募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約30

「地域内エコシステム」技術開発・実証事業

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2020-03-25 〜 2020-04-24
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

「地域内エコシステム」技術開発・実証事業は、林野庁が推進する木質バイオマスの地域内循環利用を促進するための補助制度です。森林資源をエネルギーとして地域内で持続的に活用する「地域内エコシステム」の構築に向け、小規模な熱利用や熱電併給システムに必要な技術開発・改良・実証を支援します。再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)による大規模木質バイオマス発電の増加に伴い、燃料の輸入依存やコスト増大の課題が顕在化したことを背景に創設されました。地域の間伐材や林地残材を小規模に活用し、熱エネルギーとして地域内で消費する「地産地消」モデルの確立を目指しています。

この補助金の特徴

1

木質バイオマスの小規模熱利用に特化

大規模発電ではなく、小規模な熱利用や熱電併給に焦点を当てた補助金です。地域の温浴施設、農業用ハウス、公共施設等への木質バイオマスボイラー導入に必要な技術開発や、燃料の収集・加工・供給の効率化技術が対象となります。FIT依存からの脱却と地域内循環を目指す戦略的な位置づけです。

2

地域の関係者連携が前提の制度設計

森林所有者、林業事業者、エネルギー事業者、需要家(施設管理者等)が連携する「地域内エコシステム」の構築を前提としています。単独企業の技術開発ではなく、地域全体のサプライチェーン構築を視野に入れたプロジェクトが求められます。

3

技術開発から実証まで一貫支援

木質バイオマスの収集・運搬の効率化、チップ・ペレットの品質改善、小規模ボイラーの運転最適化など、サプライチェーン全体の技術課題を対象としています。研究開発段階から実証実験までカバーするため、技術の社会実装に直結します。

4

全国どこからでも申請可能

森林資源を有する地域であれば全国どこからでも申請できます。特に中山間地域の林業振興と地域エネルギー自給の両立を目指す自治体や事業者にとって、有効な政策手段です。

ポイント

本事業の本質は「大規模発電から小規模熱利用へ」のパラダイムシフトです。FIT制度下で木質バイオマス発電が拡大しましたが、燃料の輸入依存や林地残材の収集コスト問題が露呈しました。地域の森林資源を地域内で熱として消費する小規模モデルは、エネルギーコストと環境負荷の両面で合理的であり、今後の政策方向性とも一致しています。

対象者・申請資格

申請者の要件

  • 民間企業、大学、研究機関、地方公共団体、NPO法人等
  • 複数の主体による共同提案が推奨
  • 地域の森林資源の持続的活用に資する事業であること

対象となる取り組み

  • 木質バイオマスの収集・運搬・加工技術の開発・改良
  • 小規模熱利用システムの技術開発・実証
  • 熱電併給システムの効率化に関する技術開発
  • 地域内サプライチェーン構築のための実証事業

対象地域

  • 森林資源を有する全国の地域が対象
  • 中山間地域での取り組みが特に推奨

ポイント

本事業は単独企業の技術開発よりも、地域の関係者(森林組合、自治体、エネルギー事業者等)が連携した提案が高く評価されます。「地域内エコシステム」の名の通り、地域全体でのバイオマスエネルギー循環の仕組みづくりを示すことが採択のポイントです。

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申請ガイド

1

ステップ1:地域連携体制の構築

林業事業者、エネルギー事業者、需要家、自治体等の地域関係者と連携体制を構築します。地域の森林資源量と需要先の見通しを整理しましょう。

2

ステップ2:技術課題の特定

地域のバイオマスエネルギー利用における技術的なボトルネック(収集コスト、燃料品質、ボイラー効率等)を特定し、解決策を検討します。

3

ステップ3:提案書の作成

技術開発・実証の計画書を作成します。技術的な新規性に加え、地域内エコシステムの構築への寄与、他地域への横展開可能性を記載します。

4

ステップ4:申請提出

jGrantsでの電子申請を行います。林野庁の公募要領に従い、必要書類を提出してください。

5

ステップ5:審査・採択

有識者による審査委員会で評価されます。技術面だけでなく、地域への波及効果や持続可能性も重要な評価軸です。

ポイント

採択のためには「この技術がなぜこの地域に必要なのか」というローカルな文脈の説明が不可欠です。技術の汎用性も重要ですが、まずは特定の地域の課題を深く理解し、その解決策として技術開発を位置づけることが求められます。

審査と成功のコツ

地域の資源量調査を事前に実施
応募地域の森林蓄積量、年間の間伐材・林地残材発生量、既存の木材需要量を具体的に把握しておきましょう。需給バランスに基づいた現実的な計画であることが、審査員の信頼を得るポイントです。
需要先の確保を具体的に示す
温浴施設、農業ハウス、公共施設など、熱エネルギーの需要先を具体的に示してください。「将来の需要見込み」ではなく「この施設で○GJの熱需要がある」という具体性が重要です。既存の灯油・重油使用量からの転換計画があれば最善です。
コスト競争力の分析
木質バイオマスによる熱利用が化石燃料に対してコスト競争力を持つための条件を定量的に分析しましょう。燃料収集・加工・運搬コストの各段階でのコスト構造を明らかにすることで、技術開発の目標値が明確になります。
他地域への展開可能性
開発した技術やモデルが他の類似地域でも適用可能であることを示してください。「この技術は全国○百箇所の類似条件の地域で導入可能」といった横展開の見通しがあると、事業の社会的インパクトが高く評価されます。

ポイント

木質バイオマスの地域内利用で最も重要なのは「安定供給」と「コスト競争力」の両立です。技術的に優れていても、燃料の安定調達ができなければ事業として成り立ちません。森林組合や林業事業者との長期的な供給契約の見通しを示すことが、審査での差別化につながります。

対象経費

対象となる経費

技術開発費(4件)
  • 試作機器の設計・製造費
  • 実験用材料・消耗品
  • 分析・計測機器の使用料
  • ソフトウェア開発・改良費
実証試験費(4件)
  • 実証プラントの設置・運転費
  • 燃料の収集・加工・供給の実証費用
  • モニタリング機器の設置費
  • 性能評価・データ分析費
外注・委託費(3件)
  • 技術的な試験・分析の外注費
  • 専門家への技術指導料
  • 大学・研究機関への委託研究費
調査・設計費(3件)
  • 地域の森林資源調査費
  • 需給バランス調査費
  • システム設計・シミュレーション費
旅費(3件)
  • 研究開発に直接必要な出張旅費
  • 現地調査旅費
  • 連携先との打合せ旅費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 商用プラントの建設費
  • 汎用パソコン等の購入費
  • 人件費(自社従業員の通常業務分)
  • 間接経費(光熱水費・通信費等)
  • 燃料の商用販売に係る経費
  • 他の補助金との重複経費
  • 事業期間外に発生した経費

よくある質問

Q木質バイオマス発電も対象ですか?
A

大規模な木質バイオマス発電施設の建設は対象外です。本事業は「小規模な熱利用又は熱電併給」に特化しています。熱電併給(コジェネレーション)は対象に含まれますが、発電のみを目的とする施設は対象となりません。エネルギーの主たる利用形態が「熱」であることが要件です。

Q自治体も申請できますか?
A

はい、地方公共団体も申請可能です。むしろ、自治体が地域の関係者(森林組合、エネルギー事業者、施設管理者等)を取りまとめて申請する形態が推奨されています。自治体が主体となることで、公共施設での実証実験や地域全体の計画との整合性が取りやすくなります。

Q既存のボイラーの更新費用は対象ですか?
A

既存ボイラーの単純な更新は対象外です。本事業は「技術開発・改良・実証」が目的のため、既存技術にはない新規性や改良点があることが求められます。例えば、既存ボイラーの燃焼効率を大幅に改善する新技術の実証や、複数施設へのカスケード利用の実証などは対象となります。

Q燃料(チップ・ペレット)の製造販売だけでも申請できますか?
A

燃料の製造技術の開発・改良は対象となりますが、商用の製造販売事業自体は対象外です。例えば、地域の林地残材を効率的にチップ化する新技術の実証や、品質管理システムの開発は対象ですが、既存技術でのチップ製造は対象になりません。

Q事業期間はどのくらいですか?
A

事業期間は原則として当該年度内(採択後〜翌年3月末)ですが、実証事業の性質上、暖房シーズンをまたぐ必要がある場合等は複数年度にわたる場合もあります。詳細は公募要領で確認してください。冬季の熱需要を対象とする実証は、事業開始時期の調整が重要です。

Qどの程度の規模の「小規模」が対象ですか?
A

明確な出力規模の制限は公募要領で定められますが、概ね数百kW以下の熱出力が想定されています。FIT対象の大規模発電施設(数千kW級)ではなく、温浴施設や農業ハウス、小規模な地域暖房など、地域の需要に見合った規模が対象です。具体的な規模の要件は年度ごとの公募要領をご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は林野庁の事業であり、経済産業省のFIT関連事業や環境省の再エネ導入事業とは異なる位置づけです。同一地域で複数の省庁の事業を組み合わせることは可能ですが、経費の重複は認められません。 例えば、本事業で燃料の収集・加工技術を開発し、環境省の地域脱炭素推進交付金でボイラー設備の導入を行うといった役割分担が考えられます。また、農林水産省の山村活性化対策事業や、総務省の地方創生関連事業との連携も、地域全体の取り組みとして有効です。 自治体が主体となる場合は、過疎対策事業債や森林環境譲与税の活用との組み合わせも検討に値します。複数の財源を組み合わせることで、技術開発から設備導入、事業運営まで一貫した支援体制を構築できます。

詳細説明

「地域内エコシステム」技術開発・実証事業の概要

本事業は、林野庁が推進する「地域内エコシステム」の構築に向けた技術開発・実証を支援する事業です。地域の関係者の連携の下、熱利用又は熱電併給により、森林資源を地域内で持続的に活用する仕組みの確立を目指しています。

背景と課題

2012年の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の導入以降、大規模な木質バイオマス発電施設が全国各地に建設されました。しかし、以下の課題が顕在化しています。

  • 燃料材の需要増に伴う輸入バイオマスへの依存
  • 間伐材・林地残材の収集・運搬コストの増大
  • 大規模発電による地域外へのエネルギー流出

これらの課題を解決するため、大規模発電から小規模な熱利用・熱電併給へのシフトが求められています。

「地域内エコシステム」とは

地域の関係者(森林所有者、林業事業者、エネルギー事業者、需要家、自治体等)が連携し、以下の循環を地域内で完結させる仕組みです。

  • 森林整備:間伐等による木材の生産
  • 燃料製造:チップ・ペレット等への加工
  • エネルギー利用:熱利用・熱電併給による地域内消費
  • 利益還元:森林整備への再投資

対象となる技術開発・実証

以下の分野における小規模な技術開発・改良・実証が対象です。

  • 木質バイオマス燃料の収集・運搬の効率化技術
  • チップ・ペレットの品質管理・規格化技術
  • 小規模ボイラー・熱電併給システムの効率化
  • 熱利用と農業(ハウス暖房等)の連携技術
  • 地域内サプライチェーン管理システム

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