出向起業等創出支援事業(令和4年度1次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
「出向起業」という独自の支援対象
大企業に在籍したまま起業する「出向起業」を支援する、日本でも数少ない補助金です。雇用関係を維持しながら起業できるため、起業のリスクを大幅に軽減し、大企業人材の新規事業創出を後押しします。
MBO型起業にも対応
大企業の事業部門を経営陣が買収して独立するMBO型起業も支援対象です。大企業が注力しなくなった事業をスピンアウトさせることで、埋もれた技術や事業の価値を最大化できます。
補助率1/2で試作品開発等を支援
新規事業に係る試作品開発、市場調査、事業化検証等の経費の1/2が補助されます。起業初期の資金リスクを軽減し、事業アイデアの検証に集中できる環境を提供します。
大企業の経営資源開放を促すエコシステム構築
単なる起業支援ではなく、大企業に眠る経営資源(人材・知的財産・顧客基盤等)を社会全体で活用するためのエコシステム構築を目指す制度です。
ポイント
対象者・申請資格
出向起業(一般枠)の要件
- 大企業等の社員が在籍のまま、自ら設立した法人で新規事業を行うこと
- 出向元企業から出向先企業(新設法人)への出向契約が締結されていること
- 新規事業に係る試作品開発等を実施する計画があること
MBO型起業枠の要件
- 大企業等の事業部門を経営陣が買収(MBO)して独立する形態であること
- 事業の独立・スピンアウトに伴う新規事業開発を実施すること
共通要件
- GビズIDプライムアカウントを保有していること
- 事業完了期限までに全ての補助対象経費の検収・支払いを完了できること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:出向起業・MBOの計画策定
出向元企業との協議を行い、出向起業またはMBOの具体的なスキームを設計します。出向契約の内容、知的財産の取扱い、資本関係等を整理します。
ステップ2:新規事業計画の策定
起業後に行う新規事業の試作品開発等の計画を策定します。市場分析、技術的な実現可能性、事業化スケジュールを明確にします。
ステップ3:申請書類の作成
公募要領に基づき、事業計画書、出向契約書案、経費見積等を準備します。一般枠とMBO型起業枠で事業完了期限が異なるため注意が必要です。
ステップ4:jGrantsでの電子申請
jGrantsから電子申請を行います。GビズIDプライムアカウントが必要です。
ステップ5:審査・交付決定後の事業実施
採択後、交付決定を受けてから事業を開始します。一般枠は2023年2月1日、MBO型起業枠は2023年2月14日が事業完了期限です。
ポイント
審査と成功のコツ
出向元企業との明確な関係設計
大企業リソースの活用戦略
独立後の自走シナリオ
市場ニーズの裏付け
ポイント
対象経費
対象となる経費
試作品開発費(3件)
- プロトタイプの設計・製作費
- 実験・検証費用
- 原材料費
外注費(3件)
- 専門技術の外注費
- デザイン・設計の委託費
- ソフトウェア開発の外注費
市場調査費(3件)
- 市場調査・分析の委託費
- ユーザーテスト実施費
- 業界レポートの購入費
知的財産関連費(3件)
- 特許出願・登録費用
- 知的財産調査費
- ライセンス契約に係る費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 出向者の人件費・給与
- オフィス賃料・光熱費等の固定費
- 汎用的なPC・什器等の備品購入費
- 交付決定前に発注・支払いした経費
- 事業完了期限後の経費
- 他の補助金で助成を受けている経費
よくある質問
Q出向起業とは具体的にどのような仕組みですか?
出向起業とは、大企業等の社員が出向元企業に在籍したまま、自ら設立した新会社に出向する形で起業する仕組みです。出向元との雇用関係を維持するため、起業が失敗した場合も出向元に戻ることが可能です。通常の退職→起業と比べてリスクが大幅に低く、大企業人材のアントレプレナーシップを引き出す画期的な制度として注目されています。
QMBO型起業枠とは何ですか?
MBO(Management Buyout)型起業枠は、大企業等の事業部門を経営陣が買収して独立する形態を支援するものです。大企業が戦略的に撤退する事業分野や、注力しなくなった事業部門を、その事業に精通した経営陣が引き継いで独立事業として再生させることを目的としています。出向起業の一形態として位置づけられています。
Q補助上限額はいくらですか?
補助上限額は申請内容によって異なります。詳細は公募要領をご確認ください。補助率は1/2です。新規事業に係る試作品開発等に伴う経費が対象となりますが、人件費やオフィス賃料等の固定費は対象外です。
Q出向元企業の同意は必要ですか?
はい、出向起業は出向元企業との出向契約に基づいて行われるため、出向元企業の理解と同意が不可欠です。知的財産の利用許諾、出向条件の設定、資本関係の整理など、出向元企業との綿密な調整が必要です。出向元企業が新規事業創出に前向きな姿勢を持っていることが事業の前提となります。
Q大企業以外の社員でも申請できますか?
本事業の主な対象は大企業等の社員ですが、「大企業等」の範囲については公募要領で定義されています。中堅企業や中小企業からの出向起業が対象になるかは、個別の要件を確認する必要があります。不明な場合は事務局(一般社団法人社会実装推進センター、TEL:03-6435-8542)にお問い合わせください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
出向起業等創出支援事業は経済産業省の独自制度であり、起業初期の試作品開発等に特化しています。事業が軌道に乗った後は、ものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金などの中小企業向け補助金の活用を検討できます。また、J-Startup選定やNEDOのスタートアップ支援事業、各地域のインキュベーション施設の入居支援等とも組み合わせることで、起業から成長までの一貫した支援を受けることが可能です。出向元企業からのCVC投資やオープンイノベーション支援との併用も視野に入れましょう。
詳細説明
出向起業等創出支援事業とは
大企業等に蓄積された経営資源(人材・知的財産等)の解放を促し、新規事業創造を加速させるための経済産業省の支援事業です。大企業社員が在籍のまま起業する「出向起業」と、事業部門を買収して独立する「MBO型起業」を対象としています。
背景と目的
日本ではヒト・モノ・カネのリソースは大企業に集中していますが、既存事業を多く抱える大企業は効率性を重視するあまり、新規事業へのリソース投入が困難な環境にあります。本事業は、大企業の経営資源の「開放」を促すエコシステムの構築により、新規事業の担い手を増やし、多様な経営人材の育成と新規事業創造の促進を目指しています。
支援内容
新規事業に係る試作品開発等に伴う経費の1/2が補助されます。補助上限額は申請内容により異なりますので公募要領をご確認ください。
- 一般枠:出向起業による新規事業開発。事業完了期限:2023年2月1日
- MBO型起業枠:MBOによる事業独立・新規事業開発。事業完了期限:2023年2月14日
出向起業の仕組み
出向起業とは、大企業等の社員が出向元に在籍したまま、自ら設立した法人に出向して新規事業を行う形態です。雇用関係を維持しながら起業に挑戦できるため、起業リスクが大幅に軽減されます。出向元企業にとっても、社員の起業精神を応援しつつ人材流出を防げるメリットがあります。
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