
佐藤
補助金エージェント編集長
編集長の佐藤です。愛媛県でインバウンド対応を強化したい観光事業者から、補助金の相談が増えていると聞きました。具体的にどんな国の制度が使えるのか、室谷さんに教えていただきたいです。

室谷
代表取締役
株式会社MYUUUの室谷です。愛媛県にはしまなみ海道や道後温泉などインバウンドの集客力が高い観光地が多く、国の補助金と上手く組み合わせると受入環境整備が大きく進みます。まず、大規模なところでは環境省の国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業があります。こちらは上限9億9,800万円、補助率1/2(計画策定支援は2/3)と非常に手厚く、国立公園エリアの多言語サイン整備やトイレ洋式化、Wi-Fi環境整備などインバウンド対応に直結するメニューが揃っています。瀬戸内海国立公園の一角を占めるしまなみ海道周辺の宿泊施設や観光施設が活用しやすい制度です。

佐藤
補助金エージェント編集長
9億円超えですか!大型すぎてハードルが高い気もしますが、中小の宿泊事業者でも使えるものはありますか?

室谷
代表取締役
はい、宿泊施設のバリアフリーやストレスフリー対応を支援する観光庁の補助金もあります。例えば令和4年度に実施された宿泊施設インバウンド対応支援事業(バリアフリー分野)は上限500万円・補助率1/2で、客室の段差解消や手すり設置を支援。車椅子利用の外国人旅行者を受け入れる備えができます。同じくストレスフリー分野は多言語タブレット導入やキャッシュレス決済端末設置を上限150万円・補助率1/3でカバー。これらの制度は過去のものですが、類似の事業が令和7年度以降も公募される可能性が高く、環境整備に取り組むなら国の動向を定期的にチェックするのが賢明です。

佐藤
補助金エージェント編集長
なるほど。今まさに公募中のもので、インバウンド向け観光コンテンツを開発したい場合の補助金はありますか?

室谷
代表取締役
観光庁の観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業がまさにそれです。しまなみ海道のサイクリングツアーや道後温泉の文化体験プログラムなど、地域の観光資源を磨いて訪日外国人に提供する取組みを支援します。「新創出型」なら400万円までは定額補助、それを超えても事業費2,100万円まで1/2補助。最低事業費は600万円なので、しっかりした計画が必要ですが、採択枠も350〜400件と広く、愛媛の観光事業者にもチャンスがあります。締切は2026年4月2日です。

佐藤
補助金エージェント編集長
愛媛には酒蔵も多いです。インバウンド向けの酒蔵ツーリズムを始めたい場合、何か補助金はありますか?

室谷
代表取締役
国税庁の酒類業振興支援事業費補助金が使えます。例えば令和8年度第1期は、日本産酒類の海外販路拡大や酒蔵ツーリズムの推進に上限1,500万円(グループ申請)・補助率1/2(小規模事業者は2/3)で支援。英語での酒蔵見学ツアー造成や、海外向けウェブサイト構築、試飲設備の改修などに活用できます。道後温泉や大洲・内子の古い街並みと組み合わせた体験型プログラムを計画すれば、採択可能性も高まります。締切は2026年2月17日なので、準備はお早めに。

佐藤
補助金エージェント編集長
スポーツコンテンツの海外展開を考える事業者向けには何かありますか?

室谷
代表取締役
経済産業省のスポーツエンターテインメント・コンテンツ海外展開支援事業があります。上限約1.7億円、補助率は定額(実質全額補助)で、日本のスポーツリーグやクラブのコンテンツを海外に発信する事業を支援します。愛媛FCの試合映像配信や、しまなみ海道のサイクルイベントの海外プロモーションなどに活用が想定されます。ただ、大型事業が対象なので、事業規模や連携体制の構築が鍵です。

佐藤
補助金エージェント編集長
他にも、外国人旅行者が増える中で、ユニバーサルツーリズムに取り組みたいという声も聞きます。

室谷
代表取締役
高齢者や障害者を含む全ての旅行者が快適に過ごせる環境を整える観光地・観光産業におけるユニバーサルツーリズム促進事業があります。宿泊施設のバリアフリー改修や交通事業者のUD対応、観光施設の情報バリアフリー化などを支援。高齢化とインバウンドの両面でニーズが高まっており、愛媛の旅館や公共交通機関が取り組む価値は大きいです。締切は2026年5月15日です。

佐藤
補助金エージェント編集長
公募が終了したものでも、似たような制度がまた出るんですか?

室谷
代表取締役
そうです。特に環境省の国立公園等多言語解説等整備事業や国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業は、毎年度のように公募が行われています。過去には2次公募や3次公募もありました。愛媛県内の国立公園・国定公園で多言語案内板やビジターセンターの展示を充実させたい場合、最新の公募情報をこまめに収集し、計画を練っておくことが重要です。

佐藤
補助金エージェント編集長
相談窓口はどこに問い合わせればいいですか?

室谷
代表取締役
国直轄の補助金については各省庁の公募要領をご確認ください。また、愛媛県の公式サイトでは県独自のインバウンド支援策も案内されています。最新情報は愛媛県観光集客力向上支援事業のページで確認できます。各制度の詳細や申請書類の書き方で迷ったら、専門家や商工会議所にも相談しながら進めるとスムーズです。

佐藤
補助金エージェント編集長
ありがとうございます。しまなみ海道や道後温泉を抱える愛媛ならではの活用法が分かりました。

室谷
代表取締役
はい、国の制度をうまく組み合わせて、愛媛ならではのおもてなし環境を整えてください。
