令和3年度補正廃プラスチックの資源循環高度化事業費補助金(令和4年度3次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
プラ資源循環法に基づく法的裏付けのある補助制度
単なる省エネ・環境補助金ではなく、令和3年施行のプラ資源循環法に基づく法的根拠を持つ制度です。同法に基づく設計指針への適合が補助条件の一つであり、法律に準拠した真剣な取組への支援という性格を持ちます。
補助上限44.9億円という大型補助金
ケミカルリサイクル・マテリアルリサイクル等の大規模なリサイクル設備投資に対応した国内有数の大型補助金です。プラント建設規模の投資を検討する大企業・中堅企業にとって特に重要な補助制度です。
3段階の取組ステージに対応
設計・製造段階(環境配慮設計)、提供段階(ワンウェイプラ使用合理化)、排出・回収・リサイクル段階(ケミカル・マテリアルリサイクル)という3つのサプライチェーンの段階それぞれを支援対象とし、企業のポジションに応じた活用が可能です。
CO2削減量の定量的証明が必須
申請時にCO2削減量の算出根拠(算出過程を含む)の明示が義務付けられており、事業完了後も実績報告が必要です。環境効果の定量的な評価・管理能力が申請・採択の前提条件となります。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体
- 全業種の法人(株式会社・合同会社・一般社団法人等)
- 個人事業主
基本要件
- 日本に拠点を有していること
- 事業を的確に遂行する組織・人員を有していること
- 事業遂行に必要な経営基盤と資金管理能力を有していること
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置または指名停止措置を受けていないこと
事業類型別の技術・法的要件
- (1)設計・製造段階:プラスチック使用製品設計指針(令和4年内閣府等告示第一号)に適合した製品であること
- (2)ワンウェイプラ段階:プラ資源循環法施行令第5条に規定する12品目(スプーン・ストロー・マドラー等)に限定
- (3)リサイクル段階:高度選別技術 かつ ケミカルリサイクル(基礎化学品へ)またはマテリアルリサイクル(高物性再生材へ)に限定
除外される取組
- プラ資源循環法の対象外となる設備・機器の導入
- (3)リサイクル段階においてサーマルリサイクル(熱回収)のみを目的とする取組
- CO2削減効果が見込めない取組
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1: 事業類型の特定
自社の取組が(1)設計・製造、(2)ワンウェイプラ提供、(3)リサイクルのどの段階に該当するかを特定します。複数の段階にまたがる場合も整理します。
ステップ2: 法的適合性の確認
対象事業類型に応じた法的要件(設計指針適合・12品目該当・リサイクル技術区分)を確認します。必要に応じて弁護士・環境コンサルタントと連携します。
ステップ3: CO2削減量の算出
補助対象設備の導入によるCO2削減量を、算出過程も含めて定量的に算出します。環境省の排出係数・業界標準の計算手法を用いた根拠を整備します。
ステップ4: 申請書類・提案書の作成
様式1(申請書)・様式2(提案書)・その他必要添付資料を作成します。提案書には事業の必要性・実施体制・費用積算・CO2削減根拠を詳細に記載します。
ステップ5: jGrantsでの電子申請と紙媒体提出
jGrantsで電子申請を行うと同時に、申請書類一式の冊子を2部作成し、1部を一般社団法人日本有機資源協会(東京都中央区)に郵送または持参(9月26日17:00必着)します。締切はjGrants・紙媒体ともに令和4年9月26日です。
ポイント
審査と成功のコツ
CO2削減効果の算出精度を高める
プラ資源循環法との整合性の明示
既存設備との差分と高度化の根拠
設備の実現可能性と調達計画
ポイント
対象経費
対象となる経費
設計費(2件)
- 環境配慮設計に係る設計費用
- リサイクルシステムの設計費用
設備費(5件)
- 環境配慮設計製品の製造設備
- ワンウェイプラの代替素材製造設備
- 廃プラ高度選別設備(AI選別・近赤外線選別等)
- ケミカルリサイクル設備(熱分解炉・ガス化炉等)
- マテリアルリサイクル設備(高品質再生材製造ライン等)
工事費(3件)
- 設備設置・据付工事費
- 既存設備の改修・撤去工事費
- ユーティリティ接続工事費(配管・電気等)
その他(1件)
- 補助事業に直接関連する諸経費(公募要領で確認)
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- プラ資源循環法の対象外となる設備・機器の取得費
- サーマルリサイクル(熱回収・燃料化)のみを目的とする設備費
- 土地・建物の取得費
- 補助対象期間外に発生した経費
- CO2削減効果が見込めない汎用的な設備の購入費
- 通常の事業運営に係る人件費・管理費(補助事業に直接従事しない部分)
- ワンウェイプラ段階においてプラ資源循環法施行令第5条の12品目以外を対象とする設備費
よくある質問
Q補助率が1/2と1/3で異なるのはなぜですか?
補助率は事業の類型・規模・申請者の属性等によって異なります。具体的な補助率の適用区分については公募要領に詳細が規定されています。一般的に、中小企業が実施する事業や革新性の高い実証事業には高い補助率が適用される場合があります。申請前に公募要領で自社の事業に適用される補助率を確認してください。
Qケミカルリサイクルとマテリアルリサイクルの違いを教えてください。
ケミカルリサイクルは廃プラを化学反応(熱分解・ガス化・解重合等)によって基礎化学品(エチレン・プロピレン等のモノマーや燃料油)に戻す技術です。マテリアルリサイクルは廃プラを溶融・成型等の物理的処理で再生プラスチック材料にする技術です。本補助金でのマテリアルリサイクルは「高物性再生材」(バージン材に近い品質)への再生に限定されており、低品質なダウンサイクルは対象外です。
Q個人事業主でも申請できますか?
本事業の応募資格は「次の要件を満たす全業種の法人及び個人事業主」とされており、個人事業主も申請対象に含まれます。ただし、補助上限が約44.9億円という大型補助金であり、実際に補助金を活用できる規模の設備投資が前提となります。個人事業主として申請する場合でも、事業を的確に遂行する体制・経営基盤の証明が必要です。
Qワンウェイプラスチックの12品目とは何ですか?
プラ資源循環法施行令第5条に規定する12品目は、飲食料品の提供等の際に消費者に無償で提供される使い捨てプラスチック製品です。具体的には、スプーン・フォーク・ナイフ・マドラー・ストロー等が含まれます(施行令で詳細を確認してください)。飲食店・コンビニエンスストア・テイクアウト食品提供事業者等が主な関係業種です。
Q申請から補助金受取までどれくらいかかりますか?
一般的な流れとして、公募締切(9月26日)→審査(数週間〜数ヶ月)→採択通知→交付申請→交付決定→事業実施→実績報告→補助金交付という手順を踏みます。大型補助金のため審査・手続きに時間がかかる場合があり、申請から補助金受取まで半年〜1年以上を要する可能性があります。設備の発注・工事は交付決定後に行うことが原則のため、スケジュール計画を事前に整理してください。
QCO2削減量の算出に公式の計算ツールはありますか?
環境省・経済産業省が公表しているCO2排出係数や業界団体の算定ガイドライン、LCAソフトウェア等を活用することが一般的です。本事業の公募要領にCO2削減量算出の考え方・要求事項が記載されている場合がありますので、まず公募要領を確認してください。専門的な計算が必要な場合は環境コンサルタントへの相談を推奨します。
Q実証実験段階の技術でも申請できますか?
本事業は「高度な資源循環の自律的取組への移行を実現する」ことを目的としており、実証段階の先進技術の設備投資も支援対象となります。ただし、申請する技術の実現可能性と商業化への道筋を説得力を持って示すことが審査通過の条件となります。全く未実証の技術よりも、小規模実証実績があり、本補助金でスケールアップを図る計画の方が採択されやすい傾向があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金(廃プラスチック資源循環高度化事業)は環境省・経済産業省が連携する大型の環境系補助事業です。他の補助金との組み合わせについては以下に注意してください。同一設備への二重補助は禁止されており、例えば省エネルギー投資促進支援事業費補助金(省エネ補助金)や脱炭素化支援機構(JICN)による出資等との経費重複に注意が必要です。ただし、本補助金の対象外となる設備(例:工場の附帯設備、IT管理システム等)については、IT導入補助金や設備投資促進税制(カーボンニュートラル投資促進税制)との組み合わせが可能な場合があります。また、大規模なリサイクル設備投資に対しては、民間金融機関のグリーンローンや政策投資銀行(DBJ)の環境格付融資との組み合わせによる資金調達の多様化も有効です。J-クレジット制度への登録によりCO2削減量をクレジット化して収益化する仕組みも補助事業と並行して検討できます。具体的な併用可否は日本有機資源協会事務局(TEL:03-3297-5618)にご確認ください。
詳細説明
プラスチック資源循環法の制定と本補助金の位置づけ
令和3年(2021年)に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ資源循環法)」が施行され、プラスチックのライフサイクル全体における資源循環が法的に推進されることとなりました。本補助金はこの法律に基づき、民間企業が廃プラスチックの高度な資源循環に必要な設備投資を行う際の費用を支援するものです。
3つの補助対象事業類型
(1)プラスチック使用製品の設計・製造段階
プラ資源循環法に基づく「プラスチック使用製品設計指針」に適合した製品の設計・製造を行うための設備投資を支援します。リサイクルしやすい素材選択・構造設計・表示の統一化等に取り組む製造業者が主な対象です。
(2)ワンウェイプラスチックの製造・提供段階
プラ資源循環法施行令第5条に規定する12品目(スプーン、フォーク、ナイフ、マドラー、ストロー、マドラースティック等)の使用合理化に取り組む企業の設備投資・実証を支援します。代替素材への移行・提供方法の変更等の実証も対象です。
(3)廃プラスチックの排出・回収・リサイクル段階
以下の高度なリサイクル技術の実証に必要な設備投資を支援します。
- ケミカルリサイクル:廃プラを化学的に分解し、基礎化学品(エチレン・プロピレン等のモノマー)に戻す技術
- マテリアルリサイクル(高物性再生材):廃プラを物理的に再処理し、バージン材に近い品質の高物性再生材を製造する技術
なお、サーマルリサイクル(廃プラを燃料として熱回収する)は本事業の対象外です。
補助金の主要条件
- 補助率:1/2以内または1/3以内(事業類型・規模により異なる。公募要領参照)
- 補助上限額:約44.9億円
- 公募期間:令和4年8月26日〜9月26日
- 申請方法:jGrants電子申請 + 紙媒体2部作成(1部日本有機資源協会へ提出)
CO2削減量の証明義務
本事業では申請時に算出過程も含むCO2削減量の根拠の明示が義務付けられています。また、事業完了後に削減量の実績を報告することも求められます。CO2削減効果の定量的な管理体制を事前に整備してください。
申請の注意点
- jGrants電子申請と紙媒体提出の両方が必要です
- 紙媒体は2部作成し、1部を日本有機資源協会(東京都中央区)に提出(9月26日17:00必着)
- 郵送・持参どちらも可能です(郵送は余裕をもって発送)
関連書類・リンク
3次公募要領(R3補正廃プラスチックの資源循環高度化事業).pdf
公募要領
交付要綱(R3補正廃プラスチックの資源循環高度化事業費補助金).pdf
交付規程
1 交付規程(R3補正廃プラスチックの資源循環高度化事業).pdf
申請様式
2 本事業の対象事業(3次公募)(R3補正廃プラスチックの資源循環高度化事業).pdf
申請様式
3 審査基準案(R3補正廃プラスチックの資源循環高度化事業).pdf
申請様式
4 jGrants事業者用マニュアル_3次公募.pdf
申請様式
5 経済産業省補助事業事務処理マニュアル.pdf
申請様式
6 経済産業省委託事業事務処理マニュアル.pdf
申請様式
申請書類関係一式.zip
申請様式
北海道の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。
北海道の給付金一覧を見る →