募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約90

【一次公募登録用】令和3年度補正予算 災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金

基本情報

補助金額
3.6億円
補助率: 1/2、1/3(補助額上限、補助率の詳細は交付規程を参照ください)
0円3.6億円
募集期間
2022-06-08 〜 2022-06-14
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

令和3年度補正予算による災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(一次公募)は、災害時の停電に対応できる天然ガス利用設備の導入を支援する制度です。停電対応型コージェネレーションシステム(ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池)や停電対応型ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンが補助対象で、最大3億6,000万円と大規模な支援が受けられます。災害時に避難所や防災拠点として機能する施設への設置が要件とされ、BCP対策と環境対策の両立を目指します。一般社団法人都市ガス振興センターが事務局を担い、2022年6月8日から14日までの短期間で一次公募が行われました。

この補助金の特徴

1

最大3億6,000万円の大規模補助

補助上限額は3億6,000万円と非常に高額です。大規模なコージェネレーションシステムの導入費用をカバーでき、病院・商業施設・自治体庁舎等の大型施設にも対応可能な支援規模です。

2

災害時の強靱性向上が主目的

単なる省エネ補助金ではなく、災害時の電力供給停止に備えたBCP(事業継続計画)対策としての位置づけです。停電時にも自立的に電力・熱を供給できる設備を導入することで、施設の防災機能を大幅に強化できます。

3

天然ガスの中圧導管・耐震低圧導管が要件

都市ガスの中圧導管または耐震性を向上させた低圧導管からの供給が条件です。これらは地震時にも供給が途絶えにくいインフラであり、災害時の燃料確保の信頼性が高い点が制度の根幹にあります。

4

避難所・防災拠点への設置が前提

補助対象施設は防災計画指定の避難所や、自治体との協定に基づき地域住民に空間等を提供できる施設に限定されます。地域防災力の向上に直結する設備投資として位置づけられています。

ポイント

本補助金は防災とエネルギー政策を橋渡しする数少ない制度です。災害時の電力確保という社会的使命を果たしながら、平時は高効率な熱電併給で省エネ・CO2削減を実現する一石二鳥の投資になります。

対象者・申請資格

施設要件(以下のいずれか)

  • 災害時に避難所として活用される防災計画指定施設
  • 災害時の活動拠点となる防災上中核施設
  • 自治体と防災協定を締結している(または見込みがある)施設

設備要件

  • 天然ガスを主原料とするガスを燃料とする設備であること
  • 停電時に発電または空調を開始・継続できる機能を有すること
  • 運転状況確認用の専用計測装置を取り付けること

ガス供給要件

  • 中圧導管によるガス供給を受けること
  • または耐震性を向上させた低圧導管等からの供給であること

除外条件

  • ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は対象外
  • 家庭用需要は対象外

ポイント

最大のハードルは施設要件です。自社施設が防災計画指定や防災協定の対象でない場合、まず自治体との協定締結を検討してください。災害時に地域住民へ空間や物資を提供する旨の協定があれば、民間施設でも申請可能になります。

あなたは対象?かんたん診断

7問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1:自治体との防災協定の確認

施設が防災計画指定や防災協定の対象であるか確認します。未締結の場合は自治体の防災担当部署に相談し、協定締結を進めてください。

2

ステップ2:ガス供給インフラの確認

中圧導管または耐震低圧導管の敷設状況をガス事業者に確認します。未整備の場合は導管工事の費用・期間も含めた計画が必要です。

3

ステップ3:公募説明会への参加

都市ガス振興センターが開催するオンライン(Zoom)公募説明会に参加し、最新の要件と申請手続きの詳細を確認します。説明会は事前登録制です。

4

ステップ4:設備仕様の検討と見積もり取得

停電対応型コージェネレーションまたはGHP(ガスエンジンヒートポンプ)の仕様を検討し、メーカーから見積もりを取得します。

5

ステップ5:jGrantsでの電子申請

GビズIDを使用してjGrantsから電子申請を行います。一次公募の受付期間は6月8日〜14日と非常に短いため、書類準備を万全にしておく必要があります。

ポイント

一次公募は受付期間がわずか1週間しかありません。公募説明会(3月開催)の段階から準備を開始し、申請書類を事前に完成させておくことが成功の前提条件です。

審査と成功のコツ

防災計画との整合性を示す
審査では災害時の強靱性向上効果が重視されます。施設の防災計画上の位置づけ、想定される災害シナリオでの設備の稼働計画を具体的に記載しましょう。
停電時の自立運転能力を明確化
停電発生時に何時間自立運転が可能か、供給できる電力量・熱量はどの程度かを定量的に示してください。非常用燃料の備蓄計画とも合わせて記述すると説得力が増します。
平時の省エネ効果も定量的に
コージェネレーションシステムは熱電併給により高い総合効率を実現します。平時のエネルギー削減効果とCO2削減量を併記することで、防災と環境対策の両面からの評価を得られます。
地域への貢献を具体的に記述
災害時に地域住民に提供できるサービス(電力供給、冷暖房、温水供給、情報提供等)の内容と受入れ可能人数を具体的に示しましょう。

ポイント

防災×エネルギーという二つの政策目的に応える申請書が求められます。特に近年の大規模停電事例(北海道胆振東部地震等)を引き合いに、設備導入の緊急性と地域への貢献を訴求すると効果的です。

対象経費

対象となる経費

設備費(4件)
  • コージェネレーションシステム本体(ガスエンジン・ガスタービン・燃料電池)
  • 停電対応型GHP(ガスエンジンヒートポンプエアコン)
  • 自立運転制御装置
  • 計測装置
工事費(4件)
  • 設備設置工事費
  • ガス配管工事費
  • 電気工事費
  • 防音・排気処理工事費
付帯設備費(3件)
  • 蓄電池(停電時の起動用)
  • 連系保護装置
  • 非常用切替装置

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地取得費・造成費
  • 建物の新築・増築費(設備室を除く)
  • ZEB関連設備の費用
  • 家庭用設備の費用
  • 消費税及び地方消費税
  • 申請に係るコンサルタント費用

よくある質問

Q天然ガスコージェネレーションシステムとは何ですか?
A

天然ガスコージェネレーションシステムは、都市ガスを燃料として発電しながら、発生する排熱も回収して給湯・暖房・空調等に活用する「熱電併給」システムです。総合エネルギー効率は70〜90%に達し、発電所からの電力供給(送電ロスを含めた総合効率約37%)と比較して高い効率を実現します。ガスエンジン型、ガスタービン型、燃料電池型の3タイプがあり、施設の規模や用途に応じて選択します。

Qなぜ中圧導管や耐震低圧導管からの供給が要件なのですか?
A

中圧導管は大規模地震でもガス供給が途絶えにくい高い耐震性を持つインフラです。1995年の阪神淡路大震災でも中圧導管は被害がありませんでした。耐震性を向上させた低圧導管も同様に災害時の供給信頼性が高い設計です。災害時の強靱性向上を目的とする本補助金では、燃料供給の信頼性を確保するために、これらの導管からの供給を要件としています。

Q民間企業の施設でも申請できますか?
A

はい、民間企業の施設でも申請可能です。ただし、災害時に地域住民に空間・物資・情報等の提供を行うことが可能な施設であり、国や地方公共団体と防災協定を締結している(または締結見込みがある)ことが条件です。例えば、ショッピングモール、ホテル、大規模オフィスビルなどが、自治体との帰宅困難者受入れ協定等を通じて申請するケースが想定されます。

Q一次公募の受付期間がわずか1週間しかないのはなぜですか?
A

令和3年度補正予算事業のため、年度内の予算執行スケジュールの制約から短期の公募期間が設定されています。ただし、3月に公募説明会が開催されており、実質的な準備期間は約3か月間ありました。今後の公募(二次以降)ではより長い受付期間が設定される可能性があるため、一次に間に合わない場合は次回公募を待つことも選択肢です。

Q補助率1/2と1/3はどのように決まりますか?
A

補助率は設備の種類や事業の内容によって異なります。具体的な補助率の適用条件は公募説明会資料や交付規程に詳細が記載されています。一般的に、より高い防災効果や省エネ効果が見込まれる設備・計画には高い補助率が適用される傾向にあります。事前に事務局の都市ガス振興センターに確認することを推奨します。

QZEBが対象外となっているのはなぜですか?
A

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は別途、環境省や国土交通省の専用補助事業(ZEB実証事業など)で支援対象となっています。本補助金はBCP対策としての天然ガス設備導入に特化した制度であるため、ZEB向けの支援とは政策目的が異なります。ZEBの認定を受けている建築物に導入する場合は、ZEB関連の補助制度を検討してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省・資源エネルギー庁所管の事業であり、同一設備について他の国庫補助金との重複交付は原則として認められません。ただし、補助対象経費を明確に切り分けることで併用できるケースもあります。 環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」など、関連する補助制度との関係については事前に事務局に確認することを推奨します。また、地方自治体独自のBCP対策補助金や省エネ補助金との併用可能性も自治体ごとに異なります。 本事業は令和3年度補正予算(一次公募)であり、同じ事業名で令和4年度当初予算の公募(二次募集以降)も実施されています。同一施設・同一設備での重複申請はできませんが、別の施設について別途申請することは可能です。複数施設に設備を導入する計画がある場合は、公募回ごとに分けて申請する戦略も検討してください。

詳細説明

災害時の強靱性を高める天然ガスコージェネレーション

本補助金は、令和3年度補正予算を財源として、災害時の電力供給停止に対応できる天然ガス利用設備の導入を支援する制度です。近年の大規模自然災害で長期停電が社会問題となる中、避難所や防災拠点における電力・空調の確保が喫緊の課題となっています。

対象設備と補助の仕組み

補助対象は大きく2種類に分かれます:

  • 停電対応型コージェネレーションシステム:ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池の3タイプがあり、電力と熱を同時に供給します
  • 停電対応型GHP(ガスエンジンヒートポンプエアコン):停電時も空調を継続でき、避難所の快適性を確保します

補助率は1/2または1/3で、上限額は3億6,000万円です。大規模施設のコージェネレーション導入にも対応できる予算規模です。

災害時に求められる3つの機能

補助対象設備には以下の機能が求められます:

  • 停電時の自立起動・運転:系統電力が停止しても、独立して電力・熱を供給できること
  • 継続運転能力:都市ガスの中圧導管は地震時にも供給が途絶えにくく、長時間の運転が可能
  • 運転状況のモニタリング:専用計測装置により運転状態を常時監視し、適切な運用を確保

施設要件 ― 地域防災への貢献が必須

本補助金は単なる省エネ設備補助ではなく、地域防災力の向上を主目的としています。そのため、設置施設は以下のいずれかに該当する必要があります:

  • 防災計画で避難所に指定されている施設
  • 防災上の中核施設(消防署、警察署、自治体庁舎等)
  • 自治体と防災協定を締結している民間施設

なお、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は対象外です。

一次公募スケジュール

一次公募の受付期間は2022年6月8日〜6月14日のわずか1週間です。公募説明会は3月16日・18日にオンラインで開催されており、早期からの準備が不可欠でした。事務局は一般社団法人都市ガス振興センター(TEL:03-6435-7692)です。

北海道の給付金・支援金もチェック

子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。

北海道の給付金一覧を見る →