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やや難しい
準備期間の目安: 約90

令和3年度 地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業費補助金(地域マイクログリッド構築支援事業のうち、地域マイクログリッド構築事業)

基本情報

補助金額
6億円
補助率: 補助対象経費の2/3以内
0円6億円
募集期間
2021-04-28 〜 2021-11-30
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業費補助金(地域マイクログリッド構築事業)は、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等を活用し、地域単位で電力を自給自足できるマイクログリッドを構築するための大型補助金です。補助上限額は6億円、補助率は対象経費の2/3以内と手厚い支援内容となっています。地域の防災力強化とエネルギーの地産地消を同時に実現する事業モデルが求められます。コンサルタントとしては、技術的な実現可能性だけでなく、地域住民・自治体・エネルギー事業者の合意形成と、災害時の運用計画まで含めた包括的な提案が採択の決め手になります。補助額が大きい分、審査も厳格であり、事業計画の精度と実行体制の信頼性が問われます。

この補助金の特徴

1

補助上限6億円・補助率2/3の大型支援

再エネ発電設備、EMS機器、蓄電池、受変電設備など、マイクログリッド構築に必要な設備一式を対象とした大規模補助です。補助率2/3以内で自己負担を大幅に軽減でき、地域エネルギーインフラの構築を強力に後押しします。

2

地域防災とエネルギー自立の両立

平常時は再エネ電力の地産地消によるCO2削減、災害時には系統電力から独立して地域に電力を供給する「レジリエンス機能」を備えたマイクログリッドの構築を支援します。防災計画との連動が評価のポイントです。

3

EMS(エネルギーマネジメントシステム)の導入支援

単なる発電設備の導入ではなく、需給バランスを最適制御するEMS機器の整備も補助対象です。AIやIoT技術を活用した高度なエネルギー管理が求められます。

4

地域の燃料供給拠点との連携

既存の燃料供給拠点(ガソリンスタンド等)の効率的運営との連携も事業目的に含まれており、化石燃料インフラと再エネの共存モデルを構築する視点が求められます。

ポイント

6億円・2/3補助という破格の条件が最大の魅力ですが、その分だけ審査水準も高くなります。技術面だけでなく、地域の合意形成・防災計画との整合性・事業終了後の自立運営計画まで含めた総合的な提案力が求められる点を理解しておく必要があります。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • 地方公共団体(都道府県・市区町村)
  • 民間事業者(エネルギー事業者、設備メーカー等)
  • 上記の共同体・コンソーシアム
  • 一般社団法人・一般財団法人等の非営利法人

対象となる事業

  • 再生可能エネルギー発電設備と蓄電池等を組み合わせたマイクログリッドの構築
  • EMS機器の導入による需給調整システムの整備
  • 受変電設備・保安設備・遮断設備の整備
  • 地域の防災拠点等への電力供給体制の構築

対象外となるケース

  • 系統連系のみを目的とした再エネ発電設備の単純導入
  • マイクログリッドとしての自立運転機能を持たない設備
  • 既存設備の単純な更新・修繕

ポイント

地方公共団体と民間事業者の連携体制が理想的な申請形態です。自治体の防災計画との整合性を示しつつ、民間の技術力・事業運営能力を組み合わせることで、審査での評価が高まります。FIT売電を主目的とした発電事業は対象外となる点に注意が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:地域のエネルギー需給分析

マイクログリッドを構築する地域の電力需要パターン、再エネポテンシャル、既存インフラ状況を詳細に分析します。防災拠点や避難所の位置・電力需要も調査します。

2

ステップ2:事業計画の策定

再エネ発電設備の種類・容量、蓄電池容量、EMS仕様、需給調整方法などの技術仕様を設計し、概算事業費と補助申請額を算出します。災害時の自立運転シナリオも策定します。

3

ステップ3:地域関係者との合意形成

地方公共団体、地域住民、エネルギー事業者など関係者との合意形成を行います。地域の防災計画との連携や、事業終了後の運営体制について合意を得ます。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

公募要領に基づき、事業計画書、設備仕様書、経費明細書、事業体制図等を作成します。技術的根拠を示すデータや図面も添付します。

5

ステップ5:審査・採択・事業実施

書面審査およびヒアリング審査を経て採択が決定します。交付決定後、設計・調達・施工を進め、完了後に実績報告を提出します。

ポイント

補助額が大きいため、経費の妥当性について厳格な審査が行われます。設備仕様と費用の根拠を複数の見積もりで裏付けること、また事業終了後の維持管理費と収益見通しを示す事業収支計画の作成が不可欠です。技術コンサルタントの起用を強く推奨します。

審査と成功のコツ

防災計画との一体的な提案
マイクログリッドの最大の強みは災害時のレジリエンスです。地域防災計画との整合性を具体的に示し、停電時にどの施設にどれだけの電力を何時間供給できるかを定量的にシミュレーションすることが採択率を高めます。
事業終了後の自立運営モデル
補助事業終了後も持続的に運営できるビジネスモデルの提示が重要です。電力販売収入、デマンドレスポンス参加、容量市場への参加など、複数の収益源を組み合わせた事業計画を示しましょう。
地域合意形成の実績を示す
地方公共団体の首長レベルの支持表明や、地域住民との協議実績など、合意形成プロセスの進捗を具体的に示すことで、事業の実現可能性への信頼が高まります。
先進技術の活用
AI・IoTを活用したEMSの高度化、V2G(Vehicle to Grid)連携、水素貯蔵との組み合わせなど、先進的な技術要素を盛り込むことで、モデル事業としての波及効果をアピールできます。

ポイント

採択の決め手は「地域に根ざした実現可能性の高い提案」です。最新技術のショーケースではなく、その地域の特性(再エネ資源、需要パターン、防災リスク)に最適化された計画であることを示すことが重要です。先行事例の視察・分析も有効な準備です。

対象経費

対象となる経費

設備費(4件)
  • 再生可能エネルギー発電設備(太陽光・風力等)
  • 蓄電池システム
  • EMS(エネルギーマネジメントシステム)機器
  • 需給調整力設備
受変電設備費(3件)
  • 受変電設備一式
  • 配電設備
  • 系統連系用設備
保安・遮断設備費(3件)
  • 保安用設備
  • 遮断器・開閉器
  • 系統切替装置
設計費(3件)
  • 基本設計費
  • 詳細設計費
  • 系統解析・シミュレーション費
工事費(3件)
  • 設備据付工事費
  • 配線・配管工事費
  • 土木基礎工事費
その他経費(3件)
  • 各種申請手続き費用
  • 試運転・調整費
  • 技術コンサルティング費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得費・賃借料
  • 建屋の新築・大規模改修費(設備設置に直接関係しないもの)
  • FIT売電を主目的とする発電設備
  • 既存設備の単純更新・修繕費
  • 事業者の一般管理費・間接経費の上限超過分
  • 消費税等の租税公課
  • 補助事業に直接関係しない調査・研究費
  • 飲食費・接待費等の交際費

よくある質問

Qマイクログリッドの構築にはどのような技術的要件がありますか?
A

マイクログリッドの構築には、再エネ発電設備と蓄電池に加え、需給バランスを制御するEMS(エネルギーマネジメントシステム)が不可欠です。系統連系時と自立運転時の切替を安全に行う系統切替装置、電圧・周波数を安定させる制御機器、需要予測と発電予測に基づく最適運転計画の策定機能などが技術的要件として求められます。特に、自立運転時の電力品質(電圧・周波数の安定性)の確保が重要な技術課題であり、実績のある技術パートナーの選定が成功の鍵となります。

Q補助率2/3以内とのことですが、自己負担はどの程度になりますか?
A

補助率2/3以内のため、補助対象経費の1/3以上が自己負担となります。例えば、総事業費9億円の場合、最大6億円が補助され、自己負担は3億円以上となります。ただし、補助対象外の経費(土地取得費等)は全額自己負担です。自己負担分の資金調達方法としては、自己資金のほか、地域金融機関からの融資、グリーンボンドの発行、リース方式の活用などが考えられます。地方公共団体が実施主体の場合は、地方債の活用も検討できます。

Q事業期間はどのくらいですか?複数年度にまたがることは可能ですか?
A

基本的な事業期間は交付決定日から当該年度末までですが、マイクログリッドの構築は設計・調達・施工に相当の期間を要するため、複数年度事業として認められるケースがあります。公募要領で複数年度事業の可否と条件が示されますので、確認が必要です。大規模な設備工事を伴う場合は、年度をまたぐ工程計画が現実的であり、その場合は各年度の事業計画と経費配分を明確にした計画書の提出が求められます。

QFIT(固定価格買取制度)との関係はどうなりますか?
A

マイクログリッド内の再エネ発電設備でFIT認定を受けることは制度上可能ですが、本補助金の趣旨は地域内でのエネルギー自給自足であり、FIT売電を主目的とした設備は補助対象外となる可能性があります。マイクログリッドの自立運転に必要な設備として位置づけ、余剰電力のFIT売電は副次的な収入源とする事業計画が望ましいです。なお、FIP(フィードインプレミアム)制度やオフサイトPPAなど、新しい電力取引モデルの活用も検討に値します。

Qどのような地域が採択されやすいですか?
A

離島や山間部など系統が脆弱で停電リスクの高い地域、過去に大規模災害を経験した地域、再エネポテンシャルが高い地域などが採択されやすい傾向があります。また、自治体が積極的に関与し、防災計画と連動した事業計画が策定されているケースも高く評価されます。重要なのは、その地域固有の課題(エネルギーコスト、防災リスク、CO2排出量等)を明確に示し、マイクログリッドによる解決策の有効性を定量的に説明できることです。

Q申請から採択までの審査プロセスはどうなっていますか?
A

一般的に、書面審査とヒアリング審査の二段階で審査が行われます。書面審査では事業計画書の内容が評価され、一定の基準を満たした案件がヒアリング審査に進みます。ヒアリングでは事業者がプレゼンテーションを行い、審査委員からの質疑に回答します。審査基準には技術的妥当性、CO2削減効果、地域との共生、事業の持続性、費用対効果などが含まれます。公募期間が7か月と長いため、早期に申請した方が審査スケジュール上有利な場合があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は環境省所管の事業であり、同一設備・同一経費での他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、経費を明確に区分できる場合は、関連する他の補助金との組み合わせが可能です。例えば、マイクログリッドに接続する需要家側の省エネ設備については、経済産業省の省エネルギー投資促進支援事業費補助金が活用できる場合があります。また、防災拠点の整備については、総務省の緊急防災・減災事業債や内閣府の防災関連交付金との連携も検討に値します。地方公共団体が実施主体の場合は、地方財政措置(地方交付税措置等)との組み合わせも可能です。なお、蓄電池単体の導入であれば、経済産業省のDER補助金等との比較検討を行い、最も有利な制度を選択することをお勧めします。

詳細説明

地域マイクログリッド構築事業の概要

本補助金は、環境省が推進する地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業の一環として、再生可能エネルギー発電設備や蓄電池等を活用した地域マイクログリッドの構築を支援する制度です。補助上限額6億円、補助率2/3以内という大規模な支援を通じ、地域のエネルギー自立と防災力強化の両立を目指しています。

マイクログリッドとは

マイクログリッドとは、一定の地域内で再生可能エネルギー発電設備、蓄電池、EMS(エネルギーマネジメントシステム)等を組み合わせ、通常時は系統電力と連携しながら、災害等による停電時には系統から独立して自立運転できる小規模電力ネットワークのことです。

  • 平常時:再エネ電力の地産地消によるCO2削減、電力コストの最適化
  • 災害時:系統停電時に自立運転し、地域の防災拠点・避難所等に電力を継続供給

補助対象設備の詳細

本事業で補助対象となる設備は以下の通りです。

  • 再エネ発電設備:太陽光発電、風力発電、小水力発電、バイオマス発電等
  • 蓄電池システム:リチウムイオン電池等の定置型蓄電池
  • EMS機器:需給予測・最適制御を行うエネルギーマネジメントシステム
  • 需給調整力設備:デマンドレスポンス対応機器等
  • 受変電設備:変圧器、配電盤等
  • 保安・遮断設備:系統切替装置、遮断器等

補助条件

補助率は対象経費の2/3以内、補助上限額は6億円です。事業期間は交付決定日から年度末までが基本ですが、複数年度事業として認められる場合もあります。事業完了後は一定期間の運転実績報告が求められます。

審査のポイント

審査では以下の観点が重視されます。

  • 地域との共生:地域住民・自治体との合意形成状況、地域経済への貢献
  • 防災への貢献:災害時の電力供給計画の具体性、防災計画との整合性
  • 技術的妥当性:設備仕様・容量設計の根拠、EMS制御方式の適切性
  • 事業の持続性:補助事業終了後の自立運営計画、収支見通し
  • CO2削減効果:定量的な温室効果ガス削減見込み

申請スケジュール

公募期間は2021年4月28日から11月30日までです。約7か月の公募期間が設定されていますが、設備の設計・見積もり取得やステークホルダーとの合意形成に時間を要するため、早期の準備開始が推奨されます。採択後は速やかに設備の調達・施工に着手する必要があります。

事業実施上の留意点

マイクログリッドの構築は高度な技術的知見を要するため、専門のエネルギーコンサルタントや設計事務所の起用が事実上不可欠です。また、電気事業法をはじめとする関連法規への適合確認、系統運用者(一般送配電事業者)との協議も必要となります。地域住民への丁寧な説明と理解醸成も、事業の円滑な推進に欠かせません。

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