募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約50

【環境省】プラスチック資源・金属資源等のバリューチェーン脱炭素化のための高度化設備導入等促進事業

基本情報

補助金額
10000000.0億円
0円10000000.0億円
募集期間
2024-11-29 〜 2024-12-16
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本事業は、プラスチック資源・金属資源(アルミ・鉄・銅等)のリサイクル・再利用を行うバリューチェーン全体の脱炭素化を促進するため、製造・加工・処理工程における高度な省エネ・脱炭素化設備の導入を支援する環境省の補助事業です。プラスチックや金属の生産・リサイクルは、原料採掘から製造・廃棄・再生処理まで大量のエネルギーを消費し、多くのCO2を排出する産業です。バリューチェーンの各工程に先進的な省エネ設備・電化設備・資源循環技術を導入することで、製品ライフサイクル全体のCO2を削減し、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の実現に貢献します。特に、廃プラスチックの高度リサイクルや金属スクラップの効率的な再生処理に向けた設備高度化が重点的に支援されます。

この補助金の特徴

1

バリューチェーン全体を対象とした脱炭素化

原材料調達から製造・加工・廃棄物処理・リサイクルまで、プラスチック・金属資源のバリューチェーン全工程における高度化設備導入を支援します。特定の工程に限らず、サプライチェーン全体での脱炭素化を促進します。

2

高度なリサイクル・再生技術への投資支援

廃プラスチックのケミカルリサイクル(熱分解・ガス化等)や、金属スクラップの高純度精製技術など、従来のリサイクルを超えた高度な資源循環技術への設備投資を補助します。

3

製造工程の電化・省エネ化

プラスチック成形・金属製錬・圧延等の製造工程における燃料転換(石油・ガスから電気・水素等へ)や高効率設備への更新を支援します。製造工程のCO2を直接削減できる実効性の高い投資が対象です。

4

循環型経済(サーキュラーエコノミー)の実現

リサイクル率の向上・廃棄物発生量の削減・資源の有効活用を通じ、2050年カーボンニュートラルと資源循環型社会の同時達成を目指します。

ポイント

プラスチック・金属のリサイクル・製造に関わる企業が設備高度化を図る際に活用できます。サプライチェーン全体を対象とするため、原材料メーカーからリサイクル業者まで幅広い事業者が対象となります。

対象者・申請資格

対象事業者

  • プラスチック製品メーカー・成形加工業者
  • 金属製錬・加工・圧延メーカー
  • 廃プラスチック・金属スクラップのリサイクル業者
  • 資源回収・廃棄物処理事業者
  • これらのサプライチェーンに関与する企業・法人

対象設備・取組

  • 製造工程の電化設備(電気炉・ヒートポンプ等)
  • 高効率省エネ製造設備への更新
  • 廃プラスチックのケミカルリサイクル設備
  • 金属スクラップの高純度精製・選別設備
  • 製造ラインのエネルギー管理システム

対象地域

  • 全国(全都道府県)

ポイント

プラスチックまたは金属資源のバリューチェーンに直接関与する事業者が対象です。単なる設備更新ではなく、CO2削減効果が明確に示せる高度化設備への投資が求められます。現状設備のエネルギー消費量と導入後の削減見込みを定量的に示せる準備が必要です。

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申請ガイド

1

現状分析とCO2削減量の算定

現在の製造工程・リサイクル工程におけるエネルギー消費量・CO2排出量を把握し、導入予定設備による削減効果を算定します。

2

高度化設備の選定

省エネ効果・技術成熟度・費用対効果を考慮しながら、導入する設備を具体的に選定します。メーカーのカタログスペック・実証データを収集し、省エネ率・CO2削減率を算定します。

3

事業計画書の作成

バリューチェーン上の位置づけ・現状課題・導入設備の仕様・CO2削減効果・費用積算を記載した事業計画書を作成します。

4

電子申請の提出

jGrants等から必要書類(事業計画書・設備仕様書・見積書・決算書等)を提出します(期限:2024年12月16日)。

5

交付決定後の設備導入

採択・交付決定後に設備の発注・製造・設置を進めます。

ポイント

高度化設備は製造・調達リードタイムが長い場合があるため、交付決定後のスケジュールを事前に設備メーカーと確認しておくことが重要です。CO2削減量の算定根拠を明確にするため、現状のエネルギー使用量データを事前に整理しておきましょう。

審査と成功のコツ

CO2削減効果の高い設備に絞り込む
複数の設備導入候補の中から、単位コスト当たりのCO2削減量が最も高い組み合わせを選択します。費用対効果の高い計画は採択審査で有利に働きます。
技術の先進性・革新性のアピール
従来型リサイクルを上回る高度なケミカルリサイクルや電化技術等、先進的な取組であることを技術文書で示します。業界初・国内初の取組は特に高評価を得やすい傾向があります。
バリューチェーン全体での波及効果の示唆
自社の設備高度化が取引先・上下流サプライヤーのCO2削減にも波及する効果(Scope 3削減への貢献)を示すことで、政策的意義を強調できます。
環境省・業界団体の施策との整合性
プラスチック資源循環促進法や金属資源の国内循環強化に関する国の政策目標と自社事業の整合性を明示することで、政策的な優先度が高い事業として評価されます。

ポイント

「高度化設備」の要件を満たすために、単なる老朽設備の更新ではなく、技術的な革新性とCO2削減の実効性を両立する計画が求められます。設備メーカーの技術資料・実証データを活用して採算性と環境効果を数値で示すことが採択の鍵です。

対象経費

対象となる経費

電化・燃料転換設備(3件)
  • 電気炉・誘導加熱炉等の電化設備の購入・設置費
  • ヒートポンプ式加熱・冷却設備の導入費
  • 水素・アンモニア等の燃料転換対応設備費
高度リサイクル設備(4件)
  • 廃プラスチック熱分解・ガス化設備の導入費
  • 金属スクラップ高純度精製・選別設備費
  • マテリアルリサイクル向け高度処理設備費
  • リサイクル品の品質向上・異物除去設備費
高効率製造設備(3件)
  • 高効率プレス・押出・射出成形機の購入費
  • インバーター制御駆動システムの導入費
  • 廃熱回収・熱交換設備の導入費
エネルギー管理・計測設備(3件)
  • 製造ラインのエネルギー管理システム(EMS)導入費
  • エネルギー計測センサー・データ収集システム費
  • AIを活用した生産効率最適化システム費
付帯工事・設置費(3件)
  • 設備設置・据付工事費
  • 電気・配管工事費(設備導入に必要な範囲)
  • 試運転・初期調整費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 交付決定前に発注・着工した設備・工事費
  • 既存設備の維持管理・定期修繕費
  • CO2削減効果が認められない一般的な設備更新費
  • 土地・建物の取得費・賃借料
  • 海外での設備導入・工事費
  • 原材料・消耗品費
  • 販売・マーケティング活動費

よくある質問

Q廃プラスチックのマテリアルリサイクルとケミカルリサイクルのどちらも対象ですか?
A

マテリアルリサイクル(プラスチックを素材として再利用)とケミカルリサイクル(熱分解・ガス化等による化学原料化)の双方が対象となり得ます。ただし「高度化設備」の要件として、従来型設備より大幅にCO2削減効果が高いことを示す必要があります。ケミカルリサイクルは技術の先進性が高く、補助対象として評価されやすい傾向があります。

Q金属スクラップのリサイクル事業者も申請できますか?
A

金属スクラップ(アルミ・鉄・銅等)のリサイクル・再生処理を行う事業者も対象です。スクラップの選別・精製・溶解・加工工程における高効率設備(電気炉、高効率溶解炉、選別AI設備等)の導入が補助対象となります。バリューチェーン上の役割と、設備導入によるCO2削減効果を明確に示してください。

Q既存設備を部分的に更新する場合も対象になりますか?
A

既存の製造ラインの一部設備を高度化設備に置き換える部分更新も対象となり得ます。ただし、更新部分が全体のCO2削減にどれだけ寄与するかを明確に算定する必要があります。生産ライン全体の中での位置づけと、更新設備のボトルネック解消・省エネ効果を具体的に示してください。

Q中小規模のリサイクル業者でも申請できますか?
A

中小企業・小規模事業者も申請対象です。ただし、補助金申請に必要な書類(決算書・設備仕様書・CO2削減算定書等)の作成能力と、交付決定後の実績報告体制が必要です。中小企業の場合、地域の商工会・商工会議所や中小企業診断士等の支援機関を活用して申請書類の作成支援を受けることをお勧めします。

Q複数拠点(工場)の設備を一括申請できますか?
A

複数拠点での設備導入を一つの補助事業として申請できるかどうかは公募要領の規定によります。各拠点ごとに独立した設備導入計画として申請する形式が一般的です。複数拠点を一括申請する場合は、各拠点の設備仕様・CO2削減効果・費用積算を個別に明示した上で、事業全体の一体性(バリューチェーン上の連携等)を説明することが求められます。

Q設備導入後のCO2削減量の報告はどのように行いますか?
A

補助事業完了後は、設備の稼働実績(エネルギー消費量・生産量等)のデータを記録し、CO2削減量を算定した完了報告書を提出します。計量法に基づく計測機器を使用するか、電力会社の使用電力量データを活用してエネルギー消費量を把握します。実測値が申請時の見込みと大きく乖離する場合は、その原因と対策も報告に含めることが求められます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はプラスチック・金属資源のバリューチェーン脱炭素化に特化していますが、経済産業省の「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」と対象設備が重複する場合は二重補助として申請できません。一方、環境省内の他の補助事業(再エネ導入、ZEB化等)とは対象設備・事業者が異なるため、同一法人が異なる設備に対して並行申請できる可能性があります。プラスチック資源循環促進法に基づく取組との組み合わせにより、法規制対応と補助活用を同時に進めることが可能です。中小企業向けには経産省の「ものづくり補助金」(設備投資)や「グリーンイノベーション基金」との棲み分けも検討の価値があります。また、J-クレジット制度を活用してCO2削減量をクレジット化し、追加収益を得ることも可能です。補助事業で導入した設備により生み出されたCO2削減量のJ-クレジット申請については、補助事業の実施要件との整合を事前確認することをお勧めします。

詳細説明

事業の背景:プラスチック・金属資源のCO2排出課題

プラスチック製品と金属製品は現代産業の基盤材料ですが、その製造・加工・廃棄処理の各工程で大量のエネルギーを消費し、日本の産業部門のCO2排出量に大きく貢献しています。特にアルミニウム製錬・鉄鋼製造・プラスチック成形工程は熱エネルギー消費が多く、脱炭素化が課題となっています。

バリューチェーン脱炭素化とは

「バリューチェーン脱炭素化」とは、原材料調達→製造・加工→流通→使用→廃棄・リサイクルという製品のライフサイクル全体でCO2を削減することを指します。自社の製造工程だけでなく、取引先・消費者まで含めたサプライチェーン全体での削減(Scope 3対応)が求められる時代になっています。

高度化設備の具体例

  • 廃プラのケミカルリサイクル設備:廃プラスチックを熱分解・ガス化し、原料・燃料・化学品として再利用
  • 電気炉による金属精製:石炭・コークスを使用する高炉から電気炉への転換によるCO2削減
  • インバーター制御の製造設備:成形機・プレス機の駆動を最適化し、電力消費量を大幅削減
  • 廃熱回収システム:製造工程の排熱を回収して別の加熱工程に再利用

申請の留意点

本事業では「高度化設備」であることが要件となります。単なる老朽設備の更新ではなく、現状より大幅にCO2排出量を削減できる技術的に先進的な設備への投資が求められます。設備のエネルギー効率・CO2削減率について、カタログ値のほか可能であれば実証データを用いて説得力ある数値を示してください。

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