令和5年度_次世代産業創造支援事業(炭素繊維、ライフサイエンス、エネルギー・脱炭素化)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
3分野特化:炭素繊維・ライフサイエンス・エネルギー脱炭素化
石川県が産業戦略として重点支援する3分野に絞った補助制度です。炭素繊維複合材料・CFRP関連技術、医療機器・創薬・健康食品等のライフサイエンス、水素・蓄電池・省エネ等のエネルギー脱炭素化技術が対象分野となります。
補助率2/3・上限3,000万円
補助率2/3と研究開発補助金の中では高水準で、上限3,000万円は中規模の研究開発プロジェクトに対応できる規模です。自己負担は1/3となります。
連携体(コンソーシアム)が申請主体
石川県内企業が中心となる連携体(複数の企業・大学・研究機関等で構成)が申請主体です。単独企業での申請は原則不可で、産学官連携の取り組みを重視する設計となっています。
公募期間:2023年7月〜9月
令和5年度の公募として2023年7月31日〜9月25日の約2ヶ月間が受付期間です。連携体の編成・研究開発計画の策定に十分な準備期間が必要です。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体の要件
- 石川県内に主たる事業所を有する企業が幹事企業となる連携体(コンソーシアム)
- 連携体には石川県内企業・大学・研究機関・支援機関等が参画すること
- 単独企業での申請は原則不可
対象分野の要件
- 炭素繊維複合材料・CFRP技術に関する研究開発
- 医療機器・創薬・ヘルスケア・食品機能性等のライフサイエンス分野の研究開発
- 水素・蓄電池・省エネ・再生可能エネルギー等のエネルギー脱炭素化技術の研究開発
事業内容の要件
- 新技術・新製品の開発に関する試験・研究・試作が対象
- 既存製品の改良のみでは対象外となる場合がある
- 研究開発の結果として事業化・製品化を目指す計画であること
除外条件
- 石川県外に主たる事業所を有する企業が幹事となる連携体は対象外
- 3分野に該当しない研究開発は対象外
ポイント
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申請ガイド
Step1:連携体の編成(申請前2〜3ヶ月)
幹事企業(石川県内企業)を中心に、大学・研究機関・関連企業との連携体を編成します。ISICOの事前相談を早めに活用し、連携体の構成・研究開発テーマの方向性についてアドバイスを受けます。
Step2:研究開発計画の策定
研究開発の目的・手法・実施体制・スケジュール・期待される成果(技術的優位性・事業化計画)を記載した計画書を作成します。3分野のどれに該当するか、新規性・独自性を明確に示すことが重要です。
Step3:予算計画の策定
研究開発に必要な費用(人件費・材料費・機器使用料・委託費等)の内訳を積算します。補助対象費用の2/3が補助額(上限3,000万円)となります。
Step4:ISICOへの申請書提出(7/31〜9/25)
必要書類一式をISICOへ提出します。提出前にISICOの事前確認を受けることを推奨します。
Step5:審査・採択・事業実施
外部有識者による審査を経て採択が通知されます。採択後は交付申請→交付決定後に事業開始→実績報告という流れになります。
ポイント
審査と成功のコツ
観点1:研究開発の新規性・独自性の明確化
観点2:産学連携の実質性を示す
観点3:事業化への具体的なロードマップ
観点4:石川県産業への貢献
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(2件)
- 研究開発担当者の人件費(時間単価×時間数)
- 研究補助者・アルバイトの人件費
材料・消耗品費(3件)
- 試作材料費
- 試薬・化学品費
- 実験消耗品費
機器・設備費(3件)
- 研究開発専用機器の購入費(一定額以下)
- 機器リース・使用料
- 大学・研究機関の設備利用料
外注・委託費(3件)
- 試験・分析の外注費
- 専門機関への委託研究費
- 知財調査費
旅費(2件)
- 学会発表・技術調査のための国内外旅費
- 連携機関との打合せ旅費
その他直接費(3件)
- 特許出願費用
- 技術指導料
- 資料・文献購入費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 通常の製造・販売活動に関する費用
- 既存製品の改良のみに関する費用
- 建物・不動産の購入・改修費
- 土地取得費
- 間接経費(原則対象外または別途計上)
- 採択前に発生した費用
- 3分野に該当しない研究開発費用
- 石川県外事業所のみで実施する活動費用
よくある質問
Q石川県外の企業や大学が連携体に参加することはできますか?
石川県外の機関が連携体に参加すること自体は可能です。ただし、幹事企業(申請主体)は石川県内に主たる事業所を有する企業である必要があります。石川県外の大学・研究機関を連携先として活用するケースも見られますが、石川県内機関との連携が優先的に評価されます。
Q単独の石川県内企業でも申請できますか?
原則として連携体(コンソーシアム)が申請主体となる制度設計のため、単独企業での申請は難しい場合があります。ただし連携体の規模(最小構成)についてはISICOへ事前確認することを推奨します。大学の研究者との共同研究体制を組むことで要件を満たせるケースがあります。
Q3分野以外の研究開発でも申請できますか?
炭素繊維・ライフサイエンス・エネルギー脱炭素化の3分野に限定された補助制度です。これら以外の分野(例:ICT・観光・農業等)の研究開発は対象外となります。ただし、3分野の技術を他業種へ応用する研究開発は対象となる場合があるため、ISICOへ相談してください。
Q研究開発の期間はどのくらいですか?
原則として単年度(採択年度内)の研究開発が対象です。ただし多年度にわたる研究開発計画の場合は、フェーズに分けて毎年度申請する方法をISICOへ相談してください。
Q大学の先生が研究代表者になれますか?
本制度は石川県内企業が幹事企業となる申請形態のため、大学の先生が主体的に申請することは難しい構造です。ただし、連携体の中で大学研究者が研究開発の中核を担い、企業が事業化を担当するという役割分担は問題ありません。具体的な体制についてはISICOへ相談してください。
Q補助金で購入した機器は補助事業終了後も使用できますか?
補助事業で購入した機器・設備は、補助事業終了後も研究開発・事業活動に活用することが基本的に認められています。ただし、取得価額が一定額以上の機器については財産管理の義務が課され、目的外使用・処分には承認が必要な場合があります。補助金の交付規程に従った管理が求められます。
Q採択率はどのくらいですか?
公式の採択率は公表されていませんが、競争的補助金として複数の応募から厳選されます。ISICOへの事前相談を十分に行い、3分野への適合性・連携体の構成・研究開発計画の新規性を丁寧に準備した申請が採択率向上につながります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は石川県の地域振興予算が財源のため、国の研究開発補助金との重複申請が可能な場合があります。同一研究テーマで「NEDO研究開発補助金」や「中小企業技術革新制度(SBIR)」との組み合わせは、申請先・補助対象経費の整理が必要ですが、フェーズを分けて活用する方法もあります。また、石川県の「国プロジェクトステップアップ支援事業(ID 65789)」との組み合わせが特に有効で、本補助金でシーズ技術を開発しながら、並行して国の大型プロジェクト申請のためのFS(フィジビリティスタディ)を実施するという戦略的活用が可能です。研究開発費の税額控除(試験研究費の特別控除)との組み合わせも検討してください。
詳細説明
次世代産業創造支援事業とは
石川県とISICO(石川県産業創出支援機構)が実施する本事業は、炭素繊維・ライフサイエンス・エネルギー脱炭素化の3分野における先端技術の研究開発を、石川県内企業主導の連携体(産学官コンソーシアム)を通じて支援します。補助率2/3・上限3,000万円で、令和5年度の公募期間は2023年7月31日〜9月25日でした。
3分野の詳細
- 炭素繊維分野:炭素繊維複合材料(CFRP)の成形技術・接合技術・リサイクル技術等。石川県は炭素繊維関連企業が集積しており、産業クラスターとしての強みを持ちます。
- ライフサイエンス分野:医療機器・診断機器・創薬・ヘルスケア・機能性食品等。石川県内の医療機関・大学との産学連携による開発が期待されます。
- エネルギー脱炭素化分野:水素技術・蓄電池・省エネシステム・再生可能エネルギー利活用技術等。カーボンニュートラル実現に向けた技術開発を支援します。
連携体(コンソーシアム)の構成
石川県内企業が幹事企業となり、大学・研究機関・他企業が参画する連携体が申請主体となります。金沢大学・北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)等との産学連携が積極的に評価されます。
審査のポイント
審査では研究開発の新規性・技術的優位性、産学連携の実質性、事業化計画の具体性、石川県産業への貢献が評価されます。申請前にISICOへ相談し、事業内容の方向性について確認を取っておくことを強く推奨します。
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