募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和4年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業(ZEB)_三次公募

基本情報

補助金額
3億円
補助率: 補助対象経費の2/3以内
0円3億円
募集期間
2022-09-20 〜 2022-10-17
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉

この補助金のまとめ

本補助金は、環境共創イニシアチブ(SII)が経済産業省の委託を受けて実施する「令和4年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業」の三次公募です。ZEB設計ノウハウが確立されていない民間の大規模建築物(新築:延べ面積10,000㎡以上、既存建築物:2,000㎡以上)を対象に、先進的な省エネ・創エネ技術を組み合わせたZEB化の実証を支援します。補助率は補助対象経費の2/3以内で、補助上限額は3億円という大規模な制度です。コンサルタント視点では、本補助金は大規模建築物の開発・所有に携わるデベロッパー、ゼネコン、不動産会社、ESCO事業者にとって、多額の設備投資コストを大幅に圧縮できる戦略的な制度です。特に10,000㎡超の新築大型オフィスビル・商業施設・病院等を計画中のプロジェクトにおいて、ZEB仕様を採用することで補助金活用が見込めます。ただし、実証事業として採択された後の運用実績の蓄積・公開義務があるため、データ提供への協力体制の構築が必要です。

この補助金の特徴

1

大規模建築物のZEB化を国が直接支援

通常の省エネ建築支援とは異なり、本補助金は「ZEB設計ノウハウが確立されていない」大規模建築物のZEB化実証に特化しています。10,000㎡超の新築または2,000㎡超の既存建築物という規模要件が設定されており、大型プロジェクトを対象としています。国のZEB普及ロードマップの実現に貢献する先導的事業として位置づけられます。

2

補助率2/3・最大3億円の手厚い支援

補助対象経費の2/3以内という高い補助率と、3億円という大きな補助上限額が設定されています。ZEB化に必要な高性能建材・設備機器の導入コストを大幅に圧縮でき、大規模建築の省エネ投資の経済合理性を高めます。自己負担は補助対象経費の1/3となりますが、長期的なエネルギーコスト削減効果との比較でも有利な条件です。

3

建築主・ESCO事業者・リース事業者等が対象

補助対象事業者は建築主等(所有者)にとどまらず、ESCO事業者(シェアード・セービングス型)やリース事業者等も対象となっています。これにより、自己資金での投資が困難な建築主でも、ESCO・リース等の第三者スキームを活用してZEB化に取り組むことが可能です。

4

高性能建材・設備機器の導入を包括的に補助

ZEBの構成要素となる高性能外皮(断熱材・高性能窓等)、高効率空調設備、LED照明、太陽光発電設備、蓄電池等の幅広い設備機器が補助対象となります。ZEB化に必要な複数の技術要素を一括して補助申請できる利便性があります。

ポイント

本補助金の戦略的価値は、通常は高コストになりがちなZEB仕様の大規模建築を、補助金によって経済的に実現できる点にあります。ZEB認証を取得した建築物は長期的なエネルギーコスト削減・テナント誘致力向上・ESG経営の実績としての訴求力を持ちます。大型建築プロジェクトの計画段階から「ZEB補助金の活用」を組み込むことで、プロジェクト全体の事業性が向上します。

対象者・申請資格

補助対象事業者

  • 建築主等(所有者):新築・既存改修を行う建物の所有者
  • ESCO事業者(シェアード・セービングス型):省エネ効果を保証しコスト削減分を報酬とする事業者
  • リース事業者等:設備をリースする形でZEB化を支援する事業者

建築規模の要件(いずれか)

  • 新築建築物:延べ面積10,000㎡以上
  • 既存建築物(増築・改築・設備改修):延べ面積2,000㎡以上

補助対象事業の要件

  • 本事業の交付要件を満たしていること
  • ZEBの構成要素となる高性能建材や高性能設備機器等を導入すること
  • 実証事業として運用実績を蓄積・公開・活用する意向があること

注意事項

  • 共同申請の場合はjGrantsによる申請が行えないため、早めにSIIへ問い合わせること
  • 詳細要件は環境共創イニシアチブのホームページの公募要領を参照

ポイント

最重要の要件確認ポイントは「建築規模」と「ZEBの達成水準」の2点です。新築10,000㎡以上・既存2,000㎡以上という面積要件は厳格に適用されます。また「ZEB設計ノウハウが確立されていない」という趣旨から、単なる省エネ基準適合ではなくZEB(Nearly ZEB・ZEB Ready等の達成水準含む)としての設計が求められます。ESCO・リースを活用する場合は申請者が誰になるか(建築主 or ESCO事業者)を事前に整理することが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1: 公募要領の入手と要件確認

SIIのホームページ(https://sii.or.jp/zeb04/)から公募要領と申請様式をダウンロードし、建築規模要件・ZEB達成要件・補助対象経費の詳細を確認します。

2

ステップ2: ZEB設計計画の立案

建築士・ZEBプランナー等の専門家と連携して、対象建築物のZEB化設計計画を作成します。エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)を用いたZEB達成シミュレーションが必要です。

3

ステップ3: SIIへの事前相談

共同申請の場合は特に早めにSII(TEL: 03-5565-4063)に相談します。申請方法・必要書類・スケジュールについて個別確認を行います。

4

ステップ4: 申請書類の準備

SIIのホームページの「申請書等の様式」からすべての必須書類をダウンロードし、事前に必須書類を全て揃えてから申請します。未完成書類での先行申請は認められません。

5

ステップ5: 申請書の提出(三次公募期間内)

令和4年9月20日〜10月17日17:00の期限内に、必要書類を揃えて申請します。jGrantsでの電子申請が原則(共同申請を除く)。

6

ステップ6: 採択後の実証実施・データ提供

採択後はZEB化工事を実施し、運用開始後は定期的に運用実績データをSIIに報告・提供する義務があります。

ポイント

本補助金の申請で最も重要なのは「事前に必須書類を全て揃えてから申請する」という原則です。必須書類が不足した状態での申請は受け付けられません。大規模建築のZEB設計は専門性が高く、ZEBプランナーや設備設計の専門家との早期連携が不可欠です。共同申請(コンソーシアム)の場合はjGrants申請が使えないため、必ずSIIに早めに相談してください。

審査と成功のコツ

ZEB達成水準の明確な設定と計算根拠の整備
採択審査では「ZEB設計ノウハウが確立されていない大規模建築物のZEB化」という実証意義の高さが評価されます。単に基準を満たすだけでなく、ZEB・Nearly ZEB等の達成目標水準を明確にし、エネルギー消費性能計算プログラムによる詳細なシミュレーション結果を添付することが重要です。
先進的・革新的な技術要素の採用
既存技術の単純な組み合わせより、まだ広く普及していない先進的な省エネ技術(次世代外皮、ヒートポンプ、AI制御システム等)を採用した実証計画が高い評価を得ます。実証事業としての新規性・先進性が採択の鍵となります。
運用実績の蓄積・公開への積極的なコミットメント
本事業の政策目的は「ZEB化の運用実績の蓄積・公開・活用」です。採択後の実測データ収集体制・データ管理体制・SIIへの報告協力体制を事前に整備し、計画書に明記することで審査上の信頼性が高まります。
建築物の用途・立地の特殊性の活用
大規模病院・研究所・データセンター等、エネルギー消費量が多い特殊用途施設のZEB化実証は、ノウハウ確立の意義が高く評価されやすいです。用途の特殊性が実証の価値を高める要素として機能します。

ポイント

ZEB補助金の採択率を高める最大の要素は「実証事業としての先進性とデータの社会的価値」です。単なる省エネ設備補助ではなく、業界全体のZEB普及に貢献するノウハウを蓄積・公開する実証という位置づけで計画を設計することが重要です。建築規模が大きいほど実証データの価値も高まるため、複数棟をまとめた大型プロジェクトとしての申請も検討に値します。

対象経費

対象となる経費

高性能建材費(4件)
  • 高断熱外壁材・断熱工事費
  • 高性能窓(トリプルガラス等)の購入・設置費
  • 日射遮蔽設備(外付けブラインド等)の設置費
  • 高性能屋根断熱材の購入・設置費
高効率設備機器費(4件)
  • 高効率空調システム(HP・地中熱利用等)の購入・設置費
  • 高効率照明システム(LED・照明制御)の購入・設置費
  • 高効率給湯設備の購入・設置費
  • エネルギー管理システム(BEMS)の構築費
再生可能エネルギー設備費(3件)
  • 太陽光発電設備の購入・設置費
  • 蓄電池システムの購入・設置費
  • その他再生可能エネルギー設備(太陽熱利用等)
計測・制御システム費(3件)
  • 省エネ効果計測システムの構築費
  • AI制御・最適化システムの導入費
  • エネルギー消費量モニタリング機器の購入・設置費
設計・エンジニアリング費(2件)
  • ZEB設計に係る専門的設計費用
  • 省エネ性能計算・シミュレーション費用
実証・報告関連費(2件)
  • 運用実績データの収集・分析費
  • SIIへの実績報告書作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 建築物の躯体工事費(ZEB化に直接関係しない一般の建設工事費)
  • 土地の取得費
  • 既存設備の単純な更新・修繕費(省エネ性能向上を伴わないもの)
  • 汎用目的のICT機器(PCなど)
  • 建築物の内装・外装の意匠に係る工事費(省エネ性能と無関係な部分)
  • 借入金の返済・利息
  • テナント専有部に限定した設備(共用部・外皮でない場合)

よくある質問

QZEBとはどのような建築物ですか?どの水準を目指せばよいですか?
A

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、建物のエネルギー消費量を省エネ技術で大幅に削減しつつ、太陽光発電等の再生可能エネルギーで創出することで、建物全体の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した建築物です。達成水準はZEB(100%削減)、Nearly ZEB(75%以上)、ZEB Ready(50%以上)、ZEB Oriented(40%以上、10,000㎡超の場合)の4段階があります。実証事業としての意義から、より高い水準を目指す計画が採択されやすい傾向があります。

Q既存ビルのリノベーションでも申請できますか?
A

既存建築物の増築・改築・設備改修も補助対象となります。要件は延べ面積2,000㎡以上(新築の10,000㎡以上より低い水準)です。ただし、単なる設備の老朽化更新ではなく、ZEB水準の省エネ性能向上を目的とした改修であることが前提となります。既存建築物のZEB化は新築より技術的に難しい場合もあるため、専門家(ZEBプランナー等)との早期連携が重要です。

QESCO事業者として申請することは可能ですか?
A

可能です。ESCO(シェアード・セービングス)事業者も補助対象事業者として明示されています。建築主が自己資金での投資に難がある場合、ESCO事業者が設備投資を行い省エネ効果から生まれるコスト削減分を報酬として受け取るシェアード・セービングス契約を活用することで、建築主の初期負担なしにZEB化を実現できる可能性があります。詳細はSIIに相談してください。

Q太陽光発電設備の設置が必須ですか?
A

必ずしも太陽光発電設備の設置が必須というわけではありませんが、ZEB(エネルギー収支ゼロ以下)の達成には通常、創エネルギー設備(太陽光発電等)が必要となります。ZEB ReadyやZEB Orientedの水準であれば省エネ技術のみでの達成も可能ですが、どの水準を目指すかにより必要な設備構成が変わります。ZEBプランナーによる詳細なシミュレーションで最適な設備構成を検討してください。

Q採択後にどのようなデータを提供する必要がありますか?
A

実証事業として採択された後は、ZEB化工事完了・運用開始後に定期的に運用実績データ(エネルギー消費量・創エネ量等の実測値)をSIIに報告・提供する義務があります。この実績データは国のZEB普及ロードマップの策定・見直しに活用されます。データ収集のためのBEMS(ビルエネルギー管理システム)等の計測装置の導入も補助対象経費となります。

Q三次公募に不採択となった場合、追加公募はありますか?
A

令和4年度については三次公募が最終公募の可能性があります。次年度以降の同種事業については、SIIのホームページや経済産業省の発表を確認してください。不採択の場合は審査結果のフィードバックを活用して、次回申請に向けた計画の改善を進めることをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金(ZEB実証事業)は「建築物省エネ化」を目的としており、他の関連補助制度との組み合わせ活用を検討する価値があります。 「既存建築物省エネ化推進事業(国交省)」とは対象が異なるケースもあるため、同一工事への重複申請は原則禁止ですが、別の工事フェーズや別の設備系統への個別申請が可能な場合があります。 「ZEBプランナー活用・補助金」等の設計費関連の補助制度との組み合わせについては、設計段階の費用(ZEBプランナーへのコンサルティング費)が対象の別制度を活用し、本補助金で設備導入費を補う棲み分けが理論上は可能です。 再生可能エネルギー設備については「J-クレジット制度」を活用して、ZEB建築物で創出したCO2削減量をクレジット化して販売することが可能で、補助金とは別に収益を得る仕組みとして注目されています。 「省エネ投資促進税制(エネルギー環境負荷低減推進設備等を対象とした税制優遇)」との組み合わせでは、補助金で採択されなかった設備について税制優遇を活用することで、総合的な投資コスト削減が可能です。 いずれの組み合わせも事前にSII(03-5565-4063)への確認が必須です。

詳細説明

補助金の概要と政策背景

「令和4年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業」は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が経済産業省の政策に基づき実施する補助制度です。ZEBとは、建築物のエネルギー消費量を大幅に削減しつつ、再生可能エネルギー等でそのエネルギーを創出することにより、建物全体のエネルギー消費量を正味ゼロ以下にすることを目指した建築物です。

本事業は、ZEB設計ノウハウが確立されていない民間の大規模建築物についてZEB化を実証し、その運用実績を蓄積・公開・活用することで、日本全体のZEB普及ロードマップの実現を目的としています。令和4年度三次公募として2022年9月20日〜10月17日の期間で実施されました。

補助内容の詳細

  • 補助上限額:3億円
  • 補助率:補助対象経費の2/3以内
  • 三次公募期間:令和4年9月20日〜10月17日17:00

補助対象となる建築規模

  • 新築:延べ面積10,000㎡以上
  • 既存建築物(増築・改築・設備改修):延べ面積2,000㎡以上

※建築物省エネ法第7条に基づく省エネルギー性能表示制度において評価対象となる延べ面積による

補助対象事業者

  • 建築主等(所有者):建物を新築または改修する所有者
  • ESCO(シェアード・セービングス)事業者:省エネ効果保証型の省エネサービス事業者
  • リース事業者等:ZEB化設備をリースで提供する事業者

ZEBの達成水準(参考)

  • ZEB:エネルギー消費量を100%以上削減(正味ゼロ以下)
  • Nearly ZEB:エネルギー消費量を75%以上削減
  • ZEB Ready:エネルギー消費量を50%以上削減
  • ZEB Oriented(延べ面積10,000㎡超):エネルギー消費量を40%(一部30%)以上削減

申請上の注意事項

  • 書類の事前準備が必須:申請書類作成に際しては、SIIのホームページより「申請書等の様式」をダウンロードし、あらかじめすべての必須書類を揃えてから申請してください
  • 共同申請の場合:jGrantsによる申請が行えないため、早めにSIIへ問い合わせること(TEL: 03-5565-4063)

問い合わせ先

一般社団法人 環境共創イニシアチブ 事業第2部 ZEB事務局
TEL:03-5565-4063
受付時間:平日10:00〜12:00、13:00〜17:00

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