令和3年度補正予算 省エネルギー投資促進支援事業費補助金【産業ヒートポンプ】
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
産業ヒートポンプに特化した補助
汎用的な省エネ補助ではなく、産業用ヒートポンプ設備の導入に特化した専門的な補助制度です。ボイラー等の燃焼式加熱設備からヒートポンプへの転換を集中的に支援し、電化による脱炭素を加速します。
定額補助で設備費を直接支援
補助率は定額であり、対象経費に対して確実に補助を受けられます。上限1,000万円で、中規模の産業ヒートポンプ導入案件をカバーできる設計です。
エネルギーコスト削減と脱炭素の両立
ヒートポンプは投入エネルギーの3〜7倍の熱エネルギーを生み出すため、燃料コストの大幅削減が可能です。同時にCO2排出量も削減でき、経済合理性と環境対応を両立できます。
幅広い産業分野が対象
製造業を中心に、食品加工、化学、紙パルプ、繊維など熱利用が多い産業全般が対象です。既存の燃焼式設備を使用している事業者であれば業種を問わず申請できます。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- 国内で事業活動を営んでいる法人及び個人事業主
- 既存の工場・事業場で燃焼式加熱設備等を使用していること
対象事業
- 現在使用している設備を、所定のエネルギー消費効率基準を満たす産業ヒートポンプ設備に更新する事業
- プロセス改善を伴う産業ヒートポンプの導入により省エネルギー化を図る事業
設備要件
- 本事業で定められたエネルギー消費効率の基準を満たす産業ヒートポンプ設備であること
- 既存設備からの更新であること(新規設置のみは対象外の可能性あり)
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:自社設備の現状把握
現在使用している加熱設備(ボイラー、乾燥機、温水器等)のエネルギー消費量、稼働年数、更新時期を確認します。
ステップ2:産業ヒートポンプの選定
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターのウェブサイトで対象設備を確認し、自社のプロセスに適したヒートポンプ設備を選定します。メーカー・設備業者との事前協議も重要です。
ステップ3:省エネ効果の試算
現行設備とヒートポンプ設備のエネルギー消費量を比較し、省エネ効果(原油換算kL、CO2削減量)を定量的に算出します。
ステップ4:申請書類の作成・提出
公募要領に従い、事業計画書、省エネ効果計算書、設備仕様書等を作成し、提出します。
ステップ5:審査・採択・設備導入
審査を経て採択後、設備の発注・導入・試運転を行い、完了後に実績報告書を提出して補助金を受領します。
ポイント
審査と成功のコツ
省エネ効果の定量化
投資回収計画の明確化
プロセス改善との組み合わせ
導入実績のあるメーカーとの連携
ポイント
対象経費
対象となる経費
設備費(3件)
- 産業ヒートポンプ本体
- 付帯設備(配管、制御装置等)
- 設置工事費
設計費(2件)
- システム設計費
- 省エネルギー計算に係る費用
撤去費(2件)
- 既存燃焼式設備の撤去費用
- 配管改修費
試運転費(2件)
- 試運転調整費
- 性能確認試験費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 土地・建物の取得費用
- 産業ヒートポンプ以外の汎用設備の購入費
- ランニングコスト(電気代、メンテナンス費等)
- 人件費(自社スタッフ)
- 消費税
- 他の補助金と重複する経費
よくある質問
Q産業ヒートポンプとは具体的にどのような設備ですか?
産業ヒートポンプは、空気や水から熱を汲み上げて工業用途に活用する設備です。家庭用エコキュートの工業版と考えるとわかりやすいです。COP(成績係数)3〜7程度の効率で、投入電力の数倍の熱エネルギーを生成します。温水加熱、乾燥プロセス、低圧蒸気供給など、様々な産業用途に対応した機種があります。
Q既存のボイラーからの更新でないと申請できませんか?
本補助金は既存の事業所において現在使用している設備を産業ヒートポンプに更新する事業が対象です。新規に事業を開始するための設備導入は対象外となる可能性があります。具体的な条件はヒートポンプ・蓄熱センターの窓口にご確認ください。
Qどの程度のエネルギーコスト削減が見込めますか?
一般的に、燃焼式ボイラーから産業ヒートポンプへの転換により、エネルギーコストを60-70%程度削減できるケースが多いです。ただし、削減効果はプロセス温度帯、稼働時間、電気・燃料の価格比率等によって大きく異なります。導入前にメーカーや専門機関による詳細な効果試算を行うことを推奨します。
Q補助金の上限1,000万円で産業ヒートポンプは導入できますか?
産業ヒートポンプの導入費用は規模や仕様によって大きく異なりますが、小〜中規模の設備であれば1,000万円の補助で総費用の相当部分をカバーできます。大規模な導入の場合は自己負担額が大きくなる可能性がありますが、エネルギーコスト削減効果も大きくなるため、投資回収は十分に見込めるケースが多いです。
Q個人事業主でも申請できますか?
はい、国内で事業活動を営んでいる法人だけでなく個人事業主も申請可能です。工場や事業場で燃焼式加熱設備を使用しており、産業ヒートポンプへの更新により省エネルギー化を図る事業であれば対象となります。
Q公募期間はどのくらいですか?
本公募(令和3年度補正予算分)の公募期間は2022年3月14日から4月18日までの約1ヶ月間でした。省エネ関連の補助金は毎年度予算措置される傾向がありますので、最新の公募情報はヒートポンプ・蓄熱センターのウェブサイトで確認してください。公募期間が短いため、事前の設備選定やメーカーとの協議を済ませておくことが重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は同一設備に対して他の国庫補助金との併用はできません。ただし、異なる設備や異なる事業フェーズであれば、「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」の他の区分(工場・事業場単位の省エネ等)や、「ものづくり補助金」との組み合わせが可能です。例えば、産業ヒートポンプは本補助金で導入し、それ以外の省エネ設備(高効率空調、LED照明等)は別の省エネ補助金を活用するという戦略が有効です。また、自治体独自の省エネ補助金との併用が可能な場合もありますので、各都道府県の補助制度も確認してください。
詳細説明
制度の背景
2050年カーボンニュートラル実現に向けて、産業部門の脱炭素化は最も重要な課題の一つです。特に工場やプラントで使用されるボイラー等の燃焼式加熱設備は大量のCO2を排出しており、これを電気で駆動するヒートポンプに置き換えることで大幅なCO2削減が可能です。加えて、エネルギー価格の高騰により、燃料コストの削減も企業の喫緊の課題となっています。
産業ヒートポンプとは
産業ヒートポンプは、空気や水から熱を汲み上げて利用する設備です。家庭用エコキュートと同じ原理ですが、工業用途に特化した高温・大容量の仕様となっています。COP(成績係数)は3〜7程度で、投入した電力の3〜7倍の熱エネルギーを生み出すことができます。
補助の内容
- 補助率:定額
- 補助上限額:1,000万円
- 対象経費:産業ヒートポンプ設備の購入費、設置工事費、既存設備の撤去費等
導入効果の例
- ボイラーからヒートポンプへの転換で燃料費を60-70%削減
- CO2排出量を50-80%削減
- 投資回収期間は3-7年程度(エネルギー価格による)
対象となるプロセス
産業ヒートポンプが適用可能な主なプロセスは以下の通りです。
- 温水加熱(食品加工、化学プロセス等)
- 乾燥プロセス(塗装、紙パルプ、繊維等)
- 蒸気生成(低圧蒸気の供給)
- 空調・暖房(大規模施設)
問い合わせ先
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター
省エネルギー投資促進支援事業費補助金 お問い合わせ窓口
TEL:03-6661-1421
受付時間:10:00〜11:30、12:30〜17:00(土日祝除く)
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