補助終了後の事業化計画を一体的に設計する。

4

Step 4: 詳細予算計画の作成

7億円規模を想定する場合は設備投資・研究開発費・委託費の詳細積算が必要。「なぜその金額が必要か」の根拠を市場調査・見積書等で裏付ける。

5

Step 5: 申請書類の提出と差別化ポイントの強調

申請書では技術の独自性・革新性・市場規模・地域インパクトを前面に出す。図表・写真・特許等の客観的証拠を積極的に活用する。

ポイント

新規申請の最大の弱みは「実績がないこと」。これを補うために、技術の独自性を証明する特許・論文・試作品写真と、事業化を担保するパートナー・顧客候補の存在を具体的に示すことが鍵。

審査と成功のコツ

技術の独自性・優位性の証明
特許取得状況・学術論文・試作実績・競合比較等の客観的根拠を提示。「この技術は他にない」という主張を証拠で裏付けることが採択審査の第一関門。
地域復興への必然性と貢献の具体化
浜通り地域でなければできない理由(廃炉との近接性・ロボットテストフィールド活用・地元農水産業との連携等)を明示。想定される地元雇用数・取引額を試算して盛り込む。
事業化計画の信憑性
「いつ・どこで・いくらで・誰に売るか」を具体的に回答できる事業化計画。想定顧客からの意向書・LOI(投資意向表明書)等があれば添付し、市場の実在性を証明する。
開発リスクの分析と対策
技術的リスク・市場リスク・地域要件リスク(連携先の事情変化等)を正直に記載し、それぞれの対策を示す。リスクを無視した楽観的計画より、リスク認識のある現実的計画が評価される。

ポイント

新規申請では「なぜ今・なぜ浜通りで・なぜこの技術か」という三つのWhyに明確に答えられるかが採否を分ける。審査員を納得させる物語(ストーリー)設計が採択率を大きく左右する。

対象経費

対象となる経費

設備・機器費(3件)
  • 実用化開発に必要な専用機器・装置の購入費
  • 試作設備・実証施設の整備費
  • 開発用ソフトウェア・システム費
外部委託・共同研究費(3件)
  • 大学・研究機関への技術開発委託費
  • 地元企業への試作・製造委託費
  • 性能評価・安全性試験委託費
人件費(3件)
  • 専任開発担当者の人件費
  • 技術者・研究者の人件費(按分)
  • プロジェクト管理者の人件費
原材料・消耗品費(3件)
  • 試作・実証実験用原材料費
  • 部品・消耗品費
  • 実証サンプル製造費
知財・認証費(3件)
  • 特許出願・維持費用
  • 製品認証・安全規格取得費
  • 知的財産専門家への相談費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 基礎研究・論文執筆を主目的とした費用
  • 浜通り地域と無関係な事業への費用按分
  • 飲食費・接待交際費
  • 土地の取得費
  • 補助事業期間外の費用
  • 市場調査のみを目的とした旅費(実証・開発に直接必要でない場合)
  • 消費税(課税事業者の場合)

よくある質問

Q初めて応募しますが、採択されるにはどんな実績が必要ですか?
A

新規トラックでは前年度実績がない代わりに、技術的根拠(特許・論文・試作品等)と事業化可能性(市場規模・想定顧客・収益計画)の充実が重要です。また、浜通り地元企業との連携合意や、地域インフラ(ロボットテストフィールド等)の利用計画がある場合は地域との必然性を証明できます。実績ではなく「将来の確かさ」を証明するアプローチに切り替えてください。

Q継続トラック(ID 65722)と新規トラック(ID 65723)のどちらに応募すべきですか?
A

初めて本補助金に応募する場合は新規トラック(ID 65723)です。過年度採択者の場合は、前回と同一テーマの継続開発なら継続トラック(ID 65722)、全く異なる新テーマでの応募なら新規トラックが基本です。ただし境界が曖昧な場合は公募要領の定義を確認し、所管部局に事前確認することを強く推奨します。誤ったトラックへの応募は不採択の原因になります。

Q東京に本社がある企業でも申請できますか?
A

浜通り地域に本社・事業所がない企業でも、浜通りの地元企業と実質的に連携することで申請できます。ただし「実質的連携」とは製造委託・技術移転・共同開発等の具体的な協力関係を指し、形式的な契約書のみでは不十分です。地元雇用創出・地元企業の技術力向上・地元取引の拡大等、地域への実際の貢献を証明できる連携設計が必要です。

Q上限7億円ですが、初年度から7億円規模の申請は可能ですか?
A

新規申請者が初年度から7億円満額を申請することは技術的に可能ですが、審査の観点からは事業規模と計画の整合性が問われます。7億円規模の事業を裏付ける詳細な設備投資計画・人員計画・委託計画が必要です。一般的に初年度の新規申請では事業規模を適切に設定し、次年度継続採択で段階的に拡大するアプローチが現実的な場合が多いです。

Q廃炉技術の開発ですが、福島第一原発への立入りや連携は必須ですか?
A

廃炉関連技術の開発において、東京電力や廃炉国際共同研究センター(CLADS)との連携は必須ではありませんが、連携があると採択評価が高まる可能性があります。遠隔操作ロボット・汚染水処理・瓦礫撤去等の技術開発では、実際の廃炉現場ニーズとの整合性が重要です。廃炉関連での応募を検討する場合は、CLADSや廃炉・汚染水・処理水対策チームへの事前相談を推奨します。

Q採択後、事業拠点を浜通りに移す必要がありますか?
A

本社移転の義務は一般的には課されませんが、浜通りでの実証実験・製造・雇用等の事業活動を補助期間中に実施することは求められます。補助事業で取得した設備・施設は浜通りでの使用が前提となる場合があります。事業終了後の地域での継続的な事業活動も期待されており、地域への長期的コミットメントを示す計画が採択評価を高めます。

Q農業・水産業分野での申請は技術系企業でなくても可能ですか?
A

農業・水産業分野では、技術系企業だけでなく地元の農協・漁協・農業生産法人・食品加工業者等も申請対象となり得ます。スマート農業・植物工場・水産物の付加価値向上・6次産業化等の実用化開発が対象です。ただし「実用化開発」補助金として、単なる農業生産や加工製造ではなく、新技術・新製品・新サービスの開発要素が必要です。農業者と技術企業の共同申請(コンソーシアム)も有効な選択肢です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金(新規)で開発した技術は、採択後に継続トラック(ID 65722)へ移行することで長期的な支援を受け続けることができる。初年度の新規採択→翌年度の継続採択という段階的支援の活用が戦略的に有効。また、開発初期段階ではNEDOの研究開発型スタートアップ支援(NEDO TCP)やJST(科学技術振興機構)の研究成果展開事業との組み合わせで技術熟度を高めることができる。浜通りへの立地・設備投資については福島県の企業立地補助金と組み合わせることで投資負担を軽減できる可能性がある。事業化後の販路開拓ではJETROや中小機構の販路開拓支援、ものづくり補助金との連携が有効。福島イノベーション・コースト構想推進機構との連携を積極的に活用することで、地域ネットワークの構築と政策的追い風も得られる。

詳細説明

補助金の概要:浜通りに新たな産業を生む新規参入支援

本補助金は、福島県浜通り地域のイノベーション・コースト構想を推進するため、初めて応募する事業者(または新テーマで応募する過年度採択者)を対象とした新規トラックです。廃炉・ロボット・エネルギー・農林水産業等の重点分野で、浜通り地域の産業復興と技術革新を担う新たなプレーヤーの参入を促進します。

継続トラック(ID 65722)が実績のある事業者の開発深化を支援するのに対し、本トラックは「まだ浜通りに存在しない技術・事業」を持ち込む事業者に焦点を当てています。

イノベーション・コースト構想と浜通りの強み

福島浜通り地域には、復興の過程で整備された独自のインフラ・資産があります。

  • ロボットテストフィールド(南相馬市):陸海空のロボット実証実験が可能な世界最大級の施設。ドローン・自律走行・水中ロボット等の開発事業者には最大のアセット
  • 廃炉国際共同研究センター(CLADS):福島第一原発廃炉に関する研究の拠点。廃炉関連技術の開発では国際的な研究ネットワークへのアクセスが可能
  • 福島再生可能エネルギー研究所(FREA):再エネ・水素等のエネルギー技術開発拠点
  • 広大な土地・空域:過疎化が進んだことで逆に大規模実証・飛行実験等が行いやすい環境

新規申請者が示すべき事項

実績のない新規申請では、以下の三点を申請書の核心として構築してください。

  • 1. 技術の独自性・優位性:特許・論文・試作品・競合比較で「この技術は他にない」を証明する
  • 2. 地域必然性:浜通りの既存インフラ・地元企業・地域課題との具体的接続点を示す
  • 3. 事業化の現実性:製品化・市場投入の具体的タイムラインと、顧客候補・パートナーの実在性を証明する

継続トラックとの違いと選択基準

同一プログラムの二つのトラックの選択基準を整理します。

  • 継続トラック(ID 65722):前年度採択事業の継続・深化。同一テーマで開発を進める場合
  • 新規トラック(ID 65723):初めての応募。または前回と全く異なるテーマで応募する場合

「継続か新規か」の判断に迷う場合は、必ず公募要領を確認し、所管部局(経済産業省・経済産業局)に事前相談することを強く推奨します。

申請に向けた準備スケジュール

令和4年度の公募は終了していますが、本制度は継続的に公募が行われる見込みです。次年度に向けて以下の準備を事前に進めることで、公募開始後すぐに動ける体制を整えられます。

  • 浜通りの地元企業・研究機関との連携協議の開始
  • 技術の特許化・論文化による知的財産の整備
  • 実証実験の準備(ロボットテストフィールド等の利用申請)
  • 福島イノベーション・コースト構想推進機構への相談・登録

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