展示会出展に使える補助金はあるの?

佐藤
補助金エージェント編集長
群馬県の中小企業が展示会に出展するときに、費用の足しになる補助金って本当にあるんですか?

室谷
代表取締役
あります。ただ、個人事業主や一社だけで申請できるタイプのものは、実はこのリストには直接載っていません。よく知られている「ものづくり補助金」や「持続化補助金」のような制度も、当サイトの掲載情報では現在該当がありません。そのため、今回はグループで取り組む場合に活用できる大型補助金を中心にご案内しますね。

佐藤
補助金エージェント編集長
へえ、グループじゃないとダメなんですか? でも展示会って一社でも出ますよね。

室谷
代表取締役
はい、一社での出展はもちろん多いです。ただ、補助金の設計として「地域の10社以上がまとまって販路開拓する」取り組みに手厚い支援が出るケースが目立ちます。群馬のように製造業や食品加工など多様な産業が集積している地域では、異業種連携でブースを構えると補助金が当てやすくなるんです。
共同・協業販路開拓支援補助金の活用法

佐藤
補助金エージェント編集長
具体的にはどんな補助金ですか?

室谷
代表取締役
「共同・協業販路開拓支援補助金」です。これは中小企業・小規模事業者が10社以上で協力し、展示会・商談会を開いたり、マーケティング拠点を運営したりする事業を支援するものです。補助上限は最大5,000万円、補助率は定額または2/3と非常に手厚い。申請主体は商工会や商工会議所などの「地域振興等機関」で、参画する個々の企業が直接お金を受け取る形ではありません。

佐藤
補助金エージェント編集長
5,000万円も! でも10社以上ってハードルが高そうですね。

室谷
代表取締役
確かに一社では無理ですが、群馬県には産業支援機構や商工会連合会があります。こうした機関が声をかけてグループを組成し、東京ビッグサイトや幕張メッセなど首都圏の大規模展示会に「群馬パビリオン」として出展する事例は実際に報告されています。

佐藤
補助金エージェント編集長
過去の公募ではどんな内容が対象になっていますか?

室谷
代表取締役
例えば、第9回公募(共同・協業販路開拓支援補助金)では、展示会の出展料や装飾費、通訳費、事前の商談アレンジ費用などが対象経費として想定されていました。締切は2024年6月28日でしたが、本制度は数年おきに公募が繰り返されているため、次のチャンスを狙う価値は十分あります。

佐藤
補助金エージェント編集長
ほかにも展示会関連の補助金はありますか?

室谷
代表取締役
展示会を「主催する側」向けの制度として「展示会等のイベント産業高度化推進事業費補助金」が過去にありました。上限17,181万円と巨額ですが、これは展示会運営会社やコンベンション施設が対象で、出展者側は使いづらい。しかし、群馬県内で見本市を主催する団体があれば検討に値します。また、産業別では皮革産業(令和7年度皮革産業振興対策事業費補助金(団体・グループ))や伝統的工芸品(令和8年度伝統的工芸品産業支援補助金)向けに展示会出展を含む補助金が出ていますが、該当しない企業が多いでしょう。
群馬の事業者が知っておくべき相談先

佐藤
補助金エージェント編集長
実際に申請を考えた場合、どこに相談すればいいですか?

室谷
代表取締役

佐藤
補助金エージェント編集長
補助金の募集はいつ出るか分からないですよね。常にチェックするのは大変です。

室谷
代表取締役
そうです。だからこそ、まずは上記の支援機関に登録し、メルマガやセミナー情報をキャッチするのが近道です。また、国の施策は年度ごとに予算が組まれるため、春から夏にかけて公募が集中する傾向があります。群馬県独自の展示会補助金が急に発表されることもあるので、県庁の商工労働部のウェブサイトも定期的に見ておきたいですね。
よくある疑問に答えます

佐藤
補助金エージェント編集長
ところで、東京ビッグサイトの出展費用は補助対象になりますか?

室谷
代表取締役
先ほど紹介した「共同・協業販路開拓支援補助金」では、国内の展示会会場は問われません。ビッグサイトや幕張メッセ、パシフィコ横浜など首都圏の主要施設での出展費はもちろん、オンライン展示会のシステム構築費も対象になるケースがあります。ただし、旅費や宿泊費は対象外のことが多いので、公募要領を必ず確認してください。

佐藤
補助金エージェント編集長
申請から実際にお金が入るまでどれくらいかかりますか?

室谷
代表取締役
補助金は後払いが基本です。まず交付決定を受けてから事業を実施し、終了後に実績報告をして精算、という流れで、早くても半年は見ておいた方がいい。共同・協業型の大型補助金だと、計画の事前相談から申請、審査を経て交付決定までに3〜4カ月、事業実施期間が数カ月、精算払いまでさらに1〜2カ月。トータルで1年がかりのプロジェクトになります。資金繰りに余裕を持って臨んでください。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど、計画的に動かないといけないんですね。最後にメッセージをお願いします。

室谷
代表取締役
群馬は首都圏の巨大マーケットに近く、展示会出展のメリットが大きい土地です。補助金をうまく使えば、リスクを抑えて新規顧客を開拓できます。まずは相談窓口に足を運び、どんなメンバーと組めば10社をクリアできるか、戦略を練ってみてください。次の公募に備える動きが、半年後、1年後の売上を変えるはずです。
