募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和4年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業(ZEB)_二次公募

基本情報

補助金額
3億円
補助率: 補助対象経費の2/3以内
0円3億円
募集期間
2022-08-08 〜 2022-09-12
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉

この補助金のまとめ

本補助金は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の設計ノウハウが確立されていない大規模建築物を対象に、先進的な省エネ・創エネ技術を組み合わせたZEB化の実証を支援する事業です。環境省の外郭団体である一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が実施し、補助率は補助対象経費の2/3以内、上限3億円という大型補助金です。対象建築物は新築10,000㎡以上・既存建築物2,000㎡以上と大規模物件に限定されており、民間オフィスビル・商業施設・病院・学校等の大規模建築における脱炭素化を強力に後押しします。建築主(所有者)だけでなくESCO事業者やリース事業者も申請可能で、ファイナンス面でも多様な実施形態に対応しています。高性能建材・高性能設備機器の導入が補助対象となり、ZEB化による運用実績をSIIに提供してロードマップへ貢献することが求められます。

この補助金の特徴

1

大規模建築物専用の大型補助金

本事業は新築10,000㎡以上・既存2,000㎡以上という大規模建築物に特化した補助制度です。補助率2/3・上限3億円という非常に大きな補助額が特徴で、大型の設備投資に対して実質的な支援効果を発揮します。

2

実証事業として運用データを蓄積

採択後はZEB化した建物の運用実績データをSIIに提供する義務があります。これは通常の補助金と異なる「実証事業」としての性格であり、ノウハウの社会還元という公益的な役割も担います。

3

多様な申請主体を許容

建築主(所有者)だけでなく、ESCO(シェアード・セービングス)事業者、リース事業者等も申請可能です。建物オーナーが資金調達に課題を持つ場合でも、ESCO事業者が申請主体となることで補助金活用の門戸が広がります。

4

ゼロから設計指針に適合した製品選定が必要

プラスチック使用製品の設計指針等ではなく、建築物省エネ法・ZEB設計指針に基づく適合確認が求められます。設計段階からZEBの達成基準を満たす建材・設備の選定が審査通過の前提条件となります。

ポイント

本補助金の最大の特徴は「まだ誰もやっていない大規模建物でZEBを実現する」実証事業としての位置づけです。採択後の運用データ提供義務を所与のものとして事業計画に組み込み、省エネシミュレーションの精度を高めることが審査通過と補助金獲得の近道です。

対象者・申請資格

建築物の規模要件

  • 新築建築物:延べ面積10,000㎡以上
  • 既存建築物(増築・改築・設備改修):延べ面積2,000㎡以上
  • 対象面積は建築物省エネ法第7条に基づく省エネルギー性能表示制度の評価対象延べ面積による

申請主体の種別

  • 建築主等(建物の所有者)
  • ESCO(エネルギー・サービス・カンパニー)事業者(シェアード・セービングス方式)
  • リース事業者等

ZEB達成要件

  • 高性能建材や高性能設備機器等の導入によりZEBの構成要素を満たすこと
  • エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)によるZEB化の確認が必要

除外される申請

  • 延べ面積が規模要件を満たさない建築物
  • ZEB設計指針に適合しない設備・建材のみを導入する事業
  • ZEB化以外の目的(単純な省エネ改修等)を主目的とする事業

ポイント

ZEB化の達成可否はエネルギー消費性能計算プログラムでの事前シミュレーションで決まります。申請前に認定省エネコンサルタントや設備設計事務所と連携し、実現可能なZEBレベル(ZEB Ready/Nearly ZEB/ZEB)を確認した上で申請することが採択への必須ステップです。

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申請ガイド

1

ステップ1: ZEB化の事前シミュレーション

設計段階でエネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)を用いてZEB達成の見込みを確認します。ZEBレベル(ZEB/Nearly ZEB/ZEB Ready/ZEB Oriented)によって補助要件が異なる場合があるため、公募要領で確認必須です。

2

ステップ2: 公募要領のダウンロードと確認

SIIホームページ(https://sii.or.jp/zeb04/)から公募要領・申請様式をダウンロードし、詳細要件を確認します。共同申請を検討している場合は早めにSIIへ問い合わせが必要です。

3

ステップ3: 申請書類の準備

様式に従い申請書類を整備します。二酸化炭素削減量の算出根拠(算出過程含む)の明示が必須です。設備仕様書・設計図書等の添付資料も準備します。

4

ステップ4: jGrantsでの電子申請

jGrantsシステムにアクセスし、申請フォームに入力後、必要書類を全てアップロードします。締切は令和4年9月12日(月)17:00です。

5

ステップ5: 採択後の実証・報告

採択後は実証事業を実施し、ZEB化建物の運用実績データをSIIに提供します。補助事業完了後も継続的なデータ報告が求められます。

ポイント

共同申請の場合はjGrantsでの申請ができないため、必ず事前にSIIへ連絡して申請方法を確認してください。また、申請書類の準備には専門的な技術計算が必要なため、省エネ設計の専門家(建築設備士・認定省エネコンサルタント等)と連携した申請準備を推奨します。

審査と成功のコツ

実績あるZEB設計チームの起用
ZEB化の実績がある設計事務所・設備会社を設計チームに加えることで、エネルギー消費計算の精度と事業計画の信頼性が向上します。初めてのZEB挑戦より、類似物件での実績を持つチームが採択率を高めます。
CO2削減量の定量的根拠の明示
本事業では申請時に「算出過程も含む二酸化炭素の削減量の根拠」の明示が明確に求められています。削減量の計算方法を詳細に記載し、事業完了後の実績報告との整合性を事前に確保しておきましょう。
ZEB化のレベルを現実的に設定
ZEB達成が困難な場合でも、Nearly ZEBやZEB Readyを段階的目標として設定し、実現可能性の高い計画で申請することが重要です。過剰なZEB目標は実証後の乖離リスクにつながります。
ESCO事業者の活用検討
建物オーナーが設備投資の初期費用を負担できない場合、ESCO事業者が申請主体となるシェアード・セービングス方式を検討してください。省エネ効果から生まれる光熱費削減分でESCO投資を回収するスキームにより、自己負担を最小化できます。

ポイント

審査では「本当にZEBが実現できるか」という技術的実現可能性が厳しく問われます。エネルギー消費計算の根拠資料の充実と、過去のZEB実績を持つ専門家の関与を明示することが採択の最重要ポイントです。

対象経費

対象となる経費

設計費(2件)
  • ZEB化に係る建物・設備の設計費用
  • エネルギー消費性能計算費用
設備費(5件)
  • 高性能断熱建材(断熱材・高性能窓等)
  • 高効率空調設備(ヒートポンプ等)
  • 高効率照明設備(LED・調光制御システム等)
  • 太陽光発電設備・蓄電システム
  • エネルギー管理システム(BEMS)
工事費(2件)
  • 設備設置工事費
  • 既存設備の撤去・改修工事費
その他(1件)
  • ZEB化に直接関連する諸経費(公募要領で確認)

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • ZEB化に直接関連しない一般的な建物改修費
  • 土地・建物の取得費
  • ZEB要件を満たさない標準的な省エネ設備の置き換えのみの費用
  • 補助対象期間外に発生した経費
  • 延べ面積要件を満たさない建築物への投資
  • 運用・維持管理費(光熱費等)

よくある質問

QZEB Readyの建物でも補助対象になりますか?
A

本事業はZEB設計ノウハウが確立されていない大規模建築物でのZEB化実証を目的としており、ZEB・Nearly ZEB・ZEB Readyのいずれのレベルを目指す事業も対象となり得ます。ただし、どのZEBレベルを目標とするかによって要件が異なる場合がありますので、公募要領の詳細確認とSIIへの事前問い合わせを推奨します。

Q既存建築物の一部フロアだけを改修する場合も対象になりますか?
A

補助対象は「既存建築物(増築・改築・設備改修):延べ面積2,000㎡以上」と規定されており、建築物全体の延べ面積による判定となります。一部フロアのみの改修であっても建物全体の省エネ性能評価が必要となる場合がありますので、設計段階でSIIに確認してください。

QESCO事業者として申請する場合、建物オーナーの同意は必要ですか?
A

ESCO(シェアード・セービングス)事業者として申請する場合、建物オーナーとのESCO契約の締結が前提となります。建物オーナーの同意・契約書類が申請書類として必要となりますので、申請前にオーナーとの合意形成を完了させてください。

Q補助金の採択後に設計変更は可能ですか?
A

採択後の設計変更は原則として事前にSIIへ届け出・承認が必要です。ZEB達成レベルに影響する変更(省エネ設備の仕様変更等)は補助金額の見直しや採択取消しの対象となる可能性があります。変更が生じた場合は速やかにSIIへ連絡してください。

Q太陽光発電設備のみの導入でも補助対象になりますか?
A

本事業はZEB化(エネルギー消費量の削減と創エネの組み合わせ)の実証が目的であり、創エネ設備(太陽光発電等)単体の導入だけでは補助対象とならない場合があります。省エネ設備(断熱・空調・照明等)との組み合わせによりZEB要件を満たす計画であることが必要です。

QCO2削減量の算出方法に特定の様式はありますか?
A

公募要領に算出方法・様式が規定されています。エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)による計算が基本となります。SIIホームページの公募要領・申請様式ページからダウンロードし、算出過程も含めて記載してください。

Q補助事業完了後も運用データを報告し続ける必要がありますか?
A

本事業は実証事業であるため、補助事業完了後も一定期間、ZEB化建物の運用実績データ(エネルギー消費量・創エネ量等)をSIIに提供することが求められます。報告期間・方法については採択後の交付決定通知および交付規程でご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業(ZEB補助金)はSIIが実施する環境省・経済産業省系の補助事業です。他の補助金との併用については以下の点に注意が必要です。同一設備への二重補助は禁止されており、例えば環境省の「建築物等のZEB化・省CO2化推進事業」や経済産業省のネット・ゼロ・エネルギー関連事業との同一経費への重複申請は認められません。ただし、本補助金の対象外となる設備や工事部分については、省エネ補助金(省エネルギー投資促進支援事業費補助金等)との棲み分けが可能な場合があります。また、ZEB化に必要なIT・制御システム部分についてはIT導入補助金との組み合わせを検討できるケースもあります。太陽光発電設備についても、ZEB補助金と再エネ系補助金の対象経費の重複に注意してください。具体的な併用可否はSII事務局(TEL:03-5565-4063)に事前確認することを強く推奨します。

詳細説明

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは

ZEB(ゼブ)とは、建物で消費するエネルギーを大幅に削減しつつ、太陽光発電等の再生可能エネルギーでエネルギーを創ることにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建物です。達成レベルにより以下の4段階が設定されています。

  • ZEB:一次エネルギー消費量の削減率100%以上(創エネを含む)
  • Nearly ZEB:削減率75%以上かつ創エネあり
  • ZEB Ready:削減率50%以上
  • ZEB Oriented:削減率40%以上(大規模建築物等)

補助事業の概要

令和4年度ZEB実証事業(二次公募)は、ZEB設計ノウハウが確立されていない大規模建築物を対象に、先進的な技術等を組み合わせたZEB化を支援することで、その運用実績の蓄積・公開・活用を図り、日本のZEBロードマップ実現に貢献することを目的としています。

補助金の主要条件

  • 補助率:補助対象経費の2/3以内
  • 補助上限額:3億円
  • 公募期間:2022年8月8日〜9月12日17:00
  • 実施機関:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)

対象建築物の規模要件

  • 新築:延べ面積10,000㎡以上
  • 既存建築物(増築・改築・設備改修):延べ面積2,000㎡以上

対象延べ面積は建築物省エネ法第7条に基づく省エネルギー性能表示制度の評価対象となる面積によります。

申請可能な事業者

  • 建築主等(所有者)
  • ESCO(シェアード・セービングス)事業者
  • リース事業者等

補助対象となる設備・工事

ZEBの構成要素となる高性能建材・高性能設備機器等の導入に係る以下の費用が対象です。

  • 設計費(ZEB化に係る設計・エネルギー計算費用)
  • 設備費(高性能断熱材・高効率空調・LED照明・太陽光発電・BEMSなど)
  • 工事費(設備設置工事・既存設備改修工事等)

実証事業としての報告義務

本事業は実証事業であるため、ZEB化建物の運用実績データ(エネルギー消費量・創エネ量等)をSIIに提供する義務があります。これらのデータは日本のZEBロードマップ策定・見直しに活用されます。

共同申請の注意点

共同申請の場合はjGrantsによる申請ができないため、申請方法について早めにSII事務局(TEL:03-5565-4063)へ問い合わせてください。通常の単独申請よりも準備期間が必要になる場合があります。

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