編集長の佐藤です。今日は宮城県でDX推進を考えている企業向けに、活用できる補助金について教えてください。
室谷です。宮城県は製造業や水産加工業が集積し、復興DXを契機にデジタル化投資が加速しています。国や県の制度を組み合わせることがポイントです。今回は特に宮城県の事業者が活用しやすい補助金を中心にご紹介します。
まず、貿易関連の補助金からお願いします。宮城県には仙台港や石巻港がありますが、そういった企業向けですね。
中小企業でも2/3の補助が受けられるのは心強いですね。他にも貿易関連の補助金はありますか?
令和6年度にも同様の補助金がありました。
三次公募では上限5,000万円、
二次公募も上限5,000万円で、補助率はいずれも大企業1/2、中小企業2/3です。こちらは締切が2024年9月13日と2024年7月19日で終了していますが、参考までに。現在募集中の令和7年度版がメインです。
これらの補助金は、宮城県の水産加工業や食品製造業でも使えますか?
輸出向けの商品を扱っている企業であれば、貿易手続きのデジタル化に活用できます。例えば、輸出書類の電子化やプラットフォーム連携による業務効率化が想定されます。
次に、地域密着型のDX補助金について教えてください。
総務省の
地域社会DX推進パッケージ事業(補助事業)は、地方公共団体や地域の企業・団体がデジタル技術で社会課題を解決するための制度です。補助率1/2、締切2026年2月27日。人口減少や少子高齢化といった課題に対し、無線ネットワーク設備などのデジタルインフラ整備を支援します。
これは自治体が主体ですか?企業も申請できるのでしょうか?
地方公共団体が単独または連携して申請するケースが多いですが、地域の企業・団体も申請可能です。実際、宮城県内でも自治体と連携したプロジェクトが想定されます。
では、水産加工業の生産ラインのデジタル化にも使えますか?
例えば、無線ネットワークとセンサーを組み合わせた在庫管理システムの導入などが考えられます。補助率1/2で、上限は設定されていないため、大規模な整備にも対応可能です。
グローバル展開を視野に入れた補助金もあると聞きました。
大規模ですね。中小企業でも活用できるものはありますか?
宮城県の企業がアフリカ市場に進出するケースはまだ少ないかもしれませんが、可能性はありますね。
環境省のSHIFT事業にはいくつかDX関連の補助金があります。
DX型CO2削減対策実行支援事業(令和7年度)は、上限200万円、補助率4分の3、締切2025年8月22日。中小企業がDXシステムを使ってCO2削減に取り組む費用を支援します。自己負担が少なく、手軽に始められます。
200万円の上限でも、デジタル導入の第一歩としては十分かもしれません。
国土交通省の
建築GX・DX推進事業(令和7年度)は、建築物のLCA(ライフサイクルアセスメント)とBIMの活用を一体的に支援します。補助率は公募要領を確認する必要がありますが、設計費や建設工事費が対象になります。締切2026年2月13日。建設業界のデジタル化と脱炭素化を同時に進めたい企業に有効です。
はい、こちらは締切2025年6月30日で終了していますが、同様の内容です。他にも
省CO2型システムへの改修支援事業(令和7年度)は、工場などの設備改修でCO2削減を図るもので、上限5億円、補助率3分の1、締切2025年8月22日。DXとは直接関係ありませんが、電化や燃料転換と同時にデジタル制御を導入するケースも想定されます。
他にも宮城県で活用できる補助金があれば教えてください。
和歌山市の補助金もありますね。宮城県とは関係ないですか?
それでは、申請前に相談できる窓口を教えてください。
ありがとうございます。最後に、補助金申請を始める前に何をすればよいですか?
まずは自社の課題とデジタル化の目標を明確にすることです。その上で、該当する補助金の公募要領をよく読み、スケジュールを確認してください。専門家や相談窓口を活用すれば、スムーズに進められます。宮城県では、仙台DX推進プラットフォームなどの取り組みも進んでおり、情報収集の場として役立ちます。
ありがとうございました。ぜひ積極的に活用してください。