募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

【三次募集】令和3年度補正予算 災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金

基本情報

補助金額
3.6億円
補助率: 1/2、1/3(補助額上限、補助率の詳細は交付規程を参照ください)
0円3.6億円
募集期間
2022-06-16 〜 2022-07-08
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金は、経済産業省が所管し都市ガス振興センターが執行する、停電対応型の天然ガスコージェネレーションシステムやガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンの導入を支援する補助事業です。大規模災害時に系統電力が途絶した場合でも、天然ガスを燃料として自立的に発電・空調を継続できる設備を、避難所や防災拠点施設に導入することで、地域の防災力強化を図ります。補助率は中小企業者が2/3以内、その他が1/2以内で、補助上限は3億6,000万円と大規模な設備投資にも対応可能です。ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池の3タイプが対象となり、中圧導管または耐震性を向上させた低圧導管によるガス供給を受けることが条件です。

この補助金の特徴

1

停電時も自立稼働する天然ガスコージェネレーション

系統電力が停止しても、天然ガスを燃料に自立的に発電と排熱利用を継続できるコージェネレーションシステム(ガスエンジン・ガスタービン・燃料電池)の導入を補助します。電力と熱の両面で施設の機能維持を実現します。

2

避難所・防災拠点への設置が条件

単なる省エネ設備としてではなく、災害時に地域住民に空間・物資・情報等を提供できる施設への設置が要件です。防災計画指定施設、防災上中核となる施設、自治体と防災協定を締結した施設の3類型が対象となり、地域全体の防災力向上に直結します。

3

補助上限3.6億円・中小企業は補助率2/3

補助額上限が3億6,000万円と大型で、中小企業者は2/3以内、その他は1/2以内の補助率が適用されます。コージェネレーションシステムは一般に数千万円から数億円規模の投資となるため、この補助率と上限額は事業の実現可能性を大きく高めます。

4

中圧導管または耐震低圧導管によるガス供給が条件

災害時のガス供給途絶リスクを最小化するため、耐震性の高い中圧導管、または耐震性を向上させた低圧導管等によるガス供給を受けることが要件です。ガス供給インフラ自体の強靱性も確保する設計思想です。

ポイント

本補助金の本質は「エネルギーの自立分散化による防災力強化」です。コージェネレーションシステムは平常時には高効率な省エネ設備として機能し、災害時には自立電源として施設機能を維持します。補助上限3.6億円という規模感からも、大規模施設への本格的な導入を想定した設計であることがわかります。

対象者・申請資格

施設の要件(以下のいずれかに該当)

  • 災害発生時に避難場所まで避難が困難な者が多数生じる施設(病院の一部を除く)
  • 公的避難所(地方公共団体が災害時に避難所として指定した施設)
  • 一時避難所となり得る施設(自治体と防災協定を締結した施設)※三次募集では対象外

設備の要件

  • 天然ガスを主原料とするガスを燃料とした停電対応型設備であること
  • ガスエンジン、ガスタービン、または燃料電池のいずれかであること
  • 中圧導管または耐震性を向上させた低圧導管等によるガス供給を受けること
  • 系統電力の停電時に発電または空調を開始・継続できること
  • 運転状況確認用の専用計測装置を取り付けること

対象外

  • 家庭用需要の設備
  • ZEB(ネットゼロエネルギービル)に設置する設備
  • 災害拠点病院、救命救急センター、周産期母子医療センター等の特定医療施設

ポイント

対象施設は「避難所等として地域住民に開放できる施設」に限定されており、自社の事業継続のみを目的とした導入は対象外です。特に、災害拠点病院等の特定医療施設が明示的に除外されている点は見落としやすいため注意が必要です。自治体との防災協定の締結(見込み含む)が一つの要件となるケースが多いです。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象施設の確認と防災協定の準備

自施設が3類型のいずれかに該当するかを確認します。一時避難所として活用する場合は、地方公共団体との防災協定の締結(または締結見込み)が必要です。

2

ステップ2:ガス供給事業者との協議

中圧導管または耐震性を向上させた低圧導管等によるガス供給が受けられるか、地元のガス事業者と確認・協議します。供給条件によって導入可能な設備の規模が決まります。

3

ステップ3:設備計画の策定と公募説明会への参加

導入する設備の種類(ガスエンジン・ガスタービン・燃料電池)と規模を検討し、オンライン(Zoom)による公募説明会に参加して詳細を確認します。都市ガス振興センターのHPから事前登録が必要です。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

公募要領に従い、事業計画書、設備仕様書、収支計画書等を作成し、Jグランツまたは所定の方法で提出します。

ポイント

申請前の2つの事前準備が成否を左右します。①自治体との防災協定の締結(一時避難所の場合)、②ガス事業者との供給条件の確認です。この2点が揃わなければ申請要件を満たせないため、設備の検討と並行して早期に動くことが重要です。

審査と成功のコツ

災害時の具体的な運用シナリオを策定する
停電発生からコージェネ起動、避難者受入れ、燃料確保までの一連の運用フローを具体的に描きます。「設備を入れただけ」でなく「災害時に実際に機能する」ことを示す計画が審査で評価されます。
平時と災害時の両面で効果を示す
平時は省エネ・CO2削減効果、災害時は自立電源としての防災効果を数値で示します。コージェネの総合エネルギー効率や年間のコスト削減額なども盛り込むと、投資の合理性が伝わります。
燃料備蓄と供給継続の計画を明確にする
災害時の初動に必要な燃料備蓄量と、備蓄燃料消費後の供給継続計画を策定します。ガス事業者との連携体制や、年次の教育・訓練計画も要件に含まれています。
地域住民への貢献を具体化する
避難所としての収容人数、提供できるサービス(電力・空調・情報・温水等)、周知方法など、地域住民への貢献を具体的に示します。自治体の防災計画との整合性も確認してください。

ポイント

本補助金の審査では「平時の省エネ効果」よりも「災害時の防災機能」が主眼です。停電対応の実効性、避難所としての運用計画、燃料供給の継続性の3点を具体的かつ説得力を持って示すことが採択への近道です。

対象経費

対象となる経費

コージェネレーションシステム本体(4件)
  • ガスエンジン発電機
  • ガスタービン発電機
  • 燃料電池システム
  • 排熱利用設備
停電対応型ガスエアコン(3件)
  • 停電対応型ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン本体
  • 室外機・室内機
  • 制御装置
付帯設備(4件)
  • 自立運転切替装置
  • 専用計測装置
  • ガス配管工事
  • 電気配線工事
設置工事費(4件)
  • 基礎工事費
  • 据付工事費
  • 試運転・調整費
  • 設計費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得費
  • 建物の建設・購入費
  • ZEB(ネットゼロエネルギービル)に設置する設備
  • 家庭用の設備
  • 燃料費(運転に係るランニングコスト)
  • 人件費
  • 一般管理費
  • 他の補助金で賄われる経費

よくある質問

Qどのような設備が補助対象になりますか?
A

停電対応型のコージェネレーションシステム(ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池)と、停電対応型ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンが対象です。いずれも天然ガスを主原料とするガスを燃料とし、系統電力の停電時に発電または空調を開始・継続できる設備であることが条件です。通常の(停電時に停止する)ガス設備は対象外です。

Q補助率と補助上限額はいくらですか?
A

中小企業者は補助率2/3以内、その他の事業者は1/2以内です。補助上限額は3億6,000万円です。実際の補助額は設備の種類や規模により異なりますので、詳細は交付規程を確認してください。大規模な施設への複数台導入でも上限の範囲内で補助を受けられます。

Q病院への導入は対象になりますか?
A

一部の特定医療施設は明示的に対象外です。具体的には、災害拠点病院、救命救急センター、周産期母子医療センター、災害拠点精神科病院、へき地医療拠点病院、へき地診療所、特定機能病院、地域医療支援病院が除外されています。これらに該当しない医療施設で、避難困難者が多数生じる施設として要件を満たす場合は対象となり得ます。

Qなぜ中圧導管または耐震低圧導管が要件なのですか?
A

災害時にガス供給が途絶すれば、いくら停電対応型の設備を導入しても稼働できません。中圧導管は低圧導管に比べて耐震性が格段に高く、阪神・淡路大震災や東日本大震災でも供給が維持された実績があります。耐震性を向上させた低圧導管(ポリエチレン管等)も同様に高い耐震性能を持ちます。燃料供給の確実性を担保するための要件です。

Q導入後にはどのような義務がありますか?
A

主に3つの義務があります。①災害時に備えた燃料の備蓄(当座の稼働に必要な量)、②毎年の教育・訓練の実施(燃料供給事業者を交えて災害時の稼働に関する訓練)、③災害時の燃料供給継続への努力(事業者等と連携した確保)です。また、運転状況を確認するための専用計測装置の設置・維持も必要です。

QZEBは対象外とのことですが、なぜですか?
A

ZEB(ネットゼロエネルギービル)はエネルギー消費量が正味でおおむねゼロ以下となる建築物であり、別途ZEB関連の補助制度(環境省等)が存在するためです。本補助金は災害時の防災力強化を主目的としており、ZEB向けの省エネ補助制度との棲み分けが図られています。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省の補助事業であり、同一設備に対する他の国庫補助金との二重受給はできません。ただし、施設全体の防災対策として、異なる設備(例:太陽光発電+蓄電池は環境省の補助、天然ガスコージェネは本補助金)を組み合わせて導入する場合は、それぞれの補助制度を活用できる可能性があります。また、環境省のZEB関連補助金とは併用できません(本補助金ではZEBが明示的に対象外)。自治体が設置する場合は、緊急防災・減災事業債との組み合わせも検討できますが、補助対象経費との重複排除が必要です。総合的な防災力強化の観点から、複数の補助制度を異なる設備に適用する戦略が有効です。

詳細説明

事業の目的

大規模災害時に系統電力や都市ガスの供給が途絶した場合でも、社会的重要インフラ施設の機能を維持することは、地域住民の安全確保に不可欠です。本事業は、停電対応型の天然ガスコージェネレーションシステムやガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンを避難所等に導入することで、災害時の電力・空調を確保し、地域の強靱性を高めることを目的としています。

対象設備

本事業で補助対象となる設備は以下の通りです。

  • 停電対応型コージェネレーションシステム:ガスエンジン、ガスタービン、燃料電池の3タイプ。系統電力の停電時に自立的に発電を開始・継続できる機能を持つもの
  • 停電対応型ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン:停電時にも空調を継続できるもの

補助率と上限額

  • 中小企業者:補助率 2/3以内
  • その他:補助率 1/2以内
  • 補助上限:3億6,000万円

補助率および上限額の詳細は交付規程を参照してください。

対象施設の要件

設備の設置先は、災害時に地域住民に空間・物資・情報等の提供が可能な施設に限定されます。具体的には以下の3類型です。

  • 防災計画指定の避難所等施設
  • 防災上中核となる活動拠点施設
  • 自治体と防災協定を締結した一時避難所(三次募集では対象外)

ただし、災害拠点病院、救命救急センター、周産期母子医療センター、災害拠点精神科病院、へき地医療拠点病院等は対象外です。また、ZEB(ネットゼロエネルギービル)も除外されています。

ガス供給の要件

災害時のガス供給途絶リスクを最小化するため、以下のいずれかの供給方式であることが求められます。

  • 中圧導管によるガス供給:耐震性が高く、過去の大規模地震でも供給が維持された実績あり
  • 耐震性を向上させた低圧導管等による供給:ポリエチレン管への更新等により耐震性を強化した低圧導管

導入後の義務

補助金を受けて設備を導入した事業者には、以下の義務が課されます。

  • 災害時に備えた燃料の備蓄
  • 毎年の教育・訓練の実施(燃料供給事業者を交えて)
  • 災害時の避難所としての運用(該当施設の場合)
  • 運転状況の計測・報告

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