中堅・中小企業輸出ビジネスモデル調査・実証事業費補助金(令和5年度)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
輸出支援側の民間事業者が申請主体
この補助金は輸出する中小企業ではなく、中小企業の輸出を支援するプラットフォーマーや地域商社、ITサービス企業等が申請者です。支援側のビジネスモデル構築を補助することで、中小企業の輸出拡大を間接的に促進する仕組みです。
7つのビジネスモデル類型を例示
越境ECプラットフォームの海外展開、地域産品の取りまとめ輸出、インバウンド×帰国後購買、AI・5G活用マーケティング、BtoBデジタルマッチング、貿易手続きデジタル化、メタバース・O2O活用の7類型が例示されています。これらに限定されず、革新的なモデルの提案も歓迎されます。
補助率が分野により異なる
繊維・織物/アパレルまたは化粧品分野に特化した場合は1/3、それ以外は1/2の補助率です。分野横断的な取組は1/2が適用されます。最大4,000万円という補助額は本格的な実証事業の展開に十分な規模です。
採択予定8件程度の競争型
全国公募で8件程度の採択予定であり、選定の競争率は相応に高いことが予想されます。ビジネスモデルの革新性、実現可能性、中小企業への波及効果が審査の重要ポイントとなります。
ポイント
対象者・申請資格
基本要件
- 中堅・中小企業の輸出を支援する民間事業者であること
- デジタル技術を活用した新たなビジネスモデルの実証に取り組むこと
対象ビジネスモデル例
- 越境ECプラットフォームの海外展開
- 地域商社・金融機関連携による地域産品輸出
- インバウンド客の帰国後購買促進モデル
- AI・5G活用の海外マーケティング
- BtoB商材のデジタルマッチング
- 貿易手続き・物流のデジタル化
- メタバース・O2O活用の輸出促進
対象国・地域
- 全世界が対象
- 外務省の海外危険情報レベル3以上の国は渡航を伴う事業は原則不可
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:ビジネスモデルの設計
中堅・中小企業の輸出拡大に資するデジタル活用型のビジネスモデルを具体化します。7つの例示類型を参考にしつつ、自社の強みを活かした独自性のある提案を設計してください。
ステップ2:実証計画の策定
対象国・地域、参画する中小企業、実証のスケジュール、評価指標を具体的に策定します。実証期間中に検証すべき仮説とKPIを明確にすることが重要です。
ステップ3:申請書類の準備・提出
公募要領に従い事業計画書を作成し、jGrants等の所定の方法で提出します。ビジネスモデルの革新性、中小企業への波及効果、実証後の自律的展開の見通しを具体的に記載してください。
ステップ4:審査・交付決定
8件程度の採択枠に対して審査が行われます。技術的新規性、ビジネスモデルのスケーラビリティ、中小企業輸出への実効的な貢献度が評価されます。
ポイント
審査と成功のコツ
ビジネスモデルの革新性を示す
中小企業への具体的な波及効果
実証後の自律的な事業展開
デジタル技術の具体的な活用方法
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- プロジェクトマネージャーの人件費
- エンジニア・デザイナーの人件費
- 海外マーケティング担当者の人件費
システム開発費(3件)
- プラットフォーム開発費
- アプリケーション構築費
- API連携開発費
マーケティング費(3件)
- 海外市場調査費
- プロモーション費
- 展示会出展費
旅費(2件)
- 海外出張旅費
- 国内出張旅費
委託費(3件)
- コンサルティング委託費
- 翻訳・ローカライゼーション費
- 法務・規制調査の委託費
その他経費(3件)
- 通信費
- クラウドサービス利用料
- 印刷費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地・建物の取得費
- 通常業務の一般管理費
- 飲食・接待費
- 補助事業に直接関係しない備品購入費
- 他の補助金で賄われる経費
- 消費税及び地方消費税
- 渡航制限国への渡航費
よくある質問
Q中小企業が自社の輸出のためにこの補助金を使えますか?
いいえ、本補助金は中小企業の輸出を「支援する側」の民間事業者が申請する制度です。プラットフォーム事業者、地域商社、物流IT企業、越境ECサービス提供者など、中小企業の輸出をビジネスとして支援する事業者が対象です。中小企業自身の輸出費用の補助を求める場合は、JETROの海外展開支援等をご検討ください。
Q繊維・アパレル分野の補助率が低いのはなぜですか?
繊維・織物/アパレルまたは化粧品分野に特化した取組の補助率は1/3(通常は1/2)です。これは既に当該分野向けの別の支援制度が存在することや、政策的な優先度の配分を反映していると考えられます。ただし、分野横断的に取り扱う案件であれば1/2の補助率が適用されます。
Q海外への渡航を伴う事業は可能ですか?
はい、対象国・地域は全世界です。ただし、外務省の海外危険情報レベルまたは海外感染症危険情報レベルが3以上の国については、渡航を伴う事業は原則実施不可です。渡航計画を含む場合は、最新の危険情報を確認した上で事業計画を策定してください。
Q採択された場合、実証事業の期間はどのくらいですか?
実施期間は交付決定日から当該年度末(原則として翌年3月31日)までが一般的です。4,000万円規模の実証事業を年度内に完了させる必要があるため、採択後すぐに事業を開始できる準備体制を整えておくことが重要です。具体的な期間は公募要領をご確認ください。
Q1社で複数のビジネスモデルを提案できますか?
公募要領の詳細によりますが、一般的には1申請者1件の提案が原則です。複数のビジネスモデル要素を統合した1つの提案として整理することは可能です。例えば、越境ECとインバウンド連携を組み合わせた統合型モデルなど、複数類型の要素を含む提案は検討の価値があります。
Qスタートアップ企業でも申請できますか?
はい、中堅・中小企業の輸出を支援する事業を行う(または行おうとする)民間事業者であれば、スタートアップ企業も申請可能です。むしろ、革新的なデジタル技術を持つスタートアップの参入は歓迎される傾向にあります。ただし、4,000万円規模の事業を遂行する経営基盤と実施体制があることを示す必要があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省の事業であり、同一事業・同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、実証事業に参加する中小企業側が別途、海外展開支援の補助金(JETROの補助金、中小機構の海外展開支援等)を活用することは、経費の重複がなければ問題ありません。また、本事業で構築したビジネスモデルを本格展開する際に、別の補助金(IT導入補助金等)を活用して設備投資を行うことも可能です。地方自治体の海外展開支援助成金との組み合わせは、各自治体の要綱を確認してください。
詳細説明
制度の背景
日本の中堅・中小企業の海外展開を加速するには、個社の努力だけでなく、輸出を支援するエコシステムのデジタル化が不可欠です。本補助金は、中小企業の輸出を支援する民間事業者が、デジタル技術を活用した新たなビジネスモデルを構築・実証することを支援する制度です。
対象となるビジネスモデル例
- 越境ECプラットフォーム:国内で展開するプラットフォームの海外展開により、参画企業の輸出を拡大
- 地域産品の取りまとめ輸出:地方金融機関や地域商社が連携し、デジタルプラットフォームを活用
- インバウンド×帰国後購買:訪日外国人が帰国後も日本産品を購入する仕組み
- AI・5G活用マーケティング:先端技術による効果的な海外向けプロモーション
- BtoBデジタルマッチング:機械・素材等の輸出をプラットフォームで促進
- 貿易手続きデジタル化:手続き・物流・決済のDXでコスト削減
- メタバース・O2O活用:体験価値の向上による販売促進
補助内容
補助上限額は1社あたり最大4,000万円。補助率は通常1/2ですが、繊維・織物/アパレルまたは化粧品分野に特化した取組は1/3です。採択予定件数は8件程度です。
重要な注意事項
- 申請者は「輸出する中小企業」ではなく「輸出を支援する民間事業者」
- 対象国・地域は全世界(海外危険情報レベル3以上の国は渡航不可)
- 分野横断的な取組は補助率1/2が適用
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