第12回(令和8年度第1回)躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大2億円・助成率最大4/5の大型支援
事業区分に応じて助成率が1/2から4/5まで設定されており、助成限度額は最大2億円に達します。設備投資系の助成金としては都内最大級の支援規模であり、大規模な生産ライン増設や高額な専用機械の導入にも対応可能です。事業区分ごとに助成率が異なるため、自社の投資内容がどの区分に該当するかを募集要項で事前に確認することが重要です。
量産フェーズ特化型の設備投資支援
本事業の最大の特徴は、試作・開発ではなく量産フェーズの設備投資に特化している点です。すでに製品やサービスの実現可能性が確認され、市場投入に向けた生産体制の構築・強化を図る段階の投資が対象となります。ものづくり補助金等の開発系補助金とは明確に棲み分けがなされており、事業化の次のステップを支援する制度設計となっています。
最長1年6か月の助成対象期間
助成対象期間は令和8年9月1日から最長令和10年2月29日までの最長1年6か月間です。設備の選定・発注から納品・据付・試運転まで余裕を持って進められるため、大型設備や特注機械の導入でも無理のないスケジュールを組むことができます。
都外設置も条件付きで対応
助成対象設備は原則として都内設置ですが、都内に登記簿上の本店がある場合は都外への設置も認められます。首都圏に生産拠点を持つ企業にとっては、事業戦略に応じた柔軟な設備配置が可能です。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態の要件
- 中小企業者等(中小企業基本法に定める中小企業者)
- 個人事業主も対象(基準日現在で都内に開業届出があること)
所在地の要件
- 基準日(令和8年4月1日)現在で東京都内に登記簿上の本店または支店があること
- 都内で2年以上事業を継続していること
- 設備を都外に設置する場合は、都内に本店があることが必須
事業内容の要件
- 「製品・サービスの質的向上」による競争力強化を目指す設備投資であること
- または「生産能力の拡大」のための生産性向上を目指す設備投資であること
- 試作・開発ではなく量産フェーズの申請が対象
- 機械設備等の導入経費が助成対象
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:申請資格の確認と事業区分の選定
まず自社が申請資格を満たすか確認します。基準日時点での都内登記・2年以上の事業継続が必須です。次に、投資内容に応じた事業区分を募集要項で確認し、適用される助成率・限度額を把握します。事業区分の選択は助成額に直結するため、慎重に検討してください。
ステップ2:GビズIDプライムの取得
電子申請にはGビズIDプライムアカウントが必要です。取得には2~3週間かかるため、申請を検討し始めた段階で早めに手続きを開始してください。
ステップ3:申請書類の作成
事業計画書を中心に、設備投資の目的・効果・スケジュールを具体的に記載します。量産フェーズであることを明確にし、導入設備の仕様・見積書・設置場所等の情報を整理します。
ステップ4:申請期間内にjGrants等で申請
令和8年4月21日から4月30日までの短い申請期間内に提出します。申請期間が10日間と非常にタイトなため、事前準備を万全にしておくことが成否を分けます。
ステップ5:審査・交付決定・事業実施
申請後は審査を経て交付決定を受けます。交付決定後に設備の発注・導入を行い、助成対象期間(最長令和10年2月29日まで)内に完了させます。
ポイント
審査と成功のコツ
量産投資の必然性を明確に
投資効果の定量的な説明
事業区分の適切な選択
申請スケジュール管理の徹底
ポイント
対象経費
対象となる経費
機械装置費(4件)
- 生産用機械設備
- 加工装置
- 検査・測定装置
- 搬送装置
工事費(3件)
- 設備の据付工事費
- 配管・配線工事費
- 基礎工事費
付帯設備費(3件)
- 生産設備に付随する制御システム
- 安全装置
- 環境対策設備
ソフトウェア費(3件)
- 生産管理システム
- 機械制御用ソフトウェア
- 品質管理システム
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 土地・建物の取得費
- 消耗品・原材料費
- 人件費・旅費
- 試作・研究開発に係る経費
- リース・レンタル費用
- 中古設備の購入費
- 汎用性の高いPC・タブレット等の情報機器
- 車両の購入費
よくある質問
Q試作・開発段階のプロジェクトでも申請できますか?
いいえ、本事業は量産フェーズの設備投資に特化した助成金です。試作・開発段階のプロジェクトは対象外となります。試作・開発段階の設備投資については、ものづくり補助金や東京都の他の研究開発系助成金の活用をご検討ください。量産に移行する段階で改めて本事業への申請が可能です。
Q東京都以外に設備を設置することはできますか?
条件付きで可能です。都外に設備を設置する場合は、東京都内に登記簿上の本店があることが必須条件となります。支店のみが都内にある場合は、設備は都内に設置する必要があります。生産拠点が近県にある企業でも、本店が都内であれば柔軟な設備配置が可能です。
Q申請期間が10日間しかありませんが、事前準備はいつから始めるべきですか?
遅くとも申請開始の1か月前(3月下旬)には準備に着手することを推奨します。事業計画書の作成、設備の仕様確定と見積取得、GビズIDプライムの取得(2~3週間必要)など、準備すべき事項が多いためです。公社の事前相談窓口も活用し、申請書類の方向性を早めに固めておくことが重要です。
Q助成率が1/2~4/5と幅がありますが、どの助成率が適用されますか?
助成率は申請する事業区分によって異なります。事業区分は投資内容や目的に応じて設定されており、製品・サービスの質的向上や生産能力の拡大など、投資の性質によって1/2以内、2/3以内、3/4以内、4/5以内のいずれかが適用されます。詳細は募集要項に掲載されている事業区分一覧表で確認してください。
Q個人事業主でも申請できますか?
はい、個人事業主も申請可能です。ただし、基準日(令和8年4月1日)現在で東京都内に開業届出があることが必要です。また、法人と同様に都内で2年以上事業を継続している実績が求められます。開業届の提出日と事業継続期間を事前にご確認ください。
Q交付決定前に設備を発注してしまった場合はどうなりますか?
交付決定前に発注・契約した設備は助成対象外となります。これは補助金・助成金の共通ルールであり、本事業も例外ではありません。急いで設備を導入したい場合でも、必ず交付決定を待ってから発注手続きを進めてください。交付決定は申請期間終了後の審査を経て行われます。
Qリース設備や中古設備は助成対象になりますか?
一般的に、リース・レンタルによる設備導入や中古設備の購入は助成対象外となるケースが多いです。本事業は機械設備等の「導入経費」を助成するものであり、新品の購入・据付が基本です。具体的な対象範囲は募集要項で確認し、判断に迷う場合は公社の窓口に事前相談してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する地方自治体系の助成金であり、国の補助金との併用については制度上の制約を確認する必要があります。同一の設備投資に対して国のものづくり補助金や事業再構築補助金と重複して受給することは原則できません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は、異なる補助金を異なる経費に充てることが可能な場合があります。また、本事業は量産フェーズ特化であるため、開発段階では国の補助金を活用し、量産段階で本助成金を活用するという時系列での組み合わせは有効な戦略です。具体的な併用可否については、申請前に公社の窓口(TEL 03-3251-7884)に確認することを強く推奨します。
詳細説明
事業の目的と背景
「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」は、東京都中小企業振興公社が実施する都内中小企業向けの大型助成金制度です。都内中小企業の「稼ぐ力」を強化し、新たな事業展開やイノベーション創出を促すことを目的としています。
本事業の最大の特徴は、試作・開発ではなく量産フェーズの設備投資に特化している点です。すでに製品やサービスの実現可能性が確認され、市場投入・生産拡大に向けた機械設備等の導入を支援します。
助成内容の詳細
第12回(令和8年度第1回)の主な条件は以下のとおりです。
- 基準日: 令和8年4月1日
- 助成対象期間: 令和8年9月1日~最長令和10年2月29日(最長1年6か月)
- 助成率: 事業区分に応じて1/2以内~4/5以内
- 助成限度額: 最大2億円
- 申請期間: 令和8年4月21日~4月30日
対象となる事業者
以下の要件をすべて満たす中小企業者等が対象です。
- 基準日現在で東京都内に登記簿上の本店または支店があること
- 都内で2年以上事業を継続していること
- 個人事業主の場合は、基準日現在で都内に開業届出があること
- 設備を都外に設置する場合は、都内に本店があること
事業区分と助成率
本事業には複数の事業区分があり、申請する事業内容に応じて助成率と限度額が異なります。「製品・サービスの質的向上」と「生産能力の拡大」が大きな2つの柱であり、それぞれの区分に応じた支援条件が設定されています。詳細は募集要項の表で確認してください。
申請から交付までの流れ
申請はjGrants(補助金電子申請システム)を通じて行います。GビズIDプライムアカウントの事前取得が必要です。
- 申請期間内に書類提出(4/21~4/30の10日間)
- 審査・面接(書類審査通過後)
- 交付決定
- 設備発注・導入(交付決定後に着手)
- 完了報告・助成金交付
注意事項
交付決定前に発注・契約した設備は助成対象外となります。また、申請期間が10日間と非常に短いため、事前の準備が不可欠です。不明点は公益財団法人東京都中小企業振興公社 企画管理部 設備支援課(TEL 03-3251-7884)に相談してください。
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