京都府でホームページ制作に使える補助金比較
最近「ホームページ制作に補助金が使える」って聞くんですけど、京都府の事業者でも本当に使えるんですか?
使えます!(笑)しかも、京都府はけっこう手厚くて、国の制度と府独自の制度を組み合わせると相当な金額が賄えますよ。
大きく分けると4つのカテゴリがありますね。「国の全国一律制度」「京都府独自の制度」「京都市の制度」「市区町村ごとの制度」です。それぞれ対象経費や補助率が全然違うので、まずは全体像を整理しましょう。
補助率は制度によって1/2から2/3と幅があって、上限額は50万円から最大数億円まであります。中小企業が現実的に狙えるのは50万〜450万円くらいのレンジですね。ホームページ制作の費用がざっくり50〜200万円とすると、その半分以上が戻ってくる計算になります。
そうなんですよ。ただし「後払い」なので、一旦は全額自己負担してから補助金が振り込まれます。資金繰りには注意が必要です。| 制度名 | 補助上限 | 補助率 | 対象者 |
|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 50万円 | 2/3 | 小規模事業者 |
| IT導入補助金2026 | 450万円 | 1/2〜3/4 | 中小企業・小規模事業者 |
| 京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業 | 3,000万円 | 1/2 | 京都府内中小企業 |
| 中小企業成長加速化補助金 | 5億円 | 1/2 | 中小企業(100億宣言必須) |
| 多様な働き方推進事業費補助金 | 50〜100万円 | 1/2〜2/3 | 京都府内中小企業等 |
| 久御山町ホームページリニューアル補助金 | 10万円 | 1/2 | 久御山町内小規模事業者 |
まず国の制度から教えてください。どれが一番使いやすいですか?
ホームページ制作に直接使いやすいのは「小規模事業者持続化補助金」と「IT導入補助金」の2つです。用途が違うので、自社の状況で選ぶ感じですね。#
「持続化補助金」って名前をよく聞きますが、ホームページ制作に使えるんですか?
使えます。「販路開拓」に使う費用が対象で、ホームページ制作は販路開拓ど真ん中です。補助上限は50万円、補助率は2/3なので、75万円のホームページを作ったとしたら50万円が戻ります。
国の補助金の中ではハードルが低めです。商工会議所か商工会に「事業支援計画書」を作ってもらって、電子申請するだけ。ただ、採択には事業計画書のクオリティが問われます。「このホームページで販路をこう広げる」という具体的なストーリーが必要ですね。
今(2026年5月)はちょうど申請できる時期ですか?
IT導入補助金というのも聞きますが、こちらはホームページとどう絡みますか?
IT導入補助金はホームページだけじゃなくて、予約システムや顧客管理ソフトとセットで導入する場合に強いです。補助上限は450万円、補助率は1/2〜3/4と幅があります。
実は「デジタル化・AI導入補助金2026」という名称でリニューアルされていて、2026年からは業務改善とのセット導入が前提になっています。「ホームページを作りながら予約・問い合わせ管理も整備する」という計画だと通りやすいです。ホームページ制作会社がIT導入支援事業者に登録していれば、一緒に申請できますよ。
「事業再構築補助金」というのもよく聞くんですが、ホームページとどう関係しますか?
事業再構築補助金は、新分野展開や業態転換に取り組む事業者向けです。補助上限は最大7,000万円〜1億5,000万円と大きいんですが、「ホームページを作るだけ」では申請できません。「飲食店が食材の通販事業に新規参入し、その販売サイトを制作する」みたいな、事業再構築の一部として申請するイメージです。
なるほど、単なるリニューアルじゃなくて、事業の転換とセットなんですね。
そうです。第13回の採択企業向け交付申請は現在進行中で、今後の公募については公式サイトをチェックしてください。
事業再構築補助金の詳細はこちらで確認できます。#
これは補助上限5億円(2次公募)という破格の制度ですが、「将来の売上高100億円を目指す」という宣言をポータルに公表することが前提条件です。かなり大胆な成長計画が求められます。
国の制度はわかったんですが、京都府にしかない補助金ってあるんですか?
あります。しかも競合の少ない穴場も多い。京都府産業支援機構(KI21)が窓口になっている制度が特に使いやすいですよ。#
「エコノミック・ガーデニング」って何ですか?(笑)
名前はちょっと独特ですけど(笑)、内容はシンプルで「新商品・新サービス開発や販路開拓に取り組む京都府内中小企業を支援する制度」です。補助上限は1,000万円〜3,000万円、補助率1/2と太っ腹なんです。
直接「ホームページ制作費」として申請するのは難しいですが、「新サービスのプロモーションサイト制作」「EC構築による新販路開拓」という文脈なら対象になります。コース設定が3段階あって、事業創生コース(上限100万円)から本格事業展開コース(上限3,000万円)まで選べます。
令和7年度補正の公募期間は2026年3月30日〜5月14日でした。現在はすでに締め切り後なので、次の公募タイミングをKI21のサイトで確認しておくのがいいですよ。#
京都府が独自にやっている制度で、働き方改革に取り組む事業者を支援するものです。「誰もが働きやすい職場づくりコース」では、取組発信のためのホームページ作成費が補助対象になります。補助上限50万円(複数社共同なら100万円)、補助率1/2〜2/3です。
ホームページ制作費が直接対象になるのは珍しいですね!
そうなんです。「人材確保のためのホームページリニューアル」「採用情報発信のためのコンテンツ追加」という目的で申請できます。申請期間は2026年11月28日まで受け付けているので、今からでも間に合いますよ。
- 申請期間: 令和7年4月18日〜令和7年11月28日(予算終了次第終了)
- 補助対象: ホームページ作成費、求人媒体掲載費、PRグッズ作成費など
- 補助率: 1/2〜2/3(小規模事業者は2/3)
- 補助上限: 50万円(複数社共同は100万円)
- 問い合わせ: 京都府労働政策室 TEL 075-682-8925
あります。知名度が低い分、採択されやすいケースも多いです。京都府内で特に注目なのが久御山町です。#
久御山町って聞いたことあります!どんな内容ですか?
久御山町内の小規模事業者が対象で、「人材確保のためのホームページ制作・リニューアル」に使える補助金です。補助上限は10万円、補助率1/2とこじんまりしていますが、何と言っても狙いやすい。
小規模事業者持続化補助金か中小企業持続経営支援補助金の交付決定を受けていることが条件で、久御山町内に1年以上事業所があることが必要です。持続化補助金と組み合わせて使えるので、実質的に上乗せとして使える制度ですね。
なるほど、国の補助金と組み合わせることで実質的に補助が厚くなるんですね!
そうです。ここが「市区町村制度の賢い使い方」で、持続化補助金で50万円、久御山町の制度でさらに10万円という組み合わせが可能です。問い合わせ先は久御山町役場産業・環境政策課(TEL 075-631-9964)です。
木津川市は「産業競争力強化支援事業」でITツール導入・ネット販売・SNS活用などを支援していて、ホームページ関連も絡められます。京田辺市でも中小企業の成長支援制度があって、展示会出展や人材確保と組み合わせたホームページ整備で検討できます。各市の産業振興担当窓口に相談するのが一番確実ですよ。
補助金申請の流れ
実際に補助金で申請する場合、何から手をつければいいですか?
まず「GビズIDプライム」を取得することです。国の補助金はほぼ全部jGrants(電子申請)が前提で、GビズIDがないと申請できません。これが取得まで2〜3週間かかります。公募締切の直前に動き始めると間に合わないので、今のうちに取得しておくのを強くおすすめします。
GビズID以外に事前に準備しておくことはありますか?
持続化補助金の場合は商工会議所か商工会への相談が必須です。「事業支援計画書」を作ってもらう必要があるんですが、繁忙期は順番待ちになることもあるので早めに動くこと。
地域の商工会議所・商工会に相談(持続化補助金は事業支援計画書が必要)
ホームページ制作会社を選定(IT導入補助金の場合はIT導入支援事業者登録企業を選ぶ)
事業計画書を作成(「なぜ今ホームページか」「どう販路を広げるか」を数字で示す)
採択通知後に制作を開始(交付決定前の発注・支払いは補助対象外)
「交付決定前の発注は対象外」ってよく聞きますけど、どのくらい気をつけないといけないですか?
これが一番よくあるミスで、採択されても支払済み費用は全額対象外になります。「補助金が来たらホームページ作ろう」じゃなくて、「採択通知を受けてから発注する」という順番を絶対に守ってください。
- 採択通知前にホームページ制作を発注・支払いしてはいけない
- ドメイン費・サーバー費は多くの補助金で対象外(事前確認必須)
- 「補助金が出る」と確定する前に計画を進めすぎない
- 申請直前の駆け込みはjGrantsが混雑→書類不備が多発
一番大事なのは「なぜ今このホームページが必要か」のストーリーです。「デザインが古くなったから」じゃなくて、「スマートフォン経由の問い合わせが月10件しかないが、競合他社は月30件得ている。ホームページをリニューアルして問い合わせを月20件以上に増やし、売上を年200万円改善する」みたいに、現状→課題→数値目標という流れで書くのが大事です。
持続化補助金だと「賃上げ加点」が効きます。最低賃金より30円以上高い賃金を支払っている事業者は加点されます。IT導入補助金では「セキュリティ対策への取り組み」がポイントになることがあります。あと「GビズID取得済み」は最低条件なので、持っているだけでは加点になりませんけど、持っていないと審査にも進めません(笑)
申請書類の不備が多いと聞くんですが、よくあるミスって何ですか?
「対象外経費が混じっている」ケースが多いです。例えばドメイン費やサーバー費、保守費用は多くの制度で対象外。あとは事業計画書の数値根拠が弱い場合と、添付書類の抜け。提出前に商工会議所の担当者に一度確認してもらうのが安全です。
結局、どれを使えばいいんでしょう?比較表で整理してほしいです。
はい、整理しましょう。事業の規模・目的・タイミングで選ぶべき制度が変わります。| 制度名 | 最大補助額 | 補助率 | おすすめシーン | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 50万円 | 2/3 | シンプルなHP制作・リニューアル | 中 |
| IT導入補助金2026 | 450万円 | 1/2〜3/4 | システム連携込みのHP | 中 |
| 多様な働き方推進補助金(京都府) | 50〜100万円 | 1/2〜2/3 | 採用・人材確保のHP改善 | 低〜中 |
| 京都エコノミック・ガーデニング | 1,000〜3,000万円 | 1/2 | 新事業・新サービス展開 | 高 |
| 中小企業成長加速化補助金 | 5億円 | 1/2 | 大規模成長投資(100億宣言必須) | 高 |
| 久御山町HPリニューアル補助金 | 10万円 | 1/2 | 持続化補助金との上乗せ利用 | 低 |
じゃあ最初に狙うべきは持続化補助金とIT導入補助金の2択ですね?
そうです。多くの場合は「まず持続化補助金から」がおすすめです。金額は小さくても書類が整ってるし、採択実績が積み重なっているので次の大きな補助金申請への実績にもなります。もしシステムや予約管理も一緒に整備するなら最初からIT導入補助金で大きく取りに行く手もあります。
室谷さん、最後にまとめてください。京都府の事業者がホームページ制作で補助金を活用するためのポイントって何ですか?
3つです。まずGビズIDを今すぐ取得すること。次に事業計画書を「現状→課題→数値目標」で書くこと。そして採択通知後まで発注しないこと。この3つを守ればぐっと採択に近づきます。
できます。ただし同一の費用に対して2つ以上の補助金を使う「重複申請」はNGです。例えば「ホームページ制作費に持続化補助金を使い、別途採用専用ページの費用に京都府の多様な働き方補助金を使う」のは問題ありません。別々の事業費に別々の補助金を当てるイメージです。
まず京都商工会議所か地域の商工会。あとは公益財団法人京都産業21(KI21)。TEL 075-315-9425で無料で相談できます。補助金申請の経験がある地元のホームページ制作会社に相談するのも効果的です。
- 京都商工会議所: 補助金全般の相談(京都市内)
- 公益財団法人京都産業21: 京都エコノミック・ガーデニング等 TEL 075-315-9425
- 各市区町村の産業振興担当窓口: 地元独自の補助金情報
- 京都府労働政策室: 多様な働き方推進補助金 TEL 075-682-8925
今日はとても参考になりました。京都府内の事業者は使える制度がこんなにたくさんあるんですね。
国の制度と府独自の制度を組み合わせることで、ホームページ制作の実質負担をざっくり半分以下にできるケースも全然あります。「補助金があるから安くホームページが作れる」じゃなくて、「ビジネスの目標に合わせてホームページを設計して、その費用の一部を補助金で賄う」という発想で動くのが成功の近道です(笑)他の都道府県の補助金も比較したい方は、
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