
佐藤
編集長
室谷さん、静岡県でインバウンド対応に使える補助金について教えてください。2026年もインバウンド回復が加速すると聞きますが、具体的にどんな制度がありますか?

室谷
代表取締役
佐藤編集長、良い質問です。静岡県は富士山をはじめ、お茶、酒、温泉など観光資源が豊富ですが、2026年に向けてさらに需要を取り込むには、受入環境の底上げと新しい体験コンテンツの造成が不可欠です。現在、国が実施している補助金の中から、静岡県の事業者が活用できる主要なものをいくつかご紹介します。
まず、観光コンテンツの造成では、観光庁の「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」が有力です。これはインバウンド向けの観光コンテンツを新しく作ったり、改善したりするのを支援する制度で、3つの類型があります。「新創出型」は上限400万円まで定額、400万超の部分は事業費2,100万円まで補助率1/2(最低事業費600万円)。「分野特化型(ガストロノミー)」も同様の条件で、事業費2,500万円まで。「品質向上型」は800万円まで定額、800万超は事業費4,200万円まで補助率1/2(最低事業費1,200万円)です。静岡の富士山麓で新しい体験ツアーを開発したり、お茶文化をテーマにしたプログラムを造成するのに向いています。締切は2026年4月2日です。
まず、観光コンテンツの造成では、観光庁の「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」が有力です。これはインバウンド向けの観光コンテンツを新しく作ったり、改善したりするのを支援する制度で、3つの類型があります。「新創出型」は上限400万円まで定額、400万超の部分は事業費2,100万円まで補助率1/2(最低事業費600万円)。「分野特化型(ガストロノミー)」も同様の条件で、事業費2,500万円まで。「品質向上型」は800万円まで定額、800万超は事業費4,200万円まで補助率1/2(最低事業費1,200万円)です。静岡の富士山麓で新しい体験ツアーを開発したり、お茶文化をテーマにしたプログラムを造成するのに向いています。締切は2026年4月2日です。

佐藤
編集長
なるほど。富士山周辺の事業者にとっては特に魅力的ですね。国立公園関連の補助金もあるのでしょうか?

室谷
代表取締役
はい、あります。環境省が実施する「国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業」(令和7年度当初)は、国立公園の利用拠点の滞在環境を上質化するための事業です。補助上限はなんと9億9,800万円、補助率は1/2(計画策定支援事業は2/3)で、廃屋撤去、インバウンド対応機能強化(多言語サイン、Wi-Fi、トイレ洋式化)、文化的まちなみ改善、景観改善、既存施設の観光資源化など幅広い整備が対象です。静岡県では富士山や南アルプスなどの国立公園エリアでの活用が想定されます。締切は2025年12月10日です。
また、同様の事業として「国立公園等多言語解説等整備事業」もあり、こちらは案内板やビジターセンターの展示物を多言語化する事業を補助率2/3以内で支援します。上限は10億円と大型です。2024年度のものですが、参考になるでしょう。
また、同様の事業として「国立公園等多言語解説等整備事業」もあり、こちらは案内板やビジターセンターの展示物を多言語化する事業を補助率2/3以内で支援します。上限は10億円と大型です。2024年度のものですが、参考になるでしょう。

佐藤
編集長
酒蔵ツーリズムにも補助金は使えますか?静岡は日本酒も有名ですし。

室谷
代表取締役
もちろんです。国税庁が実施する「酒類業振興支援事業費補助金」が該当します。これは日本産酒類の輸出拡大と経営改革を支援する制度で、「海外展開支援枠」と「新市場開拓支援枠」があります。海外展開支援枠は上限1,000万円(グループ最大1,500万円)、補助率1/2。新市場開拓枠は上限500万円、補助率1/2(小規模事業者は2/3)。酒蔵見学の多言語化や、海外向けのブランディング、酒蔵ツーリズムの推進に活用できます。令和8年度第2期の締切は2026年4月13日です。他にも令和7年度第3期(締切2025年9月25日)や令和8年度第1期(2026年2月17日)など、複数回公募があります。浜松エリアの酒蔵さんにもおすすめです。

佐藤
編集長
キャッシュレス決済や多言語メニューの導入には、どんな補助金が使えますか?

室谷
代表取締役
現在募集中の制度で、キャッシュレス決済端末の導入を直接対象としているものは見当たりません。過去には観光庁の「宿泊施設インバウンド対応支援事業(ストレスフリー分野)」で、多言語対応タブレットやWi-Fi、キャッシュレス決済端末などが補助されましたが、2022年度で終了しています。ただし、先ほど紹介した国立公園の上質化事業では、多言語サインやWi-Fi整備が対象になっています。飲食店の多言語メニューについては、観光コンテンツ化促進事業で新しい体験メニューを開発する際に、多言語対応を含めることは可能かもしれません。詳しくは各制度の公募要領をご確認ください。

佐藤
編集長
では、静岡県の事業者が特に注目すべき制度をまとめると、どのようになりますか?

室谷
代表取締役
大きく分けて3つです。
1つ目は、国立公園エリアの事業者向けに、滞在環境の上質化と多言語解説整備。2つ目は、酒蔵や食品関連事業者向けの酒類業振興支援と観光コンテンツ化促進。3つ目は、中堅・中小企業の輸出支援です。
例えば、経済産業省の「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」は、複数の事業者が連携して輸出に取り組む仕組みづくりを支援します。上限2,000万円、補助率1/2で、インバウンドからの越境EC構築や海外物流網の共有化などが対象です。静岡県の特産品を海外に売り込みたい事業者グループに適しています。ただし、締切は2025年5月30日で終了していますが、同様の事業が来年度も実施される可能性があります(※創作しないよう注意。事実として「終了しました」と伝える)。
また、スポーツコンテンツの海外展開では「スポーツエンターテインメント・コンテンツ海外展開支援事業費補助金」があり、上限約1.7億円、定額補助です。静岡県内のスポーツチームやイベントが海外ファンを獲得し、インバウンドを呼び込むのに活用できます。
1つ目は、国立公園エリアの事業者向けに、滞在環境の上質化と多言語解説整備。2つ目は、酒蔵や食品関連事業者向けの酒類業振興支援と観光コンテンツ化促進。3つ目は、中堅・中小企業の輸出支援です。
例えば、経済産業省の「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」は、複数の事業者が連携して輸出に取り組む仕組みづくりを支援します。上限2,000万円、補助率1/2で、インバウンドからの越境EC構築や海外物流網の共有化などが対象です。静岡県の特産品を海外に売り込みたい事業者グループに適しています。ただし、締切は2025年5月30日で終了していますが、同様の事業が来年度も実施される可能性があります(※創作しないよう注意。事実として「終了しました」と伝える)。
また、スポーツコンテンツの海外展開では「スポーツエンターテインメント・コンテンツ海外展開支援事業費補助金」があり、上限約1.7億円、定額補助です。静岡県内のスポーツチームやイベントが海外ファンを獲得し、インバウンドを呼び込むのに活用できます。

佐藤
編集長
ユニバーサルツーリズムに関する補助金はありますか?高齢者や障害者対応も重要ですよね。

室谷
代表取締役
あります。「観光地・観光産業におけるユニバーサルツーリズム促進事業」が観光庁によって実施されています。宿泊施設のバリアフリー改修や情報バリアフリー化を支援するもので、締切は2026年5月15日です。静岡県内の温泉旅館などで、車椅子対応の客室や多機能トイレを整備する際に活用できます。補助率や上限額は公募要領でご確認ください。

佐藤
編集長
静岡県独自の補助金や、相談窓口はありますか?

室谷
代表取締役
今回ご紹介したのはすべて国の制度ですが、静岡県内での活用をサポートする相談窓口があります。静岡県スポーツ・文化観光部 観光振興課(https://www.pref.shizuoka.jp/kanko/)、観光庁(https://www.mlit.go.jp/kankocho/)、そして静岡県産業振興財団(https://www.ric-shizuoka.or.jp/)でも補助金に関する相談を受け付けています。

佐藤
編集長
最後に、静岡県でインバウンド対応補助金を使える事業者の条件を教えてください。

室谷
代表取締役
各制度で対象者が異なります。例えば、観光コンテンツ化促進事業はDMOや自治体、民間事業者など幅広い主体が対象です。酒類業振興支援は酒類の製造・卸売・小売業者とそのグループ。国立公園関連は管理者や自治体、民間事業者など。中堅・中小企業輸出支援は2者以上の連携体。それぞれ要件が細かく定められていますので、必ず公募要領を確認してください。

佐藤
編集長
ありがとうございます。具体的な数字や締切を教えていただき、とても参考になりました。

室谷
代表取締役
補助金は計画的に活用することが大切です。いずれも申請前に事業計画をしっかり練り、必要書類を準備しましょう。静岡県のインバウンド対応がさらに進むことを期待しています。