募集中全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

生産力強化に向けた稲作経営モデル確立支援事業のうち稲作の超低コスト生産確立事業のうち新技術現地検証タイプ

基本情報

補助金額
3億円
補助率: 定額
0円3億円
募集期間
2026-03-25 〜 2026-04-15
残り19
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

農林水産省が実施する稲作の生産コスト低減を目的とした支援事業です。節水型乾田直播や再生二期作(ひこばえ栽培)といった革新的な水稲栽培技術を現地で検証し、経営効果・技術効果を分析する取組を支援します。対象は民間団体等で、農業に関する専門性と経営分析の十分な経験が求められます。生産者や実需者を集めた情報交換会の開催も事業に含まれており、技術の普及と横展開を図る構成となっています。米の超低コスト生産の確立に向けた実証型の補助事業として、先進的な農業経営を目指す団体にとって活用価値の高い制度です。

この補助金の特徴

1

革新的栽培技術の現地実証

本事業では、節水型乾田直播と再生二期作(ひこばえ活用)という2つの革新的技術を対象としています。節水型乾田直播は、従来の湛水管理とは異なり灌漑水の使用量を大幅に抑える栽培方式です。再生二期作は一期作収穫後の切株から生えるひこばえを活用し、2度目の田植えなしに二期作を実現します。いずれも生産コストの大幅削減が期待される先端技術です。

2

経営効果・技術効果の検証体制

単なる技術導入にとどまらず、生産者の取組成果を体系的に収集・分析し、経営効果と技術効果の両面から検証する点が特徴です。データに基づく効果実証により、今後の技術普及と政策立案への貢献が期待されています。

3

情報交換会による技術普及

本事業では、対象技術や米の生産コスト低減に関心のある生産者・実需者等を集めた情報交換会の開催が義務付けられています。現地検証の成果を広く共有することで、技術の横展開と産地間連携の促進を図る仕組みです。

4

応募要件の明確化

応募資格として、農業に関する専門性、経営分析の十分な経験、適切な組織運営体制が求められます。複数団体による任意団体としての応募も可能で、協定書等の整備と代表機関の設定が条件となります。

ポイント

コスト削減の実証とデータ収集を両立させた先進的な事業設計が最大の特徴です。特に節水型乾田直播と再生二期作は国内でまだ実証例が限られており、早期に取り組むことで技術的優位性と政策的な発信力を確保できる好機といえます。

対象者・申請資格

組織要件

  • 民間企業、一般財団法人、一般社団法人、公益法人、協同組合、NPO法人、学校法人、独立行政法人等
  • 複数団体による任意団体での応募も可(全構成団体の同意書・協定書が必要、代表機関を設定)

専門性要件

  • 農業に関する専門性を有していること
  • 経営分析の十分な経験があること

組織運営要件

  • 主たる事務所・事務局および代表者の定めがあること
  • 定款、組織規程、経理規程等の組織運営に関する定めがあること
  • 年度ごとに事業計画・収支予算が総会等で承認されていること

執行体制要件

  • 事業の執行管理、補助対象経費に係る経理、事務処理能力を有すること
  • 新規設立団体は交付申請時までに上記要件を満たすこと

ポイント

個人農家単体での応募はできず、法人格を持つ団体または任意団体としての応募が必要です。特に経営分析の実績が重視されるため、農業コンサルティング企業や農業試験場との連携体制を構築しておくことが採択への近道です。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象技術の選定

節水型乾田直播のみ、または節水型乾田直播と再生二期作の両方から選択します。自組織の技術基盤と地域の気候条件を踏まえた検討が必要です。

2

ステップ2:実施体制の構築

農業専門性と経営分析能力を備えた体制を整備します。複数団体で応募する場合は、全構成団体の同意書・協定書を作成し代表機関を決定します。

3

ステップ3:事業計画の策定

現地検証の計画、データ収集・分析の方法論、情報交換会の開催計画を含む事業計画を策定します。経営効果と技術効果の検証指標を明確に設定することが重要です。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

公募要領に基づき、事業計画書、組織概要、経理規程等の必要書類を準備し、農林水産省農産局穀物課に提出します。

5

ステップ5:採択後の事業実施

採択後は計画に基づき現地実証を実施し、成果の収集・分析と情報交換会の開催を行います。定期的な進捗報告と適切な経費管理が求められます。

ポイント

技術の新規性と検証計画の具体性が審査のカギです。単に技術を導入するだけでなく、どのようなデータを収集し、どう経営効果を測定するかという検証設計の精度が問われます。農研機構や公設試験場との連携実績があれば積極的にアピールしましょう。

審査と成功のコツ

検証計画の科学的設計
対照区(従来栽培)と試験区(革新的技術)の比較設計を明確にし、経営効果(コスト削減額、労働時間削減率等)と技術効果(収量、品質等)の定量的な評価指標を設定しましょう。データの信頼性が事業成果の説得力を左右します。
地域特性を活かした技術適用
節水型乾田直播は水資源が限られる地域、再生二期作は温暖な地域での適用が有利です。地域の気候・土壌条件に適した技術選択と栽培管理方法の工夫が成功のカギとなります。
情報交換会の質の担保
形式的な開催ではなく、生産者・実需者が実際に技術導入を検討できる内容にすることが重要です。現地圃場の見学、コスト試算データの共有、導入事例の紹介など、実践的なプログラム構成を心がけましょう。
経営分析の深度
単年度の収支だけでなく、中長期的な経営シミュレーション(設備投資回収期間、労働力配分の最適化等)まで踏み込んだ分析を行うことで、事業成果の汎用性と政策的価値が高まります。

ポイント

採択後の実績が次年度以降の継続採択や他事業への展開につながります。検証データの精度と情報発信の質を高め、技術普及のモデルケースとなることを目指す姿勢が重要です。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 研究員・技術者の人件費
  • データ収集・分析担当者の人件費
  • 情報交換会運営スタッフの人件費
旅費(3件)
  • 現地検証に係る出張旅費
  • 情報交換会参加者の旅費
  • 関係機関との打合せ旅費
試験研究費(3件)
  • 種子・肥料・農薬等の資材費
  • 土壌分析・品質分析の委託費
  • 試験圃場の賃借料
会議費(3件)
  • 情報交換会の会場費
  • 資料印刷費
  • 通信運搬費
委託費(2件)
  • 経営分析の外部委託費
  • データ集計・統計処理の委託費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 汎用性のある備品・機器の購入費(パソコン、カメラ等)
  • 事業に直接関係しない一般管理費
  • 既存の通常営農に係る経費
  • 土地の取得費・造成費
  • 建物の新築・増改築費
  • 交際費・接待費
  • 事業完了後に発生した経費

よくある質問

Q個人農家でも応募できますか?
A

個人での応募はできません。本事業の応募資格は民間団体等に限定されており、法人格を持つ団体(一般社団法人、協同組合、NPO法人等)または複数団体で構成する任意団体が対象です。個人農家の方は、地域の農業法人や農協、JA等の団体を通じて参加することをご検討ください。任意団体として応募する場合は、全構成団体の同意を得た協定書の作成と代表機関の設定が必要となります。

Q節水型乾田直播と再生二期作のどちらか一方だけでも応募できますか?
A

はい、節水型乾田直播のみでの応募が可能です。公募要領では「1のみ、又は1・2両方のいずれかを選択」と明記されています。ただし、再生二期作のみでの応募はできません。地域の気候条件や技術基盤に応じて、最適な選択をしてください。温暖な地域であれば両技術の組み合わせにより、より包括的な検証データが得られる可能性があります。

Q補助率や補助上限額はどのくらいですか?
A

本公募情報では補助率・補助上限額の詳細は明示されていません。農林水産省の類似事業では定額補助(10/10)または一定の補助率が設定されるケースがありますが、具体的な金額は公募要領の詳細をご確認ください。農林水産省農産局穀物課稲生産班に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。

Q情報交換会は何回開催する必要がありますか?
A

公募情報では情報交換会の具体的な開催回数は明示されていませんが、「技術に関心のある生産者、実需者等を集めた情報交換会を開催する」ことが事業要件として定められています。事業計画の中で、検証の進捗に合わせた適切な開催計画を策定することが求められます。中間報告会と成果報告会の少なくとも2回は計画に含めることをお勧めします。

Q既に乾田直播を実施している場合でも応募できますか?
A

本事業が対象とする「節水型乾田直播」は、農研機構等のマニュアルに記載のある従来型の乾田直播(苗立後に湛水管理するもの)とは異なる、灌漑水使用量を大幅に抑える新しい栽培方式です。既に従来型の乾田直播を実施していても、本事業が定義する節水型の技術検証であれば応募対象となります。技術的な該当性については事前に農林水産省にご確認ください。

Q事業期間はどのくらいですか?
A

公募情報では事業期間の詳細は明示されていません。稲作の実証事業という性質上、少なくとも1作期(春の播種から秋の収穫まで)をカバーする期間が想定されます。再生二期作を含む場合は、ひこばえの収穫までの期間が必要です。具体的な事業期間は公募要領で確認し、農林水産省の担当課にお問い合わせください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は農林水産省の農産局が所管する実証型事業であり、同省の他の補助金との併用には注意が必要です。同一の経費を複数の国庫補助金で重複して受給することはできません。ただし、経費の明確な区分が可能であれば、例えば営農に係る設備投資は「強い農業づくり総合支援交付金」、技術検証部分は本事業というように役割分担して活用することは可能です。また、都道府県独自の農業振興補助金との併用も、補助対象経費の重複がなければ検討の余地があります。事業計画策定の段階で、管轄の地方農政局や都道府県の農業振興課に併用の可否を確認することを強くお勧めします。なお、本事業で得られた実証データは、他の補助事業の申請時に技術的根拠として活用できるため、中長期的な補助金活用戦略の基盤としても有効です。

詳細説明

事業の背景と目的

日本の稲作経営は、生産コストの高さが国際競争力の観点から長年の課題となっています。本事業「生産力強化に向けた稲作経営モデル確立支援事業」は、革新的な栽培技術の現地検証を通じて、米の超低コスト生産を実現するモデルの確立を目指すものです。

対象となる革新的技術

本事業では、以下の2つの革新的技術が対象です。

  • 節水型乾田直播:たん水可能な水田において乾田状態で播種し、従来の湛水管理とは異なる方法で灌漑水の使用量を大幅に抑える技術です。農研機構や都道府県の公設試験場のマニュアルに記載のある苗立後湛水管理方式とは異なるアプローチを採用します。
  • 再生二期作(ひこばえ栽培):一期作目の収穫後、切株から自然に生えてくる「ひこばえ」を活用して、2度目の田植えをせずに二期作を実現する技術です。労働力とコストの大幅削減が期待されます。

申請者は、節水型乾田直播のみ、または両技術を組み合わせて実施することができます。

事業の内容

採択された団体は、以下の3つの活動を実施します。

  • 生産者の取組成果の収集・分析:革新的技術を用いた米の生産について、参加生産者のデータを体系的に収集し、経営効果(コスト削減、労働時間短縮等)と技術効果(収量、品質等)の両面から分析します。
  • 経営効果・技術効果の検証:収集したデータに基づき、革新的技術の実用性と経済性を客観的に評価します。
  • 情報交換会の開催:対象技術や米の生産コスト低減に関心のある生産者、実需者等を集め、検証成果を共有する場を設けます。

応募資格

応募できるのは、民間企業、一般社団法人、公益法人、協同組合、NPO法人、学校法人、独立行政法人等の民間団体です。複数団体が本事業のために組織した任意団体も対象となりますが、全構成団体の同意書・協定書の作成と代表機関の設定が必要です。

特に重要な要件として、農業に関する専門性経営分析の十分な経験が求められます。また、定款・経理規程等の組織運営基盤、年度ごとの事業計画承認体制、適切な執行管理能力も必須条件です。

問い合わせ先

農林水産省 農産局 穀物課 稲生産班(東京都千代田区霞が関1-2-1)が本事業の窓口です。応募を検討される場合は、事前に同課へ相談されることをお勧めします。

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