【東北経済産業局】中小企業知的財産支援事業費補助金(令和3年度)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
2つの申請区分で幅広い支援ニーズに対応
本事業は「発展型(A)」と「定着型(B)」の2区分から選択できます。発展型は既存の知財支援施策を拡充する事業向けで補助率1/2以内(上限500万円)、定着型は先導的な知財支援の仕組みを地域に定着させる事業向けで定額(上限1,000万円)です。事業の成熟度に応じた適切な支援を受けられる点が特徴です。
東北6県の中小企業を対象とした地域密着型支援
東北経済産業局が所管する青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の6県が対象エリアです。東北地方特有の産業構造(精密機械、食品加工、伝統工芸など)に根ざした知財戦略の構築を支援機関がサポートする仕組みとなっています。
コンソーシアム形式での応募が可能
単独の産業支援機関だけでなく、複数機関がコンソーシアムを組んで応募することも認められています。幹事法人を中心に、地域の商工会議所・大学・金融機関などが連携することで、より包括的な知財支援プログラムの構築が可能です。
知的財産の保護から活用まで一貫したサポート
特許出願の支援だけでなく、取得した知的財産を事業戦略に組み込む「活用」フェーズまでをカバーしています。中小企業が知財を競争力の源泉として活かすための実践的な支援が受けられます。
ポイント
対象者・申請資格
対象者の基本条件
- 日本に拠点を有し、法人格(内国法人格)を有する産業支援機関であること
- 事業の管理運営について責任をもって実施できる事業者であること
- 本事業を的確に遂行する組織・人員・能力等を有していること
- 事業を円滑に遂行するための経営基盤と資金管理能力を有していること
対象外となるケース
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置または指名停止措置を受けている者
- 幹事法人が業務の全てを他の法人に委託する場合
- 個人事業主や法人格のない任意団体
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認と申請区分の選択
公募要領を熟読し、自機関の支援事業が「発展型(A)」と「定着型(B)」のどちらに該当するか検討します。既存施策の拡充ならA、新たな仕組みづくりならBを選択してください。
ステップ2:事業計画書の作成
支援対象となる中小企業のニーズ、具体的な支援内容、期待される成果、実施体制、経費内訳などを盛り込んだ事業計画書を作成します。
ステップ3:jGrants(電子申請)での申請
GビズIDプライムアカウントを取得し、jGrantsから電子申請を行います。申請先は東北経済産業局の知的財産室です。
ステップ4:審査・採択
書面審査およびヒアリングを経て採択が決定されます。計画の実現可能性と中小企業への波及効果が重視されます。
ステップ5:事業実施・成果報告
交付決定後に事業を開始し、実施期間終了後に成果報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
地域の知財ニーズを徹底的にリサーチする
成果指標を定量的に設定する
地域の関係機関との連携体制を構築する
定着化に向けたロードマップを示す
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(2件)
- 事業従事者の給与・手当
- 臨時雇用者の賃金
事業費(4件)
- 旅費・交通費
- 会議費・会場借料
- 印刷製本費
- 通信運搬費
謝金(2件)
- 外部専門家への謝礼
- 講師への講演料
委託費(3件)
- 知財調査の外部委託
- セミナー運営の外部委託
- システム開発の委託
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 補助金交付決定前に発注・契約した経費
- 事務所の家賃・光熱水費
- 汎用性のある備品(パソコン等)の購入費
- 交際費・飲食費
- 公租公課(消費税等)
- 借入金の支払利息
よくある質問
Q中小企業が直接この補助金に申請することはできますか?
いいえ、本補助金は中小企業が直接申請するものではなく、産業支援機関(商工会議所、公設試験研究機関、中小企業支援センターなど)が申請主体となります。中小企業の方は、お住まいの地域の産業支援機関に相談し、本事業を活用した知財支援サービスの提供について問い合わせることをお勧めします。支援機関が本事業に採択されれば、その支援プログラムを通じて知財に関するサポートを受けることができます。
Q東北6県以外の企業を対象とした支援事業でも申請できますか?
本補助金は東北経済産業局が管轄するため、主たる事業実施場所が東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)である必要があります。他の地域で事業を実施する場合は、その地域を管轄する経済産業局の同名補助金に申請してください。なお、各経済産業局ごとにjGrantsで別メニューとして掲載されていますので、申請先を間違えないよう注意が必要です。
Q発展型(A)と定着型(B)の両方に申請することはできますか?
公募要領に基づき、AまたはBのいずれかを選択して申請します。同一事業者が両区分に申請することの可否については、公募要領の詳細を確認するか、東北経済産業局の知的財産室に直接お問い合わせください。事業内容が明確に異なる場合は、それぞれの区分で別事業として申請できる可能性があります。
Qコンソーシアムで応募する場合、どのような体制が必要ですか?
コンソーシアム形式の場合、幹事法人(申請者)を1社決定する必要があります。幹事法人が応募書類の提出と事業全体の管理を行い、交付決定も幹事法人に対してのみ行われます。ただし、幹事法人が業務の全てを他の法人に委託することはできません。構成員としては、商工会議所、大学、公設試験研究機関、金融機関、弁理士事務所などが想定されます。
Q補助金の上限額はいくらですか?
申請区分によって異なります。申請区分A(中小企業支援発展型事業)は補助対象経費の1/2以内で上限500万円、申請区分B(中小企業支援定着型事業)は定額で上限1,000万円です。定額補助の場合、補助対象経費の全額が補助されますが、上限額を超える部分は自己負担となります。
Qどのような知財支援事業が採択されやすいですか?
採択のポイントは、①地域の中小企業が実際に抱える知財課題への対応であること、②支援の波及効果が大きいこと、③補助期間後も持続可能な仕組みであること、の3点です。具体的には、知財セミナーの開催、個別企業への知財コンサルティング、特許マップ作成支援、ブランド戦略構築支援、海外知財リスク対策など、実践的かつ地域のニーズに合った事業が評価されます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省の知的財産関連施策の一環であり、同一事業について国の他の補助金との重複受給はできません。ただし、異なる事業内容であれば、ものづくり補助金や事業再構築補助金など他の中小企業支援策と組み合わせて活用することは可能です。例えば、本補助金で知財支援体制を構築し、支援を受けた中小企業がものづくり補助金で新製品開発を行うといった段階的な活用が効果的です。また、INPIT(独立行政法人工業所有権情報・研修館)の知財総合支援窓口との連携により、補助事業の効果を高めることもできます。地域の産業支援機関は、複数の支援施策を組み合わせた総合的な知財支援パッケージを中小企業に提供することで、より大きな成果につなげることが期待されます。
詳細説明
事業の背景と目的
中小企業にとって知的財産は、技術力や独自性を守り、競争力を維持するための重要な経営資源です。しかし、多くの中小企業は知財に関する専門知識や人材が不足しており、適切な知財戦略の立案・実行が困難な状況にあります。本事業は、東北地方の産業支援機関が中心となって知財支援の体制を強化し、地域の中小企業が知的財産を経営に活かせる環境を整備することを目的としています。
東北地方における知財支援の重要性
東北地方は精密機械、電子部品、食品加工、伝統工芸など多様な産業を有しています。これらの産業では、製造技術のノウハウ保護、ブランド価値の確立、模倣品対策など、知的財産に関するニーズが高まっています。特に海外展開を視野に入れる企業にとって、国際的な知財保護は不可欠です。
申請区分Aと申請区分Bの違い
本事業は2つの申請区分から選択します。
- 申請区分A(中小企業支援発展型事業):既に実施している知財支援施策をさらに拡充させる事業が対象です。補助率は1/2以内で、上限額は500万円です。実績のある支援プログラムのスケールアップに適しています。
- 申請区分B(中小企業支援定着型事業):先導的な知財支援の仕組みを地域に定着させる事業が対象です。定額補助で上限額は1,000万円です。新たな支援モデルの構築や、これまで知財支援が行き届いていなかった分野への展開に適しています。
申請から採択までの流れ
申請はjGrants(補助金申請システム)を通じて電子的に行います。GビズIDプライムアカウントの取得が前提となるため、未取得の場合は早めに準備しましょう。申請書には事業計画、実施体制、予算計画、期待される成果などを詳細に記載します。審査は書面審査を中心に行われ、事業内容の妥当性、実施体制の充実度、中小企業への波及効果などが評価のポイントとなります。
問い合わせ先
東北経済産業局 地域経済部 産業技術革新課 知的財産室が窓口です。所管地域は青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県です。問い合わせはメール(tokkyo-chizai@meti.go.jp)またはFAX(022-265-2349)で受け付けています。
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