事業承継・引継ぎ補助事業(事業承継トライアル)第3次公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
後継者教育まで含む包括支援(第3次の特徴)
第3次公募では、事業承継計画の策定と後継者マッチングに加え、「後継者候補に対する後継者教育の実践」が補助対象に追加されています。第1次・第2次公募にはなかった支援範囲の拡大であり、承継後の経営安定化まで見据えた制度設計となっています。
補助率2/3・上限350万円
補助率は対象経費の2/3以内、上限350万円です。M&A仲介手数料やコンサルティング費用は高額になりがちですが、本事業を活用すれば費用負担を大幅に軽減できます。
第三者承継(M&A型)に特化
親族内承継ではなく、第三者を後継者候補とした事業承継に特化した補助金です。後継者が見つからない中小企業にとって、M&Aや外部人材の招聘を検討する際の心理的・経済的ハードルを下げます。
PwCコンサルティングによる支援体制
執行管理団体であるPwCコンサルティングを通じて、申請手続きから事業実施まで専門的なサポートを受けることができます。
ポイント
対象者・申請資格
法人要件
- 法人格を有すること
- 中小企業基本法第2条第1項に定める中小企業者の範囲と小規模事業者の定義を満たすこと
- 日本国内に拠点を有すること
除外要件
- 資本金又は出資金が5億円以上の法人に直接又は間接に100%の株式を保有される中小・小規模事業者は対象外
- 直近3年間の課税所得の年平均額が15億円を超える事業者は対象外
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けている者は対象外
その他の要件
- 不誠実な行為がなく信用状態が良好であること
- 暴力団等の反社会的勢力でないこと
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
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申請ガイド
ステップ1:事業承継の方針決定
自社の事業承継について、第三者承継(M&A・外部人材招聘)の方向性を固めます。事業承継・引継ぎ支援センター等への相談も有効です。
ステップ2:申請書類の準備
事業計画書、決算書、事業承継計画案等の必要書類を準備します。後継者候補の選定方針や教育計画も具体的に記載します。
ステップ3:GBizIDの取得
jGrantsでの電子申請にはGBizIDプライムが必要です。取得に2-3週間かかるため、早めに手続きを開始してください。
ステップ4:jGrantsでの電子申請
申請期間は2021年10月18日から11月22日です。必要書類をアップロードし、電子申請を完了させます。
ステップ5:審査・採択・事業実施
外部審査を経て採択が決定されます。採択後は交付決定を受けて、計画に基づき事業承継の準備を進めます。
ポイント
審査と成功のコツ
事業承継計画の具体性を高める
専門家を活用した体制構築
後継者教育計画の充実(第3次の強み)
地域への波及効果を示す
ポイント
対象経費
対象となる経費
事業承継計画策定費(3件)
- コンサルタントへの策定支援報酬
- 事業価値算定・デューデリジェンス費用
- 弁護士・税理士・公認会計士への相談料
後継者マッチング費(3件)
- M&A仲介手数料
- マッチングプラットフォーム利用料
- ファイナンシャルアドバイザー報酬
後継者教育費(3件)
- 経営研修・セミナー受講料
- 業界知識習得のための研修費
- メンター・コーチング費用
旅費・交通費(2件)
- 後継者候補との面談に係る旅費
- 専門家訪問のための交通費
その他経費(2件)
- 契約書作成に係る印紙代
- 各種証明書の取得費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 事業承継完了後の運転資金
- 従業員の通常業務に係る人件費
- M&A成立に伴う株式取得費用
- 設備投資・備品購入費
- 飲食・接待費
- 既に支払い済みの経費
よくある質問
Q後継者候補が見つからなかった場合、補助金は返還する必要がありますか?
いいえ、後継者候補が見つからなかった場合でも、補助対象経費を適切に使用していれば補助金の返還は原則不要です。本事業は事業承継の「準備・トライアル」を支援するものであり、必ずしも承継の成立が補助条件ではありません。ただし、計画に基づく取組を実施したことの報告は必要です。
QM&Aの成約手数料(成功報酬)も補助対象ですか?
M&A仲介に係る手数料は補助対象となりますが、本事業の趣旨は事業承継の「準備段階」の支援です。成約手数料の取扱いについては、公募要領の経費の詳細規定を確認するか、事務局(PwCコンサルティング)に直接お問い合わせください。着手金や月額報酬、デューデリジェンス費用などの準備段階の費用は明確に対象です。
Q第1次・第2次公募で不採択だった場合、第3次に再申請できますか?
はい、過去の公募で不採択となった場合でも、第3次公募に再度申請することが可能です。前回の不採択理由を踏まえて事業計画を改善し、第3次公募で新たに追加された後継者教育の要素も盛り込むことで、採択の可能性を高めることができます。
Q個人事業主でも申請できますか?
いいえ、本事業は法人格を有する中小企業者が対象です。個人事業主は法人格を有しないため、そのままでは対象外となります。事業承継を機に法人化を検討されている場合は、先に法人成りを行ってから申請する方法があります。
Q事業承継・引継ぎ支援センターとの関係はありますか?
各都道府県に設置されている事業承継・引継ぎ支援センターは、後継者不在の中小企業の事業承継を無料で支援する公的機関です。本補助事業と直接の連動はありませんが、支援センターでの相談を通じて事業承継の方向性を固めた上で本事業に申請するという流れが効果的です。支援センターのアドバイザーから本事業の活用を勧められるケースもあります。
Q事業承継後の設備投資にも使えますか?
いいえ、本事業は事業承継の「準備段階」に必要な経費のみが対象です。承継後の設備投資、経営革新、事業転換等に係る費用は対象外です。承継後の取組には「事業承継・引継ぎ補助金(経営革新型)」など、別の補助制度の活用を検討してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
事業承継関連では、事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用型・経営革新型)との併用が考えられます。ただし、本事業(トライアル)と他の事業承継補助金で同一の経費を重複して申請することはできません。本事業は「準備段階」の費用を補助するものであり、承継後の経営革新に必要な設備投資等には事業承継・引継ぎ補助金(経営革新型)を活用するなど、段階に応じた補助金の使い分けが効果的です。また、事業承継時に発生する税負担については、事業承継税制(特例措置)の活用も検討してください。小規模事業者持続化補助金との併用も、経費が重複しない範囲で可能です。
詳細説明
事業の背景:2025年問題と事業承継の危機
日本の中小企業経営者の高齢化が急速に進んでいます。2025年までに70歳を超える経営者は約245万人に達し、そのうち約127万人(日本企業全体の約3割)が後継者未定の状態です。この問題を放置すれば、10年間で約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われる可能性があると試算されています。
事業承継トライアルとは
本事業は、後継者不在の中小企業が「第三者承継」に向けた準備を行うための費用を補助するものです。第三者承継とは、親族や従業員以外の外部の人材を後継者として迎える形態の事業承継を指します。
第3次公募の特徴
第3次公募(2021年10月18日~11月22日)では、第1次・第2次公募の内容に加え、後継者候補に対する後継者教育の実践が新たに補助対象に含まれています。これにより、後継者の「発見」だけでなく「育成」まで一貫した支援を受けることが可能になりました。
補助対象となる取組
- 事業承継計画の策定支援:専門家の支援を受けて、事業承継の全体計画を策定する費用
- 後継者マッチング:M&A仲介会社やマッチングプラットフォームを通じて後継者候補を探す費用
- 後継者教育:選定した後継者候補に対する経営知識・業界知識等の教育費用(第3次公募で追加)
申請にあたっての留意点
本事業は「第三者承継」に特化した補助金です。親族内承継や従業員承継を予定している場合は対象外となります。また、既に後継者が確定している場合も対象外です。事業承継の準備段階にある企業が活用する制度である点にご注意ください。
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