令和4年度(第2次補正予算)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業(ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業))一次公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
オンサイトPPAモデルで初期投資ゼロを実現
自社の屋根や敷地にPPA事業者が太陽光発電設備を設置し、企業は発電された電力を購入する形態のため、設備の初期投資負担がなく導入できます。本補助金はPPA事業者側の設備費を補助することで、電力購入単価のさらなる低減を実現します。
蓄電池併設でストレージパリティを達成
太陽光発電と蓄電池をセットで導入することにより、発電した電力を自家消費に最適化できます。余剰電力を蓄電池に貯めて夜間やピーク時に使用することで、電力コストの大幅削減と系統電力への依存度低下を同時に達成できます。
災害時のBCP対策としても有効
蓄電池を併設した自家消費型太陽光発電は、停電時にも事業継続に必要な電力を確保できます。近年頻発する自然災害に対するレジリエンス強化策として、経済的メリットと防災対策を両立できる点が大きな魅力です。
補助上限2,500万円で中規模設備にも対応
補助金額の上限が2,500万円に設定されており、中小企業の工場や商業施設への導入規模にも十分対応可能です。設備容量に応じた補助単価が設定されているため、事業規模に合わせた最適な設備設計が可能です。
ポイント
対象者・申請資格
本補助金の申請者は、オンサイトPPAモデル等により自家消費型太陽光発電設備や蓄電池を導入する民間企業等が対象です。具体的には、PPA事業者(発電事業者)またはリース事業者が申請者となり、需要家(電力を使用する企業)の敷地内に設備を設置する形態が基本となります。自己所有型での導入も対象となる場合がありますが、FIT・FIP制度による売電を行わない完全自家消費型であることが必須条件です。また、設置場所が申請者または需要家が使用権を有する建物・土地であること、導入する設備が未使用品であることなども要件に含まれます。
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。まず、GビズIDプライムアカウントの取得が必要です(取得に2〜3週間程度かかるため早めの準備を推奨)。申請書類として、事業計画書、設備の仕様書・見積書、需要家との契約書(案)、設置場所の図面・写真、CO2削減効果の算定資料などを準備します。特に、導入設備の経済性評価やCO2削減量の算定根拠は審査の重要ポイントとなるため、専門家のサポートを受けながら精度の高い資料を作成することが重要です。公募期間は約1ヶ月と短いため、事前準備を万全にした上で申請に臨んでください。
審査と成功のコツ
採択率を高めるためには、まず「自家消費率の最大化」を具体的に示すことが重要です。需要家の電力消費パターンを詳細に分析し、太陽光発電と蓄電池の最適な容量設計を行い、年間自家消費率が高くなる計画を策定してください。次に「CO2削減効果の定量化」が審査で重視されます。現状のCO2排出量と導入後の削減量を具体的な数値で示し、2050年カーボンニュートラルへの貢献度を明確にしましょう。また、「レジリエンス強化の具体策」として、停電時の電力供給計画やBCP対策への活用方法を具体的に記載することで、事業の社会的意義を高められます。さらに、PPAモデルの場合は需要家との長期契約の安定性や、電力単価の妥当性を示す資料も準備しておくと効果的です。
対象経費
対象となる経費
太陽光発電設備費(4件)
- 太陽光パネル購入費
- パワーコンディショナー費
- 架台・設置工事費
- 接続箱・ケーブル費
蓄電池設備費(3件)
- 蓄電池本体購入費
- 蓄電池用パワーコンディショナー費
- 設置工事費
付帯設備費(3件)
- 電力モニタリングシステム費
- 自家消費制御装置費
- 分電盤改修費
設計・工事費(3件)
- 設備設計費
- 電気工事費
- 構造計算費
その他必要経費(2件)
- 系統連系工事費負担金
- 各種申請手続費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- FIT・FIP制度による売電を目的とした設備の導入費用
- 中古品・リユース品の購入費用
- 土地の取得費・造成費
- 建物の新築・増改築に係る費用
- 消費税および地方消費税
- 補助事業に直接関係しない経費(一般管理費等)
- 他の国庫補助金等と重複する経費
よくある質問
QオンサイトPPAモデルとは何ですか?
オンサイトPPAモデルとは、PPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)事業者が需要家(電力を使用する企業)の敷地内に太陽光発電設備を設置・所有し、発電した電力を需要家に販売する仕組みです。需要家は設備の初期投資が不要で、通常の電気料金より安価な単価で再エネ電力を利用できます。本補助金ではPPA事業者が申請者となり、補助金により電力単価のさらなる低減が期待できます。
Qストレージパリティとはどういう意味ですか?
ストレージパリティとは、太陽光発電設備に蓄電池を併設した場合のトータルコスト(発電コスト+蓄電コスト)が、蓄電池を併設しない場合の系統電力コストと同等以下になる状態を指します。蓄電池の価格低下が進むことでこの状態が達成され、経済合理性をもって蓄電池の普及が進むことが期待されています。本補助金はこの達成を加速させることを目的としています。
QFIT制度で売電している既存設備がある場合でも申請できますか?
既存のFIT設備とは別に、新たに完全自家消費型の太陽光発電設備を導入する場合は申請可能です。ただし、本補助金で導入する設備はFIT・FIP制度による売電を行うことはできません。既存設備と新規設備の電力計量を明確に区分する必要がありますので、設備設計の段階で専門家に相談されることをお勧めします。
Q蓄電池のみの導入でも補助対象になりますか?
本補助金は太陽光発電設備の導入が基本要件となっており、蓄電池のみの単独導入は原則として補助対象外です。ただし、既設の太陽光発電設備(FIT/FIPによる売電を行っていないもの)に蓄電池を追加設置するケースについては、公募要領で詳細な条件が定められていますので個別にご確認ください。太陽光発電と蓄電池のセット導入が最も採択されやすい申請パターンです。
QGビズIDプライムの取得にはどのくらい時間がかかりますか?
GビズIDプライムの取得には、申請から発行まで通常2〜3週間程度かかります。jGrantsでの電子申請にはGビズIDプライムが必須ですので、公募開始前に余裕をもって取得手続きを進めておくことを強くお勧めします。なお、GビズIDエントリーやメンバーでは申請できませんので、必ずプライムアカウントをご用意ください。
Q補助金の交付決定前に設備を発注・設置した場合はどうなりますか?
補助金の交付決定前に発注・契約・設置を行った設備は、補助対象外となります。これは国の補助金に共通するルールで、必ず交付決定通知を受けてから事業に着手してください。事前に見積取得や設備選定を行うことは問題ありませんが、発注書や契約書への署名は交付決定後に行う必要があります。
Q申請から補助金が支払われるまでの流れを教えてください。
大まかな流れは、(1)公募期間中にjGrantsで申請、(2)外部審査委員会による審査、(3)採択・交付決定通知、(4)事業実施(設備の発注・設置・検収)、(5)実績報告書の提出、(6)確定検査、(7)補助金の支払い、となります。申請から補助金支払いまでは概ね6ヶ月〜1年程度を見込んでください。なお、事業期間内に設備の設置・稼働を完了させる必要があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は国の補助金との併用はできませんが、地方自治体が独自に実施する再生可能エネルギー導入補助金との併用は可能な場合があります。例えば、都道府県や市区町村の太陽光発電導入補助金、蓄電池導入補助金と組み合わせることで、実質的な自己負担をさらに軽減できる可能性があります。ただし、補助対象経費の合計が事業費を超えないよう注意が必要です。また、税制面では中小企業経営強化税制やカーボンニュートラル投資促進税制による即時償却・税額控除との併用も検討に値します。導入後の電力コスト削減効果と合わせた総合的な投資回収計画を策定することをお勧めします。
詳細説明
ストレージパリティ達成に向けた太陽光発電・蓄電池導入補助金の概要
本補助金は、環境省が実施する「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」の一環として、ストレージパリティの達成を目指した太陽光発電設備と蓄電池の導入を支援するものです。ストレージパリティとは、太陽光発電に蓄電池を併設した場合のコストが、蓄電池なしの場合と同等以下になる状態を指します。
補助対象となる事業スキーム
本事業では、以下のスキームによる自家消費型太陽光発電設備の導入が補助対象となります。
- オンサイトPPAモデル:PPA事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置・所有し、発電した電力を需要家に供給するモデル。需要家は初期投資不要で再エネ電力を利用可能
- リースモデル:リース事業者が設備を所有し、需要家がリース料を支払って使用するモデル
- 自己所有モデル:需要家自身が設備を所有・設置するモデル(FIT/FIP売電を行わない完全自家消費型に限る)
補助金額と補助率
補助上限額は2,500万円で、太陽光発電設備と蓄電池それぞれに補助単価が設定されています。詳細な補助率・補助単価は公募要領に記載されており、設備の種類・容量に応じて異なります。
期待される導入効果
- 電力コストの削減:自家消費により系統電力の購入量を大幅に削減でき、年間の電気料金を20〜40%程度削減できるケースもあります
- CO2排出量の削減:再生可能エネルギーの活用により、事業活動に伴うCO2排出量を削減し、脱炭素経営を推進できます
- レジリエンスの強化:蓄電池を併設することで、災害時や停電時にも事業継続に必要な電力を確保でき、BCPの実効性が向上します
- 企業価値の向上:RE100やSBTなどの国際的な環境イニシアティブへの対応や、ESG評価の向上に寄与します
申請にあたっての注意点
本補助金はFIT・FIP制度との併用ができないため、発電した電力は全量自家消費する必要があります。また、事業完了後も一定期間(法定耐用年数等)の間、補助対象設備を適切に管理・使用する義務があります。設備の処分や用途変更を行う場合は、事前に承認を得る必要がありますのでご注意ください。
北海道の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。
北海道の給付金一覧を見る →