都独自助成金と国補助金——二本柱の使い分け
東京の中小企業が補助金を検討するとき、最初に整理すべきは「国補助金」と「東京都独自の助成金」の性格の違いです。国補助金(ものづくり補助金・事業再構築補助金・省力化等大規模成長投資補助金)は全国一律で公募され、採択競争が全国規模になります。補助上限が大きい一方、認定支援機関との連携と事業計画の精度が採択を左右します。
東京都独自の助成金(ES向上助成金・経営基盤強化助成金など)は都内事業者に限定されるため競争は都内に絞られ、申請手続きが比較的シンプルです。対象経費が重複しない場合は両者の同時活用が可能で、国補助金で設備費、都の助成金で人材育成費や業務改善費を補う組み合わせは現実的な戦略です。