募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

出向起業補助金(令和5年度2次公募)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 一般枠:1/2、MBO型起業枠:2/3
募集期間
2023-07-14 〜 2023-09-28
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

出向起業補助金は、大企業等に在籍する社員が自らの知見・スキルを活かして出向先で新規事業を立ち上げる「出向起業」の取組を支援する制度です(令和5年度2次公募)。大企業の人材が持つ専門知識・ネットワーク・経験を中小企業や新会社での新事業創出に活用するユニークな仕組みで、全産業を対象としています。コンサルタントの視点からは、大企業側・中小企業側・出向者本人の三者にとってWin-Winの制度設計となっており、大企業の社内起業家精神育成・中小企業の新事業開発力強化・出向者のキャリア開発という多面的な効果が期待できます。起業リスクを抑えながらイノベーションを起こしたい大企業人材に最適な補助金です。

この補助金の特徴

1

大企業人材のノウハウを活用した起業支援

大企業等に在籍したまま(または出向として)新事業を立ち上げる「出向起業」という独自スキームを支援します。大企業で培った専門知識・業界ネットワーク・経営管理スキルを新事業に活かせる点が最大の特徴です。

2

全産業対象の幅広い適用範囲

特定の業種に限定されず全産業が対象であり、IT・製造・サービス・農業・医療など幅広い分野での出向起業が支援対象となります。大企業人材の専門領域に応じた多様な新事業創出が可能です。

3

起業リスクの軽減

出向元の大企業との雇用関係を維持しながら起業できるため、従来の起業と比べてリスクが大幅に低減されます。補助金による経費支援と組み合わせることで、挑戦のハードルがさらに下がります。

4

新規事業創出の促進

大企業からの出向という形で中小企業や新設会社に人材・ノウハウが移転され、地域経済・産業全体のイノベーション促進につながります。日本の産業構造転換に貢献する政策的意義の高い補助金です。

ポイント

出向起業補助金は申請者(出向者)にとっては起業支援であり、受け入れ企業にとっては外部人材活用支援です。受け入れ先企業が明確に決まっている状態での申請が採択率を高めます。スキームの組み方次第で活用価値が大きく変わる補助金です。

対象者・申請資格

出向者(申請者)の要件

  • 大企業等(中小企業以外)に在籍する社員であること
  • 出向先において新規事業の創出・立ち上げに従事すること
  • 出向元の承認・支援を得ていること

出向先の要件

  • 中小企業・スタートアップ・新設会社等への出向
  • 出向起業者が主体的に新規事業を推進できる環境があること
  • 既存事業の単純な継続ではなく、新規性のある事業であること

事業内容の要件

  • 出向者の専門知識・経験を活かした新規事業であること
  • 市場性・成長性が見込まれる事業計画があること
  • 補助対象経費が適切に計上されていること

対象外となる事業

  • 出向元大企業の子会社への単純出向(新規事業要件を満たさない場合)
  • 既存サービスの単純な横展開

ポイント

出向元大企業の「承認・支援」の形式(出向命令書・社内起業制度の適用等)と、出向先での「主体的な新規事業推進」の両方を証明できる体制を事前に整えることが重要です。

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申請ガイド

1

STEP1: 出向スキームの設計

出向元大企業・出向者・出向先(受け入れ企業または新設会社)の三者の役割・契約関係を設計します。出向元の人事部門・法務部門との調整が必要です。

2

STEP2: 新規事業計画の策定

出向先で立ち上げる新規事業の概要・市場性・競合分析・収益モデル・事業スケジュールを策定します。出向者の専門知識がどのように活用されるかを明確にします。

3

STEP3: 補助対象経費の特定・見積もり

事業立ち上げに必要な経費(人件費・外注費・設備費・マーケティング費等)を特定し、見積もりを取得します。

4

STEP4: 申請書の作成

出向スキームの概要・新規事業計画・補助対象経費・期待効果を盛り込んだ申請書を作成します。事業の独自性・実現可能性を明確に記述することが重要です。

5

STEP5: 審査・採択後の手続き

採択後に交付申請を行い、交付決定を受けてから補助事業を開始します。出向起業の実施と併行して適切な経費管理・報告を行います。

ポイント

出向元大企業の理解・支援が採択の前提条件です。社内の起業支援制度(社内ベンチャー制度等)と連携させることで、申請書における「出向元の支援の実質性」を効果的に示せます。

審査と成功のコツ

出向スキームの整合性
出向元・出向者・出向先の三者の役割と契約関係が法的・実務的に整合していることを示すことが審査の基本要件です。弁護士・税理士等の専門家と連携してスキームを設計することを推奨します。
新規性の明確な説明
「なぜこれが新規事業なのか」「既存市場にどのような価値を提供するのか」を競合分析・市場調査の結果を交えて説明することが重要です。
出向者の専門性と事業の関連性
出向者が大企業で培った専門知識・スキル・ネットワークが新規事業にどのように活用されるかを具体的に示します。経歴と事業計画の整合性が審査で重視されます。
収益化・自立性のシナリオ
補助期間終了後の収益化シナリオと自立的な事業継続計画を示すことが必要です。2〜3年での損益分岐点達成見込みを具体的な試算で示せると説得力が増します。
出向元大企業のサポート体制
出向元が出向後も経営支援・メンタリング・ネットワーク提供等のサポートを継続する体制を示すことで、事業の実現可能性の高さをアピールできます。

ポイント

出向起業は日本ではまだ珍しいスキームです。審査員に対して「出向起業のメリットがなぜ通常の独立起業より優れているか」を具体的な事例や論拠で説明できると、申請の説得力が格段に上がります。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 出向者の人件費(補助対象分)
  • 事業推進スタッフの人件費
  • 専門家・アドバイザーの謝金
外注・委託費(3件)
  • 製品・サービス開発の外注費
  • マーケティング調査委託費
  • 法務・会計専門家への委託費
設備・ソフトウェア費(3件)
  • 事業に必要な機器・設備の購入費
  • ソフトウェア・ライセンス費
  • プロトタイプ制作費
マーケティング・広告費(3件)
  • 新規顧客開拓のための広告費
  • 営業資料・カタログ制作費
  • 展示会・商談会出展費
旅費・交通費(2件)
  • 顧客開拓・市場調査のための旅費
  • 事業推進に必要な移動費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 出向元大企業での通常業務に係る費用
  • 補助事業と直接関係のない汎用設備の購入費
  • 土地・建物の取得・賃借費(一般管理費的なものは対象外の場合あり)
  • 消費税(課税事業者)
  • 交際費・接待費
  • 補助事業期間外の経費
  • 既存事業の維持・運営費用
  • 役員報酬(出向先法人の役員となる場合は別途確認要)

よくある質問

Q出向元の大企業が申請者になりますか?それとも出向者個人が申請しますか?
A

原則として出向者(個人または出向先法人)が申請者となります。ただし申請スキームは事業の形態によって異なります。出向先が新設会社の場合は法人として申請する場合もあります。公募要領で申請主体の要件を確認し、不明な場合は事務局に事前相談することをお勧めします。

Q出向元大企業の承認はどのような形式で証明しますか?
A

一般的には出向命令書・出向協定書・出向に関する社内承認書類等が証拠書類となります。大企業によっては社内ベンチャー制度・出向起業支援プログラム等の適用証明書が取得できる場合もあります。出向元の人事・法務部門と連携して、申請に必要な書類形式を事前に確認してください。

Q出向先はゼロから新設する会社でもよいですか?
A

はい、出向起業のために新設した会社(スタートアップ)を出向先とするケースも対象となる可能性があります。ただし、出向者が新設会社の代表取締役等の役員を兼ねる場合の人件費取り扱い等、スキームの詳細によって補助対象の範囲が変わることがあります。事務局への事前相談を強く推奨します。

Q出向元大企業の子会社や関連会社への出向でも対象になりますか?
A

出向元との資本関係が強い子会社・関連会社への単純な出向は、新規事業創出という制度趣旨に合致しない場合があるため、要件を満たさない可能性があります。ただし、子会社であっても明確な新規事業を立ち上げる場合は対象となり得ます。具体的なスキームを事務局に確認することを推奨します。

Q補助金の支給額はどのように決まりますか?
A

補助金額は申請した補助対象経費と補助率によって決まります。補助率や上限額は公募要領で確認してください。補助対象経費として認められる項目・認められない項目についても公募要領に詳細が記載されています。申請書作成前に補助対象経費の範囲を正確に把握することが重要です。

Q出向起業後に事業が失敗した場合、補助金は返還しなければなりませんか?
A

補助金は原則として返還不要ですが、補助条件(事業計画の実施・報告書の提出等)を満たさない場合や、不正受給が発覚した場合は返還を求められることがあります。事業が予定通り進まない場合でも、事務局への報告・相談を適切に行い、可能な範囲で計画を実行することが重要です。

Q大企業以外(中小企業の社員)でも申請できますか?
A

本補助金は主に大企業等に在籍する人材を対象とした制度です。中小企業の社員については対象外となる可能性がありますが、公募要領の対象要件を正確に確認することを推奨します。中小企業の社員の起業支援については、創業支援補助金等の別の制度の活用を検討してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

出向起業補助金は、新規事業立ち上げフェーズで活用できる他の補助金・支援策と組み合わせることで、事業化コストをさらに削減できます。中小企業庁の「創業促進補助金」や各都道府県・市区町村の創業支援補助金は、出向先が新設会社の場合に特に有効です。IT・デジタル系の新規事業であればIT導入補助金(通常枠)でシステム導入費を賄うことも可能です。ものづくり補助金(グリーン・デジタル枠)は製造業での出向起業において試作・設備投資に活用できます。また、出向先が中小企業の場合は「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)」への申請も検討に値します。出向起業後のスタートアップとして成長するためには、VCや事業会社からの資金調達と補助金の組み合わせが長期的な資金戦略として有効です。

詳細説明

出向起業補助金(令和5年度2次公募)とは

本補助金は、大企業等に在籍する社員が出向という形で新規事業を立ち上げる「出向起業」を支援する制度です。大企業で培った専門知識・業界ネットワーク・経営管理能力を活かして、中小企業や新設会社での新事業創出を促進することを目的としています。

出向起業とは何か

出向起業とは、大企業等に在籍する社員が出向先(中小企業・スタートアップ・新設会社等)において、自らの専門知識を活かして新規事業を主体的に立ち上げる仕組みです。通常の独立起業と異なり、出向元との雇用関係を維持(または出向形式)しながら事業を立ち上げられるため、リスクを抑えつつ起業家精神を発揮できます。

出向元・出向者・出向先のWin-Win構造

  • 出向元大企業:社員の起業家精神を育成・社内イノベーション文化の醸成・外部との連携強化
  • 出向者(申請者):起業リスクを抑えた新事業立ち上げ経験・キャリア開発・自律性の獲得
  • 出向先:大企業人材のノウハウ・ネットワーク活用・新事業開発力の強化

補助対象となる主な経費

出向起業補助金では、新規事業の立ち上げに必要な以下のような経費が補助対象となります。

  • 出向者の人件費(補助対象分)
  • 製品・サービス開発の外注費
  • 事業に必要な設備・ソフトウェア費
  • マーケティング・顧客開拓費
  • 専門家(弁護士・会計士等)への委託費

2次公募での申請に向けた重要ポイント

2次公募は残り採択枠が限られている可能性があるため、申請書の質が特に重要となります。審査では以下の観点が重視されます。

  • 出向スキームの整合性:出向元・出向者・出向先の三者関係が法的・実務的に適切に設計されているか
  • 事業の新規性・市場性:単なる既存事業の横展開ではなく、明確な市場機会が存在するか
  • 出向者の専門性の活用:大企業での経験が新規事業にどのように活きるか
  • 自立性のある事業計画:補助終了後も持続可能な事業モデルを持っているか

出向起業を成功させるための準備

補助金申請前に、以下の準備を徹底的に行うことで採択率と事業成功率を高められます。出向元との合意形成・出向先の確定・市場調査・事業計画の精緻化を並行して進めることが重要です。特に出向元大企業の社内調整は時間がかかることが多いため、早期に着手することを強く推奨します。

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