令和4年度(第2次補正予算)・令和5年度 工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)CO2削減計画策定支援
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助率3/4・上限200万円で専門家診断が受けられる
認定外部支援機関による工場のエネルギー診断・CO2削減施策提案を、自己負担わずか1/4で受けられます。中小企業にとって手の届きやすい予算規模で、脱炭素化の第一歩を踏み出せます。
設備更新支援(上限5億円)への直結ルート
本支援で策定したCO2削減計画は、そのままSHIFT事業の省CO2型設備更新支援への申請に活用できます。計画策定から設備導入まで一気通貫の支援を受けられる設計です。
認定外部支援機関による客観的な診断
自社では気づきにくいエネルギーロスや非効率を、専門の認定機関が客観的に診断します。現状把握から具体的な削減施策まで、実行可能な計画を策定してもらえます。
中小企業を重点対象とした制度設計
中小企業基本法に定義される中小企業者を主な対象としており、脱炭素化に取り組みたいが何から始めればよいかわからない企業に最適な入口支援です。
ポイント
対象者・申請資格
申請できるのは中小企業基本法第2条に定義される中小企業者(法人に限る、個人・個人事業主は除く)が中心です。独立行政法人や公益法人等の法人・団体も対象となります。直近2期の決算で連続の債務超過(貸借対照表の純資産が2期連続マイナス)がないことが必須要件です。また、適切な管理体制と処理能力を有していることが求められます。中小企業の定義(業種ごとの資本金・従業員数基準)については公募要領で詳細が示されています。
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申請ガイド
公募期間は2023年5月15日から7月14日までの約2か月間です。申請は代表事業者が行いますが、共同事業者との連名申請も可能です。申請書には、対象となる工場・事業場の概要、現在のエネルギー使用状況、計画策定で期待する成果などを記載します。交付規程は一般社団法人温室効果ガス審査協会が定めており、令和4年度第2次補正予算分と令和5年度分の2つの交付規程が並行して運用されています。
審査と成功のコツ
採択のポイントは、脱炭素化への意欲と計画策定の必要性を具体的に示すことです。現状のエネルギー使用量やCO2排出量の概算値を把握しておき、診断で明らかにしたい課題を明確にしましょう。自社だけでは技術的な知見が不足しており専門家の支援が必要であることを説得力を持って説明できれば、中小企業枠として高い確率で採択されます。また、計画策定後に設備更新まで実行する意思があることを示すと、事業の実効性が評価されます。
対象経費
対象となる経費
エネルギー診断費用(3件)
- 現地調査・計測費
- エネルギー使用量分析費
- CO2排出量算定費
計画策定コンサルティング費(3件)
- CO2削減施策の立案・提案費
- 削減効果のシミュレーション費
- 計画書作成費
認定外部支援機関への委託費(2件)
- 専門家派遣費
- 診断報告書作成費
計測・分析機器使用料(2件)
- エネルギー計測機器レンタル費
- データ解析ソフトウェア使用料
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 設備の購入・設置・工事費用(設備更新支援で別途申請)
- 自社従業員の人件費・交通費
- 既に策定済みの計画の改訂費用
- 計画策定に直接関係しない一般管理費
- 消費税および地方消費税
よくある質問
Q認定外部支援機関とはどのような組織ですか?
SHIFT事業で環境省が認定した専門機関で、工場のエネルギー診断やCO2削減計画の策定支援を行う能力を有する組織です。省エネルギーセンターやエネルギー管理のコンサルティング会社などが該当します。認定機関のリストは環境省や温室効果ガス審査協会のWebサイトで公表されています。
Q計画策定だけで終わっても良いのですか?
計画策定支援を受けた後、設備更新支援への申請は任意であり義務ではありません。ただし、策定した計画を活用して設備更新まで進めることが制度の趣旨であり、環境省も2段階アプローチを推奨しています。計画だけでも運用改善のヒントが得られるため、十分な価値があります。
Q中小企業以外は申請できませんか?
中小企業者が主な対象ですが、独立行政法人や公益法人等の法人・団体も応募資格があります。公募要領に応募者の要件(1.〜10.)が具体的に列挙されていますので、ご確認ください。ただし、個人および個人事業主は対象外です。
Q自己負担はどのくらいかかりますか?
補助率3/4、上限200万円ですので、200万円の計画策定を依頼した場合の自己負担は50万円です。200万円を超える部分は全額自己負担となります。一般的な中小企業の工場診断であれば、100〜200万円程度の費用感が多く、自己負担は25〜50万円程度に収まるケースが中心です。
Q診断の結果、設備更新の必要がなかった場合はどうなりますか?
設備更新が不要という診断結果も立派な成果です。計画策定支援の補助金返還は求められません。むしろ、運用改善だけでCO2削減が可能という知見は貴重であり、低コストで脱炭素化を進められることの証明になります。
Q令和4年度補正予算と令和5年度予算の違いは何ですか?
原資(予算年度)が異なりますが、支援内容・補助率・上限額は同一です。交付規程が別々に定められていますが、申請者にとっての実質的な違いはありません。どちらの予算で採択されるかは、申請時期と予算の執行状況により決まります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本支援で策定したCO2削減計画を基に、SHIFT事業の省CO2型設備更新支援(A.標準事業:補助率1/3・上限5億円、B.大規模電化・燃料転換事業:補助率1/3・上限5億円)に申請するのが最も効果的な活用法です。この2段階アプローチにより、計画策定から設備導入まで一貫した支援を受けられます。また、経産省の省エネルギー投資促進支援事業や、自治体独自の脱炭素化支援制度との組み合わせも検討可能です。計画策定と設備補助は別事業のため重複には該当しません。
詳細説明
SHIFT事業 CO2削減計画策定支援とは
本支援は、環境省のSHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)の一環として、中小企業等が工場・事業場の脱炭素化に向けた実行計画を策定するための費用を補助する制度です。
支援の内容
専門の認定外部支援機関から以下の支援を受け、脱炭素化促進計画を策定します。
- 工場・事業場のエネルギー使用状況の診断・評価
- CO2排出状況の詳細な把握と分析
- 効果的なCO2削減施策の提案
- 実行可能な脱炭素化促進計画の策定
補助率と上限額
補助率は3/4、上限200万円です。例えば、200万円の診断・計画策定を依頼した場合、自己負担は50万円で済みます。中小企業にとって非常に手の届きやすい予算規模です。
設備更新支援への接続
本支援の最大の価値は、策定した計画をそのままSHIFT事業の省CO2型設備更新支援への申請に活用できる点です。設備更新支援は補助率1/3・上限5億円と大型であり、計画策定支援→設備更新支援という2段階アプローチで最大限の脱炭素投資を実現できます。
コンサルタントからのアドバイス
「脱炭素化に取り組みたいが、何から始めればよいかわからない」という中小企業にとって、本支援は最適な第一歩です。補助率3/4で専門家の診断を受けられるため、コストリスクを最小限に抑えながら自社の脱炭素化ロードマップを手に入れることができます。診断結果で見つかったエネルギーロスの改善は、設備投資前でも運用改善だけでコスト削減に直結するケースが多く、計画策定そのものが投資価値を持ちます。
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