令和4年度(第2次補正予算)工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)CO2削減計画策定支援
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助率4分の3の手厚い支援
CO2削減計画の策定費用の75%が補助されるため、実質的な自己負担は25万円以下で専門家による診断・計画策定を受けられます。中小企業にとってコスト面のハードルが極めて低い制度です。
認定外部支援機関による専門診断
環境省が認定した専門機関がエネルギー使用状況を詳細に診断し、設備ごとのCO2排出量やエネルギー効率を可視化します。自社では気づかないエネルギーロスの発見につながります。
設備更新補助への接続
計画策定後、同じSHIFT事業の省CO2型設備更新支援(補助上限1億円、補助率1/3)への申請が可能になります。段階的に脱炭素投資を進められる仕組みです。
排出量取引による確実な削減担保
本事業参加者全体で排出枠の調整を行う仕組みがあり、制度全体として確実なCO2排出削減を担保する設計です。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者(代表・共同事業者)
- 中小企業基本法第2条に定義される中小企業者(個人・個人事業主を除く)
- 独立行政法人
- 地方独立行政法人
- 国立大学法人、公立大学法人及び学校法人
- 社会福祉法人
- 医療法人
財務要件
- 直近2期の決算において連続の債務超過がないこと
- 適切な管理体制及び処理能力を有すること
対象外
- 個人、個人事業主
- 大企業(ただし中小企業との共同申請は可能な場合あり)
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
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申請ガイド
ステップ1:認定外部支援機関の選定
環境省が認定した外部支援機関の中から、自社の業種・規模に適した機関を選定します。過去の実績や専門分野を確認しましょう。
ステップ2:gBizIDプライムの取得
jGrantsでの電子申請にはgBizIDプライムが必要です。取得に2-3週間かかるため、早めに手続きを開始してください。
ステップ3:交付申請書の提出
jGrantsから電子申請を行います。事業計画、CO2排出量の概算、認定外部支援機関との契約予定等を記載します。
ステップ4:診断・計画策定の実施
採択後、認定外部支援機関と連携してエネルギー診断を実施し、CO2削減計画を策定します。
ステップ5:実績報告・補助金交付
計画策定完了後、実績報告書を提出し、補助金の交付を受けます。策定した計画は設備更新支援の申請にも活用できます。
ポイント
審査と成功のコツ
CO2排出量の現状把握を事前に
設備更新計画と連動させる
全社的な取り組み体制の構築
補助事業期間内の確実な完了
ポイント
対象経費
対象となる経費
診断費用(3件)
- エネルギー使用状況の調査・診断費
- CO2排出量の算定費
- 設備効率の測定・分析費
計画策定費用(3件)
- CO2削減計画書の作成費
- 削減施策の効果シミュレーション費
- 投資対効果の分析費
専門家派遣費用(2件)
- 認定外部支援機関の技術者派遣費
- 現地調査に係る旅費・交通費
報告書作成費用(2件)
- 診断報告書の作成費
- 計画書の製本・提出関連費
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 設備の購入・更新費用(設備更新支援で別途申請)
- 通常の事業活動に係る人件費
- 一般管理費・間接経費
- 土地・建物の取得費用
- 補助事業に直接関係しない物品の購入費
よくある質問
QCO2削減計画策定支援と省CO2型設備更新支援は同時に申請できますか?
同時に申請することはできません。まずCO2削減計画策定支援で計画を策定し、その計画に基づいて省CO2型設備更新支援に別途申請する流れになります。計画策定支援で投資対効果を見極めたうえで設備更新に進めるため、投資リスクを抑えた段階的なアプローチが可能です。
Q認定外部支援機関はどのように選べばよいですか?
環境省のウェブサイトで認定外部支援機関のリストが公開されています。選定のポイントは、自社の業種・業態に精通しているか、過去の診断実績は十分か、地理的に現地調査が可能かの3点です。複数の機関から見積りを取り、サービス内容と費用を比較検討することをお勧めします。
Qどのような企業が利用できますか?個人事業主も対象ですか?
中小企業基本法に定める中小企業者が主な対象で、独立行政法人、学校法人、社会福祉法人、医療法人なども利用可能です。ただし、個人および個人事業主は対象外です。また、直近2期の決算で連続の債務超過がないことが条件となります。
Q補助金の申請から交付までどのくらいの期間がかかりますか?
申請から採択まで通常1〜2ヶ月、その後の診断・計画策定に2〜4ヶ月、実績報告・交付に1〜2ヶ月で、全体として5〜8ヶ月程度が目安です。公募締切は複数回設定されており、予算額に達した場合は公募期間中でも終了する場合がありますので、早めの申請をお勧めします。
Q計画策定後、設備更新支援に申請しなくても問題ないですか?
問題ありません。計画策定支援で得られた診断結果や削減計画は、SHIFT事業以外の設備投資判断にも活用できます。ただし、計画策定支援を受けた事業者はSHIFT事業の設備更新支援への申請で加点される可能性があるため、要件を満たす場合は積極的に活用することをお勧めします。
Qエネルギー診断の対象は工場全体ですか?特定の設備だけでも可能ですか?
原則として工場・事業場全体のエネルギー使用状況を診断します。全体像を把握したうえで、設備ごとのCO2排出量を算定し、優先度の高い削減施策を特定する流れです。特定設備だけの部分的な診断では、最適な削減計画の策定が困難なため、全体診断が推奨されています。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
SHIFT事業のCO2削減計画策定支援は、同一事業での他の国庫補助金との併用はできません。ただし、策定した計画に基づいて設備更新を行う場合、SHIFT事業の「省CO2型設備更新支援」への別途申請が可能です。これが本事業の最大のメリットで、計画策定→設備更新という二段階で脱炭素投資を進められます。なお、省エネ補助金(資源エネルギー庁)や自治体独自の省エネ診断事業と内容が重複する場合は併用できません。事前に他の補助金への申請状況を確認し、同一経費への二重申請を避けてください。環境省の他の脱炭素関連補助金とは、対象経費が異なれば併用可能な場合があります。
詳細説明
SHIFT事業 CO2削減計画策定支援とは
工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)は、環境省が実施する脱炭素化支援の中核事業です。CO2削減計画策定支援は、SHIFT事業の入口に位置する補助メニューで、中小企業等が専門家の支援を受けながら自社の脱炭素化計画を策定するための費用を補助します。
事業の背景
日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラル目標の達成には、産業部門のCO2排出削減が不可欠です。特に中小企業は、脱炭素化の必要性は認識しているものの、専門知識やコストの面から具体的な取り組みに踏み出せていないケースが多く見られます。本事業は、こうした中小企業の脱炭素経営への第一歩を後押しする制度です。
補助内容
補助率は4分の3(75%)、補助上限額は100万円です。認定外部支援機関によるエネルギー診断、CO2排出量の算定、削減施策の提案、脱炭素化促進計画の策定に係る費用が対象となります。
認定外部支援機関とは
環境省が一定の基準を満たすことを確認した専門機関で、エネルギー管理や環境コンサルティングの実績を持つ企業・団体です。
- エネルギー使用状況の詳細診断
- 設備ごとのCO2排出量の可視化
- 費用対効果の高い削減施策の提案
- 具体的な脱炭素化促進計画の策定
設備更新支援との連携
計画策定後は、同じSHIFT事業の省CO2型設備更新支援(補助上限1億円、補助率1/3)への申請が可能です。計画→実行の二段階アプローチにより、投資判断のリスクを最小化しながら脱炭素化を推進できます。
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