募集終了
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

先端技術による次世代受入環境構築事業補助金

基本情報

補助金額
4000万円
補助率: 補助対象経費の1/2以内
0円4000万円
募集期間
2023-03-31 〜 2023-06-23
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉

この補助金のまとめ

先端技術による次世代受入環境構築事業補助金は、東京都が実施する、都内の観光分野における先端技術の実装を支援する補助制度です。2者以上の都内事業者で構成される地域グループが対象で、エリア単位で複数施設が連携し、観光客の受入環境を先端技術で高度化する取組を支援します。補助率は2分の1以内、補助上限額は4,000万円と大型の補助枠が設けられています。機械設備導入費、システム等導入経費、専門家指導費が補助対象で、AI翻訳、自動チェックイン、混雑可視化、AR/VR観光案内など、テクノロジーを活用して訪日外国人をはじめとする観光客の利便性を飛躍的に向上させる取組が想定されています。単独施設の導入ではなく、エリア全体で面的に技術を展開し、地域の観光競争力を底上げする点が本事業の最大の特長です。

この補助金の特徴

1

エリア単位・複数施設連携の面的展開

本事業の最大の特徴は、単独の事業者ではなく2者以上の都内事業者で構成される地域グループが申請主体となる点です。ホテル・飲食店・商業施設・観光案内所など、エリア内の複数施設が同じ技術基盤を共有し、観光客がエリア全体でシームレスな体験を得られる環境を構築します。個別最適ではなく、地域全体最適の視点が求められます。

2

補助上限4,000万円の大型支援

1件あたりの補助上限額が4,000万円と、東京都の観光関連補助金としては大型の支援枠です。先端技術の導入はシステム開発費や機器購入費が高額になりがちですが、この規模の補助があれば、本格的な技術実装に取り組むことができます。補助率2分の1のため、事業規模としては最大8,000万円程度のプロジェクトが想定されます。

3

観光分野の新技術実装に特化

AI、IoT、AR/VR、ロボティクスなどの先端技術を観光分野に応用する取組を対象としています。多言語AI翻訳による言語バリアの解消、顔認証・QRコードを活用した非接触チェックイン、リアルタイムの混雑情報配信、ARを活用した没入型観光案内など、テクノロジーによる観光体験の革新を目指します。

4

専門家指導費も補助対象

技術導入に不慣れな観光事業者のために、専門家(ITコンサルタント、システムアーキテクト等)の指導費用も補助対象に含まれています。技術選定のアドバイスからシステム導入後の運用支援まで、専門家のサポートを受けながら確実にプロジェクトを推進できます。

ポイント

補助上限4,000万円という金額規模は、真に革新的な技術実装を求める東京都の本気度を表しています。ただし、2者以上の地域グループという要件は、参加事業者間の利害調整や技術仕様の統一など、プロジェクトマネジメントの難易度が上がります。強力な幹事企業(代表事業者)のリーダーシップとグループ内の役割分担の明確化が成功の鍵です。

対象者・申請資格

地域グループの構成要件

  • 2者以上の都内事業者で構成されること
  • 代表事業者(幹事企業)を1者定めること
  • 構成員はすべて都内で営業する事業者であること
  • 同一エリア内で連携した取組を行うこと

対象事業者の要件

  • 都内で営業する観光関連事業者(宿泊業、飲食業、小売業、交通事業者等)
  • 都内で営業する技術関連事業者(IT企業等はグループ構成員として参加可能)
  • 都税の未納がないこと
  • 反社会的勢力に該当しないこと

対象となる取組の要件

  • 観光分野における先端技術の実装であること
  • エリア単位で複数施設が連携する取組であること
  • 観光客の受入環境の向上に資する取組であること
  • 実装後の継続的な運用計画があること

対象外

  • 単独事業者による技術導入
  • 都外の事業者のみで構成されるグループ
  • 観光分野と関連のない技術導入
  • 既に導入済みの設備の更新(単なるリプレイス)

ポイント

「2者以上の地域グループ」という要件は厳格で、単に協力関係にある2社ではなく、同一エリアで連携して観光客の受入環境を向上させるという実質的な協業関係が求められます。商店街振興組合、観光協会、DMO(観光地域づくり法人)などの既存組織をベースにグループを構成するのが現実的です。IT企業もグループ構成員として参加できる点は見逃せません。

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申請ガイド

1

ステップ1:地域グループの組成

連携するエリアを設定し、参加事業者を募ります。代表事業者(幹事企業)を決定し、各構成員の役割分担を明確にします。グループ協定書の締結も必要です。観光協会やDMOが音頭を取ることで、幅広い事業者の参加を促しやすくなります。

2

ステップ2:技術ニーズの調査と技術選定

エリア内の観光課題(多言語対応、混雑、非接触対応等)を洗い出し、解決に適した先端技術を選定します。IT企業やシステムベンダーとの技術検討を行い、導入する技術の仕様・費用・効果を見積もります。

3

ステップ3:事業計画書の作成・申請

グループとしての事業計画書を作成し、東京都に申請します。技術導入の目的、期待される効果(定量的指標を含む)、導入スケジュール、費用内訳、運用体制、持続可能性の計画を記載します。

4

ステップ4:交付決定後の技術導入・実装

交付決定を受けた後、機械設備の調達、システム開発・導入、テスト運用を実施します。専門家の指導を受けながら、グループ全体での技術実装を進めます。構成員間のデータ連携やシステム統合が重要なフェーズです。

5

ステップ5:効果測定・実績報告

導入した技術の効果を定量的に測定し、実績報告書を提出します。観光客の満足度、業務効率化の度合い、多言語対応の実績など、事業計画で設定したKPIの達成状況を報告します。

ポイント

地域グループでの申請は個社申請に比べて準備に時間がかかります。グループ内の合意形成、技術仕様の統一、費用負担の按分ルール策定など、事前調整に十分な時間を確保してください。東京都産業労働局への事前相談を早期に行い、グループ構成や対象技術の適格性を確認することを強くお勧めします。

審査と成功のコツ

エリア全体の観光課題を明確化する
審査では「なぜ個別導入ではなくエリア連携が必要なのか」が問われます。例えば、商店街エリアでの統一的な多言語案内、温泉街での施設横断型のスタンプラリーアプリ、宿泊施設群での共通チェックインシステムなど、連携することで初めて実現できる価値を具体的に示してください。
定量的なKPI設定
技術導入の効果を「外国人観光客の満足度○%向上」「チェックイン所要時間○分短縮」「混雑による不満クレーム○%削減」など、定量的なKPIで示してください。漠然とした「利便性向上」ではなく、測定可能な目標を設定することで事業の実効性を訴求できます。
持続可能な運用体制の設計
補助事業終了後も技術を継続的に運用できる体制を示すことが重要です。運用費用の分担方法、システム保守の体制、技術更新の計画などを具体的に記載してください。補助金で導入して補助終了後に使われなくなるという事態は最も避けるべきです。
先進性と実現可能性のバランス
あまりに実験的な技術はリスクが高く、かといって既に広く普及した技術では先端性が不足します。導入実績のある技術を観光分野に新たに応用する、複数の技術を組み合わせて新たな体験を創出するなど、先進性と実現可能性のバランスを取った計画が高評価を得ます。

ポイント

4,000万円という大型補助のため、審査の目は当然厳しくなります。技術的な実現性はもちろん、エリア内のガバナンス体制(意思決定プロセス、紛争解決メカニズム)と、技術導入後の具体的な観光客体験の変化を「ビフォー・アフター」形式で鮮明に描くことが差別化のポイントです。

対象経費

対象となる経費

機械設備導入費(4件)
  • AIカメラ・センサー類の購入費
  • デジタルサイネージの購入費
  • 自動翻訳機器の購入費
  • ロボット・自動案内装置の購入費
システム等導入経費(5件)
  • ソフトウェア開発費
  • クラウドサービス初期導入費
  • アプリケーション開発費
  • システムインテグレーション費
  • データ連携基盤の構築費
専門家指導費(3件)
  • ITコンサルタントへの報酬
  • システムアーキテクトへの報酬
  • 技術導入アドバイザーへの報酬
設置・工事費(3件)
  • 機器設置工事費
  • ネットワーク配線工事費
  • 電源工事費
テスト・検証費(3件)
  • システムテスト費
  • ユーザビリティテスト費
  • 運用訓練費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費用・賃借料
  • 人件費(グループ構成員の従業員の給与等)
  • 汎用性のある備品(パソコン、タブレット等の汎用機器)
  • システムの月額利用料・通信回線費用(ランニングコスト)
  • 飲食費・接待費・会議時の飲食代
  • 他の補助金・助成金と重複する経費
  • 交付決定前に発生した経費
  • 既存設備の単なる更新(先端技術の導入を伴わないもの)

よくある質問

Q2者以上の地域グループとは具体的にどのような組織ですか?
A

2者以上の都内事業者が共同で取り組むグループで、既存の法人格を持つ組織(組合や協会等)でも、本事業のために新たに結成したコンソーシアムでも構いません。代表事業者(幹事企業)を1者定め、グループ協定書を締結して役割分担と費用負担を明確にします。商店街振興組合、観光協会、DMO、業種の異なる複数企業による任意グループなど、多様な形態が可能です。グループ構成員にIT企業を含めることも認められています。

QIT企業は観光関連事業者ではありませんが、グループに参加できますか?
A

はい、IT企業もグループの構成員として参加できます。本事業は先端技術の実装を目的としており、技術を提供するIT企業の参画はむしろ歓迎されます。ただし、グループの主体はあくまで観光関連事業者であり、IT企業だけでグループを構成することはできません。観光事業者が課題を提示し、IT企業が技術的ソリューションを提供するという補完的な関係が理想的です。IT企業が代表事業者となるかは公募要領で確認してください。

Q補助上限4,000万円はグループ全体ですか、構成員ごとですか?
A

補助上限4,000万円は1つの地域グループ(プロジェクト)全体に対する上限額です。構成員ごとの上限ではありません。グループ内での費用配分は構成員間で自由に設定できますが、グループ協定書に費用負担の按分ルールを明記する必要があります。補助率は2分の1以内のため、補助金4,000万円を受ける場合は対象経費の総額が8,000万円以上のプロジェクトとなります。

Q導入後のランニングコスト(月額利用料等)も補助されますか?
A

いいえ、システムの月額利用料、通信回線費用、保守契約費用等のランニングコストは補助対象外です。補助対象はあくまで初期導入に係る経費(機器購入、システム開発、設置工事、専門家指導等)に限定されます。導入後の運用費用はグループの自主財源で賄う必要があるため、申請段階で持続可能な運用費用の負担計画を策定しておくことが重要です。クラウドサービスの初期導入費は対象ですが、月額利用料は対象外です。

Q既に導入しているシステムのバージョンアップは対象になりますか?
A

既存設備の単なる更新(リプレイス)は補助対象外です。ただし、既存システムに先端技術を新たに追加し、観光客の受入環境を質的に向上させる取組であれば対象となる可能性があります。例えば、既存のチェックインシステムに顔認証機能を新たに追加する場合は、顔認証部分が新規導入として対象になり得ます。既存システムの保守や性能向上のみの更新は対象外です。新旧の機能を明確に区別して申請してください。

Qエリアの範囲に決まりはありますか?
A

エリアの範囲について厳密な地理的制限は示されていませんが、グループ構成員が連携して観光客の受入環境を向上させるという事業趣旨に照らして、合理的な範囲であることが求められます。商店街、温泉街、観光スポット周辺など、観光客が回遊する現実的なエリア設定が望ましいです。都内の離れた場所にある事業者同士がグループを組んでも、面的な連携効果が認められにくいため、地理的な近接性は実質的に重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はエリア単位の先端技術導入を支援する大型制度ですが、個別事業者の取組や運用段階の費用には別の支援制度を組み合わせることができます。東京都の「インバウンド対応力強化支援補助金」は個別の宿泊施設や飲食店の多言語対応・Wi-Fi整備等を支援しており、本補助金のエリア連携と補完的に活用できます。中小企業庁の「IT導入補助金」はITツールの導入を幅広く支援しており、グループ構成員の個別のバックオフィスシステム整備に適しています。観光庁の「観光DX推進事業」は観光分野のデジタルトランスフォーメーションを国レベルで支援する制度で、より大規模な取組や全国展開を見据えたプロジェクトに活用可能です。東京都中小企業振興公社の「デジタル技術活用推進事業」は都内中小企業のデジタル化を支援しており、グループ構成員の基盤的なデジタル化に活用できます。複数制度を併用する場合は、経費の区分を明確にし、二重計上を厳に避けてください。

詳細説明

先端技術による次世代受入環境構築事業の概要

本補助金は、東京都が都内の観光分野における先端技術の面的展開を支援する制度です。2者以上の都内事業者で構成される地域グループが、エリア単位で複数施設に先端技術を導入し、観光客の受入環境を高度化する取組を対象としています。補助率は2分の1以内、補助上限額は4,000万円です。

なぜ「エリア単位」の技術導入が必要なのか

観光客は1つの施設だけでなく、エリア全体を回遊します。個々の施設がバラバラに技術を導入しても、観光客の体験は断片的なものにとどまります。エリア全体で統一的な技術基盤を整備することで、以下の効果が期待できます。

  • シームレスな体験:多言語案内がエリア内どこでも同一品質で提供される
  • データ活用:エリア内の人流データを集約し、混雑分散やマーケティングに活用できる
  • コスト効率:共通基盤を構築することで個別導入より総コストを抑制できる
  • ブランド力向上:「テクノロジー先進エリア」としての地域ブランドが形成される

想定される先端技術の活用例

本事業で導入が想定される技術分野とその具体的な活用例を紹介します。

  • AI翻訳・多言語対応:AI搭載の自動翻訳端末をエリア内の全施設に配備し、対面での接客をリアルタイムで多言語化する
  • 混雑可視化・分散誘導:AIカメラやセンサーで各施設の混雑状況をリアルタイムに把握し、デジタルサイネージやアプリで代替施設を提案する
  • 非接触チェックイン:顔認証やQRコードによる自動チェックインシステムをエリア内の宿泊施設に共通導入する
  • AR/VR観光案内:スマートフォンのカメラをかざすと歴史的な解説や多言語ガイドが表示されるAR観光案内をエリア全体で展開する
  • キャッシュレス決済統合:エリア内の全店舗で統一的なキャッシュレス決済とポイント連携を実現する

地域グループの組成方法

グループの組成にはいくつかのパターンがあります。商店街振興組合が中心となるケース、観光協会やDMOが音頭を取るケース、大手ホテルがアンカーテナントとなり周辺施設を巻き込むケースなど、エリアの実情に応じた柔軟な組成が可能です。IT企業もグループ構成員として参加でき、技術面でのリーダーシップを発揮できます。

補助対象経費の詳細

補助対象は大きく3つに分類されます。機械設備導入費(AIカメラ、センサー、デジタルサイネージ等のハードウェア)、システム等導入経費(ソフトウェア開発、アプリ開発、システム連携等のソフトウェア)、専門家指導費(ITコンサルタント、システムアーキテクト等のアドバイザリー費用)です。ランニングコスト(月額利用料、通信費等)は対象外のため、運用費用は自主財源での手当が必要です。

成功事例のイメージ

例えば、浅草エリアの宿泊施設・飲食店・土産物店・人力車事業者がグループを組み、エリア共通の多言語AIコンシェルジュアプリを開発するケースが考えられます。アプリ上で各施設の混雑状況が確認でき、AIが最適な回遊ルートを提案、各施設では顔認証で予約情報が連携されスムーズなサービス提供が受けられる——このようなエリア横断の統合体験が本事業の目指す姿です。

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